Cisco UCS X シリーズ ダイレクト ファブリック インターコネクト 9108 100G 取り付けおよび提供ガイド

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2024年7月23日火曜日

章のタイトル： ファブリック インターコネクトの提供

ファブリック インターコネクトの提供

この章は次のトピックで構成されています。

上部カバーの取り付けと取り外し

Cisco UCS X シリーズ ダイレクト 9108 100G ファブリック インターコネクトの上部カバーを取り外して、内部コンポーネント（一部は現場交換可能）にアクセスできます。上部カバーの片面にはリリース ボタン、もう片面にはエンボスがあります。

  • リリース ボタンは、ファブリック インターコネクトから取り外せるようにカバーのロックを解除します。

  • エンボスは、カバーの両側に均等な力を加えることができるように、2 つ目のフィンガーホールドを提供します。

1

リリース ボタン（Release Button）

2

フィンガーホールドとして使用できるエンボス

上部カバーの取り外しと取り付けをを行う手順は、次のとおりです。

上部カバーの取り付け

通常のランタイム動作中は、ファブリック インターコネクトに上部カバーを取り付ける必要があります。ファブリック インターコネクトで作業していないときは、必ず上部カバーを取り付けたままにしてください。

次のタスクを活用して、上部カバーを取り付けます。

始める前に

上部カバーには、上部カバーの内側のキャッチ ピンとファブリック インターコネクトの側面の切り欠きで構成される配置機能があります。これらの機能が満たされている場合、モジュールは正常に取り付けできます。

手順

ステップ 1

ファブリック インターコネクトの上に上部カバーを同調ます。

ステップ 2

カバーのエッジを少し下に傾けながら、上部カバーをファブリック インターコネクトの上に下ろします。

ステップ 3

上部カバーがファブリック インターコネクトと同じ高さになっていることを確認し、キャッチ ピンが切り欠きに挿入されるまで上部カバーを前面パネルの方向にスライドさせます。

（注）  

 

上部カバーのボタンとエンボスを使用して、上部カバーを所定の位置にスライドさせるときに、上部カバーの両側に均等な力を加えることができます。
上部カバーのエッジが前面パネルのエッジの下にスライドする必要があります。上部カバーが完全に取り付けられると、リリース ボタンがカチッと音を立てます。

次のタスク

準備ができたら、ファブリック インターコネクトをシャーシに再取り付けします。「ファブリック インターコネクトのインストール」を参照してください。

上部カバーの取り外し

ファブリック インターコネクトには、コンポーネントを保護し、適切な換気と冷却を促進するシートメタルの上部カバーがあります。上部カバーを取り外すには、次の手順に従います。

始める前に

ファブリック インターコネクト コンポーネントを保守するには、上部カバーを取り外す必要があります。サーバ シャーシからファブリック インターコネクトをまだ取り外していない場合は、ここで取り外します。ファブリック インターコネクトの取り外しを参照してください。

手順

ステップ 1

ファブリック インターコネクトを静電気防止用の作業台に平らに置きます。

ステップ 2

指を使って、カチッという音がするまでリリース ボタンます。

ステップ 3

リリースボタンとエンボスフィンガーホールドを使用して、上部カバーの後端を少し持ち上げながら、上部カバーを後方にスライドさせます（前面パネルから離れるように）。

上部カバーの後端をゆっくり持ち上げると、反対側の端の圧力がリリースされ、上部カバーの前端がファブリック インターコネクトのシートメタル端の下からスライドして引き出されます。

（注）  

 

キャッチ ピンがシートメタルの切り欠きから外れるように、上部カバーをスライドさせます。

1

リリース ボタン（Release Button）

2

エンボス フィンガーホールド

次のタスク

ファブリック インターコネクトのメンテナンス作業を行った後、上部カバーを再度取り付けます。「上部カバーの取り付け」を参照してください。

ファブリック インターコネクトのコンポーネント

Cisco UCS X シリーズ ダイレクト ファブリック インターコネクト 9108 100G（UCSX-S9108-100G）は、次のボードレベル コンポーネントがあります。
図 1. ファブリック インターコネクト、コンポーネント図

