コンフィギュレーション パーティショニング機能は、Cisco IOS ソフトウェアに追加された一連のコンフィギュレーション生成のパフォーマンス拡張機能の最新機能です(関連する機能については、「関連ドキュメント」セクションを参照してください)。この機能によって、show running-config コマンドの実行時に表示したいシステム コンポーネントのみがクエリーされるため、システム応答時間が短縮されます。
コンフィギュレーション パーティショニング機能がイネーブルの場合、システムによってデバイスのコンフィギュレーション状態が分割され、グループ化されます(「パーティション」と呼ばれます)。これにより、仮想実行コンフィギュレーション ファイル(コンフィギュレーション
コマンドのリスト)が生成されます。新しいコマンド show running-config partition を使用すると、一度に実行コンフィギュレーションをすべて表示したり、特定のストリングに一致する行のみを表示するのではなく、検証したい実行コンフィギュレーションの部分のみを表示することができます。
この機能は、ユーザが表示したいシステム コンポーネントのグループ(特定のインターフェイスなど)のみの NVGEN 処理をシステムで実行してシステムのパフォーマンスを向上できることが主な利点であると言えます。この特徴は、システム コンポーネントをすべて処理した後に生成されたリストをフィルタ処理するだけの
show running-config コマンドのその他の拡張とは対照的です。
実行コンフィギュレーションを部分的に生成するため、システムのコンフィギュレーション状態を選択的に処理することを「コンフィギュレーション パーティショニング」と呼びます。
コンフィギュレーション情報に柔軟にアクセスできることで、サイズの大きいコンフィギュレーション ファイルがあるハイエンドなルーティング プラットフォームにパフォーマンスの重大な利点をもたらし、同時に詳細なコンフィギュレーション機能を細かに実装することでコンフィギュレーション管理を強化します。詳細なコンフィギュレーション
オプションには、Cisco IOS ソフトウェアのカスタマー サービスのプロビジョニング、コンフィギュレーション ロールバック、コンフィギュレーション ロッキング、およびコンフィギュレーション アクセス コントロールのサポートが含まれます。