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スイッチまたはルータ上のNetwork Analysis Module(NAM;ネットワーク監視モジュール)の管理手順は、Cisco IOSソフトウェアとCatalystオペレーティング システム ソフトウェアのいずれを使用しているかによって異なります。ただし、両方のオペレーティング システムに共通する手順もいくつかあります。
以下の各項では、CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用してNAMを管理する手順について、オペレーティング システム別に説明します。
• 「Catalystオペレーティング システム ソフトウェア」
ここでは、Cisco IOSを使用してNAM上で実行できる各種の管理作業について説明します。
NAMには、アクセス権の異なる2種類のユーザ レベルがあります。
(注) rootアカウントには#プロンプト、guestアカウントには>プロンプトが使用されます。
WS-SVC-NAM-1またはWS-SVC-NAM-2の場合、メンテナンス イメージ用のデフォルトのrootパスワードとguestパスワードはciscoです。WS-X6380-NAM用のデフォルトのrootパスワードとguestパスワードはrootです。
表 4-1に、NAMのユーザ レベルとパスワードを示します。
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(注) NAMメンテナンス イメージのguestアカウントには、すべての読み取り書き込み権限が与えられます。
アプリケーション イメージまたはメンテナンス イメージのいずれかを起動してIP情報を設定すると、その情報は両方のイメージ間で同期化されます。ただし、パスワードを変更した場合、その情報はイメージ間で同期化されず、未変更のイメージには変更は反映されません。
リモートTelnetセッションを可能にするには、 exsession on コマンドを使用します。Secure Shell Encryption(SSH;セキュア シェル暗号化)を使用してNAMにログインすることもできます。この機能を使用するには、cryptoパッチをインストールする必要があります。NAM上でSSHをイネーブルにするには、 exsession on ssh コマンドを使用します。
ステップ 1 Telnet接続またはコンソール ポート接続を使用して、スイッチまたはルータにログインします。
ステップ 2 CLIプロンプトで、次のように session slot slot_number processor 1 コマンドを使用して、NAMとのコンソール セッションを確立します。
ステップ 3 NAMログイン プロンプトに、rootと入力してrootユーザとしてログインするか、またはguest と入力してguestユーザとしてログインします。
ステップ 4 パスワード プロンプトに、アカウントに対応するパスワードを入力します。rootアカウントのデフォルトのパスワードは[root]であり、guestアカウントのデフォルトのパスワードは[guest]です。
正常にログインできると、次のようにコマンドライン プロンプトが表示されます。
出荷時に設定されたデフォルトのパスワードを変更していない場合は、NAMへのログイン時に警告メッセージが表示されます。
ローカル データベース上のWebアプリケーションを使用できます。管理者が不明の場合は、CLIから rmwebusers コマンドを使用して、Webユーザ データベースからローカルWebユーザを削除できます。
(注) 新しいパスワードは、6文字以上の長さにしなければなりません。大文字/小文字、数字、および句読点を含めることができます。
(注) WS-SVC-NAM-1およびWS-SVC-NAM-2で、NAMメンテナンス イメージ用のrootアカウントまたはguestアカウントのパスワードを忘れた場合は、メンテナンス イメージをアップグレードする必要があります。アップグレードすると、パスワードはデフォルトに設定されます。表 4-1または表 4-5を参照してください。
パスワードを変更するには、NAMにrootアカウントでログインしているときに、次の作業を行います。
(注) NAMリリース2.2では、username引数を指定する必要があります。
rootパスワードを変更するには、NAMにTelnetで接続し、 password root コマンドを使用します。
guestパスワードを変更するには、NAMにTelnetで接続し、 password guest コマンドを使用します。
パスワードを忘れた場合は、スイッチのCLIからclear module pc-module module-number passwordコマンドを入力すると、アプリケーション イメージのrootアカウントのパスワードを[root]に、guestアカウントのパスワードを[guest]に戻すことができます。
CLIまたは外部TelnetセッションからNAMにアクセスできない場合は、 hw-module module module_number resetコマンドを入力し、NAMをリセットして再起動します。リセット プロセスには数分かかります。
