トラフィック モニタリング
トラフィック モニタリングでは、1 つまたは複数の送信元ポートからのトラフィックをコピーし、コピーされたトラフィックを分析用の専用宛先ポートに送信してネットワーク アナライザに分析させます。この機能は、Switched Port Analyzer(SPAN)としても知られています。
トラフィック モニタリング セッションの種類
モニタリング セッションが 2 種類あります。
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イーサネット
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ファイバ チャネル
宛先ポートの種類により、どのようなモニタリング セッションを必要とするかが決まります。イーサネットのトラフィック モニタリング セッションの場合、宛先ポートは未設定の物理ポートであることが必要です。Cisco UCS 6454 Fabric Interconnects および6300 ファブリック インターコネクトを使用している場合を除いて、ファイバ チャネルのトラフィック モニタリング セッションの場合、宛先ポートはファイバ チャネル アップリンク ポートであることが必要です。
(注) |
Cisco UCS 6332、6332-16UP、および 6454 ファブリック インターコネクトでは、ファイバ チャネル宛先ポートを選択できません。宛先ポートは、未設定の物理イーサネット ポートである必要があります。 |
イーサネット全体のトラフィック モニタリング
イーサネット トラフィック モニタリング セッションでは、次のトラフィックの送信元ポートおよび宛先ポートのいずれかをモニタできます。
送信元ポート |
宛先ポート |
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未設定のイーサネット ポート |
(注) |
すべてのトラフィックの送信元は宛先ポートと同じスイッチ内にある必要があります。宛先ポートとして設定されたポートを送信元ポートとしても設定することはできません。ポート チャネルのメンバ ポートを個別に送信元として設定することはできません。ポート チャネルが送信元として設定されている場合、すべてのメンバ ポートが送信元ポートです。 |
サーバ ポートは、非仮想化ラック サーバ アダプタへのポートの場合にのみ送信元にすることができます。
Cisco UCS 6454 インターコネクトのトラフィック モニタリング
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Cisco UCS 6454は、宛先ポートとしてファイバ チャネル ポートをサポートしません。したがって、イーサネット ポートは、このファブリック インターコネクトでトラフィック モニタリング セッションを設定するための唯一のオプションです。
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Cisco UCS 6454 は、ファブリック インターコネクトごとに 3 つ以上の送信元に対する送信方向のトラフィックのモニタリングをサポートします。
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送信方向と受信方向のトラフィックについて、ポート チャネル送信元で SPAN をモニタまたは使用できます。
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1 つのモニタ セッションの宛先ポートとしてポートを設定できます。
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送信方向の送信元としてポート チャネルをモニタできます。
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送信方向の送信元として vEth をモニタすることはできません。
Cisco UCS 6300 インターコネクトのトラフィック モニタリング
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Cisco UCS 6300 ファブリック インターコネクトはポートベースのミラーリングをサポートしています。
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Cisco UCS 6300 ファブリック インターコネクトは、VLAN SPAN を受信方向でのみサポートします。
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イーサネット SPAN は Cisco UCS 6300 ファブリック インターコネクトに基づいたポートです。
Cisco UCS 6200 インターコネクトのトラフィック モニタリング
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Cisco UCS 6200 および 6324 では、ファブリック インターコネクトごとに最大 2 つの送信元で「送信」方向のモニタリング トラフィックがサポートされています。
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Cisco UCS 6200 では、SPAN トラフィックは SPAN 宛先ポートの速度によりレート制限されています。これは 1 Gbps または 10 Gbps のいずれかです。
重要 |
(6200 および 6324 ファブリック インターコネクトの場合)入力トラフィック専用ポート チャネル上で SPAN の使用またはモニタができます。 |
ファイバ チャネル全体のトラフィック モニタリング
ファイバ チャネル トラフィック アナライザまたはイーサネット トラフィック アナライザを使用して、ファイバ チャネル トラフィックをモニタできます。ファイバ チャネル トラフィックが、イーサネット宛先ポートでイーサネット トラフィック モニタリング セッションでモニタされる場合、宛先トラフィックは FCoE になります。Cisco UCS 6300 ファブリック インターコネクトは、FC SPAN を、入力側でのみサポートします。Cisco UCS 6248 ファブリック インターコネクトのファイバ チャネル ポートは送信元ポートとして設定できません。
ファイバ チャネル トラフィック モニタリング セッションでは、次のトラフィックの送信元ポートおよび宛先ポートのいずれかをモニタできます。
送信元ポート |
宛先ポート |
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