Cisco NCS 560 シリーズ ルータ（IOS XR リリース 7.0.x）システム管理コンフィギュレーション ガイド

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Cisco NCS 560 シリーズ ルータ（IOS XR リリース 7.0.x）システム管理コンフィギュレーション ガイド

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スマート ライセンスを使用したライセンスの設定

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2019年10月14日

章のタイトル： スマート ライセンスを使用したライセンスの設定

スマート ライセンスを使用したライセンスの設定

スマート ライセンスとは

スマート ライセンスは、時間のかかる手動のライセンス タスクを自動化できるクラウドベースのソフトウェア ライセンス管理ソリューションです。このソリューションを使用すると、ライセンスのステータスとソフトウェアの使用傾向を簡単に追跡できます。

シスコ スマート ライセンスを使うと次の 3 つのコア機能が簡素化されます。

  • 購入：ネットワークにインストールされているソフトウェアを、製品アクティベーション キー（PAK）を指定せずに自動的に登録できます。

  • 管理：ライセンス エンタイトルメントの有効化を自動的に追跡できます。また、すべてのノードにライセンス ファイルをインストールする必要はありません。組織構造に合わせたライセンス プール（ライセンスの論理的なグループ）を作成できます。Smart Licensing には、すべての Cisco ソフトウェア ライセンスを 1 つの一元化された Web サイトで管理できる集中型ポータルである Cisco Smart Software Manager が用意されています。Cisco Smart Software Manager に詳細が記載されています。

  • レポート：スマート ライセンスでは、ポータルを使用することで、購入したライセンスとネットワークに展開された製品を統合して表示できます。このデータを使用すると、購入の意思決定を実際の使用状況に基づいてより適切に行うことができます。


（注）  

  • デフォルトでは、スマート ライセンスが有効になっています。

  • 非消費モデルのスマート ライセンスのみがサポートされています。

スマート ライセンスの仕組み

次の図で示しているように、スマート ライセンスの動作モデルを示す 3 つのステップがあります。

図 1. スマート ライセンス：例
  • スマート ライセンスの設定：スマート ライセンスを注文します。ライセンスは Cisco.com ポータルで管理します。Smart Software Manager ポータルでのスマート ライセンスの使用およびアクセスについて規定した利用規約に同意します。
  • スマート ライセンスの有効化と使用：手順に従ってスマート ライセンスを有効にします。「スマート ライセンスのワークフロー」に手順が記載されています。
    スマート ライセンスを有効にしたら、次のいずれかのオプションを使用して通信できます。

    • Smart Call Home：Smart Call Home 機能は、スマート ライセンスが有効になった後に自動的に設定されます。Smart Call Home は、シスコのライセンス サービスとの通信用メディアとしてスマート ライセンスで使用されます。Call Home 機能を使用すると、シスコ製品が定期的に call-home を実行し、ソフトウェアの使用状況情報を監査および調整できるようになります。この情報により、シスコは、インストール ベースを効率的に追跡し、それらを継続的に維持および稼働させることができます。また、お客様の手を煩わせることなく、サービスの提供および契約更新に関するサポートをより効果的に行えるようになります。Smart Call Home 機能の詳細については、『Smart Call Home Deployment Guide』を参照してください。

    • スマート ライセンス サテライト：スマート ライセンス サテライト オプションは、スマート ライセンスの使用状況を統合および管理するために使用できるオンプレミス コレクタを提供し、Cisco.com でのシスコ ライセンス サービスとの通信を促進します。
  • ライセンスの管理およびレポート：Smart Software Manager ポータルで、ソフトウェア全体の使用状況に関するレポートを管理および表示できます。

スマート ライセンスの導入オプション

次の図は、スマート ライセンスの導入に使用できるさまざまなオプションを示しています。

図 2. スマート ライセンスの導入オプション


  1. ダイレクト クラウド アクセス：ダイレクト クラウド アクセスによる導入方法では、シスコ製品からインターネット経由で Cisco.com（シスコ ライセンス サービス）に使用状況情報を直接送信します。導入に必要な追加コンポーネントはありません。

