ステップ 1 | configure terminal
例:
switch# configure terminal
switch(config)#
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グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
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ステップ 2 | monitor erspan origin ip-addressip-addressglobal
例:
switch(config)# monitor erspan origin ip-address 10.0.0.1 global
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ERSPAN のグローバルな送信元 IP アドレスを設定します。
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ステップ 3 | no monitor session {session-number | all}
例:
switch(config)# no monitor session 3
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指定した ERSPAN セッションの設定を消去します。新しいセッション コンフィギュレーションは、既存のセッション コンフィギュレーションに追加されます。
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ステップ 4 | monitor session {session-number | all} type erspan-source [shut]
例:
switch(config)# monitor session 3 type erspan-source
switch(config-erspan-src)#
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ERSPAN タイプ II 送信元セッションを設定します。デフォルトでは、セッションは双方向です。オプションの shut キーワードは、選択したセッションに対して shut ステートを指定します。
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ステップ 5 | [no] header-type 3
例:
switch(config-erspan-src)# header-type 3
| (任意)
ERSPAN 送信元セッションをタイプ II からタイプ III に変更します。
(注)
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ERSPAN 送信元セッションをタイプ III からタイプ II に変更するには、このコマンドの no 形式を使用します。
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ステップ 6 | descriptiondescription
例:
switch(config-erspan-src)# description erspan_src_session_3
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セッションの説明を設定します。デフォルトでは、説明は定義されません。説明には最大 32 の英数字を使用できます。
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ステップ 7 | source {interfacetype [rx | tx | both] [allow-pfc] | vlan {number | range} [rx]} [forward-drops rx [priority-low]]
例:
switch(config-erspan-src)# source interface ethernet 2/1-3, ethernet 3/1 rx
例:switch(config-erspan-src)# source interface ethernet 2/1 rx allow-pfc
例:
switch(config-erspan-src)# source interface port-channel 2
例:
switch(config-erspan-src)# source interface sup-eth 0 both
例:
switch(config-erspan-src)# source vlan 3, 6-8 rx
例:
switch(config-erspan-src)# source interface ethernet 101/1/1-3
例:switch(config-erspan-src)# source forward-drops rx
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送信元およびパケットをコピーするトラフィックの方向を設定します。一定範囲のイーサネット ポート、ポート チャネル、インバンド インターフェイス、一定範囲の VLAN、または Cisco Nexus 2000 シリーズ ファブリック エクステンダ(FEX)上のサテライト ポートまたはホスト インターフェイス ポート チャネルを入力できます。
送信元は 1 つ設定することも、またはカンマで区切った一連のエントリとして、または番号の範囲として、複数設定することもできます。コピーするトラフィックの方向には、入力、出力、または両方を指定できます。
allow-pfc オプションは、ポートで受信されるプライオリティ フロー制御(PFC)フレームのスパニングを開始します。PFC フレームは、ドロップされずに入力パイプラインで許可されます。該当ポートに ERSPAN が設定されている場合、それらの PFC フレームは適切な出力インターフェイスにスパニングされます。このオプションを指定して設定されているポートは、通常のデータ トラフィックもスパニングできます。このオプションでは、PFC フレームのスパニングを Rx 方向のみサポートします。allow-pfc に tx または both オプションを設定すると、エラー メッセージが表示されます。
インターフェイスまたは VLAN を ERSPAN 送信元として設定する代わりに、入力パイプラインで可能な最大数のフォワード パケット ドロップをスパニングするように ERSPAN を設定できます。そのように設定することで、ネットワークのパケット ドロップを分析して、分離することができます。デフォルトでは、source forward-drops rx コマンドは、ネットワーク転送モジュールのすべてのポートのパケット ドロップをキャプチャします。priority-low オプションを指定すると、この ERSPAN アクセス コントロール エントリ(ACE)の一致ドロップ条件は、VLAN 送信元で設定されているその他の ERSPAN セッションよりも優先度が低くなります。
単一方向のセッションには、送信元の方向はセッションで指定された方向に一致する必要があります。
(注)
| 送信元 VLAN は、入力方向に限りサポートされます。送信元 FEX ポートがサポートされるのは、入力方向についてはすべてのトラフィックに対してですが、出力方向については既知のレイヤ 2 ユニキャスト トラフィックだけです。 |
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ステップ 8 | ステップ 7 を繰り返して、すべての ERSPAN 送信元を設定します。
| (任意)
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ステップ 9 | filter vlan {number | range}
