基本的なデバイス管理について
ここでは、基本的なデバイス管理の概要について説明します。
デバイスのホスト名
コマンド プロンプトに表示されるデバイスのホスト名を、デフォルト(switch)から別のストリングに変更できます。デバイスに固有のホスト名を付けると、コマンドラインインターフェイス(CLI)プロンプトからそのデバイスを容易に特定できます。
Message-of-the-Day バナー
Message-of-The-Day(MOTD)バナーは、デバイス上でユーザ ログイン プロンプトの前に表示されます。このメッセージには、デバイスのユーザに対して表示する任意の情報を含めることができます。
デバイス クロック
デバイスを NTP クロック ソースなどの有効な外部の時間調整機構と同期させない場合は、デバイスの起動時にクロック タイムを手動で設定できます。
クロック マネージャ
Cisco NX-OS デバイスには、同期が必要になることがある、異なるタイプのクロックが含まれている可能性があります。これらのクロックはさまざまなコンポーネント(スーパーバイザ、ラインカード プロセッサ、ラインカードなど)の一部であり、それぞれ異なるプロトコルを使用している可能性があります。
クロック マネージャには、これらの異なるクロックを同期する機能があります。
タイム ゾーンと夏時間
デバイスのタイム ゾーンと夏時間を設定できます。これらの値により、クロックの時刻が協定世界時(UTC)からオフセットされます。UTC は、国際原子時(TAI)をベースにしており、うるう秒を定期的に追加することで地球の自転の遅れを補償しています。UTC は、以前はグリニッジ標準時(GMT)と呼ばれていました。
ユーザ セッション
デバイス上のアクティブなユーザ セッションを表示できます。また、ユーザ セッションにメッセージを送信することもできます。ユーザー セッションとアカウントの管理の詳細については、『 Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Security Configuration Guide』を参照してください。