ハンドセット、ヘッドセット、およびスピーカの使用方法
Cisco Unified IP Phone 7906G および 7911G では、スピーカを使用してハンズフリーで音声を聞くことができます。スピーカは、通話を聞くためだけに使用できます。通話中に会話するには、ハンドセットを使用します。
次の 2 つの方法のいずれかで、スピーカを使用できます。どちらの方法を使用できるかは、システム管理者が電話機に対してどちらの機能を有効にしているかによって決まります。電話機に対して次のどちらかの機能を有効にできますが、両方を同時に有効にすることはできません。
• グループ リッスン
• モニタ(デフォルト)
グループ リッスン機能の使用方法
次の表は、グループ リッスン機能の使用方法を示しています。
|
|
ハンドセットを使用する |
オフフックにするにはハンドセットを取り上げます。オンフックにするにはハンドセットを受け台に戻します。 |
ハンドセットを使用して話すと同時に、スピーカで聞く(グループ リッスン) |
[Glisten] を押します。
(注) システム管理者がグループ リッスンを有効にしている場合にだけ、[Glisten]ソフトキーが表示されます。
|
グループ リッスンをオフにし、ハンドセットを使用する |
[GLOff] を押します。 |
グループ リッスンの使用後に切断する |
[終了]を押すか、または切断します。 |
コールの音量レベルを調節する |
(注) グループ リッスンを使用している場合は、音量を調節すると、ハンドセットではなくスピーカの音量だけが変更されます。
コール中またはダイヤル トーンが聞こえているときに音量の上下ボタンを押します。 以降のコール用に音量レベルを保存するには、[保存]を押します。 |
モニタ機能の使用方法
次の表は、モニタ機能の使用方法を示しています。
|
|
ハンドセットを使用する |
オフフックにするにはハンドセットを取り上げます。オンフックにするにはハンドセットを受け台に戻します。 |
通話をスピーカで聞く |
[モニタ]を押し、ハンドセットを置きます。通話を聞くことはできますが、話すことはできません。
(注) グループ リッスンが有効である場合、[モニタ]ソフトキーと[モニタオフ]ソフトキーは使用できません。
|
スピーカをオフにし、ハンドセットを使用する |
ハンドセットを取り上げるか、 [モニタオフ] を押します。
(注) グループ リッスンが有効である場合、[モニタ]ソフトキーと[モニタオフ]ソフトキーは使用できません。
|
スピーカをオフにし、終了する |
[終了]を押します。 |
コールのスピーカ音量レベルを調節する |
コール中またはダイヤル トーンが聞こえているときに音量の上下ボタンを押します。 以降のコール用に音量レベルを保存するには、[保存]を押します。 |
ヒント
• システム管理者によって電話機のスピーカを使用できないように設定されている場合、 [Glisten] 、 [GLOff] 、[モニタ]および[モニタオフ]の各ソフトキーは使用できません。ハンドセットを取り上げて、コールの発信やモニタを行う必要があります。
• 音量 ボタンを押すと、使用中の装置(ハンドセットまたはスピーカ)の音量が変わります。グループ リッスン モードおよびモニタ モードでは、音量調節はスピーカを対象としており、ハンドセットを対象としていません。
(注) ハンドセットのためのワイドバンド設定を変更する必要がある場合(ハンドセットを変更する場合など)、 を押して、[設定]>[ユーザ設定]>[オーディオ設定]>[ワイドバンドハンドセット]を選択します。ワイドバンド ハンドセットの設定がグレー表示になっている場合、ユーザはこの設定を制御できません。
システム管理者に、電話機システムがワイドバンドを使用するように設定されているかどうかを確認します。システムがワイドバンド対応に設定されていない場合は、ワイドバンド ハンドセットを使用してもオーディオの感度が上がったとは感じられない場合があります。詳細については、ハンドセットのマニュアルを参照するか、システム管理者にお問い合せください。
ヘッドセットの使用
ヘッドセットを使用するには、ハンドセットを取り外し、ヘッドセットをハンドセット ポートに接続します。ヘッドセットの購入については、「ヘッドセットについて」を参照してください。
ヘッドセットでのワイドバンドの使用
ヘッドセットをハンドセット ポートに接続する場合は、ワイドバンド ハンドセットの設定が無効になっていることを確認してください。 [ユーザ設定]>[オーディオ設定]>[ワイドバンドハンドセット] を選択します。
(注) ワイドバンド ハンドセットの設定がグレー表示になっている場合、ユーザはこの設定を制御できません。この設定を変更するには、システム管理者に連絡する必要があります。
自動応答の使用
自動応答が有効である場合、電話機は、2 ~ 3 回の呼出音の後、自動的に着信コールに応答します。システム管理者は、自動応答においてコールへの応答にスピーカを使用するよう設定できます。ただし、スピーカを使用してユーザが実行できるのは、コールをモニタすることだけです。発信者と通話するには、ハンドセットを取り上げる必要があります。