帯域幅制御について
Expressway では、ネットワーク上のエンドポイントが使用する帯域幅の量を制御できます。それには、エンドポイントをサブゾーンにグループ化し、リンクとパイプを使用して、次で使用できる帯域幅の制限を適用します。
-
各サブゾーン内
-
サブゾーンと別のサブゾーン間
-
サブゾーンとゾーン間
帯域幅の制限は、コール単位や総同時使用量ベースで設定できます。この柔軟性によって、ネットワーク内の個々のコンポーネントの帯域幅制御を適切に設定することができます。
リンクが正しく設定されていないと、コールは失敗します。コールが成功するかどうか、およびどのような帯域幅がそのコールに割り当てられるかについては、コマンドのxCommand CheckBandwidth を使用して確認できます。
クラスタ内のピア間での帯域幅の管理方法に関する特定の情報については、「ピア間での帯域幅の共有」を参照してください。
ネットワークの配置例
次の図に、通常のネットワークの配置例を示します。
-
高帯域幅コールが許可される場合の企業とインターネット間のブロードバンド LAN
-
インターネットへの帯域幅が制限されたパイプ(パイプ A)
-
それぞれが独自のインターネット接続と制限付きのパイプを持つ 2 つのサテライトオフィスである支社とホーム。
この例では、エンドポイントの各プールには異なるサブゾーンが割り当てられています。そのため、各サブゾーン内およびサブゾーン間で使用される帯域幅には、インターネット接続を介して使用可能な帯域幅の量に基づいて適切な制限を適用することができます。