NAMの初回の起動時には、自動的にメモリ テストの一部が実行されます。完全なメモリ テストを実行する場合は、 hw-module module module_number reset device:partition mem-test-fullコマンドに mem-test-full キーワードを使用します。このコマンドはCisco IOS専用のコマンドなので、Catalystオペレーティング システム ソフトウェアには使用できません。
(注) mem-test-fullオプションは、WS-SVC-NAM-1およびWS-SVC-NAM-2専用です。
Catalystオペレーティング システム ソフトウェアについては、「NAMのリセット」を参照してください。
NAMをリセットすると、完全なメモリ テストが実行されます。完全なメモリ テストは部分的なメモリ テストよりも完了に時間がかかります。メモリ テストの所要時間は、 表 2-3 を参照してください。
hw-module module module_number mem-test-full コマンドでもメモリ テストを実行できます。モジュール5の完全なメモリ テストを実行するには、次のように入力します。
CLIからこのモジュールをリセットするには、イネーブル モードで次の作業を行います。
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hw-module module mod_num reset device: partition mem-test-full device: partition の値は、PCブート デバイス用のストリングです。たとえば、 hdd:x はハードディスクを示し、 cf:x はコンパクト フラッシュを示します。いずれも x は各デバイス上のパーティションの番号です。 NAMのブート デバイスを指定する方法については、 表 4-2 を参照してください。 |
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ブート デバイスを指定する場合、アプリケーション イメージにはhdd:1、メンテナンス イメージにはhdd:2を使用します。 |
WS-SVC-NAM-1およびWS-SVC-NAM-2のブート デバイスを指定する場合、アプリケーション イメージにはhdd:1、メンテナンス イメージにはcf:1を使用します。 |
CLIを使用してスロット9に搭載されたNAMをリセットする例を示します。
(注) WS-X3860-NAMのブート デバイスを指定する場合、アプリケーション イメージにはhdd:1、メンテナンス イメージにはhdd:2を使用します。WS-SVC-NAM-1およびWS-SVC-NAM-2のブート デバイスを指定する場合、アプリケーション イメージにはhdd:1、メンテナンス イメージにはcf:1を使用します。
アプリケーション ソフトウェアとメンテナンス ソフトウェアの両方をアップグレードできます。アプリケーション ソフトウェアをアップグレードする場合は、「NAMアプリケーション ソフトウェアのアップグレード」を参照してください。メンテナンス ソフトウェアをアップグレードする場合は、「NAMメンテナンス ソフトウェアのアップグレード」を参照してください。
NAMアプリケーション イメージとメンテナンス イメージには互換性がありません。
• WS-X6380-NAMのイメージを使ってWS-SVC-NAM-1およびWS-SVC-NAM-2をアップグレードすることはできません。
• WS-SVC-NAM-1およびWS-SVC-NAM-2のイメージを使ってWS-X6380-NAMをアップグレードすることはできません。
表 4-3 に、NAMイメージ プレフィクスを示します。
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NAMアプリケーション ソフトウェアをアップグレードする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 NAMアプリケーション ソフトウェア イメージを、FTPからアクセスできるディレクトリにコピーします。
ステップ 2 コンソール ポートまたはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。
ステップ 3 NAMがすでにメンテナンス イメージで稼働している場合は、ステップ 4に進んでください。NAMがメンテナンス イメージで稼働していない場合は、イネーブル モードで次のコマンドを入力します。
ステップ 4 NAMがオンラインに戻った後、NAMとのコンソール セッションを確立し、rootアカウントにログインします。
ステップ 5 次のいずれかのコマンドを入力して、NAMアプリケーション ソフトウェアをアップグレードします。
ftp-url は、NAMソフトウェア イメージ ファイルのFTPロケーションおよび名前です。
(注) --installオプションはNAMパーティションをすべて消去して再作成し、工場出荷時と同じデフォルト状態にします。--installオプションは、WS-SVC-NAM-1およびWS-SVC-NAM-2モジュールにだけ使用できます。--installオプションを使用すると、それまでに保存されているレポート データがある場合は失われます。
(注) FTP(ファイル転送プロトコル)サーバが匿名ユーザを受け付けない場合は、ftp-urlの値に、ftp://user@host/absolute-path/filenameの構文を使用してください。入力を要求されたら自分のパスワードを入力します。
