VLAN のポート VLAN マッピングについて(着信 VLAN の変換)
サービス プロバイダーに、同じ VLAN カプセル化を使用して同じ物理スイッチに接続している複数の顧客があるものの、それらが同じ Layer 2 セグメント上に存在しない場合には、着信 VLAN を一意の VLAN/VNI に変換することが、セグメントを拡張する正しい方法です。
Cisco NX-OS リリース 10.3(3)F 以降、VXLAN VLAN 以外のポート VLAN マッピングは、Cisco Nexus 9300-EX/FX/FX2/FX3/GX/GX2、C9408 プラットフォーム スイッチ、および 9700-EX/FX/GX ライン カードを搭載した Cisco Nexus 9500 スイッチでサポートされます。
次の図では、Blue と Red がカプセル化として VLAN 10 を使用してリーフに接続しています。
この例では、Customer Blue の VLAN 10(インターフェイスE1/1)が VLAN 100 にマッピング/変換され、Customer Red の VLAN 10(インターフェイスE1/2)が VLAN 200 にマッピングされます。
もう一方のリーフでは、このマッピングが逆に適用されます。着信 VLAN 100 はインターフェイス E1/1 の VLAN 10 にマッピングされ、VLAN 200 はインターフェイス E1/2 の VLAN 10 にマッピングされます。
入力(着信)VLAN とポートにあるローカル(変換先)VLAN との間での VLAN 変換を設定できます。VLAN 変換が有効にされたインターフェイスに到着するトラフィックにおいて、着信 VLAN は変換された VLAN にマッピングされます。
アンダーレイ上で、内部 dot1q が削除され、VXLAN ネットワーク以外に切り替えられます。VLAN 変換が設定された発信インターフェイスで、トラフィックは元の VLAN に変換されてから出力されます。トラフィック カウンタについては、入力 VLAN ではなく、変換先 VLAN にある VLAN カウンタを参照してください。