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この章は、次の項で構成されています。
Cisco UCS Manager の初期設定のトラブルシューティング
両方のファブリック インターコネクトの設定が確実に行われていることを確認するために、SSH を使用してファブリック インターコネクトにログインしたり、CLI を使用してクラスタの状態を確認したりすることができます。この手順については、「Cisco UCS Manager Initial Setup part 3」をご覧ください。
コマンド |
目的 |
出力の例 |
---|---|---|
show cluster state |
ハイ アベイラビリティ クラスタの両方のファブリック インターコネクトの動作状態およびリーダーシップ ロールを表示します。 |
次の例の表示では、両方のファブリック インターコネクトが Up 状態、HA が Ready 状態、ファブリック インターコネクト A がプライマリ ロール、ファブリック インターコネクト B が従属ロールです。 UCS-A# show cluster state Cluster Id: 0x4432f72a371511de-0xb97c000de1b1ada4 A: UP, PRIMARY B: UP, SUBORDINATE HA READY |
show cluster extended-state |
クラスタの状態を詳細に表示します。通常は問題をトラブルシューティングする場合に使用します。 |
UCSC# show cluster extended-state 0x2e95deacbd0f11e2-0x8ff35147e84f3de2Start time: Thu May 16 06:54:22 2013Last election time: Thu May 16 16:29:28 2015System Management Viewing the Cluster State A: UP, PRIMARY B: UP, SUBORDINATE A: memb state UP, lead state PRIMARY, mgmt services state: UP B: memb state UP, lead state SUBORDINATE, mgmt services state: UP heartbeat state PRIMARY_OK HA READY Detailed state of the device selected for HA quorum data: Device 1007, serial: a66b4c20-8692-11df-bd63-1b72ef3ac801, state: active Device 1010, serial: 00e3e6d0-8693-11df-9e10-0f4428357744, state: active Device 1012, serial: 1d8922c8-8693-11df-9133-89fa154e3fa1, state: active |
ブートの問題のトラブルシューティング
問題:依存関係をリストするリブート警告の生成に失敗します。
考えられる原因:この問題は、vNIC テンプレートまたは vHBA テンプレートへの変更が原因で発生する可能性があります。リブート警告は、バックエンドが依存関係のリストを返すときに発生します。vNIC または vHBA テンプレートのテンプレート タイプをアップデートし、ステップ間の変更を適用せずにブート関連プロパティを変更すると、依存関係のリストを返すバックエンド システムが起動されません。
問題:Cisco UCS サーバ内に組み込みの eUSB にはオペレーティング システムが含まれています。けれども、サーバがそのオペレーティング システムからブートしません。
考えられる原因:この問題は、サーバをサービス プロファイルに関連付けた後、eUSB がサーバの実際のブート順序の 1 番目になっていない場合に発生する可能性があります。
問題:RAID1 クラスタの移行後に、サーバがオペレーティング システムからブートしません。RAID LUN は、サービス プロファイルのアソシエーション中もアソシエーション後も、「非アクティブ」状態のままになります。その結果、サーバは起動できなくなります。
考えられる問題:この問題は、サーバ上のサービス プロファイルのローカル ディスク設定ポリシーが、RAID1 ではなく [Any Configuration]モードで設定されていることが原因で発生する可能性があります。
KVM の問題のトラブルシューティング
問題:KVM ビューアを起動するとき、BadFieldException エラーが発生します。
考えられる原因:ネイティブ ライブラリを使用するアプリケーションと共に Java Web Start を使用すると、デフォルトでキャッシュがディセーブルになることによって、この問題が発生することがあります。
問題:KVM コンソールが起動に失敗し、JRE によって次のメッセージが表示されます。
Unable to launch the application.
考えられる原因:この問題は、複数の KVM コンソールが同時に起動された場合に発生する可能性があります。
問題:初めてサーバで KVM を開こうとすると、KVM が起動に失敗します。
考えられる原因:この問題は、JRE バージョンの非互換性が原因で発生する可能性があります。
VM の問題のトラブルシューティング
問題:次のエラーが表示されます。
Currently connected network interface x uses Distributed Virtual Switch (uusid:y) which is accessed on the host via a switch that has no free ports.