ステップ 6 アップグレードの間は、表示されるプロンプトに従ってください。
ステップ 7 アップグレードが完了したら、NAMからログアウトします。
ステップ 8 次のコマンドを入力して、NAMをリセットします。
(注) NAMのパフォーマンスを最適にするには、NAMソフトウェアをアップグレードした後でアプリケーション パーティションを起動し、その後すぐにもう1度再起動します。
ステップ 9 (任意)NAMがオンラインに戻った後、NAMのrootアカウントにログインし、次のコマンドを入力して、初期設定を確認します。
NAMアプリケーション ソフトウェアをアップグレードする例を示します。
NAMメンテナンス ソフトウェアをアップグレードする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 NAMメンテナンス ソフトウェア イメージを、FTPからアクセスできるディレクトリにコピーします。
ステップ 2 コンソール ポートまたはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。
ステップ 3 NAMがすでにアプリケーション イメージで稼働している場合は、ステップ 5に進んでください。NAMがアプリケーション イメージで稼働していない場合は、イネーブル モードで次のコマンドを入力します。
ステップ 4 NAMがオンラインに戻った後、NAMとのコンソール セッションを確立し、rootアカウントにログインします。
ステップ 5 次のコマンドを入力して、NAMメンテナンス ソフトウェアをアップグレードします。
ftp-url は、NAMソフトウェア イメージ ファイルのFTPロケーションおよび名前です。
(注) FTPサーバが匿名ユーザを受け付けない場合は、ftp-urlの値に、
ftp://user@host/absolute-path/filenameの構文を使用してください。入力を要求されたら自分のパスワードを入力します。
ステップ 6 アップグレードの間は、表示されるプロンプトに従ってください。
ステップ 7 アップグレードが完了したら、NAMからログアウトします。
ステップ 8 次のコマンドを入力してメンテナンス イメージを起動し、NAMメンテナンス ソフトウェアをリセットします。
ステップ 9 (任意)NAMがオンラインに戻った後、NAMのrootアカウントにログインし、次のコマンドを入力して初期設定を確認します。
ステップ 10 (任意)次のコマンドを入力して、アプリケーション イメージを再起動します。
NAMメンテナンス ソフトウェアをアップグレードする例を示します。
Cisco IOSでは、インターフェイスごとに明示的にmini-Remote Monitoring(RMON)をイネーブルにする必要があります。各インターフェイスにmini-RMONを設定するには、 rmon collection stats collection-control-index owner owner-string を入力します。 collection-control-index および owner-string には値を入力する必要があります。
(注) NAMが表示するのは、モニタのオーナー ストリングが設定されているmini-RMON収集だけです。
ファスト イーサネット モジュール4ポート1上のmini-RMONにコントロール インデックス3000とモニタのオーナー ストリングの使用を設定する場合は、次の例のように入力します。
ここでは、Catalystオペレーティング システム ソフトウェアを使用するNAMで実行できる各種の管理作業について説明します。
NAM Traffic Analyzerアプリケーションを使用してNAMを管理できます。Traffic Analyzerについての詳細は、『 User Guide for the Network Analysis Module NAM Traffic Analyzer 』Release 3.1を参照してください。
• CLIまたはNAM Traffic Analyzerアプリケーションを使用して、NAMユーザの追加と削除およびパスワードの変更を行う。
• スーパーユーザ用パスワードを回復する(ただしパスワードは変更しない)。
• NAM Traffic Analyzerアプリケーションを使用して、ローカルおよびリモート(TACACS+サーバ)のユーザおよびパスワードを変更する。ユーザおよびパスワードの管理についての詳細は、NAM Traffic Analyzerアプリケーションのオンライン ヘルプ トピック「User and System Administration」を参照してください。
表 4-4 に、CLIおよびNAM Traffic Analyzerアプリケーションを使用して実行できるユーザ管理作業について説明します。
• Guest ― 読み取り専用CLIアクセス(デフォルトのパスワードは[guest])
• Root ― すべての読み取り書き込みアクセス(デフォルトのパスワードは[cisco])
(注) rootアカウントには#プロンプト、guestアカウントには>プロンプトが使用されます。メンテナンス イメージ用のデフォルトのrootパスワードとguestパスワードはciscoです。
表 4-5に、NAMのユーザ レベルとパスワードを示します。
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(注) NAMメンテナンス イメージのguestアカウントには、すべての読み取り書き込み権限が与えられます。
