インストールの準備

設置に関する警告

Cisco Provider Connectivity Assurance Sensor GT を設置する前に、法規制の順守と安全に関する情報 [英語] のドキュメントをお読みください。


注意    


TAC の指示がない限り、アプライアンスを開かないでください。


次の警告を記録しておいてください。


警告


ステートメント 1071 - 警告の定義

安全上の重要な注意事項

装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。使用、設置、電源への接続を行う前にインストール手順を読んでください。各警告の冒頭に記載されているステートメント番号を基に、装置の安全についての警告を参照してください。

これらの注意事項を保管しておいてください。



(注)  


ステートメント 407 - 日本語での安全上の注意

製品を使用する前に、安全上の注意事項を読むことを強くお勧めします。

https://www.cisco.com/web/JP/techdoc/pldoc/pldoc.html

製品を設置するときには、付属のまたは指定された接続ケーブル、電源コード、および AC アダプタを使用してください。



警告


ステートメント 1005—回路ブレーカー

この製品は、設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。感電または火災のリスクを軽減するため、保護デバイスは AC 20 A/DC 40 A の定格を超えないようにします。



警告


ステートメント 1073 - ユーザが保守可能な部品なし

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。



警告


ステートメント 1074 - 地域および国の電気規則への適合

感電または火災のリスクを軽減するため、機器は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。



警告


ステートメント 1089 - 教育を受けた担当者および熟練者の定義

教育を受けた担当者とは、熟練者から教育やトレーニングを受け、機器を操作する際に必要な予防措置を講じられる人です。

熟練者または資格保持者とは、機器の技術に関するトレーニングを受けているか経験があり、機器を操作する際に潜む危険を理解している人です。

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。



警告


ステートメント 1091 - 教育を受けた担当者による設置

この機器の設置、交換、または修理は、教育を受けた担当者または熟練者のみが実施できます。教育を受けた担当者または熟練者の定義については、「ステートメント 1089」を参照してください。

内部に保守可能な部品はありません。感電の危険を避けるため、開かないでください。



警告


ステートメント 9001 - 製品の廃棄

本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。


電気製品を扱う場合の注意


警告


シャーシの作業を行う前に、必ず電源コードを抜いてください。


シャーシを設置する前に、必ず『Regulatory Compliance and Safety Information』[英語] のドキュメントをお読みください。

電気機器を取り扱う際には、次の注意事項に従ってください。

  • 危険を伴う作業は、一人では行わないでください。

  • 電源が切断されていると思い込まずに、必ず確認してください。

  • 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コード、すり減った電源コード、保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。

  • シャーシは、指定された定格電力の範囲内で、製品の使用説明書に従って使用してください。

  • シャーシに搭載されている AC 入力電源装置には 3 線式の電気コードが付属しており、そのアース端子付きのプラグはアース端子付きの電源コンセントにしか差し込めないようになっています。これは大変重要な安全メカニズムです。装置のアースは、地域および国内の電気規定に適合させる必要があります。

静電破壊の防止

電子部品の取り扱いが不適切な場合、ESD が発生し、機器の損傷や電気回路の破損を引き起こす可能性があります。その結果、機器の断続的障害または完全な故障を引き起こします。

部品の取り外しまたは交換を行うときは、必ず静電気防止手順に従ってください。シャーシが電気的にアースに接続されていることを確認してください。静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用してください。アースクリップをシャーシフレームの塗装されていない表面に止めて、静電気が安全にアースに流れるようにします。静電放電による損傷とショックを防止するには、リストストラップとコードを効果的に作用させる必要があります。リストストラップがない場合は、シャーシの金属部分に触れて、身体を接地してください。

安全を確保するために、静電気防止用ストラップの抵抗値を定期的にチェックしてください。抵抗値は 1 ~ 10 MΩ である必要があります。

電源モジュールに関する考慮事項

シャーシの電源装置の詳細については、「電源モジュール」を参照してください。

シャーシを設置する際には、以下のことを考慮してください。

  • シャーシを設置する前に、設置場所の電源を調べ、スパイクやノイズがないかどうかを確認してください。必要に応じて電源調整器を設置し、アプライアンス入力電圧にて適切な電圧および電力レベルを確保してください。

