サービス VM オーケストレーション
サービス仮想マシン(VM)オーケストレーションは、Cisco Application Policy Infrastructure Controller(APIC)でのサービス VM の作成と管理を容易にするポリシーベースの機能です。サービス VM オーケストレーションは、Cisco APIC 4.0(1) の VMware vCenter 環境向けの新機能です。
以前は、VMware vCenter でサービス VM を作成し、そのサービス VM が属していたデータセンターを定義してデータ ストアに関連付ける必要がありました。また、管理ネットワークの設定および Cisco APIC への接続も必要でした。ところが、サービス VM オーケストレーションを使用すると、これらのタスクをすべて Cisco APIC で実行できます。
サービス VM オーケストレーションは、具象デバイス(CDev)とも呼ばれるサービス VM の設定プロセスを合理化します。CDev は、論理デバイス(LDev)とも呼ばれるデバイス クラスタにグループ化されます。LDev に適用される設定とポリシーは、LDev に含まれている各 CDev に適用されます。
サービス VM オーケストレーションを使用するには、コンフィギュレーション ファイルを作成してアップロードします。次に VM インスタンス化ポリシーを設定してレイヤ 4 ~レイヤ 7 LDev を作成し、LDev に関連付ける CDev を作成します。サービス VM オーケストレーションを設定する前に、サービス VM オーケストレーションの注意事項と制約事項を読んで理解してください。
サービス VM オーケストレーション タスクは、Cisco APIC GUI、NX-OS スタイル CLI、または REST API を使用して実行できます。説明については、次の項を参照してください。