アプリケーション イメージとメンテナンス イメージのいずれかを起動してIP情報を設定すると、その情報は両方のイメージ間で同期化されます。ただし、パスワードを変更した場合、その情報はイメージ間で同期化されず、未変更のイメージには変更は反映されません。
ステップ 1 Telnet接続またはコンソール ポート接続を使用して、Catalyst 6500ファミリー スイッチにログインします。
(注) リモートTelnetセッションを確立するには、exsession onコマンドを使用します。SSHを使用してNAMにログインすることもできます。この機能を使用するには、cryptoパッチをインストールする必要があります。NAM上でSSHをイネーブルにするには、exsession on sshコマンドを使用します。
ステップ 2 CLIプロンプトに session mod コマンドを入力し、NAMとのコンソール セッションを確立します。
ステップ 3 NAMにログインします。ログイン プロンプトにrootと入力してrootユーザとしてログインするか、またはguestと入力してguestユーザとしてログインします。
ステップ 4 パスワード プロンプトに、アカウントに対応するパスワードを入力します。rootアカウントのデフォルトのパスワードは[root]であり、guestアカウントのデフォルトのパスワードは[guest]です。
正常にログインできると、次のようにコマンドライン プロンプトが表示されます。
次の方法で、パスワードの変更および回復を行うことができます。
rootパスワードおよびguestパスワードの設定、変更、および回復を行うことができます。
–パスワードを変更するには、NAMにTelnetで接続し、 password コマンドを使用します。
–パスワードを回復するには、スーパバイザ エンジンにTelnetで接続し、 clear module password module コマンドを使用します。
–パスワードを忘れた場合は、スイッチのCLIから clear module password コマンドを入力すると、rootアカウントのパスワードを[root]に、guestアカウントのパスワードを[guest]に戻すことができます。
–NAMのパスワードを出荷時のデフォルト値に戻すには、イネーブル モードで次のコマンドを入力します。
• ローカル データベース上でNAM Traffic Analyzerを使用します。
CLIを使用して、最初のNAM Traffic Analyzerアプリケーション ユーザを作成します。NAM Traffic Analyzerの起動後に、その他のユーザ パスワードの設定と編集を行うことができます。次のようにNAM Traffic AnalyzerまたはTACACS+サーバを使用して、パスワードを変更します。
–NAM Traffic Analyzerアプリケーションの管理者として、パスワードを再設定できます。
–管理者が不明の場合は、CLIから rmwebusers コマンドを使用して、WebデータベースからローカルWebユーザ データベースを削除できます。
• TACACS+サーバのマニュアルに記載されている説明に従ってください。
(注) NAMメンテナンス イメージのrootアカウントまたはguestアカウントのパスワードを忘れた場合は、メンテナンス イメージをアップグレードする必要があります。アップグレードすると、パスワードはデフォルトに設定されます。表 4-1または表 4-5を参照してください。
出荷時に設定されたデフォルトのパスワードを変更していない場合は、NAMへのログイン時に警告メッセージが表示されます。
(注) 新しいパスワードは、6文字以上の長さにしなければなりません。大文字/小文字、数字、および句読点を含めることができます。
パスワードを変更するには、NAMに[root]としてログインしているときに、次の作業を行います。
(注) リリース2.2のNAMソフトウェアでは、username引数を指定する必要があります。
rootパスワードを変更するには、NAMにTelnetで接続し、 password root コマンドを使用します。
guestパスワードを変更するには、NAMにTelnetで接続し、 password guest コマンドを使用します。
パスワードを忘れた場合は、CLIから clear module password コマンドを入力すると、rootアカウントのパスワードを[root]に、guestアカウントのパスワードを[guest]に戻すことができます。
CLIまたは外部TelnetセッションからNAMにアクセスできない場合は、 reset mod_num boot_string コマンドを入力し、NAMをリセットして再起動します。リセット プロセスには数分かかります。
NAMの初回の起動時には、自動的にメモリ テストの一部が実行されます。完全なメモリ テストを実行する場合は、 set boot device bootseq mod# mem-test-full コマンドを入力します。このコマンドは、Catalystオペレーティング システム ソフトウェア専用のコマンドなので、Cisco IOSソフトウェアには使用できません。
(注) mem-test-fullオプションは、WS-SVC-NAM-1およびWS-SVC-NAM-2専用です。
Cisco IOSについては、「NAMのリセット」を参照してください。
