ジオフェンシングに関する情報
ジオフェンシングを使用すると、デバイスを展開できる地理的境界を定義できます。デバイスが境界の外で検出されると、Cisco vManage に対し、SMS アラートとクリティカル イベント アラームが生成されます。
Long-Term Evolution プラガブル インターフェイス モジュール(PIM)内のグローバル ポジショニング システム(GPS)は、Cisco IOS XE SD-WAN デバイス でのデバイスの検出と監視に使用されます。
デバイス CLI または Cisco vManage CLI テンプレートを使用して、次の設定を構成できます。
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ベース位置(緯度と経度)とデバイス検出用のジオフェンス範囲
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SMS メッセージを携帯電話番号に送信するためのショートメッセージサービス(SMS)アラート登録
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コントローラセルラー 0/x/0 セクションの Long-Term Evolution PIM での GPS の有効化
(注)
機能テンプレートを使用して、Long-Term Evolution PIM で GPS を有効にすることもできます。
Cisco vManage リリース 20.7.1 から、[Cisco System] 機能テンプレートを使用してジオフェンシングを設定できます。デバイスが独自のベース位置を決定するデバイスの自動位置情報検出を有効にすることもできます。
Cisco vManage では、デバイスが地理的境界を越えた場合にネットワークアクセスを制限するための操作コマンドを使用できます。
ネットワークアクセスを制限する操作コマンドの詳細については、『Cisco SD-WAN Monitor and Maintain Configuration Guide』を参照してください。
デバイスの境界違反が検出されると、ジオフェンシング ステータス アラートが Cisco vManage に送信されます。
ジオフェンシングの利点
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デバイスが地理的境界を越えている場合に、組織のネットワークへの不適切なアクセスから保護
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移動したデバイスをエンドユーザーに通知
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デバイスのターゲット位置を指定するためのジオフェンス半径をサポート
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携帯電話アラートの SMS アラートをサポート