Cisco CallManager Upgrade Assistant Utility 4.1(2) の使用方法
Cisco Technical Support Web サイト
Cisco CallManager Upgrade Assistant Utility は、システムには影響を与えないツールであり、Cisco CallManager 4.1(2) へのアップグレードを実行する前に Cisco CallManager クラスタ内のサーバの健全性を検証します。
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(注) 注釈です。役立つ情報や、このマニュアル以外の参考資料などを紹介しています。
ワンポイント・アドバイス このヒントに紹介している方法で作業を行うと、時間を短縮できます。
この文書と共に次のマニュアルも参照してください。 表 1 の各 URL をクリックすると、そのマニュアルがあるページに移動します。
オペレーティング システムについてのマニュアルおよび Virtual Network |
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/iptel_os/index.htm |
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/ccmcomp.htm |
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http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/index.htm |
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http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/backup/index.htm |
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http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/sw-voice.shtml (注) オペレーティング システムと SQL Server のサポート パッチが、Voice Products Operating System の暗号化されたソフトウェアのページにあります。Cisco CallManager ソフトウェアのページからそのサイトに移動できます。 |
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http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/index.htm |
ユーティリティを実行する前に、次の作業を実施することを強くお勧めします。
• Cisco CallManager サーバをバックアップする。バックアップ ユーティリティのマニュアルを入手するには、 http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/backup/index.htm を参照してください。
• 「ユーティリティ機能の概要」をよく読む。
Cisco CallManager 4.1(2) へのアップグレードを実行する前に、Cisco CallManager Upgrade Assistant Utility を実行して Cisco CallManager クラスタ内のサーバの健全性を検証します。このユーティリティはシステムの状態には影響を与えません。
Cisco CallManager Upgrade Assistant Utility のバージョンは、サーバをアップグレードする Cisco
CallManager のバージョンに対応しています。互換性のある Cisco CallManager のリリースから Cisco CallManager 4.1(2) にアップグレードする場合は、Cisco CallManager Upgrade Assistant Utility, Version 4.1(2) を使用してください。サーバが Cisco CallManager 4.1(2) アップグレードの最小要件を満たしていないと、ユーティリティは動作しません。最小の互換要件については、『 Cisco CallManager Compatibility Matrix 』を参照してください。このマニュアルの最新版を入手するには、
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/voice/c_callmg/ccmcomp.htm を参照してください。
(注) Cisco CallManager Upgrade Assistant Utility 4.1(2) は、Cisco CallManager 4.1(2) が動作するサーバでは実行できません。
ユーティリティは、 表2 に示す検証モジュールを実行します。ユーティリティは特定の検証モジュールを、パブリッシャ サーバのみ、サブスクライバ サーバのみ、または、パブリッシャ サーバとサブスクライバ サーバの両方で実行します。ユーティリティは、あるモジュールで問題を特定すると、すぐに次のモジュールのチェックを開始します。ユーティリティによる検証プロセスが完了してから、Summary ウィンドウの検証リストで検証に失敗したモジュールおよび警告が出力されたモジュールを確認してください。
ユーティリティはこのチェックを Cisco |
ユーティリティは、シスコが提供するオペレーティング システムと関連サービス リリース、および SQL Server と関連サービス リリースのバージョンを検証します。 最小ソフトウェア要件についての情報は、『 Cisco CallManager Compatibility Matrix 』を参照してください。このマニュアルの最新版を入手するには、 表 1 を参照してください。 Upgrade Assistant Utility がチェックするのは、この文書に記載されているソフトウェア アプリケーションだけです。クラスタ内で他のアプリケーションを実行している場合、またはサーバ上で他のアプリケーションを実行している場合は、アップグレードする前に Cisco CallManager とアプリケーションとの間に互換性があることを確認してください。確認しないと、アプリケーションが期待どおりに機能しない可能性があります。 |
