特定の VLAN 上で MLD スヌーピング クエリアの MLD クエリア選択メカニズムを有効にするには、ipv6 mld snooping vlan querier election コマンドをグローバル コンフィギュレーション モードで使用します。クエリア選択メカニズムを無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。
構文
ipv6 mld snooping vlan vlan-id querier election
no ipv6 mld snooping vlan vlan-id querier election
コマンド モード
グローバル コンフィギュレーション モード
使用上のガイドライン
ipv6 mld snooping vlan querier election コマンドの no 形式を使用すると、VLAN で MLD クエリア選択メカニズムを無効にできます。
MLD クエリア選定メカニズムが有効の場合、MLD スヌーピング クエリアは RFC2710 と RFC3810 で指定された標準的な MLD クエリア選定メカニズムをサポートします。
MLD クエリア選定メカニズムが無効の場合、MLD スヌーピング クエリアは有効になってから 60 秒間、一般的なクエリー メッセージの送信を遅らせます。このときにスイッチが別クエリアから IGMP クエリーを受信しなかった場合は、一般的なクエリー
メッセージの送信を開始します。スイッチがクエリアとして動作する場合、VLAN で別のクエリアが検出されると、一般的なクエリー メッセージの送信を停止します。この場合、スイッチが次の式に等しいクエリー パッシブ間隔で別のクエリアを受信すると、一般的なクエリー
メッセージの送信を再開します
<堅牢性>*<クエリー間隔> + 0.5*<クエリー応答間隔>。
VLAN に IPMv6 マルチキャスト ルータがある場合は、MLD クエリア選定メカニズムを無効にすることをお勧めします。
例
次の例では、VLAN 1 で MLD スヌーピング クエリア選定を無効にしています。
switchxxxxxx(config)# no ipv6 mld snooping vlan 1 querier election