この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
[ソフトウェアアップグレード]オプションを使用すると、次のようなインストールとアップグレードを実行できます。
• インストール/アップグレード:アプリケーション ソフトウェアのアップグレード、Cisco
Unified CallManager ロケール インストーラとダイヤル プランのインストール、およびデバイス パック、電話機のファームウェア ロード、その他の COP ファイルのアップロードとインストールを行う場合に、このオプションを使用します。
• TFTP サーバ ファイルのアップロード:電話機が使用するさまざまなデバイス ファイルを TFTP サーバにアップロードする場合に、このオプションを使用します。アップロード可能な TFTP サーバ ファイルには、カスタム呼出音、コールバック トーン、および電話機の背景画像などがあります。
[ソフトウェアアップグレード]ウィンドウでは、ローカル ソースまたはリモート ソースから Cisco Unified Communications Operating System ソフトウェアをアップグレードできます。
問題が発生した場合は、ソフトウェア アップグレード プロセスでアップグレードを取り消すこともできます。アップグレード用のソフトウェアをアクティブでないパーティションにインストールし、システムを再起動して新しいバージョンのソフトウェアに切り替えます。このプロセスの実行中に、アップグレードされたソフトウェアがアクティブなパーティションになり、現在のソフトウェアがアクティブでないパーティションになります。設定情報は、アクティブなパーティションにあるアップグレードしたバージョンの方に自動的に移行されます。
何らかの理由でアップグレードを取り消す場合は、システムを再起動し、前のバージョンのソフトウェアがインストールされているアクティブでないパーティションに切り替えることができます。ただし、この場合、ソフトウェアのアップグレード以降に変更した設定情報は失われます。
Cisco Unified CallManager バージョン 5.0(4) 以降、CAPF では証明書とキーの管理に Certificate Manager Infrastructure が使用されています。このため、バージョン 5.0(4) にアップグレードすると、CAPF のキーと証明書は自動的に再作成されます。その後 CTL Client アプリケーションを再実行し、CTL ファイルをアップグレードする必要があります。Cisco Unified CallManager で CAPF を使用する方法については、『 Cisco Unified CallManager セキュリティ ガイド 』を参照してください。
ローカル ディスク ドライブに挿入された CD または DVD からソフトウェアをインストールし、アップグレード プロセスを開始することができます。
(注) アップグレード プロセスを開始する前に、必ずシステム データのバックアップを行ってください。詳細については、『Disaster Recovery System アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
CD または DVD からソフトウェアをインストールまたはアップグレードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 アップグレード ファイルをダウンロードする場合は、次の手順を実行して CD または DVD を作成します。
a. 必要なアップグレード ファイルを Cisco.com からダウンロードします。
(注) システムが読み取れなくなるおそれがあるため、アップグレード ファイルを unzip または untar しないでください。
b. アップグレード ファイルを書き込み可能な CD または DVD にコピーします。
ステップ 2 コピーした CD または DVD を、アップグレードするローカル サーバのディスク ドライブに挿入します。
(注) アップグレード ファイルによっては、サイズが大きいために CD に書き込みきれず、DVD が必要になる場合があります。
ステップ 3 [ソフトウェアアップグレード]>[インストール/アップグレード] を選択します。
ステップ 4 ソフトウェアのソース場所として、 DVD/CD を選択します。
ステップ 5 パス ファイルを CD または DVD 上のサブディレクトリに焼いた場合は、そのパスを[ディレクトリ(Directory、署名付きまたは未署名のファイル)]フィールドに入力します。
ステップ 6 アップグレード プロセスを続行するには、 [次へ] をクリックします。
ステップ 7 インストールするアップグレード バージョンを選択し、 [次へ] をクリックします。
ステップ 8 次のウィンドウで、送信されるファイル名やメガバイト数など、ダウンロードの進行状況を監視します。
ダウンロードが終了すると、[チェックサム(Checksum) ]ウィンドウが表示されます。
ステップ 9 このチェックサムの値と、Cisco.com に表示されているダウンロードしたファイルのチェックサムを照合します。
ステップ 10 チェックサムが一致することを確認したら、 [次へ] をクリックしてソフトウェア アップグレードを続行します。