考えられる原因:この問題は、次のいずれかが原因で発生する可能性があります。
VM の電源をオフにした後、またはあるホストから別のホストに VM を移行した後、vSphere サーバが hostProxySwitch オブジェクトの numPortsAvailable プロパティの再計算に失敗しています。
ESX ホスト上で電源がオンになっている VM の vNIC の累積数が、サーバのサービス プロファイルに設定されている動的 nVINC の数と一致しているかまたは上回っています。
あるデータストアから同じサーバ上の別のデータストアに VM を移行した後、ホスト上で電源がオンになっているすべての VM で使用されている DVS ポート数の増加が、サーバによって誤って検出されています。
Cisco UCS Manager の問題のトラブルシューティング
問題:Cisco UCS Manager CLIコマンドを実行すると、Cisco UCS Manager CLI に次のメッセージが表示されます。
Software Error: Exception during execution: [Error: Timed out communicating with DME]
理由:この問題は、プライマリ ファブリック インターコネクトの DME プロセスが応答しないか、クラッシュして実行状態にない場合に発生します。DME がダウンした場合に発生する他の症状は次のとおりです。
Cisco UCS Manager GUIが応答しない
仮想 IP の接続がダウンする
障害の詳細について調査するには、これらのログと情報を収集して TAC にお問い合わせください。
問題:スリープ モードから復帰した後、Cisco UCS Manager GUI によって次のメッセージが表示されます。
Fatal error: event sequencing is skewed.
考えられる原因:この問題は、コンピュータがスリープ状態に入るときに Cisco UCS Manager GUI が実行中だった場合に発生する可能性があります。JRE にはスリープ検出メカニズムがないため、システムでは、スリープ モードに入る前に受信したすべてのメッセージを再追跡することはできません。複数回再試行した後、このイベント シーケンス エラーがログに記録されます。
(注) | コンピュータをスリープにするときは、必ず Cisco UCS Manager GUI をシャットダウンします。 |
ファブリック インターコネクトの問題のトラブルシューティング
ファブリック インターコネクトの起動に失敗した場合は、次のいずれかの問題が発生している可能性があります。
これらの問題のいずれかが存在する場合、ブートローダ プロンプトを使用して、ファブリック インターコネクトを回復することが必要になる場合があります。
問題:ハイアベイラビリティ クラスタをサポートするように 2 つのファブリック インターコネクトを設定して L1 ポートと L2 ポートを接続した場合に、ファブリック インターコネクトのクラスタ ID で不一致が発生する可能性があります。このタイプの不一致は、クラスタで障害が発生したために、Cisco UCS Manager を初期化できないことを意味します。
サーバのディスク ドライブの検出およびモニタリングのトラブルシューティング
サポートされるモニタリングのタイプは、Cisco UCSサーバによって異なります。
Cisco UCS Managerを使用して、次のサーバについてローカル ストレージ コンポーネントをモニタできます。
Cisco UCSB200 M3 ブレード サーバ
Cisco UCSB420 M3 ブレード サーバ
Cisco UCSB22 M3 ブレード サーバ
Cisco UCSB200 M4 ブレード サーバ
Cisco UCSB260 M4 ブレード サーバ
Cisco UCSB460 M4 ブレード サーバ
Cisco UCSC460 M2 ラック サーバ
Cisco UCSC420 M3 ラック サーバ
Cisco UCSC260 M2 ラック サーバ
Cisco UCSC240 M3 ラック サーバ
Cisco UCSC220 M3 ラック サーバ
Cisco UCSC24 M3 ラック サーバ
Cisco UCSC22 M3 ラック サーバ
Cisco UCSC220 M4 ラック サーバ
Cisco UCSC240 M4 ラック サーバ
Cisco UCSC460 M4 ラック サーバ
(注) | すべてのサーバがすべてのローカル ストレージ コンポーネントをサポートするわけではありません。Cisco UCSラック サーバの場合は、マザーボードに組み込まれたオンボード SATA RAID 0/1 コントローラはサポートされません。 |
レガシー ディスク ドライブ モニタリングのみが、次のサーバで Cisco UCS Managerを介しサポートされます。
(注) | Cisco UCS Managerがディスク ドライブをモニタするには、1064E ストレージ コントローラは、パッケージ バージョンが 2.0(1) 以上の UCS バンドルに含まれるファームウェア レベルが必要です。 |
これらの前提条件は、有益なステータス情報を提供するため行われるローカル ストレージ モニタリングやレガシー ディスク ドライブ モニタリングの際に満たす必要があります。
ディスク ドライブのステータスの確認
ステップ 1 | [Navigation]ペインで [Equipment] をクリックします。 |
ステップ 2 | の順に展開します。 |
ステップ 3 | ローカル ストレージ コンポーネントのステータスを表示するサーバをクリックします。 |
ステップ 4 | [Work]ペインの [Inventory] タブをクリックします。 |
ステップ 5 | [Storage]サブタブをクリックして、RAID コントローラと FlexFlash コントローラのステータスを表示します。 |
