Cisco Spaces:プロキシミティレポート アプリの概要
Cisco Spaces:プロキシミティ レポート アプリケーションは、コロナ禍の後に職場に戻る従業員のために、企業ネットワークの職場管理者が安全な環境を作成することを支援します。アプリは、1 人の人物に属する 1 つ以上のワイヤレスデバイスからデータを収集します。ワイヤレスデバイスは、ワイヤレスネットワークに関連付けられ、物理的な場所にマッピングされます。プロキシミティ レポート アプリケーションは、検査で陽性だったと報告した人物の動きを追跡するために機能します。
プロキシミティ レポート アプリケーションの主要機能のいくつかは、次のとおりです。
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設定可能な期間(通常は 14 ~ 28 日)に感染者がいた物理空間を把握するために役立ちます。
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感染者と同じ拠点にいた他の人物のリスト。
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感染者がいつ物理空間に出入りしたかを示すタイムライン。
レポート(Report)の作成
始める前に
このワークフローに関する想定および前提条件のいくつかは、次のとおりです。
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Cisco Spaces ACT ライセンスおよび Cisco Spaces:Detect and Locate のアクティブなサブスクリプションがある。
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ネットワークに Cisco Catalyst アクセスポイントが装備されている。
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会社の従業員は、複数のワイヤレスデバイスを使用して企業ネットワークに関連付けている可能性がある。従業員は、会社のキャンパスのワイヤレスネットワークに関連付ける複数の IEEE 802.1x ユーザー ID を持っている可能性もある。
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デバイスのトラブルシューティングまたは安全のために位置情報にアクセスすることが、従業員によって許可されている。
手順の概要
- Cisco Spaces:プロキシミティ レポート アプリケーションにログインし、[レポートの作成(Create Report)] をクリックします。
- [ユーザー名またはMACアドレスの検索(Search User Name or Mac Address)] フィールドに、次のいずれかを入力します。
- 報告者の IEEE 802.1x ユーザー ID(図 1)
- この人物のデバイスの MAC アドレス(図 2)
- [Lookup] をクリックします。
- 手順 2 で入力した内容に応じて、次の手順を実行します。
- 最大 2 つの IEEE 802.1x ユーザー ID を確認します。
- 関連付けられたデバイスの MAC アドレスを確認します。
- [OK] をクリックします。
- 希望する [デバイスタイプ(Device Type)] をオンにします。これにより、選択した [デバイスタイプ(Device Type)] に基づいて、レポートデバイスに近接しているデバイスの最終レポートがフィルタ処理されます。
- [レポートレベル(Report Level)] コントロールをドラッグして、レポートデバイスへの近接度を設定します。レポートデバイスの選択された近接度内にあるデバイスのユーザー名または MAC アドレスのみが、最終レポートに表示されます。
- (任意) [ノイズの多いデータのフィルタ処理(Filter noisy data)] チェックボックスをオフにします。
- レポートを作成するには、[開始日(Start Date)] と [終了日(End Date)] を入力します。範囲が 28 日以内であることを確認してください。
- [レポートの生成(Generate Report)] をクリックします。
手順の詳細
ステップ 1 |
Cisco Spaces:プロキシミティ レポート アプリケーションにログインし、[レポートの作成(Create Report)] をクリックします。 |
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ステップ 2 |
[ユーザー名またはMACアドレスの検索(Search User Name or Mac Address)] フィールドに、次のいずれかを入力します。
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ステップ 3 |
[Lookup] をクリックします。 |
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ステップ 4 |
手順 2 で入力した内容に応じて、次の手順を実行します。
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ステップ 5 |
[OK] をクリックします。 |
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ステップ 6 |
希望する [デバイスタイプ(Device Type)] をオンにします。これにより、選択した [デバイスタイプ(Device Type)] に基づいて、レポートデバイスに近接しているデバイスの最終レポートがフィルタ処理されます。
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ステップ 7 |
[レポートレベル(Report Level)] コントロールをドラッグして、レポートデバイスへの近接度を設定します。レポートデバイスの選択された近接度内にあるデバイスのユーザー名または MAC アドレスのみが、最終レポートに表示されます。 生成されたレポートの近接テーブルの列数は、この近接レポートレベルに基づいて増減します。 |
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ステップ 8 |
(任意) [ノイズの多いデータのフィルタ処理(Filter noisy data)] チェックボックスをオフにします。 デフォルトでは、このフィルタがオンになっています。選択した時間範囲内で、多くのデバイスが異なるフロアを頻繁に移動する場合、データにノイズが多いと見なされます。その場合、フロアレベルで結果が表示されなくなり、代わりに、ビルディングレベルなど、より大きな位置レベルで結果が表示されます。
オフにすると、表示されるレポートには、データのノイズに関係なく、実際の位置レベルでデータが表示されます。 |
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ステップ 9 |
レポートを作成するには、[開始日(Start Date)] と [終了日(End Date)] を入力します。範囲が 28 日以内であることを確認してください。 |
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ステップ 10 |
[レポートの生成(Generate Report)] をクリックします。 生成された詳細レポートが表示されます。このレポートは、PDF ファイルまたは CSV ファイルとしてエクスポートできます。 |
次のタスク
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詳細レポートを使用すると、報告者との接触により危険にさらされている人物に通知することができます。
(注)
レポートの人物のリストは網羅的ではなく、完全なものと見なすことはできません。
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また、集中的な清掃のためにキャンパスの施設を閉鎖することもできます。
このドキュメントの残りの部分では、この詳細レポートのさまざまな部分について説明します。