この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco Configuration Assistant Version 1.9 の新規および拡張テレフォニー設定機能について理解するには、このセクションをお読みください。
• 「以前のバージョンからのユーザ インターフェイスの変更」
• 「スケジュール」
• 「自動音声応答」
• 「夜間サービス」
Cisco Configuration Assistant のグラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)は、新機能をサポートするためのユーザ インターフェイスが追加されたほか、次のように変更されました。
• 自動音声応答設定は、[ボイスメール(Voicemail)] タブから移動され、現在は個別のウィンドウに表示されます([設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [自動音声応答(Auto Attendant)])。
• システム短縮ダイヤル設定は、個別のウィンドウに移動されました([設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [システム スピード ダイヤル(System Speed Dial)])。
• [音声機能(Voice Features)] ウィンドウのタブの名前が変更されました。新しいタブの名前は(左から順に)、[システム(System)]、[地域(Region)]、[ネットワーク(Network)]、[ボイスメール(Voicemail)]、[SIP トランク(SIP Trunk)]、[音声機能(Voice Features)]、[ダイヤル プラン(Dial Plan)]、および [ユーザ(Users)] です。
• [コール ピックアップ(Call Pickup)] オプションは、[音声機能(Voice Features)] ウィンドウから削除されました。[コール ピックアップ(Call Pickup)] は常に有効です。
• [コール ブロック コードあたりの発信者 ID(Caller ID Per Call Block Code)] は、[音声機能(Voice Features)] ウィンドウの [ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブで設定します。
• [WLAN (SSID)] ウィンドウには、Autonomous アクセス ポイント用にチャネルおよび電力レベルを設定するセクションがあります。
• [音声機能(Voice Features)] ウィンドウの [ハント グループ(Hunt Group)] セクションには、ユーザをハント グループに割り当てるための [メンバ(Members)] ダイアログがあります。これにより、[ユーザ(Users)] タブに移動して各ユーザを選択し、ハント グループにユーザを割り当てる必要がなくなりました。
[スケジュール(Schedule)] ウィンドウでは、業務の営業スケジュール、休日スケジュール、および夜間サービス時間を管理できます。
• [営業時間(Business Hours)] スケジュールでは、営業時間および営業時間外を定義します。このスケジュールは自動音声応答によって使用され、スケジュールには、別々の自動音声応答メニューおよび営業時間と営業時間外のプロンプトを設定できます。「自動音声応答」を参照してください。
• [夜間サービス(Night Service)] スケジュールでは、夜間サービス機能をアクティブにする毎日の時間を定義します。夜間サービスは、[音声機能(Voice Features)] タブで設定します([設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] の [音声機能(Voice Features)] タブ)。「夜間サービス」を参照してください。
• [休日(Holiday)] スケジュールでは、休日のために営業を停止している日を指定します。
– 自動音声応答は、[自動音声応答(Auto Attendant)] ウィンドウの [営業時間外(Closed Hours)] タブで設定されているプロンプトを再生し、指定の処理を実行します。
– 夜間サービスが設定されている場合、夜間サービスはすべての休日で 24 時間ずっとアクティブです。
[スケジュール(Schedules)] ウィンドウにアクセスするには、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] を選択し、[スケジュール(Schedules)] をクリックします。
このウィンドウを最初に表示したとき、[営業時間(Business Hours)] タブでは、デフォルトのスケジュール(「systemschedule」)が表示され、有効になっています。デフォルトのスケジュールは、営業時間が 1 週あたり 7 日間、1 日あたり 24 時間に設定されています。
次のセクションでは、[スケジュール(Schedule)] ウィンドウの各タブについて詳細に説明します。
営業スケジュールは、最大 4 つ定義できます。複数のテナントがあって複数の自動音声応答を設定する場合、自動音声応答ごとに別々の営業スケジュールを定義できます。各スケジュールでは、各曜日の営業時間および営業時間外を 30 分単位で定義できます。
ワンポイント アドバイス スケジュールで時間帯を営業時間(チェック設定)または営業時間外(チェック解除)としてすぐに設定するには、プルダウン メニューを使用します。
たとえば、平日の午前 0 時から午前 9:00 時までの時間を営業時間外に設定するには、メニューを
[チェック解除ボックス選択 00:00 から 09:00 on 平日(Uncheck boxes from 00:00 to 09:00 on Weekdays)] に設定し、[テーブルの更新(Update Table)] をクリックします。
週末(土曜日と日曜日の全日)の営業時間を営業時間外として設定するには、メニューを [チェック解除ボックス選択 00:00 から 24:00 on 週末(Uncheck boxes from 00:00 to 24:00 on Weekend)] に設定し、[テーブルの更新(Update Table)] をクリックします。
営業時間を設定するには、[チェック解除ボックス選択(Uncheck boxes from)] の代わりに [チェック設定ボックス選択(Check boxes from)] を選択します。
夜間サービス機能([音声(Voice)] ウィンドウの [音声機能(Voice Features)] タブからアクセス)を有効にするには、まずスケジュールを設定する必要があります。
各曜日で夜間サービスを有効にする時間を指定するには、メニューおよびコントロールを使用します。夜間サービスの時間中、指定した電話機および内線番号に対して夜間サービスが有効になります。営業終了後に他の番号に転送するよう設定された内線番号への電話は、自動的にその番号に転送されます。
[休日(Holiday Schedule)] タブでは、最大 26 日の休日を設定できます。
• 自動音声応答は、[自動音声応答(Auto Attendant)] ウィンドウの [営業時間外(Closed Hours)] タブで設定されているメニュー プロンプトを再生し、指定されたパラメータを使用します。
