Cisco UCS S3260 ストレージ サーバ用 Cisco UCS C3X60 M3 サーバ ノードのためのサービス ノート
Cisco IMC GUI を使用したサーバ ノードのシャットダウン
サーバ ノードの電源ボタンを使用したサーバ ノードのシャットダウン
サーバ ノードからの Cisco IMC 構成のエクスポート
C3X60 M3 サーバ ノード内の CPU およびヒートシンクの交換
サーバ ノードの RMA 交換で注文する、追加の CPU 関連パーツ
C3X60 M3 サーバ ノード内の内部 USB ドライブの交換
C3X60 M3 サーバ ノード内の Trusted Platform Module(TPM)の取り付け
C3X60 M3 サーバ ノード内のストレージ コントローラ カードの交換
Cisco UCS 12G SAS RAID コントローラの仕様
LSI 組み込み MegaRAID Configuration Utility の起動
Windows および Linux での LSI MegaSR ドライバのインストール
C3X60 M3 サーバ ノード ボードのサービス ヘッダーの位置
このドキュメントでは、サーバ ノードの設置および内部サーバ ノード コンポーネントの交換について扱っています。
■Cisco UCS C3X60 M3 サーバ ノードの概要
■C3X60 M3 サーバ ノードの内部コンポーネントの交換
■関連資料
■外部機能
■ボタン
Cisco Integrated Management Controller(Cisco IMC)インターフェイスか、サーバ ノード前面にある電源ボタンのいずれかを使用して、サーバ ノードのグレースフル シャットダウンまたはハード シャットダウンを実行できます。
Cisco IMC GUI を使用してサーバ ノードをシャットダウンするには、次の手順を実行します。
1. ブラウザでシステムの管理 IP アドレスを使用して、Cisco IMC GUI にログインします。
2. [Navigation] ペインの [Chassis] メニューをクリックします。
3. [Chassis] メニューの [Summary] をクリックします。
4. 作業ウィンドウ上部のツールバーで、[Host Power] リンクをクリックします。
[Server Power Management] ダイアログが開きます。このダイアログには、システム内にあるすべてのサーバが表示されます。
5. [Server Power Management] で、シャットダウンするサーバに関して次のいずれかのボタンを選択します。
注意: データの損失やオペレーティング システムへの損傷が発生しないようにするために、必ずオペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを実行するようにしてください。ファームウェアや BIOS のアップグレードが進行中のときは、サーバの電源を切らないでください。
■[Shut Down]:オペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを実行します。
■[Power Off]:選択したサーバでタスクが実行中でも、電源を切ります。
[Chassis Status] ペインで、取り外すサーバ ノードの [Power State] が [Off] と表示されている場合は、安全にサーバ ノードをシャーシから取り外せます。
シャーシからサーバ ノードを安全に取り外せる状態になると、サーバ ノード前面の物理的な電源ボタンもオレンジに変わります。
サーバ ノードの物理的な 電源 ボタンを使用して、サーバ ノードをシャットダウンするには、次の手順を実行します。
1. サーバ ノードの電源ステータス LED(図 1 を参照)の色を確認します。
■緑:サーバ ノードの電源がオンになっています。ステップ 2 に進みます。
■オレンジ:サーバ ノードの電源がオフになっています。シャーシからサーバ ノードを安全に取り外せます。
2. 次のようにして、グレースフル シャットダウンまたはハード シャットダウンを実行します。
注意: データの損失やオペレーティング システムへの損傷が発生しないようにするために、必ずオペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを実行するようにしてください。ファームウェアや BIOS のアップグレードが進行中のときは、サーバの電源を切らないでください。
■ グレースフル シャットダウン: 電源 ボタンを押して放します。ソフトウェアがサーバ ノードのグレースフル シャットダウンを実行します。
システムは、各種の事前構成された C3X60 M3 サーバ ノードと一緒に注文できます。サーバ ノードによっては、同じシステム内で異なるサーバ ノードと混在させることができません。注文可能なサーバ ノード PID を参照している、次の規則に注意してください。
■同じ Cisco UCS S3260 システム内に C3X60 M3 サーバ ノードと C3X60 M4 サーバ ノードを混在させないでください。M4 サーバ ノードは背面パネルの「M4 SVRN」というラベルで確認できます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) より前:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、ベイ 1 に取り付けます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) 以降:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、どちらのサーバ ベイにも取り付けることができます。
(注): サーバ ノードがインストールされているベイには、対応する SIOC が必要です。つまり、ベイ 1 のサーバ ノードは SIOC スロット 1 の SIOC とペアにする必要があります。ベイ 2 のサーバ ノードは SIOC ベイ 2 の SIOC とペアにする必要があります。
■UCSC-C3X60-SVRN1 は、他のサーバ ノードと混在させることはできません。
■以下の 2 行目に記載されているサーバ ノードは、3 行目に記載されているサーバ ノードと混在させることはできません。
■2 行目に記載されているサーバ ノード同士は混在させることができます。
■3 行目に記載されているサーバ ノード同士は混在させることができます。
2. UCSC-C3X60-SVRN2、UCSC-C3X60-SVRN3、UCSC-C3X60-SVRN4、UCSC-C3X60-SVRN5
サーバ ノードにはシステムの背面からアクセスするため、ラックからシステムを引き出す必要はありません。
注意: 交換後の新しいノードで以前と同じ構成を使用する場合は、サーバ ノードを交換する前に、ノードから Cisco IMC 構成をエクスポートして保存してください。サーバ ノードの設置後に、保存した構成を新しく交換したノードにインポートできます。
1. 任意:交換するサーバ ノードから Cisco IMC 構成をエクスポートして、交換後のサーバ ノードにインポートできるようにします。この場合、サーバ ノードからの Cisco IMC 構成のエクスポートの手順に従ってから、次のステップに戻ってください。
(注): 次の手順では、シャーシの電源をオフにする必要はありません。取り外す前にサーバ ノードの電源がシャットダウンされていれば、シャーシの電源は入れたままで交換できます。
2. C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。
a. 2 本のイジェクト レバーをつかんでラッチをつまみ、レバーを放します(図 1 を参照)。
b. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。
a. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。以下の構成ルールに注意してください。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) より前:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、ベイ 1 に取り付けます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) 以降:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、どちらのサーバ ベイにも取り付けることができます。
b. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。
c. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
6. 新しいサーバ ノードで初期セットアップを行って、IP アドレスを割り当て、必要に応じてその他のネットワーク設定を構成します。『Cisco UCS S3260 Storage Server Installation and Service Guide』の「Initial System Setup」を参照してください。
7. 任意:ステップ 1 で保存した Cisco IMC 構成をインポートします。この場合、サーバ ノードへの Cisco IMC 構成のインポートの手順に従います。
