この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
■ブラウザのキャッシュのクリア(必須)
■ブラウザの期限切れのフラッシュ SWZ ファイルのクリア(必須)
■セキュリティ証明書のインポート(必須)
■Cisco Vision Dynamic Signage Director へのログイン(必須)
■メニューの確認(必須)
■サービス実行の確認(必須)
■VLAN メディア プレーヤーのコンプライアンス チェックの設定(必須)
■DMP ファームウェアのアップグレード(必須)
■DMP のリブート(必須)
■管理ダッシュボードのメディア プレーヤー、グループ、ゾーンの確認(必須)
■マルチキャスト設定の確認(必須)
注意: 常設データベースの破損を回避し、最新版の Cisco Vision Dynamic Signage Director が実行されるようにするには、すべてのユーザがブラウザ キャッシュをクリアすることが重要です 。Cisco Vision Dynamic Signage Director システムのすべてのユーザに、アップグレード後はブラウザ キャッシュをクリアしてからシステムを使用するように通知します。
Mozilla FireFox のブラウザ キャッシュをクリアする手順は次のとおりです。
1. メニュー バーから、[Tools] > [Clear Recent History] に移動します。
[Clear Recent History] のダイアログボックスが表示されます。
注: または、Ctrl+Shift+Delete を押して [Clear Recent History] ダイアログボックスを開きます。
2. [Time range to clear:] ボックスで、[Everything] を選択します。
■Flash Player からの他のキャッシュ済みファイルの削除
フラッシュ プレーヤーのキャッシュをクリアする手順は次のとおりです。
1. [Control Panel] > [Flash Player] に移動します。
2. [Flash Player Manager Settings] ダイアログボックスの [Storage] タブで、 [Delete All] をクリックします。
3. [Delete All Site Data and Settings] を選択します(図 1)。
図 1 フラッシュ プレーヤーのダイアログボックスですべてのサイトデータを削除する—Windows クライアントの例
Flash Player から他のキャッシュ済みファイルを削除するには、次の手順を実行します。
2. 次のパスでブラウザ アプリケーションのキャッシュ ファイルを削除しますが、ラップトップ クライアントごとにパスは異なります。
C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Pepper Data\Shockwave Flash\CacheWritableAdobeRoot\AssetCache
C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Mozilla\Firefox\Profiles
注: AppData フォルダは、Microsoft Windows では隠しフォルダになっています。表示されない場合には、 [Control Panel] > [Folder Options] に移動し、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」がオンに設定されているかを確認してください。
/Users/ユーザ名/Library/Application Support/Google/Chrome/Default/Pepper Data/Shockwave Flash/CacheWritableAdobeRoot/AssetCache/
Mozilla Firefox を使用して Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバに初めてアクセスすると、セキュリティ証明書の警告が表示されます。一部の Cisco Vision Dynamic Signage Director 機能では、証明書のインポートが必要です。
Mozilla Firefox のセキュリティ例外を追加する手順は次のとおりです。
1. 「安全な接続ではありません(This Connection is Untrusted)」というタイトルで警告ページが表示された場合は、 「リスクを理解しています(I Understand the Risks)」 オプションをクリックします。
3. [Add Security Exception] ダイアログボックスで、 [Confirm Security Exception] をクリックします。
4. Mozilla Firefox のすべてのウィンドウを閉じます。
Mozilla Firefox でセキュリティ証明書の警告が表示されずに Cisco Vision Dynamic Signage Director サーバにアクセスできるようになります。
リリース 6.2 の新機能として、Cisco Vision Dynamic Signage Director(DSD)の証明書を管理できるようにする Web ベースの UI が搭載されています。この機能により、ポップアップに信頼できないブラウザ警告が表示されなくなります。この機能を使用すると、独自の DSD 証明書をインポートして迷惑なセキュリティ警告が表示されないようにすることができます。証明書タイプ.cer、.crt、および.pem がサポートされています。