• 夜間サービスが設定されている場合、夜間サービスは自動的に、すべての休日で 24 時間ずっと有効になります。
このタブでは、既存の休日を修正または削除したり、今年のすべての休日を来年にコピーしたりすることもできます。今年の休日を来年にコピーする場合、いずれの年度にも同じ日付が現れるときは、今年のエントリが使用されます。
Cisco Configuration Assistant Version 1.9 の自動音声応答は、拡張されて次の機能を備えています。
• 複数のテナントがあるオフィスをサポートするための、独立した複数の自動音声応答(最大 3 つ)の設定
自動音声応答ごとに、次の 2 つのレベルのパラメータを設定できます。
– 自動音声応答の内線番号、自動音声応答の Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)番号(オプション)、自動音声応答スクリプト選択などの基本設定
このモードでは、自動音声応答は、1 つのメイン メニューと最大 3 つのサブメニューを発信者に表示します。
– プロンプト管理アクセス内線番号を設定し、プロンプト管理特権を 1 人以上のユーザに割り当てます。
プロンプト管理者は、UC500 に接続されている電話機からこの内線番号に電話して、PC または音声編集ソフトウェアを使用せずに、プロンプトを録音および管理できます。
– ローカル PC を使用して、Cisco Configuration Assistant の統合音声録音/再生インターフェイスで、プロンプトを .wav ファイルとして記録します。これらのカスタム .wav ファイルは、Cisco UC500 にアップロードできます。
• Cisco UC500 用の自動音声応答スクリプトおよびプロンプトをアップロードおよび管理する自動音声応答プロンプトおよびスクリプト管理インターフェイス
新しい自動音声応答機能を利用するには、デフォルトの aa_sbcs_v02.aef スクリプトを使用する必要があります。
Cisco Configuration Assistant Version 1.9 の自動音声応答設定には、次の要件が適用されます。
• 営業時間か営業時間外かによって異なるオプションを発信者に提示するように自動音声応答を設定するには、先に営業スケジュールを定義しておく必要があります。
• 自動音声応答を設定する前に、自動音声応答がコールを転送するボイスメール、ユーザおよび内線番号、ハント グループ、一斉鳴動グループの呼び出し、およびその他の機能を設定します([設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] ウィンドウ)。
自動音声応答と関連のスケジュールは、別々のウィンドウで設定します。
• 営業、休日、および夜間サービス スケジュールを定義するには、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [スケジュール(Schedules)] を選択します。
詳細は、「スケジュール」を参照してください。
• 自動音声応答モードとスクリプト パラメータの設定、プロンプトの録音、およびプロンプトとスクリプトの管理を行うには、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [自動音声応答(Auto Attendant)] を選択します。
まだ自動音声応答を設定していない場合、または UC500 を工場出荷時のデフォルト設定にリセットした場合、自動音声応答は [なし(None)] に設定されます。
着信コールに対して自動音声応答を使用しない場合は、このオプションを選択します。
[標準(Standard)] モードを選択して aa_sbcs_v02.aef スクリプトを使用すると、最大 3 つの自動音声応答を作成し、それぞれに別々の処理および営業時間と営業時間外のプロンプトを設定できます。
(注) [営業時間(Business Hours)] タブおよび [営業時間外(Closed Hours)] タブが表示されない場合、[自動音声応答スクリプト(AA Script)] メニューで aa_sbcs_v02.aef が選択されているかどうかを確認してください。aa.aef のように古い自動音声応答スクリプトは、スケジュールをサポートしていません。
[マルチレベル(Multi-Level)] モードを選択してデフォルトの aa_sbcs_v02.aef スクリプトを使用すると、1 つのメイン メニューと最大 3 つのサブメニューがあり、別々の処理および営業時間と営業時間外のプロンプトを設定できる 1 つの自動音声応答を作成できます。
このセクションでは、カスタムの営業スケジュールおよびプロンプトを使用する 1 つの自動音声応答を設定するのに必要な手順の例を示します。
ステップ 1 Cisco Configuration Assistant を起動し、UC500 に接続します。
ステップ 2 自動音声応答によるコールの転送の要件に合わせて、ボイスメール、ユーザ、ハント グループ、および一斉鳴動グループの呼び出しを設定します。
a. [設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] を選択して [音声(Voice)] をクリックし、[音声(Voice)] ウィンドウを表示します。
b. [ユーザ(Users)] タブで、ユーザ アカウントおよび内線番号を作成します。
c. [音声機能(Voice Features)] タブで、必要に応じて、ハント グループおよび一斉鳴動グループの呼び出しを設定します。
d. [ボイスメール(Voicemail)] タブで、ボイスメール内線番号を設定します。
ステップ 3 [設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] を選択して [スケジュール(Schedules)] をクリックし、[スケジュール(Schedules)] ウィンドウを表示します。
ステップ 4 営業スケジュールを設定し、営業時間および営業時間外を定義します。
e. [営業スケジュール(Business Schedules)] タブをクリックして、デフォルトの営業スケジュール(systemschedule)を選択するか、または新しい営業スケジュール(MyBizSchedule01 など)を定義して有効にします。
f. [営業スケジュールを有効にする(Enable Business Schedule)] オプションがチェックされていることを確認します。
g. ウィンドウのコントロールを使用して、営業時間および営業時間外を定義します。
ステップ 5 休日スケジュールを設定します。休日には、自動音声応答は、営業時間外用のプロンプトおよびスクリプト パラメータを使用します。
b. ウィンドウのコントロールを使用して、スケジュールへの休日の追加、修正、削除、またはコピーを行います。詳細は、「スケジュール」を参照してください。
ステップ 6 [設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] を選択して [自動音声応答(Auto Attendant)] をクリックし、[自動音声応答(Auto Attendant)] ウィンドウを表示します。
ステップ 7 [自動音声応答(Auto Attendant)] ウィンドウで次の処理を実行します。
b. [自動音声応答の数(Number of Auto Attendants)] を 1 に設定します。
