ロールの設定
ロールを使用すると、完全な管理特権(アクセス権)を持つ Cisco Unified Presence Server 管理者は、エンド ユーザやアプリケーション ユーザに対してさまざまなレベルの特権を設定できます。完全な管理特権を持つ管理者が、ロールとユーザ グループを設定します。また、一般に、フルアクセス権を持つ管理ユーザが、Cisco Unified Presence Server の管理プログラムやその他のアプリケーションに対する他の管理ユーザおよびエンド ユーザの特権を設定します。
さまざまなレベルの特権がアプリケーションごとに存在します。Cisco Unified CallManagerの管理アプリケーションの場合、読み取り特権と更新特権の 2 つのレベルの特権があります。これらの特権レベルの違いは、次のとおりです。
• 更新特権を持つユーザは、そのユーザのユーザ グループが更新特権を持つ[Cisco Unified CallManagerの管理]ウィンドウを表示および変更できます。
• 読み取り特権を持つユーザの場合、そのユーザのユーザ グループが読み取り特権を持つロールに属する[Cisco Unified CallManagerの管理]ウィンドウを表示できます。ただし、ウィンドウの読み取り特権を持つユーザは、読み取り特権だけを持つこれらの管理ウィンドウに変更を加えることはできません。読み取り特権を持つユーザの場合、Cisco Unified CallManagerの管理アプリケーションに、更新を行うためのボタンやアイコンが表示されません。
ロールは、アプリケーションの一連のリソースからなります。インストール時に、さまざまな管理機能に対してデフォルトの標準ロールが作成されます。ただし、アプリケーションのリソースのグループ分けをカスタマイズしたカスタム ロールを作成することも可能です。
(注) アプリケーションとリソースのいずれも関連付けられていない標準ロールもあります。これらのロールは、さまざまなアプリケーションのログイン認証を行います。
ロールを設定するには、次のトピックを参照してください。
• 「ロールの検索」
• 「ロールの設定」
• 「ロールの削除」
• 「ロールの設定値」
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ロールの検索
ネットワークにロールが複数存在する場合があるため、Cisco Unified Presence Server では、具体的な検索条件に基づいて特定のロールを検索することができます。ロールを検索するには、次の手順を実行します。
(注) ブラウザ セッションでの作業中、Cisco Unified Presence Server の管理ページにより、ロールの検索の設定が保存されます。他のメニュー項目に移動してからこのメニューに戻ると、検索の設定を変更するか、またはブラウザを閉じるまで、このロールの検索の設定が維持されます。
手順
ステップ 1 [ユーザ管理]>[権限] の順に選択します。
[権限の検索と一覧表示(Find and List Roles)]ウィンドウが表示されます。2 つのドロップダウン リスト ボックスを使用してロールを検索します。
ステップ 2 [権限の検索と一覧表示(Find and List Roles)]ウィンドウの最初のドロップダウン リスト ボックスから、次のいずれかの検索条件を選択します。
• 名前
• アプリケーション
[権限の検索と一覧表示(Find and List Roles)]ウィンドウの 2 番目のドロップダウン リスト ボックスから、次のいずれかの検索条件を選択します。
• が次の文字列で始まる
• が次の文字列を含む
• が次の文字列と等しい
• が次の文字列で終わる
• が空である
• が空ではない
ステップ 3 必要に応じて適切な検索テキストを指定し、 [検索] をクリックします。ページ単位で表示するアイテム数を指定することも可能です。
ヒント データベースに登録されているすべてのロールを検索するには、検索テキストを入力せずに[検索]をクリックします。
検出されたロールのリストが次の基準で表示されます。
• 名前(Name)
• アプリケーション(Application)
• 説明(Description)
ヒント 検索結果の中でロールを検索するには、[絞り込み]チェックボックスをオンにしてから、この手順の説明に従って検索条件を入力します。
(注) 対象のロールの隣にあるチェックボックスをオンにしてから[選択項目の削除]をクリックすると、複数のロールを[権限の検索と一覧表示(Find and List Roles)]ウィンドウから削除できます。[すべてを選択]をクリックしてから[選択項目の削除]をクリックすると、ウィンドウのすべてのロールを削除できます。
(注) 標準のロールは削除できません。
ステップ 4 レコードのリストから、検索条件に一致するロール名をクリックします。
選択したロールがウィンドウに表示されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ロールの設定
この項では、Cisco Unified Presence Server の管理ページにロールを追加する方法について説明します。