ステップ 6 | 下矢印をクリックして[Local Disk Configuration Policy]、[Actual Disk Configurations]、[Disks]、[Firmware] バーの順に展開し、追加のステータス情報を表示します。 |
Cisco UCS Managerでは、モニタリング対象のディスク ドライブごとに次のプロパティが表示されます。
監視対象のディスク ドライブのステータスを判断するには、両方のプロパティを確認する必要があります。次の表に、これらプロパティ値の組み合わせの一般的な解釈を示します。
[Operability] のステータス | Presence Status | 解釈 |
---|---|---|
Operable |
Equipped |
障害が発生していない状態。ディスク ドライブは、サーバ内に存在し、使用できます。 |
Inoperable |
Equipped |
障害が発生している状態。ディスク ドライブはサーバ内に存在していますが、次のいずれかが原因で操作可能性の問題が発生している可能性があります。 |
該当なし |
Missing |
障害が発生している状態。サーバ ドライブ ベイにディスク ドライブが搭載されていません。 |
該当なし |
Equipped |
障害が発生している状態。ディスク ドライブはサーバ内に存在していますが、次のいずれかが原因で操作可能性の問題が発生している可能性があります。 |
(注) | [Operability]フィールドは、ディスクが破損した RAID セットの一部である、または BIOS POST(電源投入時自己診断テスト)が完了していないなどの理由で不正な状態を表示する場合があります。 |
問題:ハード ドライブのホットスワップ、取り外し、または追加の後、更新されたハード ディスク ドライブ(HDD)メトリックが Cisco UCS Manager GUI に表示されません。
考えられる原因:この問題は、Cisco UCS Manager が、システム ブート中にのみ HDD メトリックを収集することによって発生する場合があります。システム ブートの後にハード ドライブの追加または取り外しを行った場合、Cisco UCS Manager GUI では HDD メトリックが更新されません。
問題:サーバ ディスク ドライブで障害 LED が点灯または点滅していますが、Cisco UCS Managerにはディスク ドライブ障害が示されません。
考えられる原因:次のうちの 1 つ以上の条件に該当することによって、ディスク ドライブの障害検出テストが失敗しました。
問題:Cisco UCS Managerで、サーバ内で使用可能なディスク スロットの合計数よりも、サーバのディスク数が多く報告されます。たとえば次のように、Cisco UCS Managerで、ディスク スロットが 2 つあるサーバに対して 3 つのディスクが報告されます。
RAID Controller 1: Local Disk 1: Product Name: 73GB 6Gb SAS 15K RPM SFF HDD/hot plug/drive sled mounted PID: A03-D073GC2 Serial: D3B0P99001R9 Presence: Equipped Local Disk 2: Product Name: Presence: Equipped Size (MB): Unknown Local Disk 5: Product Name: 73GB 6Gb SAS 15K RPM SFF HDD/hot plug/drive sled mounted Serial: D3B0P99001R9 HW Rev: 0 Size (MB): 70136
考えられる原因:この問題は一般的に、Cisco UCS Managerと不正確な情報を報告しているサーバ間の通信障害が原因で発生します。
Post-Upgrade IQN の問題のトラブルシューティング
問題:Cisco UCSRelease 2.0(1) から Release 2.0(2) にアップグレードした後、サービス プロファイルでホスト ファームウェア パッケージの変更などのアクションを実行しようとすると、Cisco UCS Manager によって 1 つ以上のサービス プロファイルで IQN 関連の障害が発生します。
考えられる原因:単一のサービス プロファイルまたは複数のサービス プロファイルで使用されている 1 つ以上の iSCSI vNICS に、一意の IQN 発信側名が指定されていません。
ステップ 1 | Cisco UCS Manager CLIにログインします。 | ||
ステップ 2 | 次のコマンドを実行して、Cisco UCS ドメイン内の IQN のリストを表示します。
UCS-A# show identity iqn | include iqn name | ||
ステップ 3 | Cisco UCS PowerToolでスクリプトを実行して、重複する IQN を含む iSCSI vNIC を特定します。 | ||
ステップ 4 | IQN 発信側名が登録されていないサービス プロファイルで、発信側 ID をデフォルトの IQN プールに変更するか、または手動で一意の IQN を割り当てます。 | ||
ステップ 5 | 発信側 ID を変更したサービス プロファイルで、次のように発信側割り当てを割り当てた名前またはプールに変更します。
| ||
ステップ 6 | サービス プロファイルに対するアクションを実行して、Cisco UCSデータベースにイニシエータ名を登録します。
たとえば、関連付けされたサーバ上のファームウェアをアップグレードしたり、サービス プロファイルの説明またはラベルを変更できます。 | ||
ステップ 7 | 次のコマンドを実行して、IQN 変更が登録されたことを確認します。
UCS-Ashow identity iqn | include iqn name |
