Cisco ACI と Cisco ACI vPod
Cisco Application Centric Infrastructure (ACI) 仮想ポッド (vPod) は、ベアメタル クラウド環境やその他のリモート ロケーションに事実上 Cisco ACI ファブリックを拡張できるようにする、ソフトウェアのみのソリューションです。これは、Cisco APIC リリース 4.0(2) 以降で一般に利用可能です。
Cisco ACI vPod は、ESXi ハイパーバイザを実行できるサーバーが少なくとも 2 台存在する任意の場所に展開できます。これにより、物理リーフがない場所で Cisco ACI Virtual Edge を使用できるようになります。
Cisco ACI vPod とそのコンポーネントである仮想スパイン(vSpine)のペアと仮想リーフ(vLeaf)のペア、および Cisco ACI Virtual Edge は、ESXi で実行されます。VSpine と vLeaf はコントロール プレーンの管理を処理し、Cisco ACI Virtual Edge はパケットの転送、ポリシーの適用、およびすべてのデータ プレーンの管理を処理します。
Cisco ACI vPod は、VMware vCenter Server により定義されるデータセンターを管理します。リモート ロケーションの Cisco ACI vPod ごとに Cisco ACI Virtual Edge のインスタンスを最大 8 個使用できます。Cisco APIC を使用して、仮想データセンターで Cisco ACI vPod のノードを管理し、Cisco ACI ポリシーを適用できます。
Cisco ACI vPod は、物理ポッド、オンプレミス ポッド、またはマルチポッドとポッド間ネットワーク経由で通信します。物理ポッドまたはマルチポッド、ポッド間ネットワーク(IPN)接続、および Cisco ACI vPod の設定は、Cisco APIC で行うことができます。Cisco ACI vPod コンポーネント仮想マシン(VM)の展開には、Cisco ACI vCenter プラグイン、Python スクリプト、または PowerCLI を使用できます。
Cisco ACI vPod は、『VMware Hardware Compatibility Guide』に記載されているすべてのサーバ ハードウェアと互換性があります。
Cisco ACI vPod に関する情報は、Cisco.com から入手できる次のドキュメントで確認できます。