この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ここでは、ATA 190 ハードウェアを接続し、QED およびファームウェア ファイルをロードして ATA 190 を設定する方法について説明します。QED ファイルを最初にインストールした後で、ファームウェア ファイルをインストールする必要があります。
機器を配備した後、図 3-1を参照して、ATA 190 の設置手順に従います。
ATA 190 は、IP テレフォニー ネットワークのエンドポイントとして機能します。次の機器が必要です。
• 音声パケット ゲートウェイ。公衆電話交換網(PSTN)に接続する場合には必須です。アナログ キー システムが有効な場合、ゲートウェイは必要ありません。
一般的な安全性を確保するには、次のガイドラインに従ってください。
• 本製品を濡らしたり、装置内に液体を注いだりしないでください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• ATA 190 に付属の電源装置のみを使用してください。
警告 本製品を最終処分する際には、各国のすべての法律および規制に従ってください。
警告 システムを電源に接続する前に、設置手順をお読みください。
警告 いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐに手が届く状態にしておいてください。
警告 雷の発生中は、システム上での作業、またはケーブルの接続や取り外しを行わないでください。
警告 感電を防ぐため、安全超低電圧(SELV)回路を電話網電圧(TNV)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が、WAN ポートには TNV 回路が組み込まれています。一部の LAN ポートおよび WAN ポートでは、共に RJ-45 コネクタが使用されています。ケーブルの接続は、注意深く行ってください。
翻訳版の警告については、『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ATA 190(Cisco ATA 190 に関する法規制の遵守および安全情報)』マニュアルを参照してください。
• 『Cisco ATA 190 Analog Telephone Adaptor at a Glance(Cisco ATA 190 Analog Telephone Adaptor の概要)』
• 『Cisco ATA 190 Analog Telephone Adaptor (SIP) Product Safety and User Manual(Cisco ATA 190 Analog Telephone Adaptor(SIP)製品のセイフティおよびユーザ マニュアル)』
• 『Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco ATA 190(Cisco ATA 190 に関する法規制の遵守および安全情報)』
(注) ATA 190 を使用する際には、装置に付属の 12V DC 電源アダプタだけを使用してください。
ステップ 2 ネットワークから ATA 190 の 10/100 SW ポートにストレート イーサネット ケーブルを接続します。各 ATA 190 には、イーサネット ケーブルが 1 本付属しています。
(注) 10 Mbps接続の場合は、カテゴリ 3/5/5e/6 のいずれのケーブルでも使用できますが、100 Mbps 接続にはカテゴリ 5/5e/6 を使用する必要があります。
ATA 190 には 1 台または 2 台の電話機を取り付けることができます。その際、RJ11 ケーブルを使って電話機を ATA 190 に接続します。回線でアクティビティが行われていると、その回線の LED が点滅します。
ATA 190 が電源に接続されると、起動プロセスが開始し、次の一連のステップが実行されます。
このステップで、ATA 190 が起動します。起動するまでに最大 1 分かかる場合があります。
このステップで、ATA 190 はアプリケーションを起動します。
ATA 190 が Cisco Unified Communications Manager に登録されます。電話機をオンフック状態にすると、ビジー トーンが聞こえます。このステップが完了するまでに、最大 1 分かかる場合があります。
ATA 190 フラッシュ メモリが消去された場合やロードが破損している場合は、すべての LED が再び点滅します。ATA 190 はイメージ ファイルをダウンロードして、フラッシュに書き込みます。ATA 190 がリブートし、ステップ 1 からプロセスを開始します。
電話機をオフフック状態にすると、回線 LED が点灯し、ダイヤル トーンが聞こえます。ATA 190 の起動プロセスが完了しました。
ネットワークで DHCP を使用していない場合は、ATA 190 デバイスをネットワークに設置した後、ATA 190 で次のネットワーク設定を行う必要があります。
• IP サブネット情報(IPv4 の場合はサブネット マスク)
上記の情報を収集してから、 音声メニュー コード の手順を参照してください。
セキュリティ機能は、電話機の ID やデータへの脅威など、複数の脅威を防止します。これらの機能によって、電話機と Cisco Unified Communications Manager サーバの間で認証された通信ストリームが確立および維持され、転送前のファイルにデジタル署名が実施されます。
セキュリティ機能の詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド 』を参照してください。
電話機の [セキュリティ設定(Security Configuration)] メニューからローカルで有効な証明書(LSC)のインストールを開始できます。このメニューでは、LSC の更新および削除も実行できます。
開始する前に、以下のようにして、Cisco Unified Communications Manager および CAPF のセキュリティ設定が適切に完了していることを確認します。
• Cisco Unified Communications オペレーティング システムの管理ページで、CAPF 証明書がインストールされていることを確認してください。
詳細については、『 Cisco Unified Communications Manager セキュリティ ガイド 』を参照してください。
(注) LSC をアップデートする必要がある場合は、 音声メニュー コードの手順に従って、工場出荷時のデフォルトにリセットする必要があります。