NETCONF の操作
NETCONF は 1 つ以上のコンフィギュレーション データストアの存在を定義し、それらでの設定操作を可能にします。設定データストアは、初期のデフォルト状態から必要な動作状態にデバイスを移行するために必要な一連の完全なコンフィギュレーション データです。コンフィギュレーション データストアには状態データやエグゼクティブ コマンドは含まれません。
| +--get-config
| +--edit-Config
| +--merge
| +--replace
| +--create
| +--delete
| +--remove
| +--default-operations
| +--merge
| +--replace
| +--none
| +--get
| +--lock
| +--unLock
| +--close-session
| +--kill-session
これらの NETCONF 操作については、次の表で説明します。
NETCONF 動作 |
説明 |
例 |
---|---|---|
<get-config> |
指定した設定の全部または一部を名前付きのデータストアから取得します |
フィルタ オプションを使用して実行中の設定から特定のインターフェイス設定の詳細を取得します
|
<get> |
実行中の設定およびデバイスの状態情報を取得します |
すべての ACL 設定およびデバイスの状態情報を取得します
|
<edit-config> |
指定した設定の全部または一部を指定したターゲット設定にロードします |
Merge 操作で ACL 設定を設定します
|
<lock> |
クライアントがデバイスの設定データストア システム全体をロックすることができます |
実行中の設定をロックします。
|
<Unlock> |
以前にロックされた設定をリリースします。
|
同一セッションの実行中の設定をロックおよびロック解除します。
|
<close-session> |
セッションを終了します。サーバは、セッションに関連付けられているロックとリソースをリリースし、関連付けられた接続を終了します。 |
NETCONF セッションを終了します。
|
<kill-session> |
現在処理中の操作を中止し、そのセッションに関連付けられているロックとリソースをリリースして、関連付けられた接続を終了します。 |
ID が他のセッション ID の場合は、セッションを中止します。
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設定を取得する NETCONF 操作
次に、CDP 機能に対する NETCONF <get-config> 要求の動作の例を示します。
クライアントはメッセージを送信し、ルータ上で実行している CDP の現在の設定を取得します。ルータは現在の CDP 設定で応答します。
NETCONF 要求(クライアントからルータへ) |
Netconf 応答(ルータからクライアントへ) |
---|---|
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要求および応答メッセージ内の <rpc> 要素は、クライアントとルータ間で送信される NETCONF 要求を囲みます。<rpc> 要素内の message-id
属性は必須です。この属性は送信者によって選択された文字列で、整数をエンコードします。<rpc> 要素の受信者はこの文字列を復号化したり解釈したりしせず、<rpc-reply> メッセージ内で使用するために保存するだけです。送信者は message-id
値が正規化されていることを確認する必要があります。クライアントがサーバから情報を受信した場合、<rpc-reply> メッセージには同じmessage-id
が含まれています。