c. 自動音声応答の内線電話番号(必須)を入力し、必要な場合は、自動音声応答の PSTN 番号(オプション)を入力します。
d. 適切な営業スケジュールが選択され、aa_sbcs_v02.aef スクリプトが選択されていることを確認します。
e. 必要に応じて、[番号でダイヤル(Dial by Number)] または [名前でダイヤル(Dial by Name)] を有効にします。
f. 営業時間内に発信者に対して再生されるメイン グリーティングを録音します。「プロンプトの録音および管理」を参照してください。
g. [営業時間(Business Hours)] タブで、スクリプト パラメータを設定して、営業時間内の自動音声応答の動作を設定します。
h. [営業時間外(Closed Hours)] タブで、スクリプト パラメータを設定して、営業時間外の自動音声応答の動作を設定します。この例では、デフォルトの AA BusinessClosed.wav ファイルを、営業時間外にメイン グリーティングとして再生することを想定します。
(注) 休日には、自動音声応答は、メイン プロンプトを再生し、[営業時間外(Closed Hours)] タブに定義されている処理を実行します。
プロンプト管理および録音機能にアクセスするには、[自動音声応答(Auto Attendant)] ウィンドウの [プロンプト管理(Prompt Management)] タブを選択します。このタブでは、自動音声応答プロンプトの録音、アップロード、名前の変更、または削除ができます。
次の 2 つ方法のうちいずれかを使用して、プロンプトを録音できます。
• サウンド レコーダ :統合音声録音/再生機能では、Cisco Configuration Assistant を使用して、プロンプトを録音または削除します。ユーザは、PC で .wav ファイルを録音し、UC500 にアップロードできます。.wav ファイルは、G.711 u-law、8 kHz、8 ビット モノ フォーマットで録音されます。プロンプト ファイルの長さは、60 秒を超えることはできません。
• 電話 :この方法を使用するには、自動音声応答プロンプト管理の内線電話番号を設定し、プロンプト管理特権をユーザに割り当てます。プロンプト管理の内線電話番号とは、プロンプト管理者がプロンプトを録音または削除するためにコールできる番号で、これにより、プロンプトの管理に PC も音声編集ソフトウェアも不要になります。
組み込みのサウンド レコーダを使用してプロンプトを録音するには、次の手順に従います。
1. [自動音声応答(Auto Attendant)] ウィンドウで、[プロンプト管理(Prompt Management)] タブを選択します。
2. [サウンド レコーダを使用してプロンプトを録音(Record Prompts using Sound Recorder)] の [開く(Open)] ボタンをクリックします。
3. [サウンド レコーダ(Sound Recorder)] ダイアログの録音コントロールおよび再生コントロールを使用して、プロンプトを録音します。
サウンド レコーダには、[自動音声応答(Auto Attendant)] ウィンドウの [録音(Record)]([メニュー プロンプト(Menu Prompt)] 選択メニューの右)をクリックしてもアクセスできます。
4. [参照(Browse)] をクリックし、ローカル マシン内で .wav ファイルを保存する場所を指定します。
5. プロンプト ファイルを保存したら、[利用可能プロンプト(Available Prompts)] セクションにスクロールして [追加(Add)] をクリックし、新しいプロンプトをアップロードして自動音声応答で利用できるようにします。
電話を使用してプロンプト管理を設定し、録音を行うには、次の手順に従います。
1. [自動音声応答(Auto Attendant)] ウィンドウで、[プロンプト管理(Prompt Management)] タブを選択します。
2. [電話を使用して録音(Record Using Phones)] セクションを見つけます。
4. [ユーザ(Users)] をクリックして [プロンプト管理特権の割り当て(Assign Prompt Management Privileges)] ダイアログを表示し、このダイアログ内のコントロールを使用して、プロンプト管理者を追加または削除します。
プロンプトを録音するには、プロンプト管理者は、次のことを実行する必要があります。
– まだ行っていない場合は、ボイスメール番号にダイヤルし、ボイスメール PIN を設定します。
– システム内の任意の電話機からプロンプト録音内線番号にダイヤルします。
– 認証のために内線番号およびボイスメール PIN を入力します。
– プロンプトに従って、IP フォンから自動音声応答プロンプトを録音します。
7. 自動音声応答プロンプトを録音したら、[自動音声応答(Auto Attendant)] ウィンドウの [プロンプト管理(Prompt Management)] タブにある [更新(Refresh)] をクリックして、新しく録音されたプロンプトを表示します。
自動音声応答スクリプト管理オプションにアクセスするには、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [自動音声応答(Auto Attendant)] を選択し、[スクリプト管理(Script Management)] タブをクリックします。
このタブでは、Cisco Unity Express(CUE)自動音声応答スクリプト エディタを使用して作成した自動音声応答カスタムスクリプトのアップロード、名前の変更、または削除ができます。
UC500 は、最大 5 つの自動音声応答スクリプトをサポートしています。ただし、2 つのスロットが Cisco Configuration Assistant 対応のスクリプト(aa_transfer2.aef および aa_sbcs_v02.aef)に割り当てられているため、使用できるカスタム スクリプトは最大 3 つです。
(注) Cisco Configuration Assistant 対応の自動音声応答スクリプト(aa_transfer2.aef や aa_sbcs_v02.aef など)および CUE システムのデフォルトの自動音声応答スクリプト(aa.aef や aasimple.aef など)は、削除、修正、名前の変更、または上書きができません。
CUE 自動音声応答スクリプトの作成方法の詳細は、次の URL にある『 Cisco Unity Express 3.2 Guide to Writing and Editing Scripts 』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/unity_exp/rel3_2/administrator/script/cuescripteditor.html
夜間サービス機能では、夜間サービス時間中に、コールを別の番号に転送したり、着信コールの通知を一連の電話機に送信したりします。この機能を有効にするには、次のものを設定する必要があります。
• 夜間サービスのスケジュール :夜間サービスがアクティブである期間。これは、[スケジュール(Schedules)] ウィンドウの [夜間サービス(Night Service)] タブで設定します(「夜間サービス」を参照)。