[警告]ウィンドウに現在のソフトウェア バージョンとアップグレードするソフトウェア バージョンが表示されます。
ステップ 11 ソフトウェア アップグレードを続行するには、 [次へ] をクリックします。
ステップ 12 アップグレード ソフトウェアをインストールした後、アップグレードされたパーティションを自動的にリブートするかどうかを選択します。
–アップグレード後、アップグレードされたパーティションを自動的にリブートするには、 [アップグレードされたパーティションをリブート] を選択します。
–アップグレード後、アップグレードされたパーティションを後日手動でリブートするには、 [アップグレード後にリブートしない] を選択します。
[アップグレードステータス]ウィンドウが表示され、アップグレード ログが表示されます。
ステップ 14 インストールが完了したら、 [終了] をクリックします。
ステップ 15 システムを再起動してアップグレードをアクティブにするには、 [再起動]>[バージョンの切り替え] を選択します。
[ソフトウェアバージョンの切り替え]ウィンドウが表示されます。
ステップ 16 ソフトウェア バージョンを切り替えてシステムを再起動するには、 [バージョンの切り替え] をクリックします。
システムが再起動され、アップグレードされたソフトウェアが実行されます。
ネットワーク ドライブまたはリモート サーバからソフトウェアをインストールするには、次の手順を実行します。
(注) アップグレード プロセスを開始する前に、必ずシステム データのバックアップを行ってください。詳細については、『Disaster Recovery System アドミニストレーション ガイド』を参照してください。
ステップ 1 [ソフトウェアアップグレード]>[インストール/アップグレード] を選択します。
ステップ 2 ソフトウェアのソース場所として、 [リモートファイルシステム] を選択します。
ステップ 3 必要に応じて、ソフトウェア アップグレードのディレクトリ名を入力します。
アップグレード ファイルが Linux または Unix サーバ上にある場合は、指定するディレクトリ パスの先頭にスラッシュを入力する必要があります。たとえば、アップグレード ファイルが patches ディレクトリにある場合は、 /patches
と入力する必要があります。アップグレード ファイルが Windows サーバ上にある場合は、システム管理者が適切なディレクトリ パスであることを確認します。
ステップ 4 下の表の説明に従って、必要なアップグレード情報を入力します。
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(注) [リモートファイルシステム]を選択し、リモート サーバの設定フィールドを有効にする必要があります。
ステップ 6 インストールするアップグレードまたはオプションを選択し、 [次へ] をクリックします。
ステップ 7 次のウィンドウで、送信されるファイル名やメガバイト数など、ダウンロードの進行状況を監視します。
ダウンロードが終了すると、[チェックサム(Checksum) ]ウィンドウが表示されます。
ステップ 8 このチェックサムの値と、Cisco.com に表示されているダウンロードしたファイルのチェックサムを照合します。
ステップ 9 チェックサムが一致することを確認したら、 [次へ] をクリックしてソフトウェア アップグレードを続行します。
[警告]ウィンドウに現在のソフトウェア バージョンとアップグレードするソフトウェア バージョンが表示されます。
ステップ 10 ソフトウェア アップグレードを続行するには、 [次へ] をクリックします。
ステップ 11 アップグレード ソフトウェアをインストールした後、アップグレードされたパーティションを自動的にリブートするかどうかを選択します。
–アップグレード後、アップグレードされたパーティションを自動的にリブートするには、 [アップグレードされたパーティションをリブート] を選択します。
–アップグレード後、アップグレードされたパーティションを後日手動でリブートするには、 [アップグレード後にリブートしない] を選択します。
[アップグレードステータス]ウィンドウが表示され、アップグレード ログが表示されます。
ステップ 13 インストールが完了したら、 [終了] をクリックします。
ステップ 14 システムを再起動してアップグレードをアクティブにするには、 [再起動]>[バージョンの切り替え] を選択します。
システムが再起動され、アップグレードされたソフトウェアが実行されます。
シスコは、ロケール固有のバージョンの Cisco Unified CallManager ロケール インストーラを www.cisco.com で提供しています。このロケール インストーラはシステム管理者がインストールするもので、これを使用すると、ユーザがサポートされているインターフェイスを使用するときに、選択した翻訳済みテキストまたはトーン(使用可能な場合)を表示/受信することができます。
ユーザ ロケール ファイルは、電話機表示用の翻訳済みテキストとボイス プロンプト(使用可能な場合)、ユーザ アプリケーション、およびユーザが選択したロケールの Web ページを提供します。ユーザ専用のロケール インストーラは Web 上にあります。