  2. HTTP プロキシによるダイレクト クラウド アクセス：HTTP プロキシによるダイレクト クラウド アクセスの導入方法では、シスコ製品から、プロキシ サーバ（Smart Call Home Transport Gateway または市販のプロキシ（Apache など）のいずれか）を介して、インターネット経由で http://www.cisco.com のシスコ ライセンス サービスに使用状況情報を送信します。

  3. 接続状態のオンプレミス コレクタを介した間接アクセス：接続状態のオンプレミス コレクタを介した間接アクセスによる導入方法では、シスコ製品から、現地のライセンス認証局として機能するローカルに接続されたコレクタに使用状況情報を送信します。データベースの同期を保つため、周期的に情報が交換されます。

  4. 非接続状態のオンプレミス コレクタを介した間接アクセス：非接続状態のオンプレミス コレクタを介した間接アクセスによる導入方法では、シスコ製品から、現地のライセンス認証局として機能するローカルの接続が解除されたコレクタに使用状況情報を送信します。データベースの同期を保つため、不定期に（月に 1 回など）人による読み取りが可能な情報の交換が実施されます。

オプション 1 と 2 には簡単な導入オプションを、オプション 3 と 4 にはセキュアな環境展開オプションを提供します。オプション 3 および 4 には、スマート ソフトウェア サテライトによるサポートが提供されます。

シスコ製品とシスコ ライセンス サービスとの間の通信は、Smart Call Home ソフトウェアが対応します。

Call Home について

Call Home では、重要なシステム ポリシーに関する電子メール ベースおよび http/https ベースの通知を提供します。ポケットベル サービスや XML ベースの自動化された解析アプリケーションとの互換性のために、さまざまなメッセージ フォーマットが用意されています。この機能を使用して、ネットワーク サポート エンジニアにポケットベルで連絡したり、ネットワーク オペレーション センターに電子メールを送信したりできます。また、Cisco Smart Call Home サービスを使用して TAC のケースを生成できます。Call Home 機能では、診断情報および環境の障害とイベントに関する情報が含まれるアラート メッセージを配信できます。

Call Home 機能では、複数の受信者（Call Home 宛先プロファイルと呼びます）にアラートを配信できます。各プロファイルには、設定可能なメッセージ フォーマットとコンテンツ カテゴリが含まれます。Cisco TAC へアラートを送信するための宛先が事前に定義されていますが、独自の宛先プロファイルを定義することもできます。メッセージを送信するように Call Home を設定すると、適切な CLI show コマンドが実行され、そのコマンドの出力がメッセージに添付されます。Call Home メッセージは次のフォーマットで配信されます。

  • 1 または 2 行で障害を説明する、ポケットベルや印刷レポートに適したショート テキスト フォーマット。

  • 詳細な情報を十分に書式が整えられたメッセージで提供する、ユーザが読むのに適したフル テキスト フォーマット。

  • Extensible Markup Language（XML）と Adaptive Messaging Language（AML）XML schema definition（XSD）を使用する、コンピュータで読み取り可能な XML フォーマット。AML XSD は Cisco.com Web サイト（http://www.cisco.com/）で公開されています。XML フォーマットでは、シスコの TAC との通信が可能になります。

サポート対象の柔軟な消費モデル ライセンス

スマート ライセンスでは、柔軟な消費ライセンス モデルを使用します。このライセンス モデルは、設定されているポートの容量に基づきます。柔軟な消費モデル ライセンスをサポートするシャーシを購入する場合は、柔軟な消費モデル ライセンスを設定してライセンス機能を有効にする必要があります。柔軟な消費モデル ライセンスは、システムのすべてのポートの使用状況を毎日確認し、結果を Cisco.com の Smart Licensing Manager に報告します。

ハードウェアまたはソフトウェアで柔軟な消費モデル ライセンスを有効にするには、グローバル コンフィギュレーション モードでライセンスの smart flexible-consumption enable コマンドを使用します。ハードウェアまたはソフトウェアで柔軟な消費モデル ライセンスを無効にするには、グローバル コンフィギュレーション モードで no license smart flexible-consumption enable コマンドを使用します。