• 夜間サービスの内線番号 :夜間サービス機能がアクティブである内線番号。夜間サービスには、最大 4 つの内線番号を設定できます。
各内線番号には、転送番号または夜間サービス ベルを設定できます。
– [夜間転送サービス(call forward night service)] オプションを使用すると、営業終了後にコールを外部番号、たとえばオフサイトの応答サービスに転送できます。
(注) コールを外部番号に転送するように夜間サービスを設定する場合、外線発信番号を含め、電話番号は、ダイヤルするとおりに入力してください。
– [夜間サービス ベル(night service bell)] オプションを使用すると、営業終了後にスタッフのいない内線番号をカバーできます。
夜間サービス時間中、[夜間サービス ベル(night service bell)] が設定されている内線番号へのコールは、夜間サービス通知をトリガーし、これらの内線番号が設定された電話機に、特別な「バースト」リングが送信されます。
• 夜間サービス電話 :夜間サービス内線番号が設定されている電話機は、夜間サービス時間中の着信コールの通知を受信します。
電話機ユーザは、コール ピックアップ機能を使用してコールを代行受信できます。夜間サービス電話を設定するには、少なくとも 1 つの内線番号に夜間サービス ベルを設定する必要があります。
• 夜間サービス トグル コード :(オプション)夜間サービス コードを設定することもできます。* と数値コード(*123 など)をダイヤルすることで、ユーザは、夜間サービスをアクティベートまたは非アクティベートにすることができます。
夜間サービス内線番号が設定されている電話機だけが、夜間サービス コードにダイヤルして、夜間サービスをアクティベートまたは非アクティベートにすることができます。
夜間サービス設定にアクセスするには、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択し、[音声機能(Voice Features)] タブを選択します。
ハント グループとは、パイロット番号への着信コールを交代で受け取る電話番号のリストのことです。
Cisco Configuration Assistant Version 1.9 のハント グループ設定は拡張されて、次の 2 つの新しいオプションを備えています。
• 無応答転送先 :応答がない場合は、コールを別の宛先にリダイレクトします。
コールは、別のハント グループ、一斉鳴動グループ、別の内線番号、別の番号、ボイスメール ボックス、または自動音声応答にリダイレクトできます。利用可能なオプションは、システムの設定内容に応じて異なります。[番号(Number)] フィールドには、[無応答転送先(No Answer Forward to)] の現在の宛先が表示されます。
ハント グループ設定にアクセスするには、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択し、[音声機能(Voice Features)] タブを選択します。
1. [音声(Voice)] ウィンドウを開いて [音声機能(Voice Features)] タブを選択し、[ハント グループ(Hunt Groups)] セクションを探します。
2. [有効にする(Enable)] をクリックして [ハント グループ タイプ(Hunt Group Type)] を選択し、設定するハント グループの数を選択して [無応答転送先(No Answer Forward To)] の [タイムアウト(Timeout)] 値を設定します。
3 つのハント グループ タイプがサポートされており、最大 4 つのハント グループを設定できます。
– 順次 :番号は、ハント グループに記載されている順序でかけれらます(電話機 1、次に電話機 2 など)。
– 最長のアイドル時間 :コールは、アイドル時間が最長の番号に転送されます。最長のアイドル時間は、電話機が登録された、再登録された、またはオンフックになった最後の時間から求められます。
– ピア :コールは、ラウンドロビンの順序で転送されます。したがって、最初のコールは 1 番目の回線に転送され、次のコールは 2 番目の回線に転送されます。2 番目の回線がビジーの場合、コールは 3 番目の回線に転送されます。
3. (オプション)デフォルトのパイロット番号を変更するには、[パイロット番号(Pilot Number)] フィールドをクリックします。
4. [メンバ(Members)] をクリックし、ユーザをハント グループに割り当てます。
– [ハント グループのメンバ(Members of Hunt Group)] ダイアログの [追加(Add)]、[削除(Remove)]、および [すべて選択(Select All)] コントロールを使用して、対応するハント グループを追加または削除します。
– 上向き矢印および下向き矢印を使用して、メンバのリストを並べ替えます。
5. (オプション)[タイムアウト(Timeout)] に入力した秒数以内に応答がない場合に備えて、[無応答転送先(No Answer Forward To)] をクリックし、コールを転送する宛先番号を入力します。
(注) [ボイスメールに転送(Call Forward to Voicemail)] を選択すると、ハント グループに General Delivery Mailbox(GDM)が自動的に作成されます。
ハント グループのすべてのメンバは、ボイスメールにログインし、9 を押して、GDM に残されているメッセージにアクセスできます。
一斉鳴動グループとは、パイロット番号宛のコールがグループ内の電話機を同時に鳴らすハント グループのことです。この機能は、SNR(Single Number Reach)のシナリオを設定する場合にも使用できます。この状況では、ユーザの内線電話番号が他の番号(携帯電話の番号や自宅の電話の番号など)または別の内線番号を同時に鳴らします。最大 4 つの一斉鳴動グループを設定でき、各グループには 2 ~ 32 人のメンバを収容できます。
(注) 一斉鳴動グループの呼び出し機能には、Cisco IOS 12.4(20)T 以降が必要です。
一斉鳴動グループの呼び出し機能にアクセスするには、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択し、[音声機能(Voice Features)] タブをクリックします。
一斉鳴動グループの呼び出しを設定するには、次の手順に従います。
1. [音声(Voice)] ウィンドウを開いて [音声機能(Voice Features)] タブをクリックし、[一斉鳴動グループ(Call Blast Groups)] セクションを探します。
2. [有効にする(Enable)] をクリックして、設定する一斉鳴動グループの数を選択し、[無応答転送先(No Answer Forward To)] の [タイムアウト(Timeout)] 値を設定します。
3. (オプション)[パイロット番号(Pilot Number)] を編集します。
4. [メンバ(Members)] をクリックし、ユーザを一斉鳴動グループに割り当てます。
5. [追加(Add)] または [削除(Remove)] の各ボタンを使用して、対応する一斉鳴動グループの内線番号を追加または削除します。
6. 外部の PSTN 番号(携帯電話の番号や自宅の電話の番号など)を [利用可能(Available)] メンバのリストに追加し、[選択済(Selected)] リストに移動することもできます。
