この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco Configuration Assistant Version 1.9 の次の新機能について説明します。
Cisco Configuration Assistant Version 1.9 は、UC520 フラッシュ ドライブの新しいディレクトリ構造をサポートしています。この機能は、フラッシュ ドライブのファイル構造を拡張したもので、Cisco Configuration Assistant から起動されるアップグレード プロセスの一部です。
Version1.9 リリースより前は、UC520 のフラッシュ ドライブは、サブディレクトリのないディレクトリ構造でした。Version 1.9 では、フラッシュ上のファイルは、フラッシュ ドライブ上のサブディレクトリに編成されています。
• phone/ ディレクトリ:個々の電話機モデルのサブディレクトリを格納した親電話機ディレクトリです。たとえば、Cisco Model 7940-60 電話ロードは、phones/ の「7940_60」というサブディレクトリにあります。
• gui/ ディレクトリ:CME および CUE の GUI ファイルを格納しています。
• bacdprompts/:Basic ACD(BACD)プロンプトを格納しています。
フラッシュのルート ディレクトリにあるのは次のファイルだけです。
ソフトウェア パッケージのアップグレードを実行すると、アップグレード プロセスは、アップグレード .tar アーカイブを調べ、フラッシュ上でこのファイルをどのように編成するかを判断します。対応するファイルをフラッシュに格納するために、新しいサブディレクトリが作成されます。
新しいディレクトリ構造が適用されるのは、パッケージのアップグレードを実行する場合だけです(たとえば、[アップグレード設定(Upgrade Setting)] ウィンドウで、[ソフトウェア(Software)] タイプとして [すべて(All)] を選択するなど)。
• UC5XX 用の .tar イメージを(新しいディレクトリ構造形式とともに)Cisco.com からダウンロードします。
• ソフトウェア アップグレードを実行する前に、Cisco Configuration Assistant のその他すべてのウィンドウを閉じます。
• UC500 と、Cisco Configuration Assistant を実行しているシステムが有線で接続されていることを確認します。
• システムで実行されているサードパーティ製 Trivial File Transfer Protocol(TFTP)サーバを閉じます。そうしないと、ソフトウェアのアップグレードは失敗します。
UC500 でソフトウェア パッケージのアップグレードを実行するには、次の手順に従います。
1. Cisco Configuration Assistant を起動して [メンテナンス(Maintenance)] > [ソフトウェア アップグレード(Software Upgrade)] を選択し、[ソフトウェア アップグレード(Software Upgrade)] ウィンドウを開きます。
2. [ソフトウェア アップグレード(Software Upgrade)] ウィンドウで、デバイスを選択し(この場合は UC520)、[アップグレード設定(Upgrade Settings)] をクリックします。
3. [アップグレード設定(Upgrade Settings)] ダイアログで、[ソフトウェア(Software)] タイプとして [すべて(All)] を選択します。
4. [自動ディスククリーンアップ(Auto Disk Cleanup)] か [デフォルト設定の適用(Apply Default Configuration)]、またはその両方をイネーブルにするかどうかを選択します。
新規インストールでは、[自動ディスククリーンアップ(Auto Disk Cleanup)] と [デフォルト設定の適用(Apply Default Configuration)] の両方を選択することを推奨します。
– [自動ディスククリーンアップ(Auto Disk Cleanup)] を選択すると、UC500 フラッシュ上のすべての既存ファイルが削除され、選択した UC500 Software Pack に含まれている最新のソフトウェア バージョンのファイルに置換されます。
– [デフォルト設定の適用(Apply Default Configuration)] を選択すると、UC500 で出荷時のデフォルト設定が復元されます。ソフトウェアを既存の設定のままアップグレードする場合は、[デフォルト設定の適用(Apply Default Configuration)] の選択を解除してください。
[デフォルト設定の適用(Apply Default Configuration)] をオフにすると、Cisco Configuration Assistant は、既存の設定をバックアップしてからアップグレードを実行し、その後に設定を復元します。既存の設定データのサイズによっては、アップグレードの完了に時間がかかる場合があります。
5. イメージ ファイルを選択するには、[参照(Browse)] をクリックして以前ダウンロードした新しいディレクトリ構造形式を持つ .tar イメージのある場所に移動し、それを選択します。
7. 警告メッセージが表示された後に続行するには、[はい(Yes)] をクリックします。
8. ソフトウェア パッケージのアップグレードを開始するには、[ソフトウェア アップグレード(Software Upgrade)] ウィンドウで [アップグレード(Upgrade)] をクリックします。アップグレード プロセス中は、ステータスを示すメッセージが表示されます。
Cisco Configuration Assistant Version 1.9 は、UC500 に接続し、ログ ファイルに実行設定を表示する機能を備えています。
データをルータから取得するとき、または設定をルータに送信するとき、実行設定はログに表示されます。また、ルータにログインするたびに、実行設定が表示され、コンソール ログに保存されます。
1. Cisco Configuration Assistant を起動し、UC500 に接続します。
2. Cisco Configuration Assistant で、 F2 キーを押し、コンソール ウィンドウを開きます。
3. F3 キーを押し、コンソール ウィンドウでのコマンドライン インターフェイス(CLI)出力の表示を有効にします。
Cisco Configuration Assistant でトラブルシューティング情報を収集し、Cisco TAC による問題解決に役立たせるためには、次の手順に従います。
コミュニティが設定されている場合、Version 1.9 は、UC500 または SR500 をデバイスとして選択する機能を搭載しています。
1. Cisco Configuration Assistant で、メイン ウィンドウの上部のメニューから [ヘルプ(Help)] >
[サポート情報(Support Information)] を選択します。
2. [サポート情報(Support Information)] ウィンドウで、[トラブルシューティング ログ(Troubleshooting Log)] をクリックします。
3. [参照(Browse)] をクリックし、PC 上でログ ファイル ディレクトリにするフォルダを選択します。
4. [ホスト名(Hostname)] フィールドで、コミュニティ内の UC500 または SR520 デバイスを選択します。
5. [ログの生成(Generate Log)] をクリックします。
Cisco Configuration Assistant は、トラブルシューティングに必要なログおよび設定ファイルを収集します。
この処理には最大 5 分かかります。手順 3 で指定したフォルダに、ログ ファイルが作成されます。
6. このログ ファイルは、技術サポートを受ける場合に、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に添付してください。
このログのファイル名および形式は、UC520_ MAC アドレス _ 日付 _ 時刻 _tac_logs.zip です。