この操作は、Cisco IMC の GUI または CLI いずれかのインターフェイスを使用して実行できます。以下の手順では、例として CLI コマンドを使用します。詳細については、 Configuration Guides ページに用意されている CLI および GUI ガイドの「 Exporting a Cisco IMC Configuration 」を参照してください。
1. 交換するサーバ ノードの IP アドレスおよび CLI インターフェイスにログインします。
3. ユーザ名、パスワード、およびパス フレーズを入力します。
これにより、エクスポートするファイルにユーザ名、パスワード、およびパス フレーズが設定されます。エクスポート操作は、パス フレーズ(任意の値を設定できます)を入力した後に開始されます。
エクスポート操作が正常に完了したかどうかを確認するには、show detail コマンドを使用します。操作を中止するには、CTRL+C を入力します。
以下に、エクスポート操作の例を示します。この例では、TFTP プロトコルを使用して、構成を IP アドレス 192.0.2.34 のファイル /ucs/backups/cimc5.xml にエクスポートします。
この操作は、Cisco IMC の GUI または CLI いずれかのインターフェイスを使用して実行できます。以下の手順では、例として CLI コマンドを使用します。詳細については、 Configuration Guides ページに用意されている CLI および GUI ガイドの「 Importing a Cisco IMC Configuration 」を参照してください。
1. 新しいサーバ ノードの CLI インターフェイスに SSH でログインします。
3. ユーザ名、パスワード、およびパス フレーズを入力します。
ユーザ名、パスワード、およびパス フレーズは、エクスポート操作で使用したものと同じでなければなりません。インポート操作は、パス フレーズを入力した後に開始されます。
以下に、インポート操作の例を示します。この例では、TFTP プロトコルを使用して、IP アドレス 192.0.2.34 のファイル /ucs/backups/cimc5.xml から構成をサーバ ノードにインポートします。
■C3X60 M3 サーバ ノード内の CPU およびヒートシンクの交換
■C3X60 M3 サーバ ノード内の内部 USB ドライブの交換
■C3X60 M3 サーバ ノード内の Trusted Platform Module(TPM)の取り付け
■C3X60 M3 サーバ ノード内のストレージ コントローラ カードの交換
(注): システムの背面からサーバ ノードを取り外す場合に、システムをラックの外にスライドさせる必要はありません。
1. C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。
a. 2 本のイジェクト レバーをつかんでラッチをつまみ、レバーを放します(図 1 を参照)。
b. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。
a. ラッチ ハンドルを元の位置に持ち上げます(図 3 を参照)。
b. ラッチ ハンドルを 90 度回転させ、ロックを解除します。
c. カバーを後方に(背面パネル ボタンに向けて)スライドさせ、サーバ ノードから持ち上げます。
a. サーバ ノードにカバーを固定し、約 1 インチ後方にオフセットを設定します。カバーの内側の穴は、サーバ ノード ベースのトラック内に設定する必要があります。
c. ラッチ ハンドルを 90 度回転させ、ロックを閉めます。
a. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。
b. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。
c. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
図 3 Cisco UCS C3X60 M3 サーバ ノードの上部カバー
サーバ ノード ボードの端に内部診断 LED があります。これらの LED はサーバ ノードがシャーシから取り外されている間、AC 電源が取り外されてから最大 30 秒間表示されます。
各 DIMM、各 CPU、RAID カード、および各システムの I/O コントローラ(SIOC)に対応する、障害 LED があります。
1. シャット ダウンし、システムからサーバ ノードを取り外します(C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウン を参照)。
(注): ボードの端にある LED を確認する場合は、サーバ ノード カバーを取り外す必要はありません。
2. システムからサーバ ノードを取り外してから 30 秒以内にサーバ ノード ユニット識別ボタン(図 4 を参照)を押したままにします。
障害 LED がオレンジ色に点灯すると、コンポーネントに障害があることを示します。
図 4 Cisco UCS C3X60 M3 サーバ ノードの内部コンポーネント
サーバ ノード ボードには DIMM ソケットが 16 個あります。
注意: DIMM とそのソケットは壊れやすいので、取り付け中に損傷しないように、注意して取り扱ってください。
注意: シスコではサードパーティ製の DIMM はサポートしていません。システム内に他社の DIMM を使用すると、システムに問題が発生したり、マザーボードを損傷する可能性があります。
(注): システム パフォーマンスを最大限に引き出すには、メモリの取り付けまたは交換を行う前に、メモリ パフォーマンスに関するガイドラインと装着規則を熟知している必要があります。
図 5 に、C3X60 M3 サーバ ノード ボード上の DIMM ソケットと、どのように番号が付けられているかを示します。
■1 台のサーバ ノードに 16 個の DIMM ソケットがあります(各 CPU に 8 個ずつ)。
■チャネルは、図 5 に示す文字でラベル付けされています。
たとえば、チャネル A = DIMM ソケット A1、A2。
■各チャネルに 2 個の DIMM ソケットがあります。チャネルの青いソケットは常にソケット 1 になります。
図 5 Cisco UCS C3X60 M3 DIMM と CPU の番号付け
DIMM の取り付けまたは交換を行うときは、次のガイドラインに従ってください。
■最適なパフォーマンスを実現するには、CPU とすべてのチャネルの両方に DIMM を均一に分散します。
■ 各 CPU の DIMM ソケットに同じものを装着します。 最初に青い DIMM 1 ソケットに装着し、次に黒い DIMM 2 スロットに装着します。たとえば、次の順序で DIMM スロットに装着してください。
■表 2 に示されている DIMM の混在使用の規則に従ってください。
メモリのミラーリング モードをイネーブルにすると、メモリ サブシステムによって同一データが 2 つのチャネルに同時に書き込まれます。片方のチャネルに対してメモリの読み取りを実行した際に訂正不可能なメモリ エラーによって誤ったデータが返されると、システムはもう片方のチャネルからデータを自動的に取得します。片方のチャネルで一時的なエラーまたはソフト エラーが発生しても、ミラーリングされたデータは影響を受けず、動作は継続します。
メモリのミラーリングを使用すると、2 つの装着済みチャネルの一方からしかデータが提供されないため、オペレーティング システムで使用可能なメモリ量が 50 % 減少します。
ロックステップ チャネル モードをイネーブルにする場合、各メモリ アクセスは 4 つのチャネルに渡る 128 ビット データ アクセスになります。
ロックステップ チャネル モードでは、CPU 上の 4 つのメモリ チャネルすべてにサイズおよび製造元が同じものを装着する必要があります。1 つのチャネル内の DIMM ソケットへの装着の場合は同一である必要はありませんが、4 つのチャネルの同じ DIMM スロット位置には同じものを装着する必要があります。
たとえば、ソケット A1、B1、C1、および D1 の DIMM は同一である必要があります。ソケット A2、B2、C2、および D2 の DIMM は同じである必要があります。ただし、A1、B1、C1、D1 の DIMM が、A2、B2、C2、D2 の DIMM と同一である必要はありません。
1. C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。
a. 2 本のイジェクト レバーをつかんでラッチをつまみ、レバーを放します(図 1 を参照)。
b. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。
3. C3X60 M3 サーバ ノードの上部カバーの取り外しの説明に従って、サーバ ノード カバーを取り外します。
4. 障害が発生している DIMM を確認し、DIMM ソケットの両端にあるイジェクト レバーを開いて、ライザー上のソケットから該当 DIMM を取り外します。
(注): DIMM を取り付ける前に、装着に関するガイドラインを参照してください。DIMM パフォーマンスに関するガイドラインおよび装着規則を参照してください。
a. 新しい DIMM とライザー上のソケットの位置を合わせます。DIMM ソケット内のアライメント キーを使用して、DIMM を正しい向きに配置します。
b. DIMM がしっかり装着され、ソケットの両側にあるイジェクト レバーが所定の位置に固定されるまで、DIMM をソケットに押し込みます。
6. C3X60 M3 サーバ ノードの上部カバーの取り外しの説明に従って、サーバ ノード カバーを交換します。
a. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) より前:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、ベイ 1 に取り付けます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) 以降:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、どちらのサーバ ベイにも取り付けることができます。
b. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。
c. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
各サーバ ノードの内部に CPU が 2 台ずつあります。CPU は、サーバ ノード用に別個にスペア化されてはいませんが、障害の発生しているサーバ ノードから新しいサーバ ノードに CPU を移動させなければならない場合があります。
■サーバ ノードでは、2 個の CPU を動作させる必要があります。C3X60 M3 サーバ ノードの CPU の番号付けについては、図 5 を参照してください。
注意: CPU とそのマザーボード ソケットは壊れやすいので、取り付け時にピンを損傷しないように、注意して取り扱ってください。CPU はヒートシンクとそれぞれの熱パッドとともに取り付け、適切に冷却されるようにする必要があります。CPU を正しく取り付けないと、システムが損傷することがあります。
注意: この手順で使用されるピックアンドプレース ツールは、マザーボードと CPU 間の接続ピンの損傷を防ぐために必要です。この手順を実行する場合は、各 CPU オプション キットに付属するこれらの必須ツールを必ず使用してください。このツールがない場合は、予備を発注できます(Cisco PID UCS-CPU-EP-PNP)。
1. C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。
a. 2 本のイジェクト レバーをつかんでラッチをつまみ、レバーを放します(図 1 を参照)。
b. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。
3. C3X60 M3 サーバ ノードの上部カバーの取り外しの説明に従って、サーバ ノード カバーを取り外します。
4. No. 2 プラス ドライバを使用して、ヒートシンクを固定している 4 本の取り付けネジを緩め、持ち上げて CPU から外します。
注意:各ネジを、順に均等に緩め、ヒートシンクまたは CPU の損傷を防ぎます。
5. アイコンのラベルが付いた 1 つ目の CPU 固定ラッチを外し、その後 アイコンのラベルが付いた 2 つ目の固定ラッチを外します。図 6を参照してください。
注意:1 つ目の固定ラッチを外したままで、2 つ目の固定ラッチを持ち上げてください。
6. ヒンジ付きの CPU カバー プレートを開きます。図 6を参照してください。
図 6 Cisco UCS C3X60 M3 サーバ ノードの CPU ソケットの固定ラッチ
a. ソケット内の CPU 上にピックアンドプレース ツールをセットし、ツール上の矢印とソケット上の登録マーク(小さな三角形のマーク)の位置を合わせます。図 7を参照してください。
b. ツールの上部ボタンを押して、取り付けられた CPU をつかみます。
d. ツールの上部ボタンを押して、古い CPU を静電気防止素材に離します。
図 7 CPU ソケット上のピック アンド プレース ツール
8. 次のようにして、新しい CPU をピックアンドプレース ツールに挿入します。
a. 新しい CPU をパッケージから取り出し、キットに付属のペデスタルに配置します。CPU の角にある登録マークをペデスタルの角にある矢印の位置に合わせます(図 8 を参照)。
b. ツールの上部ボタンを押し下げ、開いた状態にロックします。
c. ピックアンドプレース ツールを CPU ペデスタルにセットし、ツールの矢印をペデスタルの角にある矢印の位置に合わせます。ツールのタブが、ペデスタルのスロットに正しく取り付けられていることを確認します。
d. ツールのサイド レバーを押して、CPU をつかみ、ロックします。
e. ツールおよび CPU をペデスタルからまっすぐ持ち上げます。
図 8 ペデスタル上の CPU とピックアンドプレース ツール
a. CPU を保持しているピックアンドプレース ツールをマザーボード上の空の CPU ソケットの上にセットします。
(注): 図 7に示しているように、ツールの上部にある矢印を CPU ソケットの金属の上にスタンプされている登録マーク(小さな三角形)の位置に合わせます。
b. ツールの上部ボタンを押して、CPU をソケット内にセットします。空のツールを取り外します。
11. 最初に アイコンのラベルがついた CPU 固定ラッチを閉じ、その後 アイコンのついた CPU 固定ラッチを閉じます。図 6を参照してください。
注意: 適切に冷却されるように、ヒートシンクの CPU 側の表面に新しいサーマル グリスが必要です。新しいヒートシンクには、グリスが塗布されたパッドが付いています。ヒートシンクを再利用する場合、古いサーマル グリスを取り除き、シリンジからグリスを塗布する必要があります。
–新しいヒートシンクを取り付ける場合、新しいヒートシンクの底面のサーマル グリスが塗布されたパッドから保護フィルムをはがしてください。ステップ 13 に進みます。
–ヒートシンクを再利用する場合は、ステップ 12a に進みます。
b. 古いサーマル グリスにアルコール系の洗浄液を塗布し、少なくとも 15 秒間浸透させます。
c. ヒートシンクの表面を傷つけない柔らかい布を使って、古いヒートシンクから古いサーマル グリスをすべてふき取ります。
d. 新しい CPU に付属するシリンジを使って、CPU の上部にサーマル グリスを塗布します。シリンジの中身の約半分を、図 9 に示すパターンで CPU の上部に塗布します。
(注): サーマル グリス入りのシリンジがない場合は、予備を発注できます(Cisco PID UCS-CPU-GREASE3)。
13. ヒートシンクの非脱落型ネジをマザーボードの絶縁ポストの位置に合わせ、No. 2 プラス ドライバを使用して非脱落型ネジを均等に締めます。
注意: 各ネジを締めるときは、順に均等に行い、ヒートシンクや CPU が損傷しないようにします。
14. C3X60 M3 サーバ ノードの上部カバーの取り外しの説明に従って、サーバ ノード カバーを交換します。
a. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) より前:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、ベイ 1 に取り付けます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) 以降:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、どちらのサーバ ベイにも取り付けることができます。
b. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。
c. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
サーバ ノードまたは CPU の Return Material Authorization(RMA)がシステムで行われると、CPU またはマザーボード予備部品表(BOM)に含まれない追加部品が発生する可能性があります。TAC エンジニアが正常に交換を行うためには、RMA に追加部品を追加する必要がある場合があります。
–ヒート シンクのクリーニング キット(UCSX-HSCK=)
–S3260 用サーマル グリス キット(UCS-CPU-GREASE3=)
–EP CPU 用 Intel CPU のピックアンドプレース ツール(UCS-CPU-EP-PNP=)
–ヒート シンクのクリーニング キット(UCSX-HSCK=)
–EP CPU 用 Intel CPU のピックアンドプレース ツール(UCS-CPU-EP-PNP=)
CPU ヒートシンク クリーニング キットは最大 4 CPU およびヒート シンクのクリーニングに最適です。クリーニング キットには、古いサーマル インターフェイス マテリアルの CPU およびヒートシンクのクリーニング用と、ヒートシンクの表面調整用の 2 本のボトルの溶液が入っています。
ヒートシンクを取り付ける前に CPU の古いサーマル インターフェイス マテリアルを洗浄することが重要です。このため、新しいヒート シンクを注文する場合には、ヒート シンク クリーニング キットを注文する必要があります。
リアルタイム クロック(RTC)バッテリは、サーバの電源が外れているときにシステムの設定を保持します。バッテリ タイプは CR2032 です。シスコでは、ほとんどの電器店から購入できる、業界標準の CR2032 バッテリをサポートしています。
(注): RTC バッテリの取り外し時、または完全に電力が失われた場合、サーバ ノードの BMC に保存された設定が失われます。新しいバッテリを取り付けた後、BMC の設定を再設定する必要があります。
1. C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。
a. ノード上の 2 本のイジェクト レバーを持ってラッチをつまみ、レバーを開放します。
b. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。
(注): RTC バッテリにアクセスする場合に、サーバ ノード カバーを取り外す必要はありません。
a. RTC バッテリの位置を確認します。図 10を参照してください。
b. バッテリ固定クリップをバッテリと逆の方向に曲げて、バッテリをソケットから引き出します。
a. 固定クリップを曲げてバッテリ ソケットから離し、ソケットにバッテリを差し込みます。
(注): 「+」のマークが付いたバッテリの平らなプラス側を固定クリップに向けます。
b. バッテリがしっかり装着され、バッテリの上部で固定クリップがカチッと鳴るまでソケットにバッテリを押し込みます。
a. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) より前:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、ベイ 1 に取り付けます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) 以降:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、どちらのサーバ ベイにも取り付けることができます。
b. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。
c. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
図 10 C3X60 M3 サーバ ノード内の RTC バッテリおよび USB ポート
1. C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。
a. ノード上の 2 本のイジェクト レバーを持ってラッチをつまみ、レバーを開放します。
b. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。
(注): USB ソケットにアクセスするために、サーバ ノード カバーを取り外す必要はありません。
3. サーバ ノード ボードのポートから、既存の USB フラッシュ ドライブを取り外します(図 10 を参照)。ポートからドライブを水平に引き出します。
4. 次のようにして、USB フラッシュ ドライブを取り付けます。サーバ ノード ボードの水平ソケットに、新しい USB フラッシュ ドライブを挿入します。
a. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) より前:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、ベイ 1 に取り付けます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) 以降:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、どちらのサーバ ベイにも取り付けることができます。
b. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。
c. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
工場出荷時のデフォルトは、イネーブルにするシステムのすべての USB ポート用です。ただし、内部 USB ポートは、システム BIOS でイネーブルまたはディセーブルにできます。内蔵 USB ポートをイネーブルまたはディセーブルにするには、次の手順に従ってください:
1. ブート中にメッセージが表示されたら、F2 キーを押して BIOS セットアップ ユーティリティに切り替えます。
3. [Advanced] タブの [USB Configuration] を選択します。
4. [USB Configuration] ページの [USB Ports Configuration] を選択します。
5. [USB Port: Internal] までスクロールし、Enter キーを押してから、ポップアップ メニューから [Enabled] または [Disabled] を選択します。
トラステッド プラットフォーム モジュール(TPM)は、サーバ ノード ボードのソケットに接続する小さな回路基板です。ここでは、TPM を取り付けてイネーブルにするときに、その順序で行う必要がある次の手順について説明します。
(注): 安全確保のために、TPM は一方向ネジを使用して取り付けます。このネジは一般的なドライバでは取り外せません。
1. C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。
a. ノード上の 2 本のイジェクト レバーを持ってラッチをつまみ、レバーを開放します。
b. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。
(注): TPM ソケットにアクセスする場合に、サーバ ノード カバーを取り外す必要はありません。
a. サーバ ノード ボード上で TPM ソケットの位置を特定します(図 11 を参照)。
b. TPM 回路基板の下部にあるコネクタと TPM ソケットの位置を合わせます。TPM ボードのネジ穴を TPM ソケットに隣接するネジ穴の位置に合わせます。
c. TPM を均等に押し下げて、マザーボード ソケットにしっかりと装着します。
d. 一方向ネジを 1 本取り付けて、TPM をマザーボードに固定します。
a. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) より前:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、ベイ 1 に取り付けます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) 以降:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、どちらのサーバ ベイにも取り付けることができます。
b. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。
c. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
6. BIOS での TPM サポートのイネーブル化に進みます。
図 11 C3X60 M3 サーバ ノード内の TPM の位置
(注): ハードウェアを取り付けたら、BIOS で TPM のサポートをイネーブルにする必要があります。
a. ブートアップ中に F2 プロンプトが表示されたら、F2 を押して BIOS セットアップに入ります。
b. BIOS 管理者パスワードで、BIOS セットアップ ユーティリティにログインします。
c. [BIOS Setup Utility] ウィンドウで、[Advanced] タブを選択します。
d. [Trusted Computing] を選択し、[TPM Security Device Configuration] ウィンドウを開きます。
e. [TPM SUPPORT] を [Enabled] に変更します。
f. F10 を押して設定を保存し、サーバをリブートします。
2. TPM のサポートがイネーブルになっていることを確認します。
a. ブートアップ中に F2 プロンプトが表示されたら、F2 を押して BIOS セットアップに入ります。
b. BIOS 管理者パスワードを使用して、BIOS Setup ユーティリティにログインします。
d. [Trusted Computing] を選択し、[TPM Security Device Configuration] ウィンドウを開きます。
e. [TPM SUPPORT] と [TPM State] が [Enabled] であることを確認します。
3. BIOS での Intel TXT 機能のイネーブル化に進みます。
Intel Trusted Execution Technology(TXT)を使用すると、ビジネス サーバ上で使用および保管される情報の保護機能が強化されます。この保護の主要な特徴は、隔離された実行環境および付随メモリ領域の提供にあり、機密データに対する操作をシステムの他の部分から見えない状態で実行することが可能になります。Intel TXT は、暗号キーなどの機密データを保管できる封印されたストレージ領域を提供し、悪意のあるコードからの攻撃時に機密データが漏洩するのを防ぐために利用できます。
1. サーバ ノードをリブートし、F2 を押すように求めるプロンプトが表示されるのを待ちます。
2. プロンプトが表示されたら、F2 を押して、BIOS セットアップ ユーティリティを起動します。
3. 前提条件の BIOS 値がイネーブルになっていることを確認します。
b. [Intel TXT(LT-SX) Configuration] を選択して、[Intel TXT(LT-SX) Hardware Support] ウィンドウを開きます。
c. 次の項目が [Enabled] としてリストされていることを確認します。
– [VT-d Support](デフォルトは [Enabled])
– [VT Support](デフォルトは [Enabled])
■[VT-d Support] および [VT Support] がすでに [Enabled] の場合、Intel Trusted Execution Technology(TXT)機能を有効にします。 に進みます。
