アップグレード中のファブリック インターコネクトの回復
1 つまたは両方のファブリック インターコネクトがフェールオーバーまたはファームウェア アップグレード中に失敗した場合は、次のいずれかのアプローチを使用してこれらのファブリック インターコネクトを回復できます。
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ファブリック インターコネクトに稼動中のイメージがない場合にファブリック インターコネクトを回復する。
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ファブリック インターコネクトに稼動中のイメージがある場合にファブリック インターコネクトを回復する。
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アップグレードまたはフェールオーバー中に無応答のファブリック インターコネクトを回復する。
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自動インストール によるアップグレード中に障害が発生した FSM からファブリック インターコネクトを回復する。
ブートフラッシュに稼動中のイメージがある場合のアップグレード中のファブリック インターコネクトの回復
次の手順は、両方または一方のファブリック インターコネクトがファームウェア アップグレード中にダウンし、リブートされ、ローダー プロンプトで停止した場合に実行できます。
始める前に
次の手順を実行するには、ブートフラッシュに稼動中のイメージが存在する必要があります。
手順
ステップ 1 |
スイッチをリブートし、コンソールで Ctrl+L キーを押して、起動時にローダー プロンプトを表示させます。
例:
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ステップ 2 |
dir コマンドを実行します。 ブートフラッシュ内の使用可能なカーネル、システム、および Cisco UCS Manager イメージのリストが表示されます。 例:
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ステップ 3 |
ブートフラッシュからカーネル ファームウェア バージョンを起動します。
例:
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ステップ 4 |
管理イメージが nuova-sim-mgmt-nsg.0.1.0.001.bin にリンクされていることを確認します。 nuova-sim-mgmt-nsg.0.1.0.001.bin は予約済みシステム イメージが使用し、管理イメージを Cisco UCS Manager 準拠にするための名前です。 例:
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ステップ 5 |
システム イメージをロードします。 例:
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ステップ 6 |
Cisco UCS Manager にログインし、ファブリック インターコネクトと Cisco UCS Manager ソフトウェアを必要なバージョンにアップデートします。 |
アップグレードまたはフェールオーバー中の無応答のファブリック インターコネクトの回復
アップグレードまたはフェールオーバー中は、新たなリスクを避けるため、次のタスクを実行しないでください。
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Pmon の停止と開始
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FI のリブート(電源の再投入または CLI)
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HA フェールオーバー
手順
ステップ 1 |
CSCup70756 で説明されているように httpd_cimc.sh プロセスが失われた場合、KVM にアクセスできなくなります。フェールオーバーを続けるか、Cisco テクニカル サポートに連絡します。 |
ステップ 2 |
プライマリ側で KVM にアクセスできなくなった場合は、フェールオーバーを続行して問題を解決します。 |
ステップ 3 |
セカンダリ側で KVM が必要であるか、またはダウンしている場合は、デバッグ プラグインを使用してそのサービスのみを開始します。デバッグ イメージを実行するには、TAC にお問い合わせください。 |
ステップ 4 |
CSCuo50049 で説明されている /dev/null 問題が発生した場合は、必要に応じて両方のステップでデバッグ プラグインを使用して権限を 666 に修正します。Cisco テクニカル サポートに連絡してデバッグ コマンドを実行します。 |
ステップ 5 |
CSCup70756 および CSCuo50049 の両方が発生した場合、VIP が失われる可能性があります。VIP が失われた場合は、次の手順を実行します。
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自動インストール によるアップグレード中に障害が発生した FSM からのファブリック インターコネクトの回復
次の状態が発生した場合には、いずれに対しても、これらの手順が実行できます。
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ファブリック インターコネクトにサービス パックがインストールされている状態で、Cisco UCS Manager リリース 3.1(2) からリリース 3.1(3) に 自動インストール を使用してファームウェアをアップグレードまたはダウングレードしている。
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FSM の DeployPollActivate の段階で複数回再試行したか、FSM の障害のために、ファブリック インターコネクトの両方またはいずれかがダウンしている。
手順
ステップ 1 |
下位のファブリック インターコネクト上の FSM の DeployPollActivate 段階で複数の再試行が確認された場合、または FSM に障害が発生した場合には、次の操作を行います。 |
ステップ 2 |
自動インストール 経由で強制オプションを使用してインフラストラクチャ ファームウェアをアップグレードします。 例:
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ステップ 3 |
プライマリ ファブリック インターコネクトのリブートを承認します。 例:
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ステップ 4 |
現在の下位のファブリック インターコネクト上の FSM の DeployPollActivate 段階で複数の再試行が確認された場合、または FSM に障害が発生した場合には、次の操作を行います。 |