完全なメモリ テストをイネーブルにするには、 set boot device bootseq mod# mem-test-full コマンドを入力します。完全なメモリ テストを実行する例を示します。
NAMをリセットすると、完全なメモリ テストが実行されます。
CLIを使用してNAMをリセットするには、イネーブル モードで次の作業を行います。
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mod_num boot_string 変数は、PCブート デバイス用のストリングです。 hdd:x はハードディスクを示し、 cf:x はコンパクト フラッシュを示します。いずれも x は各デバイス上のパーティションの番号です。 ブート デバイスを指定する場合、 表 4-6 でNAMのブート デバイスの仕様を確認してください。 |
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ブート デバイスを指定する場合、アプリケーション イメージにはhdd:1、メンテナンス イメージにはhdd:2を使用します。 |
WS-SVC-NAM-1およびWS-SVC-NAM-2のブート デバイスを指定する場合、アプリケーション イメージにはhdd:1、メンテナンス イメージにはcf:1を使用します。 |
(注) ブート デバイスについては、アプリケーション イメージにはhdd:1、メンテナンス イメージにはcf:1を指定できます。
モジュールをメンテナンス イメージにリセットするには、イネーブル モードから次のコマンドを入力します。
モジュールをNAMアプリケーション イメージにリセットするには、イネーブル モードから次のコマンドを入力します。
CLIを使用してスロット4に搭載されたNAMをリセットする例を示します。
完全なメモリ テストをイネーブルにするには、 set boot device bootseq mod# mem-test-full コマンドを入力します。このオプションは、デフォルトではディセーブルです。完全なメモリ テストを実行する例を示します。
NAMをリセットすると、完全なメモリ テストが実行されます。完全なメモリ テストは部分的なメモリ テストよりも完了に時間がかかります。メモリ テストの所要時間は、 表 2-3 を参照してください。
アプリケーション ソフトウェアとメンテナンス ソフトウェアの両方をアップグレードできます。アプリケーション ソフトウェアをアップグレードする場合は、「NAMアプリケーション ソフトウェアのアップグレード」を参照してください。メンテナンス ソフトウェアをアップグレードする場合は、「NAMメンテナンス ソフトウェアのアップグレード」を参照してください。
NAMアプリケーション ソフトウェアをアップグレードする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 NAMアプリケーション ソフトウェア イメージを、FTPからアクセスできるディレクトリにコピーします。
ステップ 2 コンソール ポートまたはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。
ステップ 3 NAMがすでにメンテナンス イメージで稼働している場合には、ステップ 4に進んでください。NAMがメンテナンス イメージで稼働していない場合は、イネーブル モードで次のコマンドを入力します。
ステップ 4 NAMがオンラインに戻った後、NAMとのコンソール セッションを確立し、rootアカウントにログインします。
ステップ 5 次のコマンドを入力して、NAMアプリケーション ソフトウェアをアップグレードします。
ftp-url は、NAMソフトウェア イメージ ファイルのFTPロケーションおよび名前です。
(注) --installオプションはすべてのNAMパーティションをクリアして再作成し、工場出荷時のようなデフォルト状態にします。
(注) FTPサーバが匿名ユーザを受け付けない場合は、ftp-urlの値に、ftp://user@host/absolute-path/filenameの構文を使用してください。入力を要求されたら自分のパスワードを入力します。
ステップ 6 アップグレードの間は、表示されるプロンプトに従ってください。
ステップ 7 アップグレードが完了したら、メンテナンス イメージからログアウトします。
ステップ 8 次のコマンドを入力して、NAMアプリケーション イメージにリセットします。
ステップ 9 (任意)NAMがオンラインに戻った後に、NAMのrootアカウントにログインし、次のコマンドを入力して、初期設定を確認します。
NAMアプリケーション ソフトウェアをアップグレードする例を示します。
NAMメンテナンス ソフトウェアをアップグレードする手順は、次のとおりです。
ステップ 1 NAMメンテナンス ソフトウェア イメージを、FTPからアクセスできるディレクトリにコピーします。
ステップ 2 コンソール ポートまたはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。
ステップ 3 NAMがすでにアプリケーション イメージで稼働している場合は、ステップ 4に進んでください。NAMがアプリケーション イメージで稼働していない場合は、イネーブル モードで次のコマンドを入力します。
ステップ 4 NAMがオンラインに戻った後、NAMとのコンソール セッションを確立し、rootアカウントにログインします。