Cisco UCS ドメインが iSCSI ブート用に設定されている場合は、Cisco UCS リリース 2.0(1) から Cisco UCS リリース 2.0(2) 以降にアップグレードする前に、複数のサービス プロファイルで使用される iSCSI vNIC がすべて一意のイニシエータ名を持っていることを確認する必要があります。
Cisco UCS PowerTool内で実行するスクリプトを使用して、iSCSI ブート用の Cisco UCS 設定に重複する IQN が含まれているかどうかを確認します。
ステップ 1 | Cisco UCS PowerToolをダウンロードするには、次の手順を実行します。 |
ステップ 2 | Cisco UCS PowerToolを起動するには、コマンドラインに次のように入力します。
C:\Program Files (x86)\Cisco\Cisco UCS PowerTool>C:\Windows\System32\windowspowe rshell\v1.0\powershell.exe -NoExit -ExecutionPolicy RemoteSigned -File .\StartUc sPS.ps1 例: 次に、Cisco UCS PowerToolを起動した場合の処理の例を示します。 C:\Program Files (x86)\Cisco\Cisco UCS PowerTool>C:\Windows\System32\windowspowershell\v1.0\powershell.exe -NoExit -ExecutionPolicy RemoteSigned -File .\StartUcsPS.ps1 Windows PowerShell Copyright (C) 2009 Microsoft Corporation. All rights reserved. |
ステップ 3 | Cisco UCS PowerToolで、次の手順を実行します。 |
ステップ 4 | Cisco UCS PowerToolで次のスクリプトを実行して、iSCSI 起動設定を検証し、重複した IQN がないかどうかを確認します。
PS C:\>Get-UcsServiceProfile -type instance | Get-UcsVnicIScsi | ? { $_.InitiatorName -ne "" } | select Dn,InitiatorName | group InitiatorName |? { $_.Count -gt 1 } | % { $obj = New-Object PSObject ; $obj | Add-Member Noteproperty Count $_.Count; $obj | Add-Member Noteproperty InitiatorName $_.Name; $obj | Add-Member Noteproperty Dn ($_ | select -exp Group | % { $_.Dn } ); $obj } Cisco UCS PowerToolによって、次のように、画面に結果が表示されます。 Count InitiatorName Dn ----- ------------- -- 2 iqn.2012-01.cisco.com:s... {org-root/ls-SP_1_6/is... 2 iqn.2012-01.cisco.com:s... {org-root/ls-SP_2_1/is... 2 iqn.2012-01.cisco.com:s... {org-root/ls-SP_2_41/i... 4 iqn.2012-01.cisco.com:s... {org-root/ls-SP_2_7/is... 2 iqn.2012-01.cisco.com:s... {org-root/org-sub1/ls-... 2 iqn.2012-01.cisco.com:s... {org-root/org-sub2/ls-... |
ステップ 5 | (任意)
.NET Frame work 3.5 Service Pack 1 がインストールされている場合は、次のスクリプトを使用して GUI で結果を表示できます。
PS C:\>Get-UcsServiceProfile -type instance | Get-UcsVnicIScsi | ? {$_.InitiatorName -ne "" } | select Dn,InitiatorName | group InitiatorName |? { $_.Count -gt 1 } | % { $obj = New-Object PSObject ; $obj | Add-Member Noteproperty Count $_.Count; $obj | Add-Member Noteproperty InitiatorName $_.Name; $obj | Add-Member Noteproperty Dn ($_ | select -exp Group | % { $_.Dn } ); $obj } | ogv |
ステップ 6 | 次のように、Cisco UCS Managerから切断します。
PS C:\>Disconnect-Ucs |
Cisco UCS ドメインの複数のサービス プロファイルで IQN が重複している場合は、Cisco UCS リリース 2.1 以降にアップグレードする前に、Cisco UCS Manager で iSCSI vNIC を再設定し、それぞれが一意の IQN を持つようにします。
