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SPAN セッションの制限については、『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Verified Scalability Guide』を参照してください。
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ライン カードごとの SPAN セッションの数は、同じインターフェイスが複数セッションの双方向送信元として設定されている場合は、2 に減少します。
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1 つのフォワーディング エンジン インスタンスで 4 つの SPAN セッションがサポートされます。Cisco Nexus 9300 シリーズ スイッチの場合は、最初の 3 つのセッションに双方向送信元が含まれていると、4 番目のセッションのハードウェア リソースは Rx 送信元専用になります。この制限は、SPAN 送信元のフォワーディング エンジン インスタンス マッピングに応じて、Cisco Nexus 9500 シリーズ スイッチにも適用される場合があります。
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SPAN は、管理ポートではサポートされません。
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Cisco Nexus 9300 シリーズ スイッチは、Tx SPAN を 40G アップリンク ポートでサポートしません。
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Cisco Nexus 9300 シリーズ スイッチ 40G アップリンク インターフェイスの SPAN コピーは、Rx 方向にスパンする際に dot1q 情報を取り逃がします。
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スイッチ インターフェイスのアクセス ポートの出力 SPAN コピーには、常に dot1q ヘッダーがあります。
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VLAN は、SPAN 送信元またはフィルタとして使用される場合、属することができるのは 1 つのセッションだけです。
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VLAN 送信元は Rx 方向でのみスパンします。
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スーパーバイザ生成の Stream Of Bytes Module Header(SOBMH)パケットには、インターフェイスから出力されるための情報がすべて含まれており、SPAN および ERSPAN を含めた、ハードウェア内部でのフォワーディング ルックアップはすべてバイパス可能です。パケットのブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)クラスおよびレイヤ 3 インターフェイスでの CPU 生成のフレームは、SOBMH を使用して送信されます。
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ポート チャネルが SPAN の宛先として使用される場合、これらがロード バランシング用に使用するメンバーは 8 未満です。
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フィルタ アクセス グループの統計情報はサポートされません。
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SPAN セッションでの access-group フィルタは、vlan-accessmap として設定する必要があります。
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セッション フィルタリング機能(VLAN または ACL フィルタ)は、Rx 送信元でのみサポートされます。
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すべてのスパンのレプリケーションはハードウェアで行われます。スーパーバイザ CPU は関与しません。
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1 つの SPAN セッションには 1 つの宛先ポートのみを設定できます。
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宛先ポートは、一度に 1 つの SPAN セッションだけで設定できます。
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ポートをソース ポートと宛先ポートの両方として設定することはできません。
SPAN は、N9K-X9408PC-CFP2 ライン カード ポートの宛先をサポートしません。
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SPAN 宛先ポートへの VLAN ACL リダイレクトはサポートされません。
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VLAN および ACL フィルタは、FEX ポートではサポートされません。
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双方向 SPAN セッションで使用される送信元が同じ FEX から出されている場合、ハードウェア リソースは 2 つの SPAN セッションに限定されます。
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SPAN セッションに、送信方向または送信および受信方向でモニタされている送信元ポートが含まれている場合、パケットが実際にはその送信元ポートで送信されなくても、これらのポートを受け取るパケットが SPAN の宛先ポートに複製される可能性があります。ソース ポート上でのこの動作の例を、次に示します。
- フラッディングから発生するトラフィック
- ブロードキャストおよびマルチキャスト トラフィック
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不明ユニキャストでフラッディングされたパケットのルーティング後のフローは SPAN セッションに置かれますが、これはフローが転送されるポートをモニタしないよう SPAN セッションが設定されている場合であっても同様です。この制限は、ネットワーク フォワーディング エンジン(NFE)と NFE2 対応 EOR スイッチおよび SPAN セッションで TX ポートの送信元を持つものに適用されます。
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VLAN SPAN がモニタするのは、VLAN のレイヤ 2 ポートが受信するトラフィックだけです。
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VLAN は、入力方向のみの SPAN 送信元としてサポートされます。
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FEX ポートが SPAN 送信元としてサポートされるのは、入力方向についてはすべてのトラフィックに対してですが、出力方向については既知のレイヤ 2 ユニキャスト トラフィックだけです。
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SPAN セッションを設定できるのはローカル デバイス上だけです。
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SPAN はレイヤ 3 モードでサポートされます。ただし、SPAN は、レイヤ 3 サブインターフェイスやレイヤ 3 ポート チャネル サブインターフェイスではサポートされません。
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Cisco NX-OS は、送信元インターフェイスがホスト インターフェイス ポート チャネルでないときは、リンク層検出プロトコル(LLDP)またはリンク集約制御プロトコル(LACP)パケットをスパンしません。
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SPAN セッションは、セッションの送信元がスーパーバイザのイーサネット インバンド インターフェイスの場合、ARP 要求および Open Shortest Path First(OSPF)プロトコル hello パケットのようなスーパーバイザに到達するブロードキャストまたはマルチキャスト MAC アドレスを持つパケットをキャプチャできません。これらのパケットをキャプチャするには、SPAN セッションの送信元として物理インターフェイスを使用する必要があります。
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Cisco NX-OS リリース 7.0(3)I4(1) 以降では、同じ送信元が複数のセッションに属することができます。
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Cisco NX-OS リリース 7.0(3)I4(1) 以降では、Cisco Nexus 9300 および 9500 シリーズ スイッチで同じ送信元の複数の ACL フィルタをサポートします。
次の注意事項と制約事項は、Cisco Nexus 9200 シリーズ スイッチに適用されます。
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UDF ベース SPAN は、Cisco NX-OS リリース 7.0(3)I4(1) 以降でサポートされます。
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Tx SPAN は、マルチキャスト、未知のマルチキャスト、およびブロードキャスト トラフィックではサポートされません。
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SPAN 送信元と宛先が同じスライスにあり、スライスに転送インターフェイスがない場合、Rx SPAN はマルチキャストでサポートされません。これがサポートされるのは、スライスに転送インターフェイスがあるか、あるいは SPAN の送信元と宛先が異なるスライスにある場合です。
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同じスライスにある複数の出力ポートで出力 SPAN トラフィックの輻輳が生じると、これらの出力ポートではライン レートを得られません。
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ACL フィルタを使用した、親インターフェイスでのサブインターフェイス トラフィックのスパンは、サポートされません。
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CPU SPAN 送信元は、Rx 方向(CPU からの SPAN パケット)でのみ追加できます。
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複数の ACL フィルタは、同じ送信元ではサポートされません。
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CPU への SPAN パケットはレート制限されており、インバンド パスでドロップされます。レート制限の変更は、hardware rate-limiter span コマンドで行えます。スーパーバイザの SPAN コピーの分析は、ethanalyzer local interface inband mirror detail コマンドで行えます。