この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco UCS Director では、ポッドとそのコンポーネントの現在のステータスや、ポッドまたはそのコンポーネントの一定の期間にわたるパフォーマンスを確認するために、数種類のレポートを使用できるようになっています。これらのレポートはすべて、リアルタイムのデータを反映させるために手動で更新することも、関係者と共有するために PDF、CSV、または XLS 形式でエクスポートすることもできます。
使用可能なレポートは、次のとおりです。
ポッドまたはそのコンポーネントの比較データやその他の情報を確認するために使用できる要約レポート。これらのレポートは、[概要(Summary)] ページの棒グラフ、円グラフ、および表形式のウィジェットに表示されます。
特定のコンポーネントに関する詳細情報を確認するために使用できる表形式のレポート。
一定期間にわたるポッド リソースのパフォーマンスに関する情報を提供する傾向グラフ。
VM のインフラストラクチャをグラフ形式のバーで表示するスタック ビュー。
その他、パフォーマンスに優れた上位 5 つのポッド リソースを示すレポートや、ハイパフォーマンスのポッド リソースに関する詳細レポートもあります。これらのレポートの中には、カスタマイズできるものもあります。
要約レポートを使用して、HyperFlex ポッドのステータスを確認したり、ポッドとそのコンポーネントのインベントリ ライフサイクルのアクションを管理したりできます。各レポートは、ポッド レベルおよびクラスタ レベルの [概要(Summary)] ページにウィジェットとして表示されます。
[概要(Summary)] ページをカスタマイズして、1 つ以上のレポートを非表示にすることもできます。要約レポートの内容は、PDF、CSV、または XLS 形式でエクスポートできます。また、要約レポートの一部またはすべてを Cisco UCS Director ダッシュボードに追加すると、それらのレポートに簡単にアクセスできるようになります。
すべてのポッドを比較する要約レポートには、以下の情報がグラフ形式または表形式で表示されます。
ポッド別のアクティブな VM の分布
ポッド別のストレージ総容量(GB)
概要
各 HyperFlex ポッドの要約レポートには、以下の情報がグラフ形式または表形式で表示されます。
ポッドのストレージ容量(GB)
アクティブなクラスタ ノードとメンテナンス/エラー状態のクラスタ ノード
アクティブな VM と非アクティブな VM
ポッド コンポーネントの要約(ソフトウェア バージョン、クラスタのステータスなど)
ストレージ容量サマリー
ESXi ホストのバージョン
要約レポートの詳細および Cisco UCS Director でのレポート作成方法については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。
表形式のレポートには、HyperFlex ポッドに含まれるコンポーネントのステータスが示されます。表形式のレポートに表示されているデータは、PDF、CSV、または XLS 形式でエクスポートできます。インベントリ収集をスケジュール済みの場合、ステータスは定期的に更新されます。インベントリ収集がスケジュールされていなければ、表形式のレポートで [更新(Refresh)] をクリックすることで、リアルタイムのステータスを取得できます。
HyperFlex ポッドを選択すると、どのページからでも表形式のレポートにアクセスできます。表形式のレポートを利用できるコンポーネントは以下のとおりです。
一部のコンポーネントでは、表形式レポート内の行をクリックすることにより、[詳細の表示(View Details)] でさらに詳しい情報を確認できます。
スタック ビューには、HyperFlex VM に関する情報(コンピューティング、ネットワーク、ストレージの設定、VM で使用可能なリソースなど)がグラフ形式で表示されます。
スタック ビューは以下のデータで構成されます。
|
コンピューティング |
ネットワーク |
ストレージ |
---|---|---|---|
OS |
VM にインストールされている OS |
VM にインストールされている OS |
VM にインストールされている OS |
VM |
VM 名 |
VM 名 |
VM 名 |
ネットワーク アダプタおよびポート |
仮想ディスク |
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ハイパーバイザ |
ハイパーバイザのバージョン、IPアドレス、およびクラスタ |
ハイパーバイザのバージョン、IPアドレス、およびクラスタ |
ハイパーバイザのバージョン、IPアドレス、およびクラスタ |
ポート グループおよび VLAN |
データストア |
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VSwitch |
|||
インフラストラクチャ |
VM が位置するサーバ |
|
VM が位置する HX ストレージ クラスタ |
スタック ビューにアクセスするには、[VMs] を選択し、VM を選択して [スタック ビュー(Stack View)] をクリックします。
HyperFlex ポッドを追加すると、Cisco UCS Director によりそのポッドのインベントリが検出されて収集されます。収集されたインベントリや HyperFlex ポッドとそのコンポーネントのステータスは、要約レポートおよびレポート ページで確認できます。ステータスは、システム タスクによって定期的に更新することも、コンポーネントを使用して手動で更新することもできます。
HyperFlex システム タスクを使用すると、HyperFlex ポッドごとにインベントリ収集をスケジュールできます。ビジネスのニーズに応じて、すべての HyperFlex ポッドに同じスケジュールを設定したり、一部のポッドに異なるスケジュールを設定したりできます。間隔の時間数または分数を指定し、自動的にインベントリ収集を実行して HyperFlex ポッドのステータスを更新することができます。
システム タスクのスケジュール方法については、『Cisco UCS Director Administration Guide』を参照してください。
システム タスクによるインベントリ収集がスケジュール済みの場合でも、HyperFlex ポッドまたはそのコンポーネントのインベントリ取集を手動で実行することができます。インベントリとステータスを手動で更新する方法の例として、以下の方法があります。