ネットワーク ロケール ファイルは、国固有の電話機トーンやゲートウェイ トーン(使用可能な場合)を提供します。ネットワーク専用のロケール インストーラは Web 上にあります。
1 つのロケール インストーラに複数のネットワーク ロケールが組み合わされている場合があります。
(注) Cisco Media Convergence Server(MCS)またはシスコ承認の、顧客が提供するサーバは、複数のロケールをサポートできます。複数のロケール インストーラをインストールすることにより、ユーザは複数のロケールから選択できるようになります。
クラスタ内のすべてのサーバをリブートしないと、変更は有効になりません。クラスタ内のすべてのサーバへのインストールが終了するまで、サーバをリブートしないように強くお勧めします。通常の業務時間後にサーバをリブートして、コール処理の中断を最小限にとどめてください。
ロケール ファイルは、この章の初めの方で説明したソフトウェア アップグレードのインストール方法と同じ手順を使用して、ローカル ソースまたはリモート ソースからインストールできます。この手順の詳細については、「ソフトウェアのアップグレードとインストール」を参照してください。
(注) 新しくインストールしたロケールをアクティブにするには、サーバを再起動する必要があります。
インストールする必要のあるロケール ファイルについては、「ロケール ファイル」を参照してください。複数のロケールをインストールしてから、サーバを再起動できます。
ロケールをインストールする場合、次のファイルを両方ともインストールする必要があります。
• ユーザ ロケール ファイル:特定の言語と国に関する言語情報が格納されています。ファイル名の表記は、次のとおりです。
cm-locale- language - country - version .cop
• 複合ネットワーク ロケール ファイル:すべての国に対応した、さまざまなネットワーク項目(電話機のトーン、アナンシエータ、およびゲートウェイ トーンなど)の国固有のファイルが格納されています。複合ネットワーク ロケール ファイル名の表記は、次のとおりです。
ロケール インストーラをアクティブ化するときに発生する可能性のあるエラー メッセージの説明については、 表7-1 を参照してください。エラーが発生した場合は、インストール ログにあるエラー メッセージを表示できます。
[TFTPサーバファイルのアップロード]オプションを使用すると、電話機が使用するさまざまなファイルをサーバにアップロードできます。アップロード可能なファイルには、カスタム呼出音、コールバック トーン、および背景画像などがあります。このオプションは、接続先の特定のサーバにのみファイルをアップロードするもので、クラスタ内の他のノードはアップグレードされません。
デフォルトでは、ファイルは tftp ディレクトリにアップロードされます。tftp ディレクトリのサブディレクトリにもファイルをアップロードできます。
クラスタ内に 2 台の Cisco TFTP サーバが設定されている場合、両方のサーバで次の手順を実行する必要があります。この手順を実行しても、ファイルがすべてのサーバに配信されるわけではなく、クラスタ内の 2 台の Cisco TFTP サーバにも配信されません。
TFTP サーバ ファイルをアップロードするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 [Cisco Unified Communicationsオペレーティングシステムの管理]ウィンドウで、 [ソフトウェアアップグレード]>[TFTPサーバファイルのアップロード] を選択します。
[TFTPサーバファイルのアップロード(TFTP Server File Upload)]ウィンドウが表示され、現在アップロードされているファイルの一覧が表示されます。
ステップ 2 ファイルをアップロードするには、 [参照] をクリックし、アップロードするファイルを選択します。
ステップ 3 ファイルを tftp ディレクトリのサブディレクトリにアップロードするには、 [ファイルがアップロードされるtftpディレクトリのサブディレクトリ(Subdirectory of the tftp directory where file will be uploaded)] フィールドにサブディレクトリを入力します。
ステップ 4 アップロードを開始するには、 [ファイルのアップロード] をクリックします。
ファイルのアップロードが成功すると、[ステータス(Status)]領域に表示されます。
ステップ 5 ファイルをアップロードしたら、Cisco TFTP サービスを再起動します。
(注) 複数のファイルをアップロードする場合は、すべてのファイルをアップロードした後に Cisco TFTP サービスを 1 度だけ再起動してください。
サービスの再起動の詳細については、『 Cisco Unified CallManager サービスアビリティ アドミニストレーション ガイド 』を参照してください。
(注) TFTP ディレクトリに存在するファイルを修正する場合は、CLI コマンドの file list tftp を使用して TFTP ディレクトリ内のファイルを表示し、file get tftp を使用して TFTP ディレクトリ内のファイルをコピーします。詳細については、付録A「コマンドライン インターフェイス」を参照してください。