1

ヒートシンク（現場交換不可）

2

左のファンから 1〜3 の番号が付けられたファン（UCSX-RSFAN=）、3

3

ヒートシンク（現場交換不可）

4

QSFP28 光ポート。

ポートは、4 つの物理ポートの 2 つのグループに配置されます。ポートは垂直のペアでスタックされ、各垂直ポートスタックに 2 つのポートがあります。

左から右に：

ポート番号 1 はこのグループの左側のポートペアの一番上のポートで、ポート番号 3 はグループの右側のポートペアの一番上のポートです。

ポート番号 5 はこのグループの左側のポートペアの一番上のポートで、ポート番号 7 はグループの右側のポートペアの一番上のポートです。

5

M.2 240G SATA、1。

6

M.2 SATA SSD を保持するミニストレージ キャリア。

7

イジェクタ ハンドル、2 つ、側面ごとに 1 つ。

ファブリック インターコネクトが取り付けられている場合は、イジェクタ ハンドル ロックが使用されます。

Cisco UCS X シリーズ ダイレクト ファブリック インターコネクト モジュールの現場交換可能ユニットの交換手順

Cisco UCS X9508 の背面には、ファンの上に UCS X シリーズ ダイレクト ファブリック インターコネクト 9108 100G（ファブリック インターコネクト モジュール）用の 2 つのモジュール ベイがあります。

ファブリック インターコネクト モジュールの現場交換オプションについては、次の図を参照してください。

図 2. Cisco UCS X シリーズ ダイレクト ファブリック インターコネクト 9108 100G モジュール（UCSX-S9108-100G）FRU の交換手順

ファブリック インターコネクト ファンの取り付けと取り外し

Cisco UCS X シリーズ ダイレクト ファブリック インターコネクト 9108 100G には、オンボード ファン（UCSX-RSFAN=）が含まれています。これらのファンは、ファブリックインターコネクトと UCS インテリジェント ファブリック モジュール（IFM）の間で交換可能ですが、Cisco UCS X9508 サーバ シャーシのファンとは交換できません。 一般的な構成では、ファブリック インターコネクトで 1〜3 の番号が付いた 3 つのファンがあります。


（注）  

ファブリック インターコネクト（UCSX-RSFAN=）のファンは、サーバ シャーシ全体に冷却と換気を提供するシャーシ ファン モジュール（UCSX-9508-FAN）とは異なります。これら 2 種類のファンの間には互換性がありません。

ファブリック インターコネクトのファンを交換するには、次の手順を活用します。

ファブリック インターコネクト ファンの取り外し

ファブリック インターコネクトからファンを取り外すには、次の手順を実行します。

手順

ステップ 1

長い各側面のタブでファンをつかみます。

ステップ 2

ファンをまっすぐ引き上げます。

この手順では、ファンを電源コネクタから外し、ファンをボードから持ち上げます。

図 3. ファブリック インターコネクトからファンを取り外す

次のタスク

ファン モジュールの挿入。「ファブリック インターコネクト ファンの取り付け」に進みます。

ファブリック インターコネクト ファンの取り付け

このタスクを活用して、ファブリック インターコネクトのファン（UCSX-RSFAN=）を取り付けます。

手順

ステップ 1

ファンを正しく位置合わせします。

  1. 交換用ファンの電源コネクタをボードの電源コネクタに合わせます。

  2. 長いファンの側面のガイドをモジュールの対応する切り欠きに合わせます。

    図 4. ファンの位置合わせ

ステップ 2

ファンが完全に装着されるまで、ファンを均等に押し下げます。

取り付け中は、ファンが水平になっていることを確認します。モジュールまたはモジュールブランクにファンが正しく装着されると、カチッという音がします。

ファブリック インターコネクト M.2 ミニ ストレージ モジュールの取り付けおよび取り外し

各ファブリック インターコネクトには、M.2 ミニ ストレージ モジュールの形式で独自のオンボード ストレージ機能があります。各ミニ ストレージ モジュールは、スレッドまたは M.2 SATA SSD で構成されます。M.2 ストレージ モジュールは、シャーシ内のファブリック インターコネクト間で交換可能です。M.2 ストレージ モジュールは、スレッドと同様に現場交換可能です。