– [その他の番号(Other Number)] フィールドに、外線発信番号(最大 16 桁)を含め、ダイヤルするとおりに電話番号を入力します。
– 番号を [利用可能(Available)] リストに移動するには、[その他の番号(Other Number)] フィールドの右にある [追加(Add)] ボタンをクリックします。
– [選択済(Selected)] リストに追加した [その他の番号(Other Number)] を移動するには、
[追加(Add)] 矢印ボタンをクリックします。
[選択済(Selected)] リストから外部番号を削除するには、[削除(Remove)] 矢印ボタンをクリックして、[利用可能(Available)] リストに戻します。[一斉鳴動グループのメンバ(Members of Blast Group)] ダイアログを閉じると、[利用可能(Available)] リストに追加されていて [選択済(Selected)] リストには移動されていない外部番号は、[利用可能(Available)] リストから削除されます。次回に [メンバ(Members)] ダイアログを開くと、これらの外部電話番号は、[利用可能(Available)] リストには表示されません。
7. (オプション)[タイムアウト(Timeout)] で指定した秒数以内にコールに応答がない場合に備えて、[無応答転送先(No Answer Forward To)] をクリックし、宛先を入力します。
コールは、ハント グループ、別の一斉鳴動グループ、別の内線番号、別の番号、ボイスメール ボックス、または自動音声応答にリダイレクトできます。利用可能なオプションは、システムの設定内容に応じて異なります。
外部番号を入力する場合、外線発信番号を含め、ダイヤルするとおりに番号を入力してください。
[番号(Number)] フィールドには、[無応答転送先(No Answer Forward to)] の現在の宛先が必ず表示されます。
(注) [ボイスメールに転送(Call Forward to Voicemail)] を選択すると、一斉鳴動グループに GDM が自動的に作成されます。
一斉鳴動グループのすべてのメンバは、ボイスメールにログインし、9 を押して、GDM に残されているメッセージにアクセスできます。
以前のリリースでは、Cisco Configuration Assistant は、1 台の電話機につきインターコム ボタンを 1 つだけサポートしていました。Version 1.9 は拡張されて、1 台の IP フォンあたり複数のインターコム ボタンをサポートしています。
(注) この機能は、すべての電話機(ボタンの数が十分にない電話機や Cisco Model 39xx SIP Phone など)でサポートされているわけではありません。
IP フォンに複数のインターコム ボタンを設定するには、次の手順に従います。
1. Cisco Configuration Assistant を起動し、Cisco UC500 に接続します。
2. [設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択し、[ユーザ(Users)] タブを選択します。
4. このユーザに対応する [詳細(More)] ボタンをクリックします。
5. [詳細(More Options)] ウィンドウで、設定する電話機ボタンを探し、[タイプ(Type)] フィールド(未設定の電話機ボタンには、[タイプ(Type)] に [なし(None)] が表示される)をクリックし、[インターコム(Intercom)] または [ミュート状態でインターコム(Intercom w/ Mute)] を選択します。
– インターコムは、プライマリ内線番号に予約されているボタン 1 を 除き 、どの電話機ボタンにも設定できます。
– [インターコム(Intercom)] を選択すると、プッシュツートーク方式の単一ボタン インターコム回線は、ミュート状態で設定されます。コールが接続されていると、両方のユーザは互いに聞くことができます。
– [ミュート状態でインターコム(Intercom /w Mute)] を選択すると、プッシュツートーク方式の単一ボタン インターコム回線は、ミュートが有効な状態で設定されます。受信者は、電話機のミュート ボタンを押してミュートを無効にするか、インターコムに応答するために受話器を持ち上げる必要があります。
[内線番号(Extension)] 列には、ドロップダウン メニューが表示され、電話機でのインターコムの使用が可能なユーザのリストが表示されます。
ポップアップ ダイアログが表示されるので、他のユーザの電話機のインターコムに使用するボタンを選択します。
7. インターコムに使用する他のユーザの電話機のボタンを選択し、[OK] をクリックします。
Cisco Configuration Assistant Version 1.9 には、内部コール用に MoH を有効にするオプション、および UC500 の外部 MoH ポートに接続されている音楽ソースからの MoH 入力を有効にするオプションが追加されています。
MoH 設定にアクセスするには、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] を選択して [音声(Voice)] をクリックし、[音声(Voice)] ウィンドウを開いて [音声機能(Voice Features)] タブをクリックします。
• [内部コールの保留音を有効にする(Enable music on hold for internal calls)] が有効な場合、IP フォン対 IP フォンの内部コールを保留にすると、保留音が聞こえます。無効の場合、内部発信者には保留トーンが聞こえます。
(注) 内部コールの MoH を無効にすると、UC500 のシステム リソースを節約できます。
• [外部保留音ポートを有効にする(Enable external music on hold port)] が有効の場合、内部コールの保留音は自動的に有効になり、無効にすることはできません。
オーディオ ファイルが選択されていて、外部保留音ポートも有効な場合は、外部ポートからの音楽入力が優先されます。選択したオーディオ ファイルは、外部ソースに障害が発生した場合や利用不可能な場合の、バックアップ音楽ソースになります。
• 内部コールの MoH が無効の場合でも、PSTN または SIP トランクからの MoH は必ず有効になります。PSTN または SIP トランク コールの MoH を無効にするには、すべてのオプションのチェックボックスをオフにし、オーディオ ファイルに [なし(None)] を選択します。
ヒント Cisco Configuration Assistant を使用して、カスタム保留音オーディオ ファイル(.au ファイル)を UC500 にアップロードするには、[トポロジ ビュー(Topology View)] に移動し、デスクトップからトポロジ ビューの UC500 アイコンにオーディオ ファイルをドラッグ アンド ドロップします。オーディオ ファイルの拡張子は .au(audio)でなければなりません。ファイルをアップロードしたら、保留音用の [オーディオ ファイル(Audio File)] 選択リストで利用可能になります。
UC500 ソフトウェア パックには、さまざまなボリュームで録音された 3 つのデフォルトの保留音ファイルが付属しています。UC500 のボリューム要件に最も合うファイルを選択してください。
