EEM について
EEM サービスを利用することで、問題をデバッグし、トラブルシューティングに対して汎用ロギングを提供できます。EEM サービスには 2 つのコンポーネント、つまり EEM が応答またはリッスンするイベント、およびアクションと EEM が応答するイベントを定義するイベント マネージャ アプレットがあります。さまざまなイベントに応答し、さまざまなアクションを実行するために、複数のイベント マネージャ アプレットを設定できます。
サポートされるイベント
EEM は次のイベントをサポートします。
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Syslog:ASA は、syslog メッセージの ID を使用して、イベント マネージャ アプレットをトリガーする syslog メッセージを識別します。複数の syslog イベントを設定できますが、単一のイベント マネージャ アプレット内で syslog メッセージの ID が重複することはできません。
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タイマー:タイマーを使用して、イベントをトリガーできます。各タイマーは、各イベント マネージャ アプレットに対して一度だけ設定できます。各イベント マネージャ アプレットには最大で 3 つのタイマーがあります。3 種類のタイマーは次のとおりです。
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ウォッチドッグ(定期的)タイマーは、アプレット アクションの完了後に指定された期間が経過するとイベント マネージャ アプレットをトリガーし、自動的にリスタートします。
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カウントダウン(ワンショット)タイマーは、指定された期間が経過するとイベント マネージャ アプレットを 1 回トリガーします。削除および再追加されない限りはリスタートしません。
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絶対(1 日 1 回)タイマーは、イベントを 1 日 1 回指定された時刻に発生させ、自動的にリスタートします。時刻の形式は hh:mm:ss です。
各イベント マネージャ アプレットに対して、各タイプのタイマー イベントを 1 つだけ設定できます。
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なし:CLI または ASDM を使用してイベント マネージャ アプレットを手動で実行する場合、イベントはトリガーされません。
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クラッシュ:ASA がクラッシュした場合、クラッシュ イベントがトリガーされます。output コマンドの値に関係なく、action コマンドはクラッシュ情報ファイルを対象とします。出力は、show tech コマンドの前に生成されます。
イベント マネージャ アプレットのアクション
イベント マネージャ アプレットがトリガーされると、そのイベント マネージャ アプレットのアクションが実行されます。各アクションには、アクションの順序を指定するために使用される番号があります。このシーケンス番号は、イベント マネージャ アプレット内で一意である必要があります。イベント マネージャ アプレットには複数のアクションを設定できます。コマンドは典型的な CLI コマンドです(show blocks など)。
出力先
output コマンドを使用すると、アクションの出力を指定した場所に送信できます。一度にイネーブルにできる出力値は 1 つだけです。デフォルト値は output none です。この値は、action コマンドによるすべての出力を破棄します。このコマンドは、特権レベル 15(最高)を持つユーザとして、グローバル コンフィギュレーション モードで実行されます。コマンドは、ディセーブルになっているため、入力を受け付けない場合があります。次の 3 つの場所のいずれかに action CLI コマンドの出力を送信できます。
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なし:デフォルトの設定です。出力を破棄します。
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コンソール:出力を ASA コンソールに送信します。
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ファイル:出力をファイルに送信します。次の 4 つのファイル オプションを使用できます。
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一意のファイルを作成する:イベント マネージャ アプレットが呼び出されるたびに、一意の名前を持つ新しいファイルを作成します。
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ファイルを作成する/ファイルを上書きする:イベント マネージャ アプレットが呼び出されるたびに、指定されたファイルを上書きします。
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ファイルを作成する/ファイルに付加する:イベント マネージャ アプレットが呼び出されるたびに、指定されたファイルに付加します。ファイルがまだ存在しない場合は作成されます。
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一連のファイルを作成する:イベント マネージャ アプレットが呼び出されるたびにローテーションされる、一意の名前を持つ一連のファイルを作成します。
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