手順
ステップ 1 [ユーザ管理]>[権限] の順に選択します。
[権限の検索と一覧表示(Find and List Roles)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 次のいずれかのタスクを実行します。
• 既存のロールをコピーするには、「ロールの検索」の説明に従って対象のロールを検索し、コピーするロールの隣にある [コピー] ボタンをクリックします。表示されるポップアップ ウィンドウで、新しいロールの名前を入力し、 OK をクリックします。ステップ 4 に進みます。
(注) ロールをコピーすると、そのロールに関連付けられている特権もコピーされます。
• 新しいロールを追加するには、[新規追加]ボタンをクリックし、ステップ 3 へ進みます。
• 既存のロールを更新するには、「ロールの検索」の説明に従って対象のロールを検索し、ステップ 4 へ進みます。
ステップ 3 新しいロールを追加する場合は、[アプリケーション(Application)]ドロップダウン リスト ボックスからアプリケーションを選択し、 [次へ] をクリックします。
ステップ 4 表示される[権限の設定(Role Configuration)]ウィンドウで、 表37-1 の説明に従って適切な設定を入力します。
ステップ 5 ロールを追加するには、 [保存] をクリックします。
新しいロールが Cisco Unified Presence Server のデータベースに追加されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ロールの削除
この項では、Cisco Unified Presence Server の管理ページからロールを削除する方法について説明します。
手順
ステップ 1 [ユーザ管理]>[権限] の順に選択します。
[権限の設定(Role Configuration)]ウィンドウが表示されます。
ステップ 2 左側のロールのリストから、削除するロールの名前をクリックします。
(注) 標準のロールを削除することはできません。
選択したロールが表示されます。
ステップ 3 [削除] をクリックします。
削除するかどうか確認するメッセージが表示されます。
ステップ 4 OK をクリックします。
ウィンドウが更新され、ロールがデータベースから削除されます。
追加情報
「関連項目」を参照してください。
ロールの設定値
表37-1 で、ロールの設定値について説明します。関連する手順については、「関連項目」を参照してください。
表37-1 ロールの設定値
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アプリケーション(Application) |
ドロップダウン リスト ボックスから、このロールを関連付けるアプリケーションを選択します。 |
名前(Name) |
ロールの名前を入力します。名前は 50 文字以内にする必要があります。 |
説明(Description) |
ロールの説明を入力します。説明は 50 文字以内にする必要があります。 |
リソースアクセス情報(Resource Access Information)
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(選択したアプリケーションのリソース名のリスト) |
[リソースアクセス情報(Resource Access Information)]ペインで、このロールを追加するリソースの隣にあるチェックボックス(複数も可)をクリックします。
(注) 各リソースにチェックボックスが 1 つしかないアプリケーションもあります。Cisco Unified Presence Server の管理アプリケーションでは、読み取りと更新のチェックボックスがリソースごと割り当てられています。
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すべてのアクセスを許可 |
このボタンをクリックすると、このロールについて、このページに表示されるすべてのリソースの特権が許可されます。
(注) リソースのリストが複数のページにわたって表示される場合、このボタンは、現在のページに表示されるリソースに限り適用されます。他のページのリストにあるリソースのアクセス権を変更するには、それらのページを表示してからそのページでこのボタンを使用する必要があります。
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すべてのアクセスを拒否 |
このボタンをクリックすると、このロールについて、このページに表示されるすべてのリソースの特権が削除されます。
(注) リソースのリストが複数のページにわたって表示される場合、このボタンは、現在のページに表示されるリソースに限り適用されます。他のページのリストにあるリソースのアクセス権を変更するには、それらのページを表示してから、そのページでこのボタンを使用する必要があります。
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