1. [More] > [Manage Software] > [DSD Certificate] に移動します(図 2)。
正常にインポートされると、成功メッセージが表示されます。この新機能の使用方法の詳細については、『 Release 6.2: Cisco Vision Dynamic Signage Director System Administration Guide 』を参照してください。
アップグレードが成功し、Cisco Vision Dynamic Signage Director が動作していることを確認する手順は次のとおりです。
1. ブラウザ ウィンドウを開き、次のサンプルの形式でCisco Vision Dynamic Signage Director サーバの URL を入力します。 x.x.x.x で表示されている部分は、サーバの Ipv4 アドレスです。
Cisco Vision Dynamic Signage Director のログイン画面が表示されます。
2. Cisco Vision Dynamic Signage Director の管理者用のログイン クレデンシャルを入力し、[Login] をクリックします。
注: 初めて Cisco Vision Dynamic Signage Director にログインする場合のデフォルトの管理者のユーザ名は「admin」、パスワードは「C-V1$i0n」です。
Cisco Vision Dynamic Signage Director の資産ライブラリ画面が表示されます。
3. 画面の左上に適切なバージョンが表示されていることを確認します。
注: ウィンドウに正しいバージョンが表示されない場合は、ブラウザのキャッシュのクリアの説明に従ってブラウザ キャッシュをクリアしてください。
1. [Main Menu] Cisco Vision Dynamic Signage Director から、[System Configuration] の新しいアイコンをクリックします。しばらくしてリソースがロードされると、新しいウィンドウに Cisco Vision Dynamic Signage Director 画面が表示されます。
2. [Library] 画面(メインメニュー)の左上で、Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアのバージョンおよびビルド番号を確認します。
注: ウィンドウに表示されるバージョンおよびビルド番号がロードしたものと一致しない場合は、ブラウザのキャッシュのクリアの説明に従ってブラウザ キャッシュをクリアしてください。
3. 他の Cisco Vision Dynamic Signage Director 画面とメニューが開くことを確認します。
アップグレード後は、[More] > [Management Dashboard] に移動して、すべてのプライマリ Cisco Vision Dynamic Signage Director サービスが実行されていることを確認します。
1. [More] > [Management Dashboard] > [Monitor and Status] ドロワ > [Services] フォルダに移動します。
2. [Service Alerts] ペインを展開します。
3. すべてのプライマリ サービス(特にコンテンツ マネジメント CMS サーバ)にサービス アラートの発生がなく、「通常」(緑色)の状態であることを確認します。
4. 上記リストの CMS サーバまたは別のサービスが通常の状態であるべきにもかかわらずそうでない場合、TUI サービス メニューを使用して再起動します。[Main Menu] > [Services Control] > [Content Management System (cms)] に移動します。
VLAN のコンプライアンス チェックを実行するには、アップグレード後に 管理ダッシュボード に移動し、メディア プレーヤーの VLAN 設定に応じて [Assigned VLAN] プロパティを変更します。
注: 同一 VLAN 上にすべてのデバイスが設置されている場合は、メディア プレーヤーの [Assigned VLAN] プロパティを設定することをお勧めします。値が設定されると、メディア プレーヤーによって送信されている内容に関するチェックが行われます。または、デフォルトの $svd_ignore を設定してください。
[Assigned VLAN] プロパティを設定する手順は次のとおりです。
1. [More] > [Management Dashboard] > [Dynamic Signage Director Configuration] > [System Configuration] > [Global DMP Settings] > [Networking] に移動します。
図 4 DMP 用の割り当て済み VLAN プロパティの設定
2. [Assigned VLAN] プロパティを見つけて次の手順を実行します。
■DMP すべてが同じ VLAN 上にある場合(推奨)—VLAN の番号を入力します。
■DMP すべてが同じ VLAN 上にない場合、またはコンプライアンス チェックする VLAN にバイパスしたい場合—「$svd_ignore」と入力します。
重要: すべての DMP でリリース 6.2 向けのファームウェアのアップグレードが必要です。