保留音用のカスタム オーディオ ファイルの仕様および作成方法の詳細は、www.cisco.com の『Cisco Unified Communications Manager Express System Administrator Guide』を参照してください。
IP フォン(SCCP と SIP の両方)用の [ローカル スピード ダイヤル(Local Speed Dial)] メニューの作成および有効化ができるシステム スピード ダイヤル設定は、現在別のウィンドウから行います。
[システム スピード ダイヤル(System Speed Dial)] ウィンドウを開くには、[設定(Configure)] >
[テレフォニー(Telephony)] を選択し、[システム スピード ダイヤル(System Speed Dial)] をクリックします。
サイトのすべての IP フォン用の [ローカル スピード ダイヤル(Local Speed Dial)] メニューに表示されるスピード ダイヤル番号の追加、削除、または並べ替えを行うには、[システム スピード ダイヤル(System Speed Dial)] ウィンドウのコントロールを使用します。リストが、使用可能な最大エントリ数(32)に達すると、[追加(Add)] ボタンは無効になります。
Cisco Configuration Assistant Version 1.9 のダイヤル プランは拡張されて、次の機能をサポートしています。
• 北米、英国、オーストラリア、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、日本、およびニュージーランドの各ロケール向けの発信番号用の組み込みダイヤル プラン テンプレート
• 発信番号用のカスタム ダイヤル プランを作成するための組み込みテンプレートをカスタマイズする機能
• Microsoft Excel テンプレートを使用して、発信番号用のカスタム ダイヤル プラン テンプレートを作成およびアップロードする機能
以前のリリースと同様、ダイヤル プラン設定には、次のものを設定するためのオプションが含まれています。
– Direct Inward Dialing(DID; ダイヤルイン)の変換
– Foreign Exchange Office(FXO)トランク宛先
• PSTN メイン番号用の発信者 ID および発信者 ID のコール別ブロック コード([ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブに移動)
ダイヤル プラン設定にアクセスするには、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択し、[ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブをクリックします。
次の例は、Cisco Configuration Assistant Version 1.9 の新しいダイヤル プラン オプションを設定する方法を示しています。
• 「北米用テンプレートに基づいたカスタム発信ダイヤル プランの表示および作成」
• 「プレミアム サービスへの発信コールを制限するためのダイヤル プランの設定」
• 「発信コールの権限の設定および電話機に対するコール ブロックの有効化」
この例は、北米ロケール用の組み込みダイヤル発信ダイヤル プラン テンプレートを表示および編集する方法を示しています。
(注) ダイヤル プランを設定する前に、サイトに適切なテレフォニー トランク(SIP、T1/E1、FXO、または Basic Rate Interface(BRI; 基本インターフェイス))が設定されていることを確認してください。
1. Cisco Configuration Assistant を起動して Cisco UC500 に接続し、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択して [ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブを選択します。
2. [ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブの [発信コール処理(Outgoing Call Handling)] セクションで、[番号計画のロケール(Numbering Plan Locale)] に [テンプレート: 北米(Template: North American)] を選択します。
3. [設定(Configure)] をクリックし、北米用テンプレートに設定されている発信番号とそれに対応する権限レベル(例:フリー ダイヤル、国際、ローカル、ローカルプラス、国内、国内プラス、ブロック済みなど)を表示します。
4. テーブルの行をクリックして既存の設定を編集するか、[追加(Add)] をクリックしてテーブルに新しい行を追加し、新しい発信番号を定義します。
発信番号の簡単な設定例の詳細は、「プレミアム サービスへの発信コールを制限するためのダイヤル プランの設定」を参照してください。
– 各発信番号には、権限レベルがあります。権限レベルは、各電話機に設定されている [権限(Permissions)] および [制限コールをブロックする(Block Restricted Calls)] の設定に対応しています。権限レベルは階層構造になっています。たとえば、国際権限には、国内/国内プラス、ローカル/ローカルプラス、およびフリー ダイヤルというすべての低レベルの権限が含まれています。
– [開始(Begins With)] フィールドの数字およびパターンは、1 桁目から一致するものです。同じパターンを含んでいても、そのパターンから始まっていない番号は一致しません。
パターンを指定する場合、「x」は 0 ~ 9 のいずれの数字にも一致します。ブラケットで囲んだ一連の数字([089])は、0、8、9 のいずれの数字にも一致します。範囲を指定することもできます。たとえば、[2-9] は 2 ~ 9 の間のいずれかの数字に一致します。
このフィールドにパターンを入力すると、テーブルの [ダイヤル パターン(Dial Pattern)] 列が更新され、外線発信番号を含め、一致するダイヤル パターンが表示されます。[ダイヤル パターン(Dial Pattern)] 列は読み取り専用です。
– [トランク リスト(Trunk List)] 設定には、発信番号のトランク設定を指定します。選択には、[PSTN のみ(PSTN only)]、[SIP のみ(SIP only)]、[PSTN の次に SIP(PSTN then SIP)]、[SIP の次に PSTN(SIP then PSTN)]、または [なし(None)] があります。
– [桁数(Number of Digits)] は、[開始(Begins With)] フィールドに定義されているプレフィクスより小さくすることはできず、15 より大きくすることはできません。
– デフォルトでは、発信コール権限には制限がありません。電話機およびユーザの権限を設定する方法の詳細は、「発信コールの権限の設定および電話機に対するコール ブロックの有効化」を参照してください。
5. [トランク リストの詳細(Trunk List Details)] ボタンをクリックし、発信コールのトランクの優先順位を表示または設定します。