ステップ 5 次のコマンドを入力して、NAMメンテナンス ソフトウェアをアップグレードします。
ftp-url は、NAMソフトウェア イメージ ファイルのFTPロケーションおよび名前です。
(注) FTPサーバが匿名ユーザを受け付けない場合は、ftp-urlの値に、ftp://user@host/absolute-path/filenameの構文を使用してください。入力を要求されたら自分のパスワードを入力します。
ステップ 6 アップグレードの間は、表示されるプロンプトに従ってください。
ステップ 7 アップグレードが完了したら、NAMからログアウトします。
ステップ 8 次のコマンドを入力してメンテナンス イメージを起動し、NAMメンテナンス ソフトウェアをリセットします。
ステップ 9 (任意)NAMがオンラインに戻った後に、NAMのrootアカウントにログインし、次のコマンドを入力して、初期設定を確認します。
ステップ 10 (任意)次のコマンドを入力して、アプリケーション イメージを再起動します。
NAMメンテナンス ソフトウェアをアップグレードする例を示します。
Catalystオペレーティング システム ソフトウェアでは、スイッチのmini-RMONをイネーブルにできます。
ここでは、スイッチ オペレーティング システムに依存しないNAMの管理作業について説明します。
ステップ 1 コンソール ポートまたはTelnetセッションを使用して、スイッチにログインします。
ステップ 2 NAMがすでにアプリケーション イメージで稼働している場合は、ステップ 4に進んでください。NAMがメンテナンス イメージで稼働している場合は、イネーブル モードで次のコマンドを入力します。
Cisco IOSソフトウェアの場合は、次のコマンドを入力します。
Catalystオペレーティング システム ソフトウェアの場合は、次のコマンドを入力します。
ステップ 3 NAMがオンラインに戻った後に、NAMとのコンソール セッションを確立し、rootアカウントにログインします。
ステップ 4 次のコマンドを入力して、NAMソフトウェアにパッチ ソフトウェアをインストールします。
ftp-url は、NAMパッチ ソフトウェア イメージ ファイルのFTPロケーションおよび名前です。
(注) FTPサーバが匿名ユーザを受け付けない場合は、ftp-urlの値に、
ftp://user@host/absolute-path/filenameの構文を使用してください。入力を要求されたら自分のパスワードを入力します。
ステップ 5 パッチ アプリケーションの処理中は、表示されるプロンプトに従ってください。
ステップ 6 (任意)NAMがオンラインに戻った後に、NAMのrootアカウントにログインし、次のコマンドを入力して初期設定を確認します。
(注) HTTPまたはHTTPサーバの稼働中にNAM Traffic AnalyzerのWebアプリケーションを実行している場合、GUIのAboutをクリックするとインストールされているパッチが表示されます。何も表示されない場合、インストールされているパッチはありません。
Catalystオペレーティング システム ソフトウェアで、パッチ ソフトウェアを適用する例を示します。
NAM CLIで使用できるNAMコマンドについては、『 Catalyst 6500 Series and Cisco 7600 Series Network Analysis Module Command Reference 』を参照してください。
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インターフェイスのネットワーク設定を消去します。このコマンドは、アプリケーション パーティションでは使用できません。アプリケーション パーティションでは config clear ip コマンドを使用します。 |
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アプリケーション イメージのアップグレード ログ ファイルを消去します。このコマンドを使用できるのは、メンテナンス イメージが稼働している場合だけです。メンテナンス イメージのguestアカウントで使用できます。 |
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NAMを工場出荷時のデフォルト状態に戻しますが、 config clear ip のパラメータはデフォルトに戻りません。 (注) config clearコマンドの実行後は再起動が必要になります。config clearコマンドおよびconfig clear allコマンドにより、レポート データの履歴が消去されます。 • RMONコンフィギュレーション ファイルをデフォルトの設定に戻す –すべてのカスタム キャプチャおよびカスタム デコード フィルタ IPホスト コンフィギュレーション データは削除されません。 |
