Cisco Unified Communications Manager, Release 9.1(1) IM and Presence サービス用 IP アドレス/ドメイン/ホスト名
偏向のない言語
この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
翻訳について
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
- Updated:
- 2017年5月29日
章のタイトル： 作業前のチェックリスト
作業前のチェックリスト
このマニュアルでは、IM and Presence サーバの IP アドレス、ホスト名、またはドメインを変更する手順を示します。これらの値をさまざまな理由で変更することが必要になる場合があります。たとえば、サーバを別のドメインに移動する場合や、重複している IP アドレスの問題を解決する場合です。
警告 これらの手順は、スケジュールしたメンテナンス時間内に実行する必要があります。
次の作業を実行して、システムで IP アドレス、ホスト名、またはドメインを変更できることを確認します。
ステップ 1
クラスタにあるすべてのサーバを調べ、それらのノードの定義で IP アドレスを使用しているか、ホスト名を使用しているかを確認します。
• 最初のノードの Cisco Unified CM IM and Presence の管理から、[システム（System）] > [クラスタ トポロジ（Cluster Topology）] を選択します 。
• [クラスタ トポロジの詳細（Cluster Topology Details）] ウィンドウの左フレームで、使用可能なサーバのリストを確認します。
• 後で参照できるように、使用可能なサーバのリストを記録しておきます。
ステップ 2 クラスタにあるノードのそれぞれで、IP アドレス、ホスト名、およびドメインのリストを保存済みであることを確認します。
ステップ 3 アクティブな ServerDown 警告が発生していないか調べ、クラスタにあるすべてのサーバが正常に稼働していて、利用可能であることを確認します。これは、パブリッシャ ノードで次のコマンドを入力することによって実行できます。
ステップ 4 データベース レプリケーションのステータスを調べ、すべてのサーバでデータベースの変更内容が正常に複製されていることを確認します。パブリッシャ ノードに次の CLI コマンドを入力します。
（注） すべての REPLICATION SETUP (RTMT) & details で、状態 2 が報告されていることを必ず確認してください。2 以外の場合は、データベース レプリケーションに問題があることを示しています。
ステップ 5 ネットワーク接続と DNS サーバ設定を確認します。確認するには、次の例に示す CLI コマンドを入力します。
ステップ 6 サーバの IP アドレスを変更する予定で、ネットワークでドメイン ネーム システム（DNS）を使用している場合は、その IP アドレスを変更する前に次の点を確認します。
• 順方向および逆方向のルックアップ ゾーンが設定されている。
ステップ 7 手動で DRS バックアップを実行し、すべてのノードとアクティブなすべてのサービスが正しくバックアップされていることを確認します。
ステップ 8 IP アドレス、ホスト名、またはドメインを変更するノードを持つすべてのサブスクライバで、ハイ アベイラビリティ（HA）をディセーブルにします。Cisco Unified CM IM and Presenceの管理で、[システム（System）] > [クラスタ トポロジ（Cluster Topology）] を選択します。HA を無効にする方法の詳細については、『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。
ステップ 9 変更されるパブリッシャ/サブスクライバ ノードがクラスタ間ピアである各クラスタで、クラスタ間ピアのリストからパブリッシャ/サブスクライバのクラスタを削除します。
たとえば、ClusterA、ClusterB および ClusterC はすべてクラスタ間ピアです。ここでは、ClusterA のパブリッシャ ノードでホスト名を変更します。まず、ClusterB および ClusterC の両方のクラスタ間ピアのリストから、ClusterA のパブリッシャ ノードを削除する必要があります。
ステップ 10 各クラスタにある最初のサブクラスタのパブリッシャ ノードおよびサブスクライバ ノードで、Cisco Intercluster Sync Agent を再起動します。
ステップ 11 Cisco Unified CM IM およびプレゼンスの管理 GUI の通知によって、再起動が必要であることが示された場合は、クラスタにあるすべてのノードで Cisco XCP Router を再起動します。
ステップ 12 IM and Presence リリース 9.0 以降では、Real-Time Monitoring Tool（RTMT）を含むシングル サインオン（SSO）機能を IM and Presence インターフェイスで使用できます。IM and Presence サーバのホスト名は、SSO が正しく機能するための重要な情報です。シスコは、IM and Presence サーバのホスト名を変更する前に、SSO を無効にするよう推奨しています。ホスト名を変更した後で、新しいホスト名を使用して SSO を再び有効にできます。SSO の詳細については、『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』の「Single Sign-On Configuration」の項を参照してください。
（注） SSO を無効にした後に IM and Presenceにアクセスするには、ログイン クレデンシャルを入力する必要があることに注意してください。SSO を無効にする前に、ログイン クレデンシャルを記録してください。ログイン情報を忘れた場合は、IM and Presence アプリケーションからロックアウトされる可能性があります。
ステップ 13 次の IM and Presence サービスを停止するには、クラスタにあるすべてのノードで次の CLI コマンドを実行します。
• utils service stop Cisco Config Agent
• utils service stop Cisco Intercluster Sync Agent
• utils service stop Cisco Client Profile Agent
• utils service stop Cisco Presence Engine
• utils service stop Cisco OAM Agent
• utils service stop Cisco SIP Proxy
• utils service stop Cisco Sync Agent
• utils service stop Cisco XCP Router
• utils service stop Cisco Presence Datastore
• utils service stop Cisco SIP Registration Datastore
• utils service stop Cisco Login Datastore
• utils service stop Cisco Route Datastore
• utils service stop Cisco XCP Config Manager
IP アドレスまたはホスト名を変更する前にこれらのサービスを適切にシャット ダウンできなかった場合は、名前変更のプロセス中に誤った警告およびコア ダンプがトリガーされる可能性があります。この手順を誤ってスキップし、結果として警告やコアが生成された場合は、手動でこれらをクリアし、CLI コマンド file delete activelog core によってコアを削除する必要があります。
『Deployment Guide for IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』
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