HyperFlex(HX)クラスタは Cisco HX シリーズ サーバ のグループです。クラスタ内の各 Cisco HX シリーズ サーバ はノードまたはホストと呼ばれ、フェールオーバーを正常に動作させるために同一に設定されている必要があります。Cisco UCS Director を使用し、HX クラスタ の以下のコンポーネントを表示して管理することができます。
クラスタ要約
コントローラ ノード
vSwitch
[HX クラスタの一貫性(HX Cluster Consistent)] 列には、すべての HX クラスタ ノードで vSwitch 設定が一貫しているかどうかが示されます。各ノードに vSwitch が存在し、その vSwitch に同数のアップリンクがあり、アップリンクの設定および vSwitch のセキュリティ設定が同一である場合、クラスタには一貫性があります。
DVSwitch
[HX クラスタの一貫性(HX Cluster Consistent)] 列には、すべての HX クラスタ ノードに DvSwitch 設定が存在しているかどうかが示されます。
HX サーバ
ディスクの詳細
ポート グループ
VM
Dv ポート グループ
VM
物理 NIC
VM
vmkNIC
VLAN
[VLAN の削除(Delete VLAN)] は、選択された VLAN をそれぞれの vNIC から関連付け解除して、サービス プロファイルまたはサービス プロファイル テンプレートに関連付けられているその VLAN を削除します。
[ポート グループの作成(Create a Port Group)] タスクでは、選択した vSwitch に VM の新しいポート グループを作成します。また、Cisco UCS に VLAN を作成するオプションも用意されており、すべての HyperFlex クラスタ ノードの vNICS が更新されます。
ステップ 1 | の順に選択します。 |
ステップ 2 | [HyperFlex] ページで、ポッドを選択します。 |
ステップ 3 | [HyperFlex] ページで、[クラスタ(Clusters)] をクリックします。 |
ステップ 4 | 管理対象のクラスタを含む行をクリックし、[詳細の表示(View Details)] をクリックします。 |
ステップ 5 | [ポート グループ(Port Groups)] をクリックします。 |
ステップ 6 | 削除する VLAN ID 付きのポート グループを含む行をクリックし、[その他のアクション(More Actions)] ドロップダウン リストから [削除(Delete)] を選択します。 |
ステップ 7 | [ポート グループの削除(Delete Port Group)] 画面で、フィールドに入力してポート グループを削除します。 |
ステップ 8 | [削除(Delete)] をクリックして、選択したポート グループを削除します。 |
このタスクでは、選択した vSwitch に新しい Dv ポート グループを作成します。また、Cisco UCS に VLAN を作成するオプションも用意されており、すべての HyperFlex クラスタ ノードの vNICS が更新されます。
Cisco UCS Director は、コンバージド インフラストラクチャの場合と同様に、HyperFlex であらゆる ESXi ホスト操作をサポートします。さらに、HyperFlex に限り、以下の ESXi ホスト操作もサポートしています。
HyperFlex での ESXi ホストの ESXi メンテナンス モードについては、『Cisco HyperFlex Data Platform Management Guide』を参照してください。
![]() (注) | Cisco UCS Director は、HyperFlex 上の ESXi ホストに対して ESXi メンテナンス モードのみをサポートします。Cisco UCS Director は、Cisco HX メンテナンス モードをサポートしていません。Cisco HX メンテナンスを使用するには、VMware vCenter で ESXi ホストを右クリックし、プロンプトに従ってください。 |
ステップ 1 | の順に選択します。 |
ステップ 2 | [HyperFlex] ページで、ポッドを選択します。 |
ステップ 3 | [HyperFlex] ページで、[ESXi ホスト(ESXi Hosts)] をクリックします。 |
ステップ 4 | メンテナンス モードを切り替える ESXi ホストを選択し、[ESXi HX メンテナンス モード(ESXi HX Maintenance mode)] をクリックします。 |
ステップ 5 | [ESXi HX メンテナンス モード(ESXi HX Maintenance mode)] 画面の [ESXi アクション(ESXi Action)] で、次のいずれかを選択します。
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ステップ 6 | [送信(Submit)] をクリックします。 |
ステップ 1 | の順に選択します。 | ||||
ステップ 2 | [HyperFlex] ページで、ポッドを選択します。 | ||||
ステップ 3 | [HyperFlex] ページで、[VMs] をクリックします。 | ||||
ステップ 4 | 管理対象の VM を含む行をクリックし、以下のいずれかのオプションをクリックします。
これらのオプションの一部は、[その他のアクション(More Actions)] ドロップダウン リストからのみ使用できます。
また、[スタック ビュー(Stack View)] をクリックして、[詳細の表示(View Details)] をクリックすると、サービス リクエスト、VM アクション リクエスト、イベント、VM スナップショット、vNIC、ディスク、CD ROM、VM アクセス データ、リンク済み複製 VM について、傾向レポートや詳細を確認することができます。これらの詳細は、VMware vCenter に関連する機能とアクションに固有です。 これらの機能とアクションの詳細については、『Cisco UCS Director VMware vSphere Management Guide』を参照してください。
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