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RMONエージェントのクラッシュ後に、匿名FTPサーバにコア ファイルを送信します。このコマンドによって、複数のコア ファイルがアップロードされる可能性があります。このコマンドは、/usr/local/nam/binディレクトリの下にある[core]形式のすべてのコア ファイルをアップロードします。 Cisco Technical Assistance Center(TAC)に問い合わせる前に、必ずこの情報をファイルにコピーし、保存してください。TACはこの情報を使用してNAMを分析し、トラブルシューティングを行います。維持されるコア ダンプ ファイルは1つだけです。コア ダンプ ファイルが新しく作成されると、既存のコア ダンプ ファイルが上書きされます。このコマンドを使用できるのは、rootアカウントだけです。 (注) FTPサーバが匿名ユーザを受け付けない場合は、coredump ftp://user:password@host/absolute-pathという構文を使用してください。 |
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(注) SSHをイネーブルまたはディセーブルに設定するには、cryptoパッチをインストールする必要があります。「HTTPセキュア サーバの設定」を参照してください。 NAMがスイッチ外部からの外部Telnetセッションを受け付けるかどうかを制御します。デフォルトではoffに設定されます。 exsession コマンドがoffに設定されている場合、NAMにTelnetでアクセスできるのは、スイッチ上のスーパバイザ エンジンからだけになります。 exsession コマンドがonに設定されている場合は、有効なあらゆるIPアドレスからの新しいTelnet要求が受け入れられます。このコマンドによって、オープンされているセッションが切断されることはありません。このコマンドを使用できるのは、rootアカウントだけです。 exsession on ― Telnetをイネーブルにします。 exsession on ssh ― SSHをイネーブルにします。 |
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最上位レベルのコマンドのリスト、または個々のコマンドの補足情報を表示します。 (注) メンテナンス イメージにはこのコマンドはありません。ヘルプ情報を利用するには、代わりに?を入力する必要があります。 |
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IPパラメータを設定します。このコマンドは、アプリケーション イメージとメンテナンス イメージで利用できます。メンテナンス イメージでは、guestアカウントで使用できます。 |
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ip nameserver [ name-server1 ] [ name-server2 ] [ name-server3 ] |
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ホストに関する情報をネーム サーバに照会できるようにします。serverを指定しない場合、NAM DNSサーバが使用されます。 |
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現在のユーザのパスワードを設定します。アプリケーション ソフトウェアでは、このコマンドの引数にユーザ名を指定する必要があります。たとえば、次のように入力します。 |
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ping [-nv] [-c count ] [-i wait ] [-p pattern ] [ -s packetsize ] hostname | IP address |
ネットワーク上の他のノードにInternet Control Message Protocol(ICMP)エコー要求パケットを送信します。引数を指定しないコマンドを使用してpingを設定することもできます。 -c count ― count個のECHO_REQUESTパケットを送信した後、停止します。 -i wait ― パケットを送信するたびに、指定する秒数だけ待機します。 |
統計情報、アドレス マッピング、VLAN(仮想LAN)、およびManagement Information Base(MIB)のレポートをイネーブルにします。 |
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NAMのシリアル番号を含む、BIOSおよびモジュールに関するシステム情報が表示されます。TACが、これらの情報をトラブルシューティングのために必要とする場合があります。TACに連絡する際は、この情報をファイルにコピーし、保存してください。このコマンドは、rootアカウントとguestアカウントのどちらでも使用できます。 |
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すべての機能を合計して、NAM CPU上の現在のプロセッサ負荷が表示されます。このコマンドは、rootアカウントとguestアカウントのどちらでも使用できます。 |
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NAMが維持している現在の時刻情報が表示されます。このコマンドは、rootアカウントとguestアカウントのどちらでも使用できます。 |
