IRM-1100-4A2T の概要
IRM-1100-4A2T は、IR1101 に取り付けることのできる拡張モジュールです。IR1101 への追加の 4 つの非同期シリアルポートと 2 つのイーサネット インターフェイスを提供します。次の図は、IRM-1100-4A2T を示しています。
IRM-1100-4A2T イーサネット インターフェイスは、レイヤ 2 RJ45 10/100/1000 Mbps ポートです。
IRM-1100-4A2T シリアルポートは、RJ45 コンボポート(RS232/RS485/RS422)です。
IR1101 には、拡張モジュールを取り付けられる側面が 2 つあります。上部は拡張側、下部はコンピューティング側と呼ばれます。追加モジュールが上部に接続されている場合は、拡張モジュール(EM)側として参照されます。追加モジュールが下部に接続されている場合は、コンピューティング モジュール(CM)側として参照されます。機能は、拡張モジュールがどちら側に取り付けられているか、および使用されている拡張モジュールの数と種類によって異なります。
(注) |
その他の情報については、https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/routers/access/1101/hardware/installation/guide/b_IR1101HIG/m-IRM-1100-4A2T.html をご覧ください。 |
IRM-1100-4A2T は、次のツールから管理できます。
-
Cisco DNA Center
-
WebUI
ルータスイッチパス
プラットフォームで検出されるスイッチパスは、拡張モジュール(EM)側に接続されている追加モジュールのタイプに基づいています。次の表を参照してください。
追加モジュール |
スイッチパス |
---|---|
モジュール未接続 |
IR1101-ES-5 |
IRM-1100-SPMI |
IR1101-ES-6S |
IRM-IR1100-4A2T |
IR1101-ES-7G |
(注) |
IRM-IR1100-4A2T が IR1101-K9 の両側に接続されている場合、列挙できる非同期インターフェイスは最大 9 つあります。IR1101-K9 のスイッチパスは IR1101-ES-7G になります。 |
シリアルポートのピン割り当てと特性
シリアルポートは、RS232 および RS485 の両方に対応する DCE ポートとして使用されます。RS485 は、全二重または半二重をサポートできます。
RJ45 のピン割り当てを次の図と表に示します。
RS232 | RS485 全二重 | RS485 半二重 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ピン番号 |
信号の説明 |
略称 |
S0(DTE) |
S1(DCE) |
信号 |
DIR |
信号(Signal) |
方向 |
1 |
DCE レディ。 Cisco IOS では DSR として使用。 |
DSR/RI |
入力 |
出力 |
TX- |
出力 |
TX/RX+ |
<-> |
2 |
受信回線信号検出器 |
DCD |
入力 |
出力 |
TX+ |
出力 |
TX/RX- |
<-> |
3 |
DTE レディ |
DTR |
出力 |
入力 |
RX- |
入力 |
— |
— |
4 |
信号用接地 |
COM |
— |
— |
COM |
— |
COM |
— |
5 |
受信データ |
RxD |
入力 |
出力 |
— |
— |
— |
— |
6 |
送信データ |
TxD |
出力 |
入力 |
RX+ |
入力 |
— |
— |
7 |
送信可 |
CTS |
入力 |
出力 |
— |
— |
— |
— |
8 |
送信要求 |
RTS |
出力 |
入力 |
— |
— |
— |
— |