特定の VLAN 上で IGMP スヌーピング クエリア選択メカニズムを有効にするには、ip igmp snooping vlan querier election コマンドをグローバル コンフィギュレーション モードで使用します。クエリア選択メカニズムを無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
構文
ip igmp snooping vlan vlan-id querier election
no ip igmp snooping vlan vlan-id querier election
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
ip igmp snooping vlan querier election コマンドの no 形式を使用すると、VLAN で IGMP クエリア選択メカニズムを無効にできます。IGMP クエリア選定メカニズムが有効の場合、IGMP スヌーピング クエリアは RFC2236 と RFC3376 で指定された標準的な IGMP クエリア選定メカニズムをサポートします。IGMP
クエリア選定メカニズムが無効の場合、IGMP スヌーピング クエリアは有効になってから 60 秒間、一般的なクエリー メッセージの送信を遅らせます。このときにスイッチが別クエリアから IGMP クエリーを受信しなかった場合は、一般的なクエリー
メッセージの送信を開始します。スイッチがクエリアとして動作する場合、VLAN で別のクエリアが検出されると、一般的なクエリー メッセージの送信を停止します。この場合、スイッチが次の式に等しいクエリー パッシブ間隔で別のクエリアを受信すると、一般的なクエリー
メッセージの送信を再開します
<堅牢性>*<クエリー間隔> + 0.5*<クエリー応答間隔>。
VLAN に IPM マルチキャスト ルータがある場合は、IGMP クエリア選定メカニズムを無効にすることをお勧めします。
例
次の例では、VLAN 1 で IGMP スヌーピング クエリア選定を無効にしています。
switchxxxxxx(config)# no ip igmp snooping vlan 1 querier election