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NAMアプリケーション イメージにインストールされているイメージのリストを表示します。このコマンドを使用できるのは、メンテナンス イメージの場合だけです。 |
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現在のIPコンフィギュレーション(HTTPサーバ、セキュア サーバ、ポート、セキュア ポート、およびTACACS+情報を含む)が表示されます。 |
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前回インポートした設定の出力内容を表示します。たとえば、 config network コマンドの出力内容を表示します。 |
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システム メモリの統計情報が表示されます。メモリ サイズは、最も近いMB(メガバイト)に収められます。このコマンドは、rootアカウントとguestアカウントのどちらでも使用できます。 |
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TACがトラブルシューティングのために必要とするシステム情報がすべて表示されます。TACに連絡する前に、この情報をファイルにコピーし、保存してください。このコマンドを使用できるのは、rootアカウントだけです。 e. UNIXシステムにtech.txtというファイルが作成されます。 a. Windows HyperTerminalを起動し、スイッチ スーパバイザに接続します。 d. HyperTerminalメニューで Transfer > Capture Text を選択します。 e. ダイアログが表示されたらファイル名を入力し、 Start をクリックします。 g. HyperTerminalメニューで Transfer > Capture Text > Stop を選択します。 |
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NAMメンテナンス イメージのバージョン、ドータカード情報、NAMアプリケーション イメージのバージョンが表示されます。 • メンテナンス イメージから show version コマンドを実行した場合、その出力には、NAMアプリケーション イメージのバージョンは表示されません。 • アプリケーション イメージから show version コマンドを実行した場合、その出力には、NAMメンテナンス イメージのバージョンは表示されません。 |
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traceroute [-Inv] [-f first_ttl ] [-m max_ttl ] [-p port ] [-s src_addr ] [-t tos ] [-w waittime ] destination host name | IP address [ packetlen ] |
-I ― UDPデータグラムの代わりにICMP ECHOを使用します。 -f first_ttl ― 最初の発信パケットで使用される初期的なTime-To-Live(TTL)を設定します。 -m max_ttl ― 使用する最大のTTL(最大ホップ数)を設定します。 -p port ― プローブで使用されるベースUDPポート番号を設定します。 -s src_addr ― 送信元アドレスを、パケット送信に使用するインターフェイスのIPアドレス以外にします。 |
NAMがアプリケーション イメージで起動されている場合に、指定のロケーションからメンテナンス イメージをアップグレードします。このコマンドは、メンテナンス イメージのguestアカウントからも使用できます。 NAMがメンテナンス イメージで起動されている場合に、指定のロケーションからNAMアプリケーション イメージをアップグレードします。 |
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新しいBIOSイメージをインストールします。このコマンドは、メンテナンス イメージのguestアカウントで使用できます。 |
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NAMは、スーパバイザ エンジン用のCLIコマンドもサポートします。各コマンドの詳細については、『 Catalyst 6500 Series Switch Command Reference 』を参照してください。
NAMは、次のCLIコマンドもサポートします。各コマンドの詳細については、『Catalyst 6500 Series Switch Cisco IOS Command Reference』を参照してください。これらのコマンドは、モード別に分類されています。ここでは、NAMとの対話式のCisco IOSコマンドについて説明します。
次のコマンドは、いずれもグローバル コンフィギュレーション モードまたはインターフェイス コンフィギュレーション モードで実行します。
次のコマンドは、いずれもグローバル コンフィギュレーション モードで実行します。
次のコマンドは、いずれもインターフェイス コンフィギュレーション モードで実行するコンフィギュレーション コマンドです。
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