Cisco IOS コンフィギュレーション ロガーで保持されたコマンドはスタートアップ コンフィギュレーションの拡張として使用されます。これらの保存されたコマンドでは、クイック保存機能が提供されます。startup-config ファイル全体を保存するのではなく、Cisco
IOS ソフトウェアは最後の startup-config ファイル生成以降入力されたコマンドだけを保存します。
ログ出力されたコマンドだけが保持されます。コンフィギュレーション ロガーの次の追加データは保持されません。
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コマンドを出力したユーザ
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ユーザがログインした IP アドレス
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ログに記録されたコマンドのセッションおよびログ インデックス
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コマンドが入力された時刻
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入力されたコマンドに関連付けられている前後の NVGEN 出力
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入力されたコマンドに対するパーサーからの戻りコード
コマンドを保持する主な目的は、startup-config ファイルのクイック保存の拡張として使用することです。コンフィギュレーション コマンドに関連付けられている追加情報はクイック保存目的では有用ではありません。(監査の目的で)再起動後に追加情報を保持する必要がある場合は、次の手順を実行します。
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Syslog へのコンフィギュレーション ロガー通知をイネーブルにします。
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Syslog 保持機能のイネーブル化
代わりに、Cisco Networking Services、CiscoView、または、Cisco IOS デバイスを管理して標準外のストレージ ソリューションのコンフィギュレーション変更を追跡するその他のネットワーク管理システムを使用できます。
デフォルトでは、リロード時に、保持されたコマンドが startup-config ファイルの末尾に追加されます。CLI コンフィギュレーション コマンドを使用して明示的にこの動作を設定した場合にだけこれらのコマンドが適用されます。