次の表に、NCS 560 のさまざまな柔軟な消費モデル ライセンスの消費パターンを示します。

表 1. 柔軟な消費ライセンス モデルの使用パターン

柔軟な消費モデル ライセンス

消費パターン

ESS-AC-100G-RTU-1

ルータに固定シャーシがある場合、ライセンスの消費チェックはシャーシで実行されます。

ADV-AC-100G-RTU-1

ルータに固定シャーシがある場合、ライセンスの消費チェックはシャーシで実行されます。

スマート ライセンスを使用したライセンスの設定

デバイスの登録とアクティブ化

スマート ライセンスのコンポーネントは、<cisco-8000-image> にパッケージ化されています。Smart Call Home の設定に必要な HTTP クライアントは、<filename> にパッケージ化されています。ここで説明する手順を使用してデバイスを登録およびアクティブ化し、バーチャル アカウントに関連付けます。

デバイスを登録およびアクティブ化するには、次を行う必要があります。

  • Cisco Smart Software Manager ポータルから、登録トークンを生成します。

  • 登録トークンを使用して、CLI でデバイスを登録します。

ポータルから製品登録トークンを生成する

ライセンスを追加する製品を購入しておく必要があります。製品を購入すると、Cisco Smart Software Manager ポータルに対するユーザ名とパスワードが提供されます。このポータルから製品インスタンス登録トークンを生成できます。

  1. スマート ソフトウェア ライセンシングで Cisco Smart software Manager にログインします。

  2. [Inventory] メニューの下で、[General] タブをクリックします。

  3. [New Token] をクリックして製品登録トークンを生成します。

    デバイスの登録およびアクティブ化に使用される新しいトークン値をコピーして、デバイスをバーチャル アカウントに関連付けます。


    （注）  
    このトークンは、290 日間有効です。

CLI での新しい製品の登録

CLI で、登録トークンを使用してデバイスをアクティブ化します。 


RP/0/RP0/cpu 0: router#license smart register idtoken token_ID 
RP/0/RP0/cpu 0: router#commit

登録が成功すると、デバイスでアイデンティティ証明書を受信します。この証明書はデバイスに保存され、それ以降のシスコとのすべての通信で自動的に使用されます。スマート ライセンスは、シスコへの登録情報を 290 日ごとに自動的に更新します。登録が失敗した場合、エラーがログに記録されます。また、ライセンスの使用状況データが収集され、毎月レポートが送信されます。必要に応じて、機密情報（ホスト名、ユーザ名、パスワードなど）が使用状況レポートから除外されるように、Smart Call Home 設定を構成できます。

スマート ライセンス設定の確認

スマート ライセンスを有効にした後、show コマンドを使用して、デフォルトのスマート ライセンス設定を確認できます。問題が検出された場合は、さらに設定を行う前に修正を行ってください。

手順

  コマンドまたはアクション 目的
ステップ 1

show license status

例:

RP/0//CPU0:router#show license status
スマート ライセンスのコンプライアンス ステータスを表示します。以下は、表示される可能性があるステータスです。

  • Waiting：デバイスがライセンス権限付与要求を行った後の初期状態を示します。デバイスはシスコとの通信を確立し、Cisco License Manager に正常に登録されます。

  • Authorized：デバイスが Cisco License Manager と通信できること、およびライセンス権限付与の要求を開始する権限を持っていることを示します。

  • Out-Of-Compliance：1 つ以上のライセンスがコンプライアンス違反であることを示します。追加ライセンスを購入する必要があります。

  • Eval Period：スマート ライセンスが評価期間が間もなく終了することを示します。Cisco Licensing Manager にデバイスを登録する必要があります。登録しない場合ライセンスが期限切れになります。

    （注）   

    スマート ライセンスの評価期限切れを警告するメッセージが 1 時間ごとに繰り返しコンソールに表示されますが、デバイスでは機能上の影響は見られません。これらの繰り返しメッセージを停止するには、新しい登録トークンを使用してデバイスを再度登録する必要があります。

  • Disabled：スマート ライセンスが無効になっていることを示します。

  • Invalid：データベースに存在しないため、シスコが権限付与タグを認識しないことを示します。

ステップ 2

show license all

例:

