この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアの新規インストールまたはアップグレードを実行する前に、このモジュールを読んでください。この章は、次の項で構成されています。
重要: すべての参照コンテンツを読み、準備を整えてください。必須:リリース 6.1 からリリース 6.2 へのデータの移行に示されている手順のみを使用してください。そのようにしないと、インストールが適切に機能しません。
Cisco Vision Dynamic Signage Director software のインストールまたはアップグレードを開始する前に、次の要件について理解し、これらを満たしていることを確認します。
■ソフトウェア リリースのハードウェアおよびソフトウェア要件、変更、重要事項、および警告の最新情報については、『 Release Notes for Cisco Vision Dynamic Signage Director リリース 6.2 』を参照してください。
■互換性のあるメディア プレーヤー モデルとファームウェア バージョンが利用可能かどうかを確認します。
メディア プレーヤー ファームウェア イメージは、Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアとバンドルされていません。ファームウェア イメージは個別にダウンロードします。サポートされているファームウェア バージョンの詳細については、『 Release Notes for Cisco Vision Dynamic Signage Director, Release 6.2 』を参照してください。
■『 Cisco Vision Software Installation and Upgrade Guide: Release 6.2 』に示されているように、Cisco Vision Dynamic Signage Director にアクセスするにはサポートされているブラウザがインストールされていることを確認します。69 ページの「 レンダリングされたバージョンとサポート」を参照してください。
■Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバが、イーサネット ポート eth0 を使用してネットワークに接続されていることを確認します。
■Cisco Integrated Management Controller(CIMC)サーバでソフトウェアをインストールするために Cisco Integrated Management Controller(CIMC)にアクセスするには、次の要件を満たす必要があります。
–コンピュータが Cisco Vision Dynamic Signage Director の最小ブラウザ要件および最小フラッシュ プレーヤー要件を満たしている。また、Java 1.6 移行もインストールされている。最小フラッシュ バージョンは 22.0.0.209 です(Mac OS と Windows の両方に適用)。
–Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバ ネットワークにアクセスできるラップトップ接続がある。
–Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバの CIMC インターフェイスの IP アドレスを把握している。
–CIMC インターフェイスのログイン クレデンシャルがある。デフォルトのクレデンシャルは admin と password です。
注: インストール シェルが誤って閉じられた場合やネットワークがドロップした場合に、中断したインストール プロセスからリカバリすることは困難です。アップグレード中にセッションが中断してもアップグレードの完了が妨げられないように、サーバ コンソール接続方式の使用を強く 推奨します。また、Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバに直接接続されているモニタおよびキーボードを使用して、TUI にログインすることもできます。
KVM コンソールおよび CIMC インターフェイスの詳細については、ご使用のサーバに対応する Cisco UCS C シリーズ統合管理コントローラの設定ガイドを参照してください( http://www.cisco.com/c/en/us/support/servers-unified-computing/ucs-c-series-integrated-management-controller/products-installation-and-configuration-guides-list.html [英語] )。
■インストール環境にアクセスします。詳細およびこのガイド内で実行する必要があるモジュールについては、インストールおよびアップグレード プロセスの概要を参照してください。
独自のサーバにリリース 6.2 をインストールして Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアを実行できます。仮想環境が最小およびテスト済みの仕様を満たすよう、このセクションの要件に従ってください。
■Cisco Vision Dynamic Signage Director の最小仮想マシン システム要件
■Cisco Vision Dynamic Signage Director についてテスト済みの VMware vSphere バージョン
設定が最小システム要件を満たしていることを確認します。小規模の Cisco Vision Director の導入要件は表 1に示すとおりです。
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(15 MB のキャッシュ、2.50 GHz のクロック、7.20 GT/s の Intel® QPI) |
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2.小規模の Cisco Vision Dynamic Signage Director システムをインストールおよび動作させるには、8 GB 以上の VRAM を予約します。ESXi OS 用に追加のストレージを許可します。 |
設定が、表 2の最小システム要件を満たし、互換性のある vSphere バージョンを備えた VMware 仮想マシン環境をサポートしていることを確認します(Cisco Vision Dynamic Signage Director についてテスト済みの VMware vSphere バージョンを参照)。
注: Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバは、連動する DMP(遠隔地のエッジなど)の近くに配置してください。Cisco Vision Dynamic Signage Director は、LAN 経由でプレーヤーと通信します。
ソフトウェア ライセンスのコンプライアンスを維持するためには、次の方法で Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバを設置する必要があります。
■データセンターまたはエンタープライズ データ クローゼットに Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバを設置するか、VMware 仮想環境をサポートする任意のハードウェアに Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアをインストールします。
■VMware 仮想環境をサポートする任意のハードウェアに Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアをインストールするか、データセンターまたはエンタープライズ データ クローゼットにリモート サーバ ハードウェアを設置します。
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(15 MB のキャッシュ、2.50 GHz のクロック、7.20 GT/s の Intel® QPI) |
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4.Cisco Vision Dynamic Signage Director システムのインストールおよび動作用に 32 GB 以上の VRAM を予約します。ESXi OS 用に追加のストレージを許可します。 |