– [トランク タイプ(Trunk Type)]、[トランク グループ(Trunk Group)]、および [トランク設定(Trunk Preference)] フィールドは読み取り専用です。たとえば、ある発信番号のトランク リストを変更すると、[トランク設定(Trunk Preference)] フィールドは自動的に更新されて、変更が反映されます。
– [転送の外線発信番号(Forward Access Code)] コントロールは、ユーザがダイヤルする外線発信番号をトランクに転送するかどうかを指定します。デフォルトでは、[転送の外線発信番号(Forward Access Code)] は、[いいえ(No)] に設定されています。
このオプションは、サービス プロバイダーがアウトバウンド ダイヤリング用に外線発信番号を含めることを必要としている地域で使用できます。また、UC500 が、アウトバウンド ダイヤリング用に外線発信番号を必要とするサードパーティ製 PBX に接続されている状況でも使用できます。サービス プロバイダーの指示がないかぎり、このフィールドは修正しないでください。
– [追加(Add)] オプションは、作成時にトランク リストに追加されなかったトランクにしか利用できません。トランクを作成する際、すべての発信番号用のトランク リストにそのトランクを追加するかどうかを選択できます。作成時にトランクを追加しなかった場合は、このオプションを使用して、1 つの発信番号にトランクを追加します。
6. [発信番号の設定(Configure Outgoing Numbers)] ダイアログの [OK] または [適用(Apply)] をクリックすると、選択したロケールのカスタム発信ダイヤル プランに変更が保存され、[テンプレート:(Template:)] ラベルはロケールの横に表示されなくなります。そのロケールのデフォルトのダイヤル プラン テンプレートは、修正されません。
この例は、北米ダイヤル プランで、1976 で始まるすべての番号へのコールをブロックできるように、発信ダイヤル プランを設定する方法を示しています。
1. Cisco Configuration Assistant を起動して Cisco UC500 に接続し、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択して [ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブを選択します。
2. [ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブの [発信コール処理(Outgoing Call Handling)] セクションで、[番号計画のロケール(Numbering Plan Locale)] に [テンプレート: 北米(Template: North American)] を選択します。
4. [発信番号(Outgoing Numbers)] ウィンドウで、[追加(Add)] をクリックします。
5. [権限(Permissions)] メニューで、[ブロック済み(Blocked)] を選択し、外線発信番号を入力します。
[説明(Description)] フィールドは灰色表示され、[制限番号(Restricted Number)] というテキストが表示されます。
6. [開始(Begins With)] フィールドに、1976 と入力します。
7. [桁数(Number of Digits)] 列に、11(外線発信番号と 10 個の数字)と入力します。
8. [発信番号(Outgoing Numbers)] ウィンドウの [OK] をクリックします。
9. [ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブの [OK] または [適用(Apply)] をクリックします。
[ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブの要約に表示されるブロック済み番号の数は、行った変更を反映し、選択したテンプレートは、[テンプレート: 北米(Template: North American)] ではなく [北米(North American)] と表示されます。
ブロック済み番号を追加するためにダイヤル プランを修正したら、「発信コールの権限の設定および電話機に対するコール ブロックの有効化」の説明に従って、番号をブロックする各電話機に対して [制限コールをブロックする(Block Restricted Calls)] を有効にする必要があります。
発信コール処理を設定したら、システム内の電話機/ユーザの権限を設定して、電話機から行える発信コールのタイプ(ローカル、国内、国際)を指定し、制限番号へのコールのブロックを有効または無効にします。
1. [設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択し、[ユーザ(Users)] タブを選択します。
2. 各電話機で [詳細(More)] をクリックして [詳細(More Options)] ダイアログを開き、[ユーザ(User)] セクションを探してドロップダウン メニューから権限レベルを選択します。
利用可能な権限レベルは、サイトの発信ダイヤル プランの設定に応じて異なります。
3. [制限コールをブロックする(Block Restricted Calls)] チェックボックスをオンまたはオフにして、ダイヤル プランで [ブロック済み(Blocked)] として指定されている番号への発信コールのブロックを有効または無効にします。
(注) システムの電話機ごとに権限およびコール ブロックを設定する必要があります。
Cisco Configuration Assistant に付属の Excel テンプレートを使用して、発信番号用のロケール固有のカスタム ダイヤル プランを作成するには、次の手順に従います。
(注) ダイヤル プラン テンプレートをアップロードするには、UC500 に接続している必要があります。
1. Cisco Configuration Assistant Version 1.9 がインストールされているローカル PC 上で、Cisco Configuration Assistant インストール ディレクトリを参照し、Open OutgoingDialPlanTemplate.xls という Excel ファイルを探します。
デフォルトのインストール場所を修正していない場合は、このファイルへのパスは、次のようになります。
X:¥Program Files¥Cisco Systems¥CiscoSMB¥Cisco Configuration Assistant¥ appdata¥OutgoingDialPlanTemplate.xls
X は、Cisco Configuration Assistant がインストールされているドライブです。
2. Microsoft Excel で OutgoingDialPlanTemplate.xls ファイルを開きます。プロンプトが表示された場合は、マクロを有効にします。
Cisco Configuration Assistant にインポートしたときに [番号計画のロケール(Numbering Plan Locale)] ドロップダウンに表示されるロケールの名前。
– Create Emergency Numbers Without Access Codes?
