不正加工防止ブラケットを注文してケーブルの断線を防ぐことができます。不正加工防止ブラケットを組み立ててからケーブルを接続することも可能ですが、ブラケットを固定する前に GPS を接続した方が簡単です。ブラケットを組み立てたら、マイナスドライバなどの工具を使用してケーブル接続を取り外すことができます。ただし、GPS は例外で、メガネレンチを使用して取り外す必要があります。

設置場所の電源を調べ、スパイクやノイズのない電力が供給されていることを確認してください。必要に応じて、電力調整器を取り付けてください。

次のセクションでは、Cisco Catalyst セルラー ゲートウェイ ユニットの電源をオンにする方法について説明します。

• AC 電源（AC/DC パワーコンバータを使用）

• PoE インジェクタを介した PoE（PoE を利用できない場合はネットワークソースを経由）

• ネットワークソースを経由する PoE

セルラーゲートウェイは、ギガビットイーサネット WAN ポートを介して AC 電源または PoE のいずれかから電力が供給されます。

• AC 電源ソケットは、AC/DC パワーコンバータで使用します。AC/DC パワーコンバータは常時提供されます。

• ユニットに内部 PoE カードがある場合、ギガビットイーサネット WAN ポートを介して PoE で電力を供給できます。

（注）	ユニットが PoE 給電用にプロビジョニングされている場合、ユニットには AC 電源と PoE の両方を接続できます。その場合、ユニットはデフォルトでバックアップソースとして PoE と AC 電源を設定します。

PoE は工場出荷時にのみインストールできるオプションなので、セルラーゲートウェイの注文時に選択する必要があります。PoE 対応ユニットは、GE-WAN ポートの上の稲妻アイコンで区別されます。

Cisco Catalyst セルラー ゲートウェイ ユニットは低電圧デバイスに分類され、かつ内部電源を持たないため、屋内設置では常に接地が必要なわけではありません。国および地域の電気工事規定をチェックして、接地が要件に含まれるかどうか確認することをお勧めします。

ユニットが PoE で電力供給されている場合は、静電気防止対策としてシャーシを接地する必要があります。使用する地域で接地が必要とされる場合、またはお客様がセルラー ゲートウェイ ユニットの接地を望む場合は、次の手順に従ってください。

手順 1：電源スイッチをオフに設定し、Cisco Catalyst セルラー ゲートウェイ ユニットの電源を切ります。

手順 2：アース線の端の被覆をはがします。はがす被覆の量は、アース線に接続するアースラグのタイプによって異なります。

手順 3：アース線の被膜をはがした端をアースラグの開放端に挿入し、ラグをアース線にしっかりと圧着します。

手順 4：プラスドライバを使用して、アースラグをユニットのネジ穴にしっかりと取り付けます。

（注）	Cisco Catalyst セルラーゲートウェイには、必要に応じて Cisco Catalyst セルラー ゲートウェイ ユニットを接地するためのリング型ラグ端子と固定ネジが付属しています。ユニットが PoE で電力供給されている場合は、静電気防止対策としてユニットを接地する必要があります。必ず 18-AWG 絶縁線を使用してください。