DMP にファームウェア アップグレードが必要かどうかを確認し、このガイドの関連モジュールにある手順に従って Cisco Vision Dynamic Signage Director リリースに必要なバージョンをアップロードし、インストールします。
注: システムで Cisco Vision Dynamic Signage Director リリース 6.2 ソフトウェアに初めてアップグレードする場合、新規ファームウェアのアップグレードとファームウェアの設定が必要です。DMP ファームウェアのアップグレード の手順を実行します。
Cisco Vision Dynamic Signage Director ソフトウェアのアップグレード後は、DMP を再起動してランタイム ソフトウェアの最新バージョンを取得します。
■リリース 6.2 への初めてのシステム アップグレードで、DMP のファームウェア アップグレードが実行済みである場合、DMP はすでにリブートされています。DMP をリブートしないでください。
■リリース 6.1 からリリース 6.2 へのアップグレードの場合は、DMP をリブートして DMP のランタイム ソフトウェアをアップデートします。
DMP システム ランタイムを確認するには、管理ダッシュボードのメディア プレーヤー、グループ、ゾーンの確認を参照してください。
注: メディア プレーヤーのステータスを確認する前に、VLAN のコンプライアンス チェックが実行されるように [Assigned VLAN] プロパティを設定してください。詳細については、VLAN メディア プレーヤーのコンプライアンス チェックの設定を参照してください。
ソフトウェアのアップグレード後にメディア プレーヤー、グループ、ゾーンを確認する手順は次のとおりです。
1. [More] > [Management Dashboard] に移動して、グループ、ゾーン、およびメディア プレーヤーがすべて表示されて緑色の状態であることを確認します。
2. [DMP and TV Controls] ドロワーですべてのデバイスに対して Get Status コマンドを実行し、Cisco Vision Dynamic Signage Director の MAC アドレス レコードを更新します。
[DMP and TV Controls] > [Monitoring] > [Get Status]
3. Get Status を実行し、すべてのデバイスがリブートに成功して正常な状態であることを確認します。
注: この操作で、メディア プレーヤーの MAC アドレスも更新します。
4. 正しい Cisco Vision Dynamic Signage Director のランタイム バージョンが DMP にロードされたことを確認します:
a. 確認する DMP を選択します。[Play] アイコンをクリックします。
b. [Status] > [Status Details] に移動します。
c. DMP のステータス でランタイムステータスを展開し、レポートされたバージョンを確認します。
5. (オプション)次のダッシュボード コマンド パスを使用して、正常な DMP の DMP ステータスを「Production」に変えます。 [DMP and TV Controls] > [Auto Registration] > [Change DMP State]
Cisco Vision Dynamic Signage Director では、DMP のコントロール プレーン運用にユニキャストとマルチキャスト両方の通信を使用します。Cisco Connected Stadium は、Cisco Vision Dynamic Signage Director が 239.193.0.0 をマルチキャスト グループアドレスの範囲としての使用することが必要な設計となっています。
Cisco Vision Dynamic Signage Director のマルチキャスト グループ アドレスは、「マルチキャスト ホスト ポート(MulticastHostPort)」レジストリで設定されています。
マルチキャスト設定の詳細については、『 Cisco Vision Server Administration Guide: Dynamic Signage Director 』の「 Configuring the Cisco Vision Director Server System Settings 」モジュールで「Configuring Multicast Ports for Cisco Vision Director」トピックを参照してください。
Cisco Vision Dynamic Signage Director のマルチキャスト アドレッシングを確認または設定する手順は次のとおりです。
1. [More] > [Management Dashboard] > [Tools] ドロワ > [Advanced] > [Registry] に移動します。
2. パラメータ リストから「MulticastHostPort」レジストリ キーまでスクロールし、レジストリのエントリを確認します。
3. 値を変更するには値フィールドをクリックし、239.193.0.0/24 の範囲でマルチキャスト アドレスを指定します。
注: Cisco Connected Stadium ネットワークで設定した値と、 次の ポートを使用していることを確認してください。デフォルトの推奨値は 50001 です。
付録 A:アップグレード後チェックリストを使用して、必要な手順が完了していることを確認します。