■[VT-d Support] および [VT Support] の両方が [Enabled] でない場合、次のステップに進み、有効にします。
a. Escape キーを押して、BIOS セットアップ ユーティリティの [Advanced] タブに戻ります。
b. [Advanced] タブで、[Processor Configuration] を選択し、[Processor Configuration] ウィンドウを開きます。
c. [Intel (R) VT] および [Intel (R) VT-d] を [Enabled] に設定します。
4. Intel Trusted Execution Technology(TXT)機能を有効にします。
a. [Intel TXT(LT-SX) Hardware Support] ウィンドウに戻ります(別のウィンドウを表示している場合)。
Cisco ストレージ コントローラ カードは、サーバ ノード内のメザニン形式のソケットに取り付けられています。SuperCap の電源モジュール(SCPM)は、すでに新しいカードに接続されているため、個別に取り外す必要はありません。
(注): 同じシステム内に異なるストレージ コントローラを混在させないでください。システムで 2 台のサーバ ノードを使用している場合、その両方に同じコントローラが搭載されている必要があります。
(注): C3X60 M3 サーバ ノードでサポートされているコントローラに関する情報については、ストレージ コントローラに関する考慮事項を参照してください。
1. C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。
a. ノード上の 2 本のイジェクト レバーを持ってラッチをつまみ、レバーを開放します。
b. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。
3. C3X60 M3 サーバ ノードの上部カバーの取り外しの説明に従って、サーバ ノード カバーを取り外します。
a. カードをボードに固定している 2 本の取り付けネジを緩めます(図 12 を参照)。
b. カードの両端を持って均等に持ち上げ、メザニン ソケットからカードの裏側にあるコネクタを取り外します。
a. メザニン ソケットのカードとブラケットの位置を 3 つのスタンドオフに合わせます。
b. カードの両端を押し下げ、カードの裏側にあるコネクタをメザニン ソケットとかみ合わせます。
c. Supercap 電源モジュール(バックアップ バッテリ)カバーにネジを取り付けてカバーを貫通させます(図 12 を参照)。
6. ヒートシンク アセンブリをコントローラ カードに取り付けます。
a. ヒートシンクの底面にあるサーマル インターフェイスから保護テープをはがします。
b. ヒートシンク アセンブリと 2 本の非脱落型ネジを、コントローラ カードのネジ穴の位置に合わせます。
c. 2 本の非脱落型ネジをコントローラ カードの下にある 2 つのスタンドオフに取り付けて締めます。
7. C3X60 M3 サーバ ノードの上部カバーの取り外しの説明に従って、サーバ ノード カバーを交換します。
a. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) より前:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、ベイ 1 に取り付けます。
–Cisco IMC リリース 2.0(13) 以降:S3260 システムにサーバ ノードが 1 つしかない場合は、どちらのサーバ ベイにも取り付けることができます。
b. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。
c. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
図 12 C3X60 M3 サーバ ノード内のストレージ コントローラ カード
Cisco UCS C3X60 12G SAS RAID コントローラは、1 GB または 4 GB 書き込みキャッシュ(UCSC-C3X60-R1GB または UCSC-C3X60-R4GB)とともに注文できます。
このコントローラは、JBOD モード(非 RAID)または RAID モード(RAID レベルは 0、1、5、6、10、50、60 から選択)で使用できます。
RAID コントローラ上のファームウェアに、サーバ上にインストールされている Cisco IMC および BIOS の現行バージョンとの互換性があることを確認する必要があります。互換性がない場合は、Host Upgrade Utility(HUU)を使用して RAID コントローラ ファームウェアをアップグレードまたはダウングレードし、ファームウェア リリースが互換レベルになるようにしてください。
このユーティリティをダウンロードする方法、およびこのユーティリティを使用してサーバ コンポーネントを互換性のあるレベルにする方法については、 HUU ガイド に用意されている、ご使用の Cisco IMC リリースに対応する HUU ガイドを参照してください。
Cisco UCS C3X60 12G SAS RAID コントローラは、パススルー モードで OS から直接アクセスされる物理ドライブ上で、JBOD モード(非 RAID)をサポートします。可能であれば、個別の RAID 0 ボリュームを使用する代わりに、JBOD モードを使用することをお勧めします。
Cisco UCS C3X60 12G SAS RAID コントローラでは、すべてのドライブをスパン アレイ構成(RAID 50/RAID 60)でシステムに組み込むことで、RAID 5 または 6 の大規模ボリュームを作成できます。可能であれば、RAID アレイごとのドライブ数を少なくした、複数のより小規模な RAID 5/6 ボリュームを作成することを推奨します。これによって冗長性が提供され、初期化、RAID 再構成、その他の操作にかかる運用時間が短縮されます。
I/O ポリシーは特定の仮想ドライブでの読み取りに適用されます。先行読み出しキャッシュに影響はありません。RAID ボリュームは、次の 2 つの I/O ポリシー タイプで構成できます。これらを次に示します。
■Cached I/O:このモードでは、すべての読み取りデータはキャッシュ メモリにバッファされます。Cached I/O により、処理は高速化します。
■Direct I/O:このモードでは、読み取りデータはキャッシュ メモリにバッファされません。データはキャッシュおよびホストに同時に転送されます。同じデータ ブロックが再び読み取られるときには、キャッシュから取得されます。Direct I/O では、キャッシュとホストに同じデータが含まれます。
Cached I/O は処理を高速化しますが、有用であるのは RAID ボリュームに少数の低速ドライブがある場合のみです。C3X60 4-TB SAS ドライブでは、Cached I/O が Direct I/O よりも優れているという結果は出ていません。逆に、Direct I/O は Cached I/O よりも、大半の I/O パターンで良い結果を出しています。Direct I/O(デフォルト)をすべてのケースで使用し、Cached I/O は注意深く使用することをお勧めします。
Cisco UCS 12G SAS RAID コントローラは、整合性検査(CC)、バックグラウンド初期化(BGI)、再構成(RBLD)、ボリューム拡張と再構築(RLM)、Patrol Real(PR)などのさまざまなバックグラウンド操作を行います。
これらのバックグラウンド操作の I/O 操作への影響は限定的であると期待されていますが、フォーマットや類似の I/O 操作などのいくつかの操作時には比較的大きな影響を与えてきました。それらのケースでは、I/O 操作とバックグラウンド操作はどちらも完了に時間がかかる場合があります。このようなケースでは、同時に実行するバックグラウンド操作の数や他の I/O 集約操作数を制限することをお勧めします。
大規模ボリュームに対するバックグラウンド操作は完了までにかなりの時間がかかり、操作の完了から開始までの操作間の時間が限られる場合があります。ほとんどの I/O 操作でバックグラウンド操作が及ぼす影響はかなり低減されているので、システムは問題なく機能するはずです。バックグラウンド操作と I/O 操作を同時に実行しているときに問題が発生した場合は、どちらかのアクティビティを停止してもう一方が完了してから再実行するか、またはバックグラウンド操作を I/O 操作が少ない後の時間に実行するようにスケジュールする(あるいはその両方を行う)ことをお勧めします。
RAID コントローラを交換すると、コントローラに保存されている RAID 設定が失われます。
RAID 設定を新しい RAID コントローラに復元するには、次の手順に従います。
1. RAID コントローラを交換します。C3X60 M3 サーバ ノード内のストレージ コントローラ カードの交換を参照してください。
2. シャーシ全体を交換する場合は、すべてのドライブを前のシャーシと同じ順序で新しいドライブ ベイに取り付けます。
4. 次のプロンプトが画面に表示されたら、(C 以外の)任意のキーを押して続行します。
5. その次の画面で、RAID 設定が正常にインポートされたことを確認します。
■次のメッセージが表示されたら、設定は正常にインポートされています。ストレージ デバイスに LSI 仮想ドライブも表示されます。
■次のメッセージが表示されたら、設定はインポートされていません。この場合は、サーバ ノードをリブートし、インポート操作をやり直してください。
