設定トラブルシュータ
設定トラブルシュータのウィンドウを使用して、初期設定後または設定の変更時における、Cisco Unified Presence Server の設定に関する問題点を診断します。設定トラブルシュータでは、Cisco Unified Presence Server クラスタと Cisco Unified CallManager クラスタの両方で一連のテストを実行し、Cisco Unified Presence Server の設定を検証します。
設定トラブルシュータのテストが終了すると、各テストで次の 3 つのステータスがレポートされます。
• テスト合格(Test Passed)
• テスト不合格(Test Failed)
• テスト警告(Test Warning、設定に問題がある可能性を示します)
不合格または警告となったテストごとに、問題点の説明と考えられる解決方法が示されます。
設定トラブルシュータの使用
設定トラブルシュータを利用するには、次の手順に従います。
手順
ステップ 1 [Cisco Unified Presence Serverの管理]ウィンドウで、 [システム]>[トラブルシュータ] の順に選択します。
[設定トラブルシュータ(Configuration Troubleshooter)]ウィンドウが表示されます。設定トラブルシュータで実行されるテストのリストについては、 表7-1 を参照してください。
ステップ 2 不合格または警告となった各テストの結果の表を検証します。
結果の表には、問題点の説明と推奨される解決策が提示されます。
ステップ 3 不合格または警告となったテストごとに、解決策の列で fix リンクをクリックし、Cisco Unified Presence Server の管理のウィンドウへ移動します。このウィンドウには、設定トラブルシュータにより見つかった問題点が表示されます。
ステップ 4 見つかった設定エラーを修正して、トラブルシュータを再度実行します。
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表7-1 設定トラブルシュータのテスト
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同期エージェント (Sync Agent) |
AXL 設定のエントリが存在することを確認します。 |
AXL ユーザID が有効であることを確認します。 |
パブリッシャのアドレスが到達可能であることを確認します。次に、ログインして基本的なクエリを実行します。 |
同期エージェントにより適切なデータ(デバイス、ユーザ、ライセンス情報など)が同期されていることを確認します。 |
同期エージェント サービスが実行されていることを確認します。 |
プレゼンス エンジン(Presence Engine) |
Cisco Unified CallManagerプレゼンスゲートウェイのエントリが存在することを確認します。 |
プレゼンス エンジン サービスが実行されていることを確認します。 |
プレゼンス エンジンの OAM エージェント サービスが実行されていることを確認します。 |
プレゼンス エンジン データベース サービスが実行されていることを確認します。 |
Cisco Unified CallManager プレゼンス ゲートウェイが有効であることを確認します(到達可能であることをチェックします)。 |
Cisco Unified CallManagerサーバに有効な SIP トランクが存在することを確認します。 |
プロキシサーバ (Proxy Server) |
SIPプロキシサービスのプロキシドメインサービスパラメータの値が有効であることを確認します。 |
メソッド/イベントルートが存在することを確認します。 |
SIPプロキシサービスが実行されていることを確認します。 |
設定エージェントサービスが実行されていることを確認します。 |
IPPM |
IPPM 設定のエントリが存在することを確認します。
(注) Cisco Unified Presence Server の管理ページで IPPM を有効にした場合のみ、トラブルシュータで IPPM がテストされます。IPPM を有効にするには、[アプリケーション]>[IP Phone Messenger]>[設定]の順に選択します。
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IPPMアプリケーションのユーザ名が有効であることを確認します。 |
IPPMアプリケーションのパスワードが有効であることを確認します。 |
Cisco Unified Presence Server の IPPMアプリケーションのユーザ名とパスワードが、設定済みの Cisco Unified CallManager アプリケーションのユーザ名およびパスワードと一致することを確認します。 |
IPPMサービスがアクティブであることを確認します。 |
IPPMサービスが実行されていることを確認します。 |
CTIゲートウェイ (CTI Gateway) |
CTIゲートウェイ設定のエントリが存在することを確認します。
(注) Cisco Unified Presence Server の管理ページで IPPM を有効にした場合のみ、トラブルシュータで IPPM がテストされます。CTI ゲートウェイを有効にするには、[アプリケーション]>[CTIゲートウェイ]>[設定]の順に選択します。
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CTIゲートウェイサービスがアクティブであることを確認します。 |
Cisco Unified Presence Server アプリケーションのユーザ名とパスワードが、現在設定されている Cisco Unified CallManager アプリケーションのユーザ名およびパスワードと一致していることを確認します。 |
CTIゲートウェイサービスが実行されていることを確認します。 |
現在 Microsoft Office Communicator(MOC)が割り当てられているユーザがいるかどうかを確認します。 |