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ユーティリティはこのチェックを Cisco |
このユーティリティは、Cisco CallManager レジストリ(特に dbconnection0)に対してチェックを実行し、レジストリが適切なデータベースを指しているか検証します。 |
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ユーティリティはこのチェックを Cisco |
ユーティリティは、Cisco CallManager が DC |
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ユーティリティはこのチェックを Cisco |
• パスワードの履歴の記録、パスワードの変更禁止期間、パスワードの最小の長さなどのパスワード ポリシー ポリシーがデフォルトに設定されていることを確認してください。 ポリシーがデフォルトに設定されていることを確認してください。 • すべての Administrator アカウント用のローカル システム アカウント すべての Administrator アカウント用のローカル システム アカウントが「パスワードを無期限にする」に設定されていることを確認してください。 (注) このユーティリティは、サブスクライバ サーバで実行されている場合でも、パブリッシャ データベース サーバの設定を検証します。 |
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ユーティリティはこのチェックを Cisco |
パブリッシャ データベース サーバのアップグレードには、構成されたサブスクライバ サーバへのフェールオーバーを処理する、コール処理プロセスがすべて必要です。データベースの複製はアップグレード前に存在している必要があります。この前提によって、実際にフェールオーバーが発生します。 このユーティリティは、クラスタ内のすべてのサブスクライバ サーバのデータベース複製状況を検証します。また、このユーティリティは、システムに関する最新の情報がデータベースに格納されていることを検証します。検証結果には、 |
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ユーティリティはこのチェックを Cisco |
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ユーティリティはこのチェックを Cisco |
ユーティリティは各サブスクライバ データベース サーバでチェックを実施し、サブスクライバ データベース サーバの Administrator のパスワードが、パブリッシャ データベース サーバの |
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ユーティリティはこのチェックを Cisco |
ユーティリティをインストールするには、次の手順を実施します。
ステップ 1 http://www.cisco.com/kobayashi/sw-center/sw-voice.shtml にアクセスします。
ステップ 2 Cisco CallManager 4.1 をクリックします。
ステップ 3 ハード ドライブに Upgrade Assistant ファイルをダウンロードします。
ヒント このユーティリティでは、CCMUpgdAsstInstall_<ユーティリティのバージョン>.exe というファイル フォーマットを使用します。
ステップ 4 ダウンロードしたファイルを保存した場所を書き留めます。
ステップ 5 インストールを開始するには、ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。
(注) Cisco Security Agent(CSA)が有効の場合、ソフトウェアをインストールするか尋ねるプロンプトが表示されます。インストールを続行するには、Yes to All をクリックします。
Preparing to Install ウィンドウが表示されます。
ステップ 6 Welcome ウィンドウが表示されたら、 Next をクリックします。
ステップ 7 使用許諾契約の内容を確認した上で、 I accept the terms in the license agreement オプション ボタンをクリックして契約条件に同意し、 Next をクリックしてインストールを続行します。
ステップ 8 顧客情報を確認します。 Next をクリックします。
Ready to Install ウィンドウが表示されます。 Install をクリックします。
ステップ 9 InstallShield Wizard Complete ウィンドウが表示されたら、 Finish をクリックします。
ヒント このユーティリティは同時に 1 台のサーバでのみ実行できます。
パブリッシャ データベース サーバでは、このユーティリティを実行するのに要する時間は、約 1 ~ 60 分(またはそれ以上)です。パブリッシャ データベース サーバ上で要する時間は、バックアップ ファイルの大きさによって異なります。
ユーティリティは、各サブスクライバ サーバでは約 1 ~ 5 分かかります。
ステップ 1 Start > Programs > Cisco Systems, Inc > CallManager Upgrade Assistant の順に選択します。
ステップ 2 Welcome ウィンドウが表示されます。ウィンドウに表示される情報を確認して、 Next をクリックします。
ステップ 3 Upgrade Assistant Status ウィンドウに、ユーティリティによって実行されるチェックのリストが表示されます。
「x」は検証が失敗したことを示します。チェックマークはその検証が成功したことを示します。矢印はユーティリティが現在実行中の検証タスクを示します。
ステップ 5 Upgrade Assistant Summary ウィンドウに検証結果が表示されます。検証結果の解釈については、