表 3に、Cisco Vision Dynamic Signage Director をサポートするように仮想マシンを設定する際に使用する、テスト済みの VM ハードウェアおよび OS の仕様の詳細を示します。
Cisco Vision Dynamic Signage Director は、VMware vSphere バージョン 5.5 を使用してテスト済みです。他のバージョンも機能しますが、テストはされていません。
注: 仮想マシンを表 2に示されている最小要件に設定できない VMware ライセンスは、サポート対象外となります。
Cisco Vision Dynamic Signage Director の仮想サーバ環境を設定する前に、次の制約事項を考慮してください。
■既存の StadiumVision ハードウェア プラットフォーム上の仮想環境への移行はサポートされていません。詳細については、『 Release Notes for Cisco Visio Dynamic Signage Director, Release 6.0 』の Important Migration and Upgrade Notes を参照してください。
■仮想サーバ環境を使用する場合、シスコ テクニカル サポートは Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアのサポートのみを提供します。お客様がインストールしたサードパーティ製ハードウェアまたは仮想 OS 環境はサポート対象外となります。
■標準の Cisco Vision Dynamic Signage Director バックアップ/リストアおよびフェールオーバー ツールを使用してプライマリ サーバおよびバックアップ サーバをサポートするデュアル仮想サーバ環境を推奨します。
■シスコは、Cisco Vision Director システムで VMware ツールをテストしておらず、サポートも提供していません。Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェア以外のバックアップまたはリカバリなどのツールを使用して仮想サーバを管理する場合は、お客様がデータのセキュリティ保護に関連するリスクおよび責任を負うことになります。
ソフトウェア リリース 6.2 の Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバをインストールまたはアップグレードする際の作業内容は、現在のサーバ環境に応じて異なります。
■Cisco Vision Director をすでに実行している既存のサーバのアップグレード
Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアを実行している仮想サーバの新規インストール プロセスには、次の作業が含まれています。
■仮想サーバが、表 2または表 2に示された要件を満たしていることを確認します。
■表 3に示された Cisco Vision Dynamic Signage Director によってテストされた仕様に従って、仮想マシンの仕様を設定します。
■VMware クライアント ソフトウェアをインストールします。
注: Cisco Vision Dynamic Signage Director は、VMware vSphere バージョン 5.5 を使用してテストされています。他のバージョンも機能しますが、テストはされていません。
仮想マシンを表 2に示されている最小要件に設定できない VMware ライセンスは、サポートされません。
■Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアの完全な ISO をロードします。
■メディア プレーヤーのファームウェアをアップグレードします。
詳細については、Cisco Vision Dynamic Signage Director の新規インストールを参照してください。
注 :更新元となるリリースの最新のリリース ノートを必ず確認してください。リリース ノートでは、アップグレード パスとサービス パックに関して常にマニュアルよりも新しい情報を入手できます。
既存の Cisco Vision Dynamic Signage Director リリース 6.1 システムからのアップグレード プロセスには、次の作業が含まれています。
■Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアのアップグレード
■デジタル メディア プレーヤー ファームウェアのアップグレード
Cisco Vision Director ソフトウェア、言語パック、およびフォントのアップグレードおよび DMP ファームウェアのアップグレードを参照してください。
注 :更新元となるリリースの最新のリリース ノートを必ず確認してください。リリース ノートでは、アップグレード パスとサービス パックに関して常にマニュアルよりも新しい情報を入手できます。
Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアをすでに実行している既存サーバは、次の順序でアップグレードできます。
■5.0.0-526(サービス パック 2)> 5.0.0-605(サービス パック 3)> 5.0.0-709(サービス パック 4)> 5.0.0-820(サービス パック 5)> 5.0.0-909(サービス パック 6)> 6.0.0-740
■5.0.0-820(サービス パック 5)> 6.0.0-740
■5.0.0-909(サービス パック 6)> 6.0.0-740
■5.0.0-1022(サービス パック 7)> 6.0.0-740
■5.0.0-1110(サービス パック 8)> 6.0.0-740
■5.0.0-1212(サービス パック 9)> 6.0.0-740
次に、リリース 6.0 からリリース 6.1 SP3 へのすべてのアップグレード手順を実行します。ソフトウェアは段階的にインストールする必要があります。最新の改訂版までの手順をスキップすることはできません。プロセス全体の進行については、最新の『 Release Notes for 6.1 』を参照してください。
Cisco.com から入手できるアップグレード ISO イメージ ファイル、および Web ブラウザ インターフェイスのソフトウェア マネージャのアップグレード オプションを使用します。
注: アップグレード プロセスには、正常なアップグレードをサポートするために実行する必要がある特定の必須タスクがあります。リリース Cisco Vision Dynamic Signage Director 6.2 は、Cisco DMP 4310G デバイス、フラッシュ ファイル、または GAR ファイルをサポートしません。アップグレードの前に、Cisco DMP 4310G デバイスとフラッシュ コンテンツをシステムから削除する必要があります。削除しないと、リリース 6.0 へのアップグレード ISO は進行しません。フラッシュ コンテンツには、レガシー ティッカー ファイル、および外部コンテンツまたは一般的なデータ ソースのフラッシュが含まれます。
レガシー GAR ファイルがシステムに残っていても、リリース 6.0 へのアップグレードが中断されることはありません。ただし、システム内の GAR ファイルにはアクセスできなくなるため、GAR ファイルも削除することを強くお勧めします。
既存の Cisco Vision Dynamic Signage Director リリース 5.0 システムからのアップグレード プロセスには、次の作業が含まれています。
■リリース 5.0 システムをリリース 6.0 にアップグレードする準備を行います。
■Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアをアップグレードします。
■デジタル メディア プレーヤー ファームウェアのアップグレード
リリース 6.1 SP3 をインストールし、リリース 6.2 をインストールする準備が整うまで、これらのプロセスを繰り返します。Cisco Vision Director ソフトウェア、言語パック、およびフォントのアップグレードおよび DMP ファームウェアのアップグレードを参照してください。