RP/0//CPU0:router#show license all
使用中のすべての権限を表示します。さらに、関連付けられているライセンス証明書、コンプライアンスステータス、udi、およびその他の詳細が表示されます。
ステップ 3

show license status

例:

RP/0//CPU0:router#show license status
使用中のすべての権限のステータスを表示します。
ステップ 4

show license udi

例:

RP/0//CPU0:router#show license udi
UDI 情報を表示します。
ステップ 5

show license summary

例:

RP/0//CPU0:router#show license summary
使用中のすべての権限の概要を表示します。
ステップ 6

show license platform summary

例:

RP/0//CPU0:router#show license platform summary
登録ステータスを表示し、一般的なライセンス モデルまたはボルテックス ライセンス モデルでの必須、詳細、およびトラッキング ライセンスの消費に関する詳細情報を提供します。
ステップ 7

show license platform detail

例:

RP/0//CPU0:router#show license platform detail
一般的なモデルとボルテックス モデルの両方で、特定のプラットフォームで消費される可能性のあるライセンスの詳細を表示します。また、特定のライセンスの現在および次回の消費数も表示されます。アクティブなモデルの情報（ライセンス モデルが一般的かボルテックスか）を表示します。
ステップ 8

show call-home smart-licensing statistics

Smart Call Home を使用したスマート ライセンス マネージャとシスコ バックエンド間の通信について統計情報を表示します。通信が失敗したりドロップされる場合は、Call Home の設定に誤りがないか確認してください。
次に、show call-home smart-licensing statistics コマンドの出力例を示します。 
RP/0//CPU0:router#show call-home smart-licensing statistics
Success: Successfully sent and response received.
Failed : Failed to send or response indicated error occurred.
Inqueue: In queue waiting to be sent.
Dropped: Dropped due to incorrect call-home configuration.

Msg Subtype      Success Failed  Inqueue Dropped Last-sent (GMT-07:00)
----------------------------------------------------------------------
ENTITLEMENT      2       0       0       0       2014-04-24 18:24:34
REGISTRATION     1       0       0       0       2014-04-25 03:53:57
ACKNOWLEDGEMENT  1       0       0       0       2014-04-23 19:21:21
RENEW            1       0       0       0       2014-04-23 19:21:11
DEREGISTRATION   1       0       0       0       2014-04-25 03:31:35

スマート ライセンス登録の更新

一般に、登録は 6 ヵ月ごとに自動更新されます。登録をオンデマンドの手動更新にするには、このオプションを使用します。これにより、次回の登録更新サイクルまで 6 ヵ月待機する代わりに、このコマンドを実行してライセンスのステータスをすぐに確認できます。

始める前に

スマート ライセンスを更新するには、次の条件が満たされていることを確認する必要があります。

  • スマート ライセンスが有効になっている。
  • デバイスが登録されている。

手順

コマンドまたはアクション 目的

license smart renew {auth | id}

例:

RP/0/RP0/CPU0:#license smart renew auth 
Tue  Apr 22 09:12:37.086 PST

license smart renew auth: Authorization process is in progress. 
Please check the syslog for the authorization status and result.
Cisco Smart Licensing を使用して ID または認証を更新します。ID 証明書の更新が失敗した場合は、製品インスタンスが未確認状態に移行し、評価期間の消費が開始されます。
（注）   

認証期間は、スマート ライセンス システムによって 30 日ごとに更新されます。ライセンスが「承認済み」または「コンプライアンス違反」（OOC）にある限り、認証期間が更新されます。猶予期間は、承認期間が過ぎると開始されます。猶予期間中、または猶予期間が「期限切れ」状態になると、システムは引き続き認証期間の更新を試行します。再試行に成功すると、新しい認証期間が開始されます。

スマート ライセンスの登録解除

デバイスがインベントリから移された場合、再導入のために別の場所に出荷された場合、または返品許可（RMA）プロセスを使用して交換のためにシスコに返送された場合は、登録解除オプションを使用してデバイスの登録をキャンセルできます。デバイスの登録をキャンセルするには、次の手順を実行します。

手順

コマンドまたはアクション 目的

license smart deregister

例:

