これらの統計は、クラウド ルータで利用できます。
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受信側パケット
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送信側パケット
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受信側バイト
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送信側バイト
Cisco Cloud Application Policy Infrastructure Controller(APIC) は、次の粒度でクラウド ルータの統計情報を収集して保存します。
収集メカニズム
各クラウド ルータ インスタンスは、物理インターフェイスおよびトンネル インターフェイスごとに前述の 4-stat 値をキャプチャして保存します。
Cisco Cloud Application Policy Infrastructure Controller(APIC) は、これらの統計についてクラウド ルータにクエリを実行し、応答を Cisco Cloud APIC のクラウド ルータ統計にマッピングします。統計クエリは、トンネルが稼働している限り、5 分ごとに繰り返されます。
RAW 統計情報
生の統計は 2 Dns の下に保存されます。
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uni/tn-<infraTenant>/ctx-<infraCtx>/region-<infraRegion>/router-<csrname>/to-<ip or user-region>/tunn-<tunnel-id>
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uni/tn-<userTenant>/ctx-<userCtx>/region-<userRegion>/region-<infraRegion>/router-<csrname>/tunn-<tunnel-id>
(注) |
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次の図では、内部トンネルはユーザー VPC とインフラ VPC の間にあります。インフラ VPC には CCR ルータが含まれています。ユーザー VPC には、CCR または VGW ルータを含めることができます。Cisco Cloud APIC はこれらのトンネルを作成します。その結果、インフラ側とユーザー側の両方で統計を利用できます。外部トンネルは、インフラ VPC と外部 IP アドレスの間にあります。統計はインフラ側 (Dn-1) でのみ使用できます。
論理モデル図では、テナントはインフラまたはユーザー テナントです。VRF (または fvCtx
) をテナント内 (テナントごと) に設定します。VRF は、1 つのリージョン内にある場合もあれば、複数のリージョンにまたがる場合もあります。
集計された統計
統計は、DN の各親レベルで集計されます。前述のケースでは、トンネルの統計、統計は宛先 IP、クラウド ルータ、リージョン、vrf ( ctx
)、およびテナントに集約されます。
たとえば、インフラ クラウド ルータからユーザー リージョンへのエグレス パケットを見つけたい場合は、uni/tn-<infraTenant>/ctx-<infraCtx>/region-<infraRegion>/router-<csrname>/to-<ip or user-region>/
で利用できます。
ユーザー region1 と infra region2 の間のすべてのパケットを取得する場合は、uni/tn-<userTenant>/ctx-<userCtx>/region-<userRegion>/region-<infraRegion>/
で使用できます。
また、cloudCtxProfile
ごとの統計を検索する場合は、uni/tn-<userTenant>/ctx-<userCtx>/region-<userRegion>/
または uni/tn-<infraTenant>/ctx-<infraCtx>/region-<infraRegion>/
で利用できます。
クラウド ルータ GUI 統計
Cisco Cloud APIC GUI では、テナント、VRF、インフラ リージョン、およびクラウド コンテキスト プロファイルの下で使用可能な統計が表示されます。
Amazon Web Services (AWS) Transit Gateway の統計の場合は、[クラウド コンテキスト プロファイル] 作業ペインで、[AWS Transit Gateway] をクリックします。他のすべての統計の場合は、[クラウド コンテキスト プロファイル] 作業ペインで、[エンドポイント] をクリックします。