概要
Cisco Application Policy Infrastructure Controller(APIC)は、Cisco Application Centric Infrastructure(ACI)のセントラル 機能を制御するシングルポイントです。APIC では、アプリケーション間の Cisco Adaptive Security Appliance(ASA)ノースバウンドなどのサービス挿入を自動化でき、エンドポイント グループ(EPG) とも呼ばれます。APIC は、ネットワークとサービスを設定するためにノースバウンド Application Programming Interfaces(API)を使用します。管理対象オブジェクトを使用して設定を作成、削除、変更するのに、これらの API を使用します。
サービス デバイスを設定しモニタするため、APIC にはデバイス パッケージと呼ばれるデバイスで実行されているソフトウェアが必要です。デバイス パッケージはサービス デバイスのクラスを管理し、デバイスに関する情報を APIC に送信するため、APIC はデバイスの動作を認識できます。デバイス パッケージを使用することで、ASA など、サービス デバイスにネットワーク サービス機能を挿入し設定できます。
このドキュメントでは、ASA と ACI の連携方法と、ASA の機能を利用するための APIC の設定法について説明します。
(注) |
現在の ASA バージョンでサポートされない設定を作成しようとすると、次のようなエラーが APIC で表示されることがあります。
サポートされる機能については、ASA バージョンのマニュアルを参照してください。 |