例:
switch(config-erspan-src)# filter vlan 3-5, 7
| (任意)
設定された送信元から選択する VLAN を設定します。VLAN は 1 つ設定することも、またはカンマで区切った一連のエントリとして、または番号の範囲として、複数設定することもできます。VLAN の範囲については、『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Layer 2 Switching Configuration Guide』を参照してください。
(注)
| ERSPAN 送信元として設定された FEX ポートは VLAN フィルタをサポートしません。 |
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ステップ 10 | ステップ 9 を繰り返して、すべての送信元 VLAN のフィルタリングを設定します。
| (任意)
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ステップ 11 | filter access-groupacl-filter
例:
switch(config-erspan-src)# filter access-group ACL1
| (任意)
ACL を ERSPAN セッションにアソシエートします(標準の ACL 設定プロセスを使用して ACL を作成できます。詳細については、『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Security Configuration Guide』を参照してください)。(注)
| 入力パイプラインでフォワード パケット ドロップをスパンするよう ERSPAN を設定した場合、このコマンドは使用できません。
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ステップ 12 | destination ipip-address
例:
switch(config-erspan-src)# destination ip 10.1.1.1
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ERSPAN セッションの宛先 IP アドレスを設定します。ERSPAN 送信元セッションごとに 1 つの宛先 IP アドレスのみがサポートされます。
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ステップ 13 | erspan-iderspan-id
例:
switch(config-erspan-src)# erspan-id 5
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ERSPAN 送信元セッションの ERSPAN ID を設定します。ERSPAN の範囲は 1 ~ 1023 です。
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ステップ 14 | vrfvrf-name
例:
switch(config-erspan-src)# vrf default
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ERSPAN 送信元セッションがトラフィックの転送に使用する仮想ルーティングおよびフォワーディング(VRF)インスタンスを設定します。VRF 名には最大 32 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。
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ステップ 15 | ip ttlttl-number
例:
switch(config-erspan-src)# ip ttl 25
| (任意)
ERSPAN トラフィックの IP 存続可能時間(TTL)値を設定します。範囲は 1 ~ 255 です。
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ステップ 16 | ip dscpdscp-number
例:
switch(config-erspan-src)# ip dscp 42
| (任意)
ERSPAN トラフィックのパケットの DiffServ コード ポイント(DSCP)値を設定します。範囲は 0 ~ 63 です。
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ステップ 17 | [no] marker-packetmicroseconds
例:
switch(config-erspan-src)# marker-packet 100
| (任意)
ERSPAN タイムスタンプの実際の値を復元するため、セッションでの ERSPAN マーカー パケットをイネーブルにします。この間隔の範囲には、100 ~ 1000 マイクロ秒を設定できます。このコマンドの no 形式を使用すると、セッションでのマーカー パケットをディセーブルにします。
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ステップ 18 | no shut
例:
switch(config-erspan-src)# no shut
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ERSPAN 送信元セッションをイネーブルにします。デフォルトでは、セッションはシャット ステートで作成されます。
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ステップ 19 | exit
例:
switch(config-erspan-src)# exit
switch(config)#
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モニタ コンフィギュレーション モードを終了します。
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ステップ 20 | show monitor session {all | session-number | rangesession-range} [brief]
例:
switch(config)# show monitor session 3
| (任意)
ERSPAN セッション設定を表示します。
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ステップ 21 | show running-config monitor
例:
switch(config)# show running-config monitor
| (任意)
ERSPAN の実行コンフィギュレーションを表示します。
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ステップ 22 | show startup-config monitor
例:
switch(config)# show startup-config monitor
| (任意)
ERSPAN のスタートアップ コンフィギュレーションを表示します。
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ステップ 23 | copy running-config startup-config
例:
switch(config)# copy running-config startup-config
| (任意)
実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
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