■LSI 組み込み MegaRAID Configuration Utility の起動
■Windows および Linux での LSI MegaSR ドライバのインストール
各サーバ ノードには、RAID 0 か 1 の構成のとき、背面パネルのソリッド ステート ドライブ(SSD)を 2 個制御可能な、組み込み MegaRAID コントローラが搭載されています。
(注): VMware ESX/ESXi またはその他の仮想環境と組み込み MegaRAID コントローラとの併用はサポートされません。Hyper-V、Xen または KVM のようなハイパーバイザと組み込み MegaRAID コントローラとの併用はサポートされません。
(注): サーバ ノード 1 の組み込み RAID コントローラは上部 2 つの背面パネル SSD を制御でき、サーバ ノード 2 の組み込み RAID コントローラは下部 2 つの背面パネル SSD を制御できます。
(注): このコントローラに必要なドライバはインストール済みで、LSI ソフトウェア RAID Configuration Utility ですぐに使用できます。ただし、このコントローラを Windows または Linux で使用する場合、これらのオペレーティング システム用の追加ドライバをダウンロードおよびインストールする必要があります。
この項では、次のサポートされるオペレーティング システムでの LSI MegaSR ドライバのインストール方法について説明します。
■Red Hat Enterprise Linux(RHEL)
■SUSE Linux Enterprise Server(SLES)
サポートされる特定の OS バージョンについては、サーバ リリースの『 Hardware and Software Interoperability Matrix 』を参照してください。
MegaSR ドライバは、サーバおよび OS の C-Series ドライバ ISO に含まれています。ドライバを Cisco.com からダウンロードします。
1. お使いのサーバに対応するドライバ ISO ファイルのダウンロードをオンラインで検索し、ワークステーションの一時保存場所にダウンロードします。
a. URL http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html を参照してください。
b. 中央のカラムで [Unified Computing and Servers] をクリックします。
c. 右側のカラムで [Cisco UCS C-Series Rack-Mount Standalone Server Software] をクリックします。
d. 右側のカラムでお使いのサーバのモデルをクリックします。
e. [Unified Computing System (UCS) Drivers] をクリックします。
g. [Download] をクリックしてドライバの ISO ファイルをダウンロードします。
この項では、Windows のインストールで LSI MegaSR ドライバをインストールする方法について説明します。
Windows オペレーティング システムは自動的にドライバを追加し、ドライバを適切なディレクトリに登録およびコピーします。
1. このドライバを Windows にインストールする前に、LSI Software RAID Configuration Utility を使用して RAID ドライブ グループを作成します。BIOS ポスト中に LSI SWRAID が表示された場合は、Ctrl+M を押してこのユーティリティを起動します。
2. LSI MegaSR ドライバのダウンロード の説明に従って、Cisco UCS C-Series ドライバの ISO をダウンロードします。
b. ドライバ フォルダのコンテンツを参照し、次の組み込み MegaRAID ドライバの場所を表示します。
c. MegaSR ドライバ ファイルのあるフォルダを含む Zip ファイルを展開します。
4. 次のいずれかの方法を使用して Windows ドライバのインストールを開始します。
■ローカル メディアからインストールするには、外部 USB DVD ドライブをサーバに接続し、その後最初の Windows インストール ディスクをドライブに挿入します。サーバの電源を再投入します。 にスキップします。
■リモート ISO からインストールするには、サーバの Cisco IMC インターフェイスにログインし、次の手順に進みます。
5. Virtual KVM コンソール ウィンドウを起動し、[Virtual Media] タブをクリックします。
a. [Add Image] をクリックし、リモート Windows インストール ISO ファイルを参照して選択します。
b. 追加したメディアの [Mapped] 列のチェックボックスをオンにし、マッピングが完了するまで待ちます。
7. 起動中に F6 プロンプトが表示されたら、F6 を押します。[Boot Menu] ウィンドウが開きます。
8. [Boot Manager] ウィンドウで、物理ディスクまたは仮想 DVD を選択して Enter を押します。イメージが起動され、Windows のインストールが開始されます。
9. 「Press any key to boot from CD」というプロンプトが表示されたら Enter を押します。
10. Windows インストール プロセスを監視し、必要に応じて好みや自社の標準に従ってウィザードのプロンプトに応答します。
11. 「Where do you want to install Windows?」というメッセージが表示されたら、まず組み込み MegaRAID 用のドライバをインストールします。
a. [Load Driver] をクリックします。[Load Driver] ダイアログボックスが表示され、インストールするドライバを選択するよう求められます。
b. USB メモリ上にドライバを準備します。 で準備した USB メモリをターゲット サーバに接続します。
c. 手順 a で表示した Windows の [Load Driver] ダイアログで [Browse] をクリックします。
d. ダイアログボックスを使用して USB メモリ上のドライバ フォルダの場所を参照し、[OK] をクリックします。
選択したドライバがフォルダからロードされます。ロードが完了すると、「Select the driver to be installed」の下にドライバが一覧表示されます。
1. [Start] をクリックして [Settings] にカーソルを合わせ、[Control Panel] をクリックします。
2. [System] をダブルクリックし、[Hardware] タブをクリックして [Device Manager] をクリックします。[Device Manager] が起動します。
3. [Device Manager] で [SCSI and RAID Controllers] をダブルクリックし、ドライバをインストールするデバイスを右クリックして [Properties] をクリックします。
4. [Driver] タブで、[Update Driver] をクリックして [Update Device Driver] ウィザードを開き、ウィザードの指示に従ってドライバを更新します。
この項では、組み込み MegaRAID デバイス ドライバを Red Hat Enterprise Linux の取り付けまたは SUSE Linux Enterprise Server の取り付けでインストールする手順を説明します。
ドライバの取得の手順については、LSI MegaSR ドライバのダウンロードを参照してください。Linux ドライバは、組み込み MegaRAID スタックのブート イメージである dud-[ ドライバ バージョン ].img の形式で提供されます。
(注): シスコが Red Hat Linux および SuSE Linux に提供する LSI MegaSR ドライバはそれらの配信の元の GA バージョンです。ドライバはこれらの OS カーネルのアップデートをサポートしません。
この項では、Windows オペレーティング システムまたは Linux オペレーティング システムを使用して、ドライバ イメージ ファイルから Linux 用物理インストール ディスクを準備する方法について説明します。
(注): ドライバ イメージは、フロッピー ディスクには容量が大き過ぎるため、代わりに USB メモリを使用してください。
(注): または、インストール手順で説明されているように dud.img ファイルを仮想フロッピー ディスクとして取り付けることができます。
Windows オペレーティング システムでの Linux 向け物理インストール ディスクの準備
Windows では、RaWrite フロッピー イメージ書き込みユーティリティを使用して、イメージ ファイルからディスク イメージを作成できます。
1. LSI MegaSR ドライバのダウンロード の説明に従って Cisco UCS C-Series ドライバ ISO をダウンロードし、ディスケット ドライブのある Windows システムに保存します。
b. ドライバ フォルダのコンテンツを参照し、次の組み込み MegaRAID ドライバの場所を表示します。
c. ドライバ ファイルのあるフォルダを含む Zip ファイルを展開します。
3. ドライバ更新イメージ dud-[ドライバ バージョン].img およびファイルの raw write.exe をディレクトリにコピーします。
(注): RaWrite はドライバ パッケージに含まれません。