「結果の解釈」を参照してください。
ステップ 6 ユーティリティによって特定された問題を修正した後、クラスタ内のすべてのサーバに対してユーティリティを再び実行してからアップグレードを開始してください。
検証結果は Upgrade Assistant Summary ウィンドウに表示されます。ウィンドウの上部に、すべてのモジュールの結果を要約したレポートが表示され、どのモジュールが失敗し、どのモジュールに警告が出力され、どのモジュールが成功したかが示されます。Upgrade Assistant Summary レポートを含むすべてのログ ファイルを格納したフォルダへのリンクも表示されます。
失敗した検証モジュールの問題を特定するには、Summary ウィンドウに表示される次の情報を確認します。
• 1 番目のリンクはエラーまたは警告を特定しているログファイルへのリンクです。
1 番目のリンクをクリックしてエラーまたは警告(たとえば、ERR: <メッセージ> または WARN: <メッセージ>)を検索します。
• 2 番目のリンクは修正処置ファイルへのリンクです。ログ ファイルのエラー メッセージ、および推奨される修正処置が記述されています。
2 番目のリンクをクリックして修正処置ファイルを開きます。修正処置ファイルで、ログ ファイルに記録されているエラー メッセージを検索します。記述内容と修正処置を検討します。
ユーティリティの実行結果は、次に示すディレクトリから取得できます。
C:\Program Files\Common Files\Cisco\Logs\UPGRADEASST<日付>
(例:UPGRADEASST-05-15-2003_13.47.58)
ログファイルにアクセスするには、 Summary ファイルをクリックします。
ヒント 失敗した各検証モジュールに対するログ ファイルへのリンクが Summary ウィンドウに表示されます。ログ ファイルにアクセスするには、Summary ウィンドウのリンクをクリックします。
Summary.html ファイルは、Upgrade Assistant Summary のレポートであり、Upgrade Assistant Summary ウィンドウに表示される情報とまったく同じ情報を提供します。
ログ フォルダとログ ファイル群は、ユーティリティを実行するたびに新しく作成されます。ユーティリティではログ ファイルを削除できません。また、ユーティリティをアンインストールしても、ログ ファイルは削除されません。ログ ファイルはサーバを再イメージするときに消去するか、手動で削除してください。
シスコのマニュアルおよびその他の資料は、Cisco.com でご利用いただけます。また、技術的なサポートやリソースを活用していただくために、他にも複数の方法を用意しています。ここでは、シスコシステムズから技術情報を入手する方法を紹介します。
シスコと正式なサービス契約を交わしているすべてのお客様、パートナー、および代理店は、Cisco Technical Support で 24 時間テクニカル サポートを利用することができます。Cisco.com の Cisco Technical Support Web サイトでは、多数のサポート リソースをオンラインで提供しています。また、Cisco Technical Assistance Center(TAC)のエンジニアが電話でのサポートにも対応します。シスコと正式なサービス契約を交わしていない場合は、代理店にお問い合せください。
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サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイトのドキュメントにアクセスできます。Japan TAC Web サイトにアクセスするには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。ログイン ID とパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続きを行ってください。
オンラインの TAC Service Request Tool を使用すると、S3 と S4 のサービス リクエストを短時間でオープンできます(S3:ネットワークに軽微な障害が発生した、S4:製品情報が必要である)。状況を入力すると、その状況を解決するための推奨手段が自動的に検索されます。これらの推奨手段で問題を解決できない場合は、Cisco TAC のエンジニアが対応します。TAC Service Request Tool には、次の URL からアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
S1 または S2 のサービス リクエストの場合、またはインターネットにアクセスできない場合は、Cisco TAC に電話でお問い合せください(S1:ネットワークがダウンした、S2:ネットワークの機能が著しく低下した)。S1 および S2 のサービス リクエストには、Cisco TAC のエンジニアがすぐに割り当てられ、業務を円滑に継続できるようサポートします。
シスコでは、報告されるサービス リクエストを標準化するために、シビラティを定義しています。
シビラティ 1(S1):ネットワークがダウンした、または業務に致命的な影響がある。シスコはお客様と協力し、必要なリソースをすべて投入して 24 時間体制で問題解決に取り組みます。
シビラティ 2(S2):使用中のネットワークのパフォーマンスが著しく低下した、またはシスコ製品の不備により業務の中核的な部分に悪影響がある。シスコはお客様と協力し、専任のリソースを投入して通常の営業時間の範囲で問題解決に取り組みます。
シビラティ 3(S3):ネットワークのパフォーマンスが十分ではないが、ほとんどの業務を継続できる。シスコはお客様と協力し、リソースを投入して通常の営業時間の範囲で満足いただけるレベルまでサービスを回復します。
シビラティ 4(S4):シスコ製品の機能、インストール、コンフィギュレーションについて、情報または支援が必要である。業務にほとんど影響しない、またはまったく影響しない。
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