  • 設置場所で適切にアースし、雷や電力サージによる損傷を防止してください。

  • シャーシでは、ユーザが動作範囲を選択できません。シャーシの正確なアプライアンス入力所要電力については、そのラベルを参照してください。

  • シャーシには複数の種類の AC 入力電源コードを使用できます。設置場所に適したタイプを使用してください。

  • デュアル冗長(1 + 1)電源を使用している場合は、各電源に独立した電気回路を使用することを推奨します。

  • できるだけ、無停電電源装置を使用してください。

ラックの構成に関する考慮事項

シャーシのラックマウント手順については、シャーシのラックマウントを参照してください。

ラックの構成を決めるときは、次のことを考慮してください。

  • 標準 48.3 cm(19 インチ)4 支柱 EIA ラック、ANSI/EIA-310-D-1992 のセクション 1 に準拠した英国ユニバーサルピッチに適合する取り付けレール付き。

  • スライドレールのラックマウントと連動させるには、ラックマウント支柱が 2 ~ 3.5 mm 厚である必要があります。

  • 開放型ラックにシャーシをマウントする場合、ラックのフレームで吸気口や排気口をふさがないように注意してください。

  • 閉じる形式の前面扉および背面扉がラックにある場合は、適切なエアーフローを確保するため、穴あき部分(全体の 65 %)が扉の上部から下部まで均一に分散している必要があります。

  • 閉鎖型ラックに十分な通気があることを確認してください。各シャーシで熱が発生するため、ラック内に装置を詰め込みすぎないように注意してください。冷気が回るように、閉鎖型ラックにはルーバーが付いた側面とファンが必要です。

  • 閉鎖型ラックの上部に換気用ファンが付いている場合には、ラックの下段に設置した装置の熱が上昇し、上段の装置の吸気口から入り込む可能性があります。ラック下段の装置に対して、十分な換気が行われるようにしてください。

  • バッフルは吸気から排気を分離するときに役立ちます。また、シャーシ内に冷気を取り込むためにも役立ちます。隔壁は、シャーシ内に冷気を行き渡らせるためにも有効です。隔壁の最適な取り付け位置は、ラック内の空気がどのように流れるかによって異なります。

安全に関する推奨事項

これらの安全に関する注意事項を遵守してください。

  • 設置作業中および作業後は、設置場所を整理し、埃のない状態に保ってください。

  • 工具は、通行の邪魔にならない場所に置いてください。

  • ゆったりとした衣服やイヤリング、ブレスレット、ネックレスなどの装飾品は身につけず、シャーシに引っかかることがないようにしてください。

  • 目が危険にさらされる状況で作業する場合は、保護眼鏡を着用してください。

  • 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。

  • 重量が 1 人で扱える範囲を超えているものを、単独で持ち上げないでください。

サイトの考慮事項

以下の情報を考慮することで、シャーシに適した動作環境を確保し、環境による装置の故障を防ぐことができます。

  • 電子機器は放熱します。空気の循環が不十分な場合、周辺の温度が上昇し、その結果、適切な動作温度まで装置を冷却できなくなることがあります。システムを使用する室内で十分に換気が行われるようにしてください。

  • 常に静電気防止手順に従い、機器の損傷を防いでください。静電放電による損傷によって、即時または断続的な機器障害が発生する可能性があります。

設置場所の環境

物理的仕様については、ハードウェア仕様を参照してください。

機器故障を予防し、環境に起因するシャットダウンを防ぐため、注意して設置場所のレイアウトや機器の配置を検討してください。既存の装置で停止やエラーが頻繁に起きている場合にも、この考慮事項を参考にすることにより、障害の原因を突き止め、今後問題が起きないように予防できます。