スイッチド ポート アナライザ(SPAN)ユーティリティを使って、詳細なトラブルシューティングの実行または特定のアプリケーション ホストからトラフィックのサンプルを取得し、プロアクティブなモニタリングと分析を行うことができます。
SPAN は 1 つ以上のポート、VLAN、またはエンドポイント グループ(EPG)からのトラフィックをコピーし、ネットワーク アナライザによる分析のためにコピーしたトラフィックを 1 つ以上の送信先に送信します。このプロセスはどの接続デバイスも中断せず、ハードウェア内で実施されるので不要な
CPU 負荷を防ぎます。
SPANセッションはソースが受信したトラフィック(入力トラフィック)、ソースから送信したトラフィック(出力トラフィック)、またはその両方をモニタリングするように設定できます。デフォルトでは、SPAN はすべてのトラフィックをモニタリングしますが、選択したトラフィックだけをモニタリングするようにフィルタを設定できます。
テナントまたはスイッチで SPAN を設定できます。スイッチ上で設定する場合、SPAN をファブリック ポリシーまたはアクセス ポリシーとして設定できます。
APIC は、SPAN(ERSPAN)のカプセル化されたリモート拡張をサポートします。
マルチノード SPAN
APIC トラフィックのモニタリング ポリシーは、各アプリケーション グループのメンバーとそれが接続する場所を追跡するために、適切な場所でポリシーを SPAN することが可能です。いずれかのメンバーが移動した場合、APIC は新しいリーフ スイッチに自動的にポリシーをプッシュします。たとえば、エンドポイントが新しいリーフ
スイッチに VMotion すると、SPAN 設定が自動的に調整されます。
その他の情報
SPAN の設定、使用、および制限の詳細については、Cisco APIC Troubleshooting Guide を参照してください。