DataPurgingApp サービス
この章では、DCNM Web サービスの、DataPurgingApp サービスに対応する API メソッドについて説明します。
DataPurgingApp サービスについて
システム データベースが大きくなりすぎると、リソースが遅くなり、データベースが破損し、使用可能なディスク領域がいっぱいになります。DataPurging アプリケーションを使用すると、すべての不要なコール レコードのシステムを削除したり、データベースのエントリを削除または統合したりできます。
createDataPurgingSchedule
特定のスケジュールおよびしきい値情報で、データ削除スケジュールを作成します。purgingEnable アトリビュートを TRUE に設定すると、タイマー タスク(スケジューラ)が作成され、対応する削除ハンドラがそのタイマー タスクに割り当てられ、実行スケジュールが設定されます。FALSE に設定すると、スケジュールは単にデータベースに保持されます。schedulerType および PurgingHandler (@link com.cisco.dcbu.dcm.scheduler.statistics.archive.PurgingHandler) のマップは維持されます。新しい削除スケジュールが作成されるたびに、そのマップにエントリが設定されます。
ParameterException は、次の状況が発生した場合にスローされます。
• この API にパラメータとして渡されたスケジュールがヌルの場合。
• schudulerType SchedulerType がヌルの場合。
• 両方の場合、scheduleDays はヌルまたは空であり、スケジュール内の daily アトリビュートは FALSE または空です。
次のいずれかの状況が発生すると、MetadataException がスローされます。
• スケジュール設定された日の scheduleAt アトリビュートの値(削除が実行される時間)がヌルの場合。
schdulerType に対応する、データ削除スケジュールがデータベースにある場合に、InstantiationException がスローされます。
パラメータ
opContext:動作コンテキスト
schedule:DataPurgingSchedule。これには、スケジュールを実行する時間、削除時に PurgingAction が行う削除アクションの内容、削除するデータ(スケジューラ タイプ:SchedulerType)などの情報が含まれています。
削除するデータおよび処理せず残すデータを指定する 2 つのアトリビュートがあります。
• skipRowCount:削除中、最後の「skipRowCount」の列数をデータベース内で処理せずにスキップします。
• skipPastDaysCount:「skipPastDaysCount」で指定した日数が経過しているデータを処理せずにスキップします。
戻り値
DataPurgingSchedule は、この API で正常に作成されたスケジュールを戻します。
deleteDataPurgingSchedule
特定の schedulerType に対応するデータ削除スケジュールを削除します。スケジュールをデータベースから削除する前に、この API は対応するスケジューラ(タイマー タスク)とそのタスク(削除ハンドラ)をキャンセルします。特定の schedulerType に対応するスケジュールがデータベースにない場合、この API を呼び出しても何も実行されません。パラメータとして渡された schedulerType がヌルの場合、ParameterException がスローされます。
パラメータ
opContext:動作コンテキスト
type:スケジューラ タイプ
戻り値
void
getDataPurgingSchedule
スケジューラ タイプに対応するデータ削除スケジュールを戻します。
渡された引数がヌルの場合、ParameterException がスローされます。
パラメータ
opContext:動作コンテキスト
schedulerType:削除が実行されるデータのタイプ(1. EVEN 2. COLLECTOR)。
戻り値
スケジューラ タイプ DataPurgingSchedule オブジェクトに対応するデータ削除スケジュール。
modifyDataPurgingSchedules
削除スケジュールを、引数として渡された特定のスケジュールに変更します。新しいタイマー タスクが作成され、対応する削除ハンドラ タスクに割り当てられ、古いタイマーがキャンセルおよび削除されます。
ParameterException は、次の状況が発生した場合にスローされます。
• この API にパラメータとして渡されたスケジュールがヌルの場合。
• スケジュール DataPurgingSchedule で schudulerType SchedulerType がヌルの場合、またはスケジュールに設定されている schedulerType に対応する DB にスケジュールがない場合。
• 両方の場合、scheduleDays はヌルまたは空であり、スケジュール内の daily アトリビュートは FALSE または空です。
次のいずれかの状況が発生すると、MetadataException がスローされます。
スケジュール設定された日の scheduleAt アトリビュートの値(削除が実行される時間)がヌルの場合。
対応するデータ削除スケジュールがデータベースにない場合、InstantiationException がスローされます。
パラメータ
opContext:動作コンテキスト
schedule:変更される削除スケジュール。
戻り値
変更および保持される削除スケジュール
purgeDataOnDemand
データを即座に削除します。データを削除するには 2 つの方法があります。1 つめは自動削除であり、スケジュールに基づいて実行されます。2 つめは手動削除であり、ユーザはいつでもデータを削除できます。ただし、この削除はユーザ要求につき一度だけ実行され、スケジュールに基づいては行われません。Raw データを保持するしきい値は、引数として渡されたスケジュール オブジェクトから取得されます。ユーザがしきい値を変更して、この API を呼び出すと、これらのしきい値は保持されません。これらは単なる浮動データとして扱われ、この API コールで実行される削除に使用されます。
ParameterException は、次の状況が発生した場合にスローされます。
• この API にパラメータとして渡されたスケジュールがヌルの場合。
• schudulerType SchedulerType がヌルの場合。
• skipRowCount および skipPastDaysCount アトリビュートの両方の値がヌルの場合。
• skipRowCount または skipPastDays のカウントの値が負(ゼロ未満)の場合。
パラメータ
opContext:動作コンテキスト
schedule:DatapurgingSchedule インスタンス
戻り値
void