すべての物理ポート(イーサネット、ファスト イーサネット、および ATM)およびルータ上の論理インターフェイスの状態を表示するには、showinterfaces コマンドを使用します。表 1は、コマンド出力のメッセージを示します。
次の例は、イーサネット、またはファスト イーサネット インターフェイスの状態を表示する方法を示しています。
Router# show interfaces ethernet 0 **similar output for show interfaces fastethernet 0 command **
Ethernet0 is up, line protocol is up
Hardware is PQUICC Ethernet, address is 0000.Oc13.a4db
(bia0010.9181.1281)
Internet address is 170.1.4.101/24
MTU 1500 bytes, BW 10000 Kbit, DLY 1000 usec,
reliability 255/255., txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
次の例は、ATM インターフェイスの状態を表示する方法を示しています。
Router# show interfaces atm 0
ATM0 is up, line protocol is up
Hardware is PQUICC_SAR (with Alcatel ADSL Module)
Internet address is 14.0.0.16/8
MTU 1500 bytes, sub MTU 1500, BW 640 Kbit, DLY 80 usec,
reliability 40/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ATM, loopback not set
Keepalive not supported
Encapsulation(s):AAL5, PVC mode
10 maximum active VCs, 1 current VCCs
VC idle disconnect time:300 seconds
Last input 01:16:31, output 01:16:31, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue:0/75/0 (size/max/drops); Total output drops:0
Queueing strategy:Per VC Queueing
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
512 packets input, 59780 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 1024 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort
426 packets output, 46282 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 2 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
次の例は、ダイヤラ インターフェイスの状態を表示する方法を示しています。
Router# show interfaces dialer 1
Dialer 1 is up, line protocol is up
Hardware is Dialer interface
Internet address is 1.1.1.1/24
MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100000 usec, reliability
255/255. txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation PPP, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
DTR is pulsed for 5 seconds on reset
LCP Closed
以下の表に、show interfaces コマンドの出力について説明します。
表 1 show interfaces コマンド出力の説明
出力
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原因
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ATM インターフェイスの場合
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ATM 0 is up, line protocol is up
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ATM 回線はアップで、正しく動作しています。
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ATM 0 is down, line protocol is down
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- ATM インターフェイスは shutdown コマンドによってディセーブルにされています。
または
- ATM 回線はダウンしています。ADSL ケーブルが切断されたか、間違ったタイプのケーブルが ATM ポートに接続されている可能性があります。
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ATM 0.n is up, line protocol is up
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指定された ATM サブインターフェイスはアップで、正しく動作しています。
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ATM 0.n is administratively down, line protocol is down
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指定された ATM サブインターフェイスは shutdown コマンドによってディセーブルにされています。
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ATM 0.n is down, line protocol is down
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指定された ATM サブインターフェイスはダウンしています。ATM 回線が(サービス プロバイダーによって)切断された可能性があります。
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イーサネットまたはファスト イーサネット インターフェイスの場合
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Ethernet/Fast Ethernet n is up, line protocol is up
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指定されたイーサネットまたはファスト イーサネット インターフェイスはネットワークに接続されており、正しく動作しています。
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Ethernet/Fast Ethernet n is up, line protocol is down
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指定されたイーサネットまたはファスト イーサネット インターフェイスは正しく設定され、イネーブルになっていますが、イーサネット ケーブルは LAN から切断されている可能性があります。
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Ethernet/Fast Ethernet n is administratively down, line protocol is down
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指定されたイーサネットまたはファスト イーサネット インターフェイスは shutdown コマンドによりディセーブルになっており、インターフェイスは切断されています。
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ダイヤラ インターフェイスの場合
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Dialer n is up, line protocol is up
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指定されたダイヤラ インターフェイスはアップで、正しく動作しています。
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Dialer n is down, line protocol is down
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- これは標準メッセージであり、設定の誤りを示しているとは限りません。
または
- 指定されたダイヤラ インターフェイスに問題がある場合、このメッセージはインターフェイスが動作していないことを意味する可能性があります。これには、インターフェイスが shutdown コマンドでダウン状態になっている、または ADSL ケーブルが接続されていない、などの理由が考えられます。
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