M.2 ミニストレージモジュールを交換するには、次の手順を実行します。

ミニ ストレージに関する考慮事項

ミニ ストレージ モジュールまたはその SSD の取り付けまたは取り外しを行う場合は、次の点に注意してください。

  • M.2 SSD は SATA にする必要があります。

  • SSD のソケットはキャリアの上部にあります。ミニ ストレージ モジュールをファブリック インターコネクトに取り付ける場合は、この SSD が上を向いていることを確認します。

ファブリック モジュール M.2 ミニ ストレージ モジュールの取り外し

このタスクを使用して、ファブリック インターコネクトの M.2 ミニ ストレージ モジュールを取り外します。

手順

ステップ 1

指を使用して保持クリップを外側に引き、M.2 ミニストレージモジュールに圧力をかけ、キャリアから取り外します。

ステップ 2

M.2 モジュールの長い側面をつかみ、引き上げてキャリアから取り外します。

図 5. M.2 ミニ ストレージ モジュールの取り外しと取り外し

次のタスク

新しい M.2 ストレージモジュールを挿入します。「ファブリック インターコネクト M.2 ミニ ストレージ モジュールの取り付け」に進みます。

ファブリック インターコネクト M.2 ミニ ストレージ モジュールの取り付け

M.2 ミニストレージモジュールをファブリック インターコネクトの M.2 モジュールキャリアに取り付けるには、次の作業を実行します。

手順

ステップ 1

モジュールの長辺を持ち、モジュールの短辺の 2 つの穴を M.2 モジュールホルダーの保持ピンに合わせます。

図 6. M.2 ミニ ストレージ モジュールの位置合わせと取り付け

ステップ 2

キャリアの四隅を押して、完全に装着します。

M.2 モジュールがキャリアに装着されている間、水平になっていることを確認します。モジュールが所定の位置にカチッと収まり、両方の保持クリップがかみ合っている場合、モジュールは正しく装着されています。

ミニストレージ SSD の取り付けおよび取り外し

ミニストレージ モジュールをマザーボードのソケットに差し込むことにより、内部ストレージを追加します。ミニストレージ モジュールには、1 つの M.2 フォーム ファクタ SSD が含まれています。

ミニストレージ SSD の取り付けまたは取り外しについては、次を参照してください。

ミニ ストレージ SSD の取り外し

ここでは、ミニ ストレージ モジュールの M.2 SATA SSD を取り外して交換する方法について説明します。モジュールの上部に M.2 SSDソケットが 1 つあります。

始める前に

M.2 SSD にアクセスするには、ミニ ストレージ モジュールをファブリック インターコネクトから取り外す必要があります。ミニ ストレージ モジュールをまだ取り外していない場合は、ここで取り外します。ファブリック モジュール M.2 ミニ ストレージ モジュールの取り外しを参照してください。

No.1 プラス ドライバを入手します。

手順

ステップ 1

ファブリック インターコネクトから取り外したミニストレージ モジュールで、No. 1 プラス ドライバを使用して、M.2 SSD をキャリアに固定している 1 本のネジを外します。

ステップ 2

キャリアのソケットから M. 2 SSD を持ち上げます。

ネジの反対側のソケットをクリアするために、SSD を傾けてスライドさせる必要がある場合があります。

次のタスク

M.2 SSD を取り付けます。「ミニ ストレージ SSD の取り付け」を参照してください。

ミニ ストレージ SSD の取り付け

M.2 SSD をミニ ストレージ モジュールに取り付けるか、または再度取り付けるには、このタスクを活用します。

始める前に

このタスクを完了するには、#1 プラス ドライバが必要です。

手順

ステップ 1

交換用 M.2 ドライブをミニストレージ モジュールのソケット上に置きます。

ステップ 2

M.2 ドライブを下に向け、コネクタの終端をキャリアのソケットに挿入します。M.2 ドライブのラベルが上向きになっている必要があります。

ステップ 3

M.2 ドライブをキャリアに押し込みます。

ステップ 4

M.2 SSD の終端をキャリアに固定する 1 本のネジを取り付けます。

図 7. M.2 ドライブの取り付けを表示

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