4. 必要な場合は、コマンド copy dud-[ ドライバ バージョン ].img dud.img を使用してドライバ更新ディスクのファイル名を 8 文字未満に変更します。
5. [DOS Command Prompt] を開き、raw write.exe のあるディレクトリに移動します。
6. コマンド raw write を入力してインストール ディスケットを作成します。
10. サーバにフロッピー ディスクを挿入し、 A: を入力します。
12. 再度 Enter を押し、ディスケットへのファイルのコピーを開始します。
13. コマンド プロンプトが再度表示され、フロッピー ディスク ドライブの LED が消えたら、ディスクを取り出します。
Linux オペレーティング システムでのインストール ディスクの準備
Red Hat Linux および SUSE Linux では、ドライバ ディスク ユーティリティを使用して、イメージ ファイルからディスク イメージを作成できます。
(注): ドライバ イメージは、フロッピー ディスクには容量が大き過ぎるため、代わりに USB メモリを使用してください。
1. LSI MegaSR ドライバのダウンロード の説明に従って Cisco UCS C-Series ドライバ ISO をダウンロードし、ディスク ドライブのある Linux システムに保存します。
b. ドライバ フォルダのコンテンツを参照し、次の組み込み MegaRAID ドライバの場所を表示します。
c. ドライバ ファイルのあるフォルダを含む Zip ファイルを展開します。
3. ドライバ更新イメージ dud-[ドライバ バージョン].img を Linux システムにコピーします。
4. Linux システムのポートに空の USB メモリを挿入します。
5. ディレクトリを作成して、DUD イメージをそのディレクトリにマウントします。
サポートされる特定の OS バージョンについては、サーバ リリースの『 Hardware and Software Interoperability Matrix 』を参照してください。
この項では、組み込み MegaRAID スタックを持つシステムへの Red Hat Enterprise Linux デバイス ドライバの新規インストールについて説明します。
1. このドライバを OS にインストールする前に、LSI Software RAID Configuration Utility を使用して RAID ドライブ グループを作成します。BIOS ポスト中に LSI SWRAID が表示された場合は、Ctrl+M を押してこのユーティリティを起動します。
2. 次のいずれかの方法で dud.img ファイルを準備します。
■物理ディスクからインストールするには、Linux 用物理インストール ディスクの準備 のいずれかの手順を実行します。 その後で、ここに記載されている 次のいずれかの方法を使用して Linux ドライバのインストールを開始します。 に戻ります。
■仮想フロッピー ディスクからインストールするには、LSI MegaSR ドライバのダウンロード の説明に従って Cisco UCS C-Series ドライバの ISO をダウンロードおよび保存します。その後、次の手順に進みます。
b. ドライバ フォルダのコンテンツを参照し、次の組み込み MegaRAID ドライバの場所を表示します。
c. dud-< ドライバ バージョン >.img ファイルをワークステーションの一時保存場所にコピーします。
4. 次のいずれかの方法を使用して Linux ドライバのインストールを開始します。
■ローカル メディアからインストールするには、外部 USB DVD ドライブをサーバに接続し、その後最初の RHEL インストール ディスクをドライブに挿入します。ステップ 6 に進みます。
■リモート ISO からインストールするには、サーバの Cisco IMC インターフェイスにログインします。その後、次の手順に進みます。
5. Virtual KVM コンソール ウィンドウを起動し、[Virtual Media] タブをクリックします。
a. [Add Image] をクリックし、リモート RHEL インストール ISO ファイルを参照して選択します。
b. 再度 [Add Image] をクリックし、dud.img ファイルを参照して選択します。
c. 追加したメディアの [Mapped] 列のチェックボックスをオンにし、マッピングが完了するまで待ちます。
7. 起動中に F6 プロンプトが表示されたら、F6 を押します。[Boot Menu] ウィンドウが開きます。
8. [Boot Manager] ウィンドウで、物理ディスクまたは仮想 DVD を選択して Enter を押します。
イメージが起動され、RHEL のインストールが開始されます。
9. ブート プロンプトで次のいずれかのコマンドを入力します。
■RHEL 6. x (32 および 64 ビット):
linux dd blacklist=isci blacklist=ahci nodmraid noprobe=<ata drive number >
■RHEL 7.x(32 および 64 ビット)の場合は、次のように入力します。
linux dd modprobe.blacklist=ahci nodmraid
(注): noprobe の値は、ドライブ数に依存します。たとえば、3 つのドライブの RAID 5 構成で RHEL 6.5 をインストールするには、次を入力します。Linux dd blacklist=isci blacklist=ahci nodmraid noprobe=ata1 noprobe=ata2
11. 矢印キーを使用して [Yes] を選択し、Enter を押します。
12. fd0 を選択し、ドライバのあるフロッピー ディスクがあることを示します。
■dud.img ファイルを抽出します。 で物理ディスケットに IMG ファイルを準備している場合は、外部ディスク ドライブをターゲット サーバに接続し、ディスクを A:/ ドライブに挿入して Enter を押します。
■Virtual KVM コンソール ウィンドウを起動し、[Virtual Media] タブをクリックします。 で IMG ファイルを仮想フロッピーとしてマッピングしている場合は、仮想フロッピーの場所を選択します。
インストーラがデバイスのドライバの位置を確認してロードします。次のメッセージが表示されます。
サポートされる特定の OS バージョンについては、サーバ リリースの『 Hardware and Software Interoperability Matrix 』を参照してください。
この項は、組み込み MegaRAID スタックを持つシステムへの SUSE Linux Enterprise Server ドライバのインストールを説明します。
1. このドライバを OS にインストールする前に、LSI SWRAID Configuration ユーティリティを使用して RAID ドライブ グループを作成します。BIOS ポスト中に LSI SWRAID が表示された場合は、Ctrl+M を押してこのユーティリティを起動します。
2. 次のいずれかの方法で dud.img ファイルを準備します。
■物理ディスクからインストールするには、Linux 用物理インストール ディスクの準備 のいずれかの手順を実行します。 この手順のステップ 4 に戻ります。
■仮想フロッピー ディスクからインストールするには、LSI MegaSR ドライバのダウンロード の説明に従って Cisco UCS C-Series ドライバの ISO をダウンロードおよび保存します。その後、次の手順に進みます。
b. ドライバ フォルダのコンテンツを参照し、次の組み込み MegaRAID ドライバの場所を表示します。
c. dud-< ドライバ バージョン >.img ファイルをワークステーションの一時保存場所にコピーします。
4. 次のいずれかの方法を使用して Linux ドライバのインストールを開始します。
■ローカル メディアからインストールするには、外部 USB DVD ドライブをサーバに接続し、その後最初の RHEL インストール ディスクをドライブに挿入します。ステップ 6 に進みます。
■リモート ISO からインストールするには、サーバの Cisco IMC インターフェイスにログインし、次の手順に進みます。
5. Virtual KVM コンソール ウィンドウを起動し、[Virtual Media] タブをクリックします。
a. [Add Image] をクリックし、リモート RHEL インストール ISO ファイルを参照して選択します。
b. 再度 [Add Image] をクリックし、dud.img ファイルを参照して選択します。
c. 追加したメディアの [Mapped] 列のチェックボックスをオンにし、マッピングが完了するまで待ちます。
7. 起動中に F6 プロンプトが表示されたら、F6 を押します。[Boot Menu] ウィンドウが開きます。
8. [Boot Manager] ウィンドウで、物理ディスクまたは仮想 DVD を選択して Enter を押します。イメージが起動され、SLES のインストールが開始されます。
9. 最初の SLES 画面が表示されたら、[Installation] を選択します。
10. [Boot Options] フィールドで次のいずれかを入力します。
■ SLES 11 および SLES 11 SP1(32 および 64 ビット):brokenmodules=ahci
■SLES 11 SP2(32 および 64 ビット): brokenmodules=ahci brokenmodules=isci