アップグレード前に、Cisco UCS ドメインのサービス プロファイル全体においてすべての iSCSI vNIC が一意であることを確認しなかった場合は、IQN の重複を警告するために、Cisco UCS Manager で iSCSI vNIC に関するエラーが発生します。また、サービス プロファイル内に重複した IQN 名(同じ名前が両方の iSCSI vNIC で使用されている場合など)がないことを確認しなかった場合は、Cisco UCSによってサービス プロファイルが再設定され、1 つの IQN を持つようになります。この障害をクリアして重複した IQN を再設定する方法の詳細については、『Cisco UCS B-Series Troubleshooting Guide』を参照してください。
問題:Cisco UCSRelease 2.0(1) から Release 2.0(2) にアップグレードした後、Cisco UCS Manager によって 1 つ以上のサービス プロファイルで IQN 関連の障害が発生し、サービス プロファイル上の重複した IQN 発信側名を再設定できません。
考えられる原因:一意の IQN 発信側名を持っていないサービス プロファイルが、更新中のサービス プロファイル テンプレートに基づいています。
ステップ 1 | Cisco UCS Manager CLIにログインします。 |
ステップ 2 | UCS-A # scope org org-name
指定した組織の組織モードを開始します。ルート組織モードを開始するには、org-name に / と入力します。 |
ステップ 3 | UCS-A /org # scope service-profile profile-name
サービス プロファイルのサービス プロファイル組織モードを開始します。 |
ステップ 4 | UCS-A/org# scope vnic-iscsi iscsi_vnic1_name サービス プロファイルに割り当てられている最初の iSCSI vNIC のモードを開始します。 |
ステップ 5 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set iscsi-identity {initiator-name initiator-name | initiator-pool-name iqn-pool-name}
iSCSI 発信側の名前または iSCSI 発信側名の提供元の IQN プール名を指定します。iSCSI 発信側名には最大 223 文字を使用できます。 |
ステップ 6 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # exit 指定した iSCSI vNIC のモードを終了します。 |
ステップ 7 | UCS-A/org# scope vnic-iscsi iscsi_vnic2_name サービス プロファイルに割り当てられている 2 番目の iSCSI vNIC のモードを開始します。 |
ステップ 8 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi* # set iscsi-identity {initiator-name initiator-name | initiator-pool-name iqn-pool-name}
iSCSI 発信側の名前または iSCSI 発信側名の提供元の IQN プール名を指定します。iSCSI 発信側名には最大 223 文字を使用できます。 |
ステップ 9 | UCS-A /org/service-profile/vnic-iscsi # commit-buffer
トランザクションをシステムの設定にコミットします。 |
ステップ 10 | Cisco UCS Manager GUIで、更新中のサービス プロファイル テンプレートからサービス プロファイルをアンバインドします。 |
Cisco UCS Central への Cisco UCS ドメインの登録に関する問題のトラブルシューティング
日時の不一致が、登録に関する最も一般的な問題です。
Cisco UCS Centralと Cisco UCS ドメイン の間の日時が同期していることを確認するには、次の事柄を行います。
Cisco UCS Centralと Cisco UCS ドメイン で有効な NTP 設定が行われていることを確認します。
Cisco UCS Centralが、Cisco UCS ドメイン の時間より遅れて実行していることを確認します。これにより、Cisco UCS Centralによって発行された証明書の開始日が将来にならないように確実に設定されます。
証明書が有効でない場合は、次のコマンドを使用して Cisco UCS Centralからデフォルトのキーリング証明書を再生成します。
UCSC # connect policy-mgr UCSC(policy-mgr)# scope org UCSC(policy-mgr) /org# scope device-profile UCSC(policy-mgr) /org/device-profile # scope security UCSC(policy-mgr) /org/device-profile/security # scope keyring default UCSC(policy-mgr) /org/device-profile/security/keyring* # set regenerate yes UCSC(policy-mgr) /org/device-profile/security/keyring* #commit-buffer
設定を修正した後に問題が発生した場合は、Cisco UCS Managerの共有秘密の更新が必要な可能性があります。
UCSM# scope system UCSM /system # scope control-ep policy UCSM /system/control-ep # set shared-secret Shared Secret for Registration: UCSM /system/control-ep* # commit-buffer
Cisco TAC に連絡する前に、次のことを確認してください。