次に示すのは、GRE トンネル マーキングの設定例です。 この例では、「MATCH_PREC」という名前のクラス マップが、DSCP 値に基づいてトラフィックを照合するように設定されています。
Router> enable
Router# configure terminal
Router(config)# class-map MATCH_DSCP
Router(config-cmap)# match ip dscp 0
Router(config-cmap)# end
設定例の次の部分で、「TUNNEL_MARKING」という名前のポリシー マップが作成され、そのポリシー マップで set ip dscp tunnel コマンドが設定されています。 ネットワークで DSCP を使用しない場合は、set ip dscp tunnel コマンドの代わりに set ip precedence tunnel コマンドを使用できます。
Router(config)# policy-map TUNNEL_MARKING
Router(config-pmap)# class MATCH_DSCP
Router(config-pmap-c)# set ip dscp tunnel 3
Router(config-pmap-c)# end
(注) |
set ip dscp tunnel コマンドまたは set ip precedence tunnel コマンドを使用して GRE トンネル マーキングをイネーブルにする場合は、この機能を設定するために設定例の次の部分は必要ありません。 この例は、トラフィック ポリシングの下で GRE トンネル マーキングをイネーブルにする方法を示しています。
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設定例の次の部分では、「TUNNEL_MARKING」という名前のポリシー マップが作成され、police コマンドを使用して適切なポリシング アクションを指定することでトラフィック ポリシングが設定されています。 ネットワークで DSCP を使用する場合は、set-prec-tunnel-transmit コマンドの代わりに set-dscp-tunnel-transmit コマンドを使用できます。
Router(config)# policy-map TUNNEL_MARKING
Router(config-pmap)# class class-default
Router(config-pmap-c)# police 8000 conform-action set-prec-tunnel-transmit 4 exceed-action set-prec-tunnel-transmit 0
Router(config-pmap-c)# end
設定例の次の部分では、service-policy コマンドの input キーワードを指定することで、ギガビット イーサネット インターフェイス 0/0/1 の着信(入力)方向にポリシー マップが適用されます。
Router(config)# interface GigabitEthernet 0/0/1
Router(config-if)# service-policy input TUNNEL_MARKING
Router(config-if)# end
設定例の最後の部分では、service-policy コマンドの output キーワードを使用して、トンネル インターフェイス 0 の発信(出力)方向にポリシー マップが適用されます。
Router(config)# interface Tunnel 0
Router(config-if)# service-policy output TUNNEL_MARKING
Router(config-if)# end