チェックポイントの概要
シャーシ間セッションリカバリ(ICSR)には、ICSR フレームワーク内の sessmgr インスタンスレベルのチェックポイントのフレームワークが用意されています。チェックポイントは、アプリケーションのステータスのスナップショットです。チェックポイントは、sessmgr がピアシャーシにインスタンスレベルの情報をプッシュするために使用できます。
インスタンスレベルのチェックポイントは、特定の sessmgr インスタンスにメッセージを送信します。GGSN、PDSN、P-GW、S-GW、または SGSN などの各アプリケーションがチェックポイントメッセージの符号化と復号を行います。ICSR フレームワークは、インスタンスレベルのチェックポイント情報と関連する統計情報を転送するための API を備えています。
マクロチェックポイントには完全なセッション情報が含まれており、マイクロチェックポイントにはいくつかの変数のみが含まれています。マクロチェックポイントは、電源投入時とリロード時にアクティブシャーシからスタンバイシャーシに最初に送信され、その後は定期的に送信されます。スタンバイシャーシは、マクロチェックポイントを受信すると、そのセッションに関連する既存のすべての CRR(コールリカバリレコード)や CLP(コール回線ポインタ)をクリアし、新しい CRR や CLP を作成します。マクロチェックポイントは、フルチェックポイント(FC)とも呼ばれます。
処理サイクルとメモリを節約するために、アクティブシャーシからスタンバイシャーシへの動的および定期的な更新はマイクロチェックポイントを使用して実行されます。
Exec モードの show srp info コマンドの出力には、SRP チェックポイントの完全なリストが表示されます。