TRUE に設定されている場合、外線発信番号を入力せずに緊急電話番号にダイヤルできます(例:911)。FALSE に設定されている場合、緊急電話番号にダイヤルするときに外線発信番号を入力する必要があります(例:9911)。
「北米用テンプレートに基づいたカスタム発信ダイヤル プランの表示および作成」の説明に従って、発信番号の権限および設定を行います。
5. Excel テンプレート上の [テンプレートの保存(Save Template)] をクリックします。
ファイルは、Excel 2003 互換の .xls 形式で次の場所に保存してください。この場合、Cisco Configuration Assistant は、デフォルトの場所にインストールされていると想定しています。
X :¥Program Files¥Cisco Systems¥CiscoSMB¥Cisco Configuration Assistant¥ appdata¥
X は、Cisco Configuration Assistant がインストールされているドライブです。
6. Cisco Configuration Assistant が開いている場合は、閉じて再起動します。
手順 2 で入力したロケール名が、[音声(Voice)] ウィンドウの [ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブの [番号計画のロケール(Numbering Plan Locale)] ドロップダウン メニューのオプションの 1 つとして表示されます。
• 発信者 ID に自動音声応答を使用する場合は、自動音声応答のメイン PSTN 番号を設定し、自動音声応答が有効になっていることを確認します。
• システムの電話機/ユーザを設定して、内線番号に発信者 ID を設定できるようにし、この機能が適切に動作していることを確認します。
サイトに発信者 ID のメイン PSTN 番号を設定するには、次の手順に従います。
1. [設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択して、[ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブを選択し、[発信者 ID(Outgoing Caller Identification)] セクションを探します。
2. 発信者 ID のメイン PSTN 番号に使用する番号のタイプを選択します。
発信者 ID のメイン PSTN 番号は、次のいずれかにできます。
– 自動音声応答番号(このサイトに設定されている場合): 自動音声応答が設定されていない場合は、このオプションは表示されません。
– その他の番号:このオプションを選択すると、PSTN 番号または DID になります。
3. 発信者 ID のメイン PSTN 番号を設定すると、発信者 ID の代わりにこの番号を発信者に表示できます。
たとえば、[音声(Voice)] ウィンドウの [ダイヤル プラン(Dial Plan)] タブで、[着信コール処理(Incoming Call Handling)] セクションを探し、[ダイヤルインの変換(Direct-Inward-Dial Translations)] の [設定(Configure)] をクリックします。
必要に応じて DID 変換に発信者 ID を設定して、設定した発信者 ID のメイン PSTN 番号を使用することができます。
次の DID の設定例は、9722222000 ~ 9722222003 の範囲の DID が、発信者 ID のメイン PSTN 番号を、内線番号 300 ~ 303 の発信者 ID として使用するように設定されていることを示しています。
SIP トランク設定機能は、サードパーティの SIP サービス プロバイダーへの加入に基づいた SBCS 音声配置にのみ適用されます。
Cisco Configuration Assistant Version 1.9 は、次のサービス プロバイダーとのシームレスなプラグアンドプレイ互換性に必要なデバイス設定インターフェイスを自動的に生成します。
Cisco Configuration Assistant で SIP トランク設定にアクセスするには、[設定(Configure)] > [テレフォニー(Telephony)] > [音声(Voice)] を選択し、[SIP トランク(SIP Trunks)] タブをクリックします。
SIP トランクのパラメータを設定するには、ドロップダウン メニューからサービス プロバイダーを選択し、設定を入力します。この情報は通常、サービスの加入時に SIP サービス プロバイダーから提供されます。
SIP サービス プロバイダーがドロップダウン メニューにない場合は、[汎用 SIP トランク プロバイダ(Generic SIP Trunk Provider)] を選択し、サービス プロバイダーが必要とする設定を入力します。
Cisco UC500 プラットフォーム用のオプションのアプリケーションは、Cisco Configuration Assistant を使用して有効または無効にできます。アプリケーションの中には、アプリケーションを有効にして使用するにはセットアップ オプションを設定する必要があるものもあります。
Version 1.9 には、次のテレフォニー アプリケーションが付属しています。
• 統合メッセージ(IMAP) :統合メッセージでは、ボイスメール加入者は、Internet Message Access Protocol(IMAP)を使用する単一のメール クライアントでメールおよびボイスメール メッセージの統合ビューを表示できます。加入者は、メール メッセージの場合と同様に、ボイスメール メッセージを削除したり、読了または未読としてボイスメール メッセージにマークを付けたりできます。ボイスメール メッセージは、メール メッセージの添付ファイルとしてダウンロードされます。加入者は、ネットワークからボイスメール メッセージにアクセスしたり、ダウンロードしたりすることもできます。デフォルトでは、このアプリケーションは無効になっています。
この機能を使用するには、メール クライアント(Microsoft Outlook など)が IMAP 用に設定されている必要があります。IMAP 用にクライアントを設定する場合、次のことが必要です。
– IMAP サーバの IP アドレス用に CUE IP アドレス(10.1.10.1)を使用します。
– 認証用として IMAP クライアントに設定されているユーザ名およびパスワードは、Cisco Configuration Assistant での設定と同じように、電話機ユーザのユーザ名およびパスワードと一致している必要があります。
• ライブ録音 :ライブ録音では、実際の会話を録音し、これをメッセージとしてメールボックスに保存したり、Telephony User Interface(TUI)、Voice View Express、または IMAP を使用してメッセージにアクセスしたりできます。さらに、録音を再生したり、別の加入者または加入者グループに転送できます。デフォルトでは、このアプリケーションは無効になっています。
ライブ録音を設定するには、アプリケーションを有効にして [セットアップ オプション(Setup Options)] をクリックし、ライブ録音パイロット番号を入力します。ユーザは、ライブ録音パイロット番号と録音対象者の間の電話会議を開始することで、ライブ録音を起動できます。ライブ録音メッセージのサイズは、加入者のボイスメール ボックスに残っているスペース量の制限のみを受けます。
• ビデオ テレフォニー :このアプリケーションでは、Cisco 7985 IP Phone や、他の Unified VT Advantage 搭載 Cisco IP Phone など、ネットワーク上のビデオ対応 Cisco IP Phone 用のビデオ テレフォニー機能が使用可能になります。デフォルトでは、このアプリケーションは有効になっています。
これらのオプションにアクセスするには、[アプリケーション(Applications)] を選択して [アプリケーション制御(Applications Control)] を選択し、[アプリケーション制御(Applications Control)] ウィンドウを開きます。
このウィンドウでは、利用可能な総リソース、各アプリケーションに必要なリソース、およびアプリケーションごとの現在のリソース使用量を表示することもできます。
アプリケーションで使用されるシステム リソースは、数多くのクレジットによって示されます。システムでは、合計 100 のクレジットを使用できます。各アプリケーションに必要なクレジット数は、CPU、メモリ、およびディスク使用量に基づいた、アプリケーションの実行に必要な最小数のクレジットです。
(注) 統合メッセージ、ビデオ テレフォニー、ライブ録音などのアプリケーションの実行には、クレジットは必要ありません。
アプリケーションを有効または無効にするには、次の手順に従います。
1. [アプリケーション制御(Applications Control)] ウィンドウで、有効または無効にするアプリケーションのチェックボックスをオンにします。チェック マークが付いていると、アプリケーションは有効です。
ライブ録音など一部のアプリケーションでは、有効にする前にセットアップ オプションを設定する必要があります。
2. 必要に応じて、[セットアップ オプション(Setup Options)] をクリックし、必要なパラメータを入力します。たとえば、ライブ録音アプリケーションでは、パイロット番号を設定する必要があります。