■SLES 12 の場合は、次のように入力します。 brokenmodules=ahci
11. ドライバの F6 を押し、[Yes] を選択します。
■次のいずれかの方法で dud.img ファイルを準備します。 で物理ディスクに IMG ファイルを準備した場合は、USB メモリをターゲット サーバに挿入し、ディスクを A:/ ドライブに挿入して、Enter を押します。
■Virtual KVM コンソール ウィンドウを起動し、[Virtual Media] タブをクリックします。 で IMG ファイルを仮想フロッピーとしてマッピングしている場合は、仮想フロッピーの場所を選択します。
13. Enter を押して、[Installation] を選択します。
「LSI Soft RAID Driver Updates added」というメッセージが表示されます。
LSI ユーティリティには、詳細な使用法に関するヘルプ マニュアルが用意されています。
RAID に関する基本情報および RAID コントローラ カード用ユーティリティの使用については、
『 Cisco UCS Servers RAID Guide 』を参照してください。
Avago Technologies/LSI マニュアルの完全版も利用できます。
サーバ ノード ボードには、特定のサービス機能にジャンパを設定できるヘッダーが含まれます。この項では、次のトピックについて取り上げます。
■C3X60 M3 サーバ ノード ボードのサービス ヘッダーの位置
サーバ ノード ボードには、使用がサポートされている 3 ピン サービス ヘッダーが 2 つあります。サービス ヘッダーの位置については、図 13 を参照してください。
ヘッダー P11 にジャンパを設定して、管理者パスワードをクリアできます。
1. C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。
a. 2 本のイジェクト レバーを持ってラッチをつまみ、レバーを開放します。
b. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。
(注): ヘッダーにアクセスする場合に、サーバ ノード カバーを取り外す必要はありません。
3. C3X60 M3 サーバ ノードの上部カバーの取り外しの説明に従って、サーバ ノード カバーを取り外します。
4. ヘッダー P11 の位置を確認します(図 13 を参照)。
5. ヘッダーのピン 2 および 3 にジャンパを取り付けます。
a. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。
b. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。
c. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
7. サーバ ノードが完全にブートした後に、再度シャットダウンします(C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンを参照)。
8. サーバ ノードをシステムから取り外し、続けてサーバ ノード カバーを取り外します。
(注): ジャンパを取り外さない場合、サーバ ノードをブートすると、パスワードが Cisco IMC によってクリアされます。
ヘッダー P13 にジャンパを取り付けて、CMOS 設定をクリアできます。
1. C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンの説明に従って、ソフトウェア インターフェイスを使用するか、ノードの電源ボタンを押してサーバ ノードをシャットダウンします。
a. 2 本のイジェクト レバーを持ってラッチをつまみ、レバーを開放します。
b. 両方のレバーを同時に外側へ回し、ミッドプレーンのコネクタからサーバ ノードを平らにして取り外します。
c. サーバ ノード シャーシをシステムからまっすぐ引き出します。
3. C3X60 M3 サーバ ノードの上部カバーの取り外しの説明に従って、サーバ ノード カバーを取り外します。
4. ヘッダー P13 の位置を確認します(図 13 を参照)。
5. ヘッダーのピン 2 および 3 にジャンパを取り付けます。
a. 2 つのイジェクト レバーを開き、新しいサーバ ノードを空のベイの位置に合わせます。
b. サーバ ノードがミッドプレーン コネクタとかみ合い、シャーシと同じ高さになる位置まで、サーバ ノードをベイに押し込みます。
c. 両方のイジェクト レバーが平らになり、ラッチがサーバ ノードの背面にロックされるまで、両方のイジェクト レバーを中央に向けて回転させます。
7. サーバ ノードが完全にブートした後に、再度シャットダウンします(C3X60 M3 サーバ ノードのシャットダウンを参照)。
8. サーバ ノードをシステムから取り外し、続けてサーバ ノード カバーを取り外します。
(注): ジャンパを取り外さない場合、サーバ ノードをブートすると、CMOS 設定が Cisco IMC によってクリアされます。
■ Cisco UCS S3260 Storage Server Installation and Service Guide
■ Regulatory Compliance and Safety Information For Cisco UCS S-Series Hardware
このマニュアルに記載されている仕様および製品に関する情報は、予告なしに変更されることがあります。このマニュアルに記載されている表現、情報、および推奨事項は、すべて正確であると考えていますが、明示的であれ黙示的であれ、一切の保証の責任を負わないものとします。このマニュアルに記載されている製品の使用は、すべてユーザ側の責任になります。
対象製品のソフトウェア ライセンスおよび限定保証は、製品に添付された『Information Packet』に記載されています。添付されていない場合には、代理店にご連絡ください。
FCC クラス A 準拠装置に関する記述:この装置はテスト済みであり、FCC ルール Part 15 に規定された仕様のクラス A デジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
FCC クラス B 準拠装置に関する記述:この装置はテスト済みであり、FCC ルール Part 15 に規定された仕様のクラス B デジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの制限は、住宅地で使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。本機器は、無線周波数エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、指示に従って設置および使用しなかった場合、無線通信障害を引き起こす場合があります。ただし、特定の設置条件において干渉が起きないことを保証するものではありません。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。干渉しているかどうかは、装置の電源のオン/オフによって判断できます。
シスコでは、この製品の変更または改造を認めていません。変更または改造した場合には、FCC 認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります。
The Cisco implementation of TCP header compression is an adaptation of a program developed by the University of California, Berkeley (UCB) as part of UCB’s public domain version of the UNIX operating system. All rights reserved. Copyright © 1981, Regents of the University of California.
ここに記載されている他のいかなる保証にもよらず、各社のすべてのマニュアルおよびソフトウェアは、障害も含めて「現状のまま」として提供されます。シスコおよびこれら各社は、商品性の保証、特定目的への準拠の保証、および権利を侵害しないことに関する保証、あるいは取引過程、使用、取引慣行によって発生する保証をはじめとする、明示されたまたは黙示された一切の保証の責任を負わないものとします。
いかなる場合においても、シスコおよびその供給者は、このマニュアルの使用または使用できないことによって発生する利益の損失やデータの損傷をはじめとする、間接的、派生的、偶発的、あるいは特殊な損害について、あらゆる可能性がシスコまたはその供給者に知らされていても、それらに対する責任を一切負わないものとします。
このマニュアルで使用している IP アドレスおよび電話番号は、実際のアドレスおよび電話番号を示すものではありません。マニュアル内の例、コマンド出力、ネットワーク トポロジ図、およびその他の図は、説明のみを目的として使用されています。説明の中に実際のアドレスおよび電話番号が使用されていたとしても、それは意図的なものではなく、偶然の一致によるものです。
ハード コピーおよびソフト コピーの複製は公式版とみなされません。最新版はオンライン版を参照してください。
シスコは世界各国 200 箇所にオフィスを開設しています。各オフィスの住所、電話番号、FAX 番号は当社の Web サイト
( www.cisco.com/go/offices )をご覧ください。