RP/0//CPU0 #license smart deregister

license smart deregister: Success

License command "license smart deregister " completed successfully.
デバイスの登録をキャンセルし、30 日間の評価モードに送信します。プラットフォームのすべてのスマート ライセンス資格と証明書が削除されます。
（注）   
製品インスタンスはシスコのライセンス クラウド サービスから登録解除されましたが、スマート ライセンスは引き続き有効になっています。

スマート ライセンスのワークフロー

スマート ライセンスのワークフローを、次のフローチャートに示します。

ライセンス、製品インスタンス、および登録トークン

ライセンス

ライセンスは、すべてのシスコ製品に必要です。シスコ製品のすべてのライセンスは、製品によって異なる次の 2 つのタイプのいずれかになります。
  • 永久ライセンス：期限切れがないライセンス。
  • 有効期限付きライセンス：一定期間（1 年、3 年、または購入した任意の期間）後に自動的に期限切れになるライセンス。

すべての製品ライセンスは、バーチャル アカウントに存在します。

製品インスタンス（Product Instances）

製品インスタンスとは、製品インスタンス登録トークン（または登録トークン）を使用して登録される、一意のデバイス ID（UDI）を使用した個々のデバイスです。1 つの登録トークンで 1 つの製品のインスタンスをいくつでも登録できます。各製品インスタンスで、同じバーチャル アカウント内に存在する 1 つ以上のライセンスを使用できます。製品インスタンスは、特定の更新期間中 Cisco Smart Software Manager サーバに定期的に接続する必要があります。製品インスタンスが接続に失敗するとライセンス不足であるとマークされますが、そのライセンスは引き続き使用されます。製品インスタンスを削除すると、そのライセンスがリリースされ、バーチャル アカウント内で使用可能になります。

製品インスタンスの登録トークン

製品は、登録するまで登録トークンが必要です。登録トークンは、エンタープライズ アカウントに関連付けられた製品インスタンス登録トークン テーブルに格納されます。製品を登録すると登録トークンは不要になるため、そのテーブルから取り消したり、削除したりしても影響はありません。登録トークンの有効日数は、1 ～ 365 日間に設定できます。

仮想アカウント

スマート ライセンスでは、Smart Software Manager ポータル内で複数のライセンス プールまたはバーチャル アカウントを作成できます。[Virtual Accounts] オプションを使用して、組織の 1 つのセクションが別のセクションのライセンスを使用できないように、ライセンスをコスト センターに関連付けられた個別のバンドルに集約できます。たとえば、会社を地域で分ける場合、地域ごとにバーチャル アカウントを作成して、その地域のライセンスおよび製品インスタンスを保持できます。

注文プロセス中に別のライセンスを指定しない限り、新しいライセンスと製品インスタンスはすべて Smart Software Manager のデフォルトのバーチャル アカウントに配置されます。デフォルトのアカウントに配置されると、必要に応じて他のアカウントに転送できるようになりますが、これは必要なアクセス権限がある場合に限ります。

Smart Software Manager ポータル（https://tools.cisco.com/rhodui/index）を使用して、ライセンス プールを作成するか、ライセンスを転送します。

コンプライアンス レポート

スマート ライセンス契約の条件に規定されているとおり、インベントリとライセンスに関するコンプライアンス データが含まれたレポートが定期的に自動送信されます。これらのレポートには、次の 3 つのいずれかの形式が使用されます。

  • 定期的な記録：この記録は、特定の時点で保存された関連性のあるインベントリ データを使用して、定期的（設定可能）に生成されます。このレポートは、アーカイブ用として Cisco Cloud 内に保存されます。

  • 手動による記録：この記録は、特定の時点で保存された関連性のあるインベントリ データを使用して手動で生成できます。このレポートは、アーカイブ用として Cisco Cloud 内に保存されます。

  • コンプライアンス違反の警告レポート：このレポートは、ライセンス コンプライアンスに関するイベントが発生したときに、自動または手動で生成されます。このレポートには完全なインベントリ データは含まれておらず、特定のソフトウェア ライセンスに対して不足している権限のみが記載されています。

    これらのレポートは、Smart Software Manager ポータル（https://tools.cisco.com/rhodui/index）から確認できます。

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