USB 3.0 SSD
Cisco IOS XE Fuji 16.9.1 では、USB 3.0 SSD のサポートが Cisco Catalyst 9300 シリーズ スイッチ で有効になっています。USB 3.0 SSD は、アプリケーションをホストするための追加の 120 GB ストレージを提供します。Cisco IOS XE Fuji 16.9.6 では、USB 3.0 SSD のストレージ容量が 240 GB に増加します。アプリケーションはカーネル仮想マシン(KVM)、Linux Containers(LXC)、または Docker コンテナでホストできます。ストレージドライブを使用して、パケットキャプチャ、オペレーティングシステムによって生成されたトレースログ、およびサードパーティ アプリケーションを保存することもできます。USB 3.0 SSD は、汎用ストレージデバイスとして、およびアプリケーション ホスティング デバイスとして同時に使用できます。Cisco USB ドライブのみを使用する必要があります。シスコ以外の USB ドライブはサポートされていません。
(注) |
USB 3.0 SSD は、イメージのブート、イメージの緊急インストール、または(ソフトウェア メンテナンス アップデート(SMU または install ))コマンドを使用した内部フラッシュのアップグレードには使用できません。USB 3.0 SSD のブートローダーサポートは使用できません。 |
USB 3.0 SSD は、ドライブのヘルスモニタリング用に Self-Monitoring、Analysis and Reporting Technology(SMART)機能が有効になっています。S.M.A.R.T の目的は、ドライブの信頼性のモニター、ドライブ障害の予測、さまざまなタイプのドライブセルフテストを実行することです。SMART Disk Monitoring Daemon(smartd)は、USB 3.0 SSD を挿入した直後に有効になり、/crashinfo/tracelogs/smart_errors.log に警告とエラーのロギングを開始します。これらの警告とエラーは、コンソールにも表示されます。USB 3.0 SSD を取り外すと、smartd は動作を停止します。
USB 3.0 SSD は、柔軟なストレージ構成を提供する Field Replaceable Unit(FRU)としてサポートされています。最初に PC で SSD を使用する場合、USB 3.0 SSD のデフォルトパーティションが、すべてのファイルシステムをサポートする PC によって作成されます。スイッチで SSD を最初に使用する場合、EXT4 ファイルシステムをサポートするためにドライブの 1 つのパーティションが作成されます。