この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
• 「Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズ について」
• 「安全上の警告」
• 「シリアル番号、PID、VID、および CLEI の位置」
• 「仕様」
Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズ Integrated Services Routers(ISR)は、LAN および WAN 接続が可能なモジュラ ルータです。これは、Cisco Enhanced Service Modules(SM-X)や Cisco Network Interface Modules(NIM)などのインターフェイス モジュールをサポートしています。
Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズ は以下のアプリケーションを対象としています。
• 企業アプリケーション:通常、支社または大型支店に配置される中規模のアグリゲーションおよびゲートウェイ ルータとして
– Cisco Enterprise コアにおける WAN の集約
• サービス プロバイダー アプリケーション:次のようなハイエンドのエンタープライズ ブランチ環境を対象にしています。
– ビジネス品質のインターネット アクセスに対応するハイエンド CPE(顧客宅内装置)
– レイヤ 2 VPN(バーチャル プライベート ネットワーク)またはレイヤ 3 VPN サービスに対応する PE およびハイエンド CE(カスタマー エッジ)
– ブロードバンド アグリゲーション - PPPoE/PPPoA アグリゲーションおよび Service Selection Gateway(SSG)
Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズ は以下のモジュールで使用できます。
本資料の各セクションは、特に明記しない限り、すべてのプラットフォームに適用されます。
• 2 個のシングルワイド NIM スロット(1 個のダブルワイド SM スロットに切り替え可能)。
• 3 個のシングルワイド NIM スロット。1 個のダブルワイド(NIM1 および NIM2)と 1 個のシングルワイド NIM スロット(NIM3)に切り替え可能です。
• システム管理用 10/100/1000 RJ-45 イーサネット ポート 1 個(コネクタの左側に {MGMT} および {GE 0} というラベルが付いている)
• 1 個の USB ミニタイプ B コンソール(RJ-45 コンソール ポートの隣に配置されている)
• 次のように SFP ポートまたは RJ-45 ポートとして機能できる 4 個のコンボ ポート
– 10/100/1000 イーサネット ポート 4 ポート(GE 0/0/0、0/0/1、0/0/2、0/0/3 とラベルが付いている)
– 100/1000 SFP イーサネット ポート 4 ポート(SFP 0/0/0、0/0/1、0/0/2、0/0/3 とラベルが付いている)
• CompactFlash メモリ カードの状態を示す LED
• 交換可能な DIMM(dual in-line memory module) モジュールをサポートする、2 個の DDR3-240 ピン コントロール プレーン DIMM スロット
• 交換可能な DIMM モジュールをサポートできる、1 個の DDR3-240 ピン フォワーディング プレーン DIMM スロット
• ファン トレイを外したときに保守可能な 1 個の CompactFlash スロット
• 前面ギガビット イーサネット ポート 2 ポート用の内部 30-W PoE ドーター カード 1 枚(GE 0/0/0 および 0/0/1 というラベルが付いている)
• IP 音声およびビデオ機能を追加するための、オプションの保守可能なドーター カード高密度パケット音声デジタル信号プロセッサ モジュール(PVDM4)用の 1 個の ISC スロット
• 3 個のシングルワイド NIM スロット。1 個のダブルワイド(NIM1 および NIM2)と 1 個のシングルワイド NIM に組み合わせ可能です。
• システム管理用の 10/100/1000 RJ-45 イーサネット ポート(GE mgmt というラベルが付いている)
• 1 個の USB ミニタイプ B コンソール(RJ-45 コンソール ポートの隣に配置されている)
• 次のように SFP ポートまたは RJ-45 ポートとして機能できる 4 個のコンボ ポート
– 10/100/1000 イーサネット ポート 4 ポート(GE 0/0/0、0/0/1、0/0/2、0/0/3 とラベルが付いている)
– 100/1000 SFP イーサネット ポート 4 ポート(SFP 0/0/0、0/0/1、0/0/2、0/0/3 とラベルが付いている)
• 交換可能な DIMM(dual in-line memory module) モジュールをサポートする 2 個の DDR3 240 ピン コントロール プレーン DIMM スロット
• 交換可能な DIMM モジュールをサポートする 1 個の DDR3 240 ピン フォワーディング プレーン DIMM スロット
• 前面ギガビット イーサネット ポート 2 ポート用の内部 30-W PoE ドーター カード 1 枚(GE 0/0/0 および 0/0/1 というラベルが付いている)
• IP 音声およびビデオ機能を追加するための、オプションの保守可能なドーター カード高密度パケット音声デジタル信号プロセッサ モジュール(PVDM4)用の 1 個の ISC スロット
• 2 個のシングルワイド NIM スロット(1 個のダブルワイド SM スロットに切り替え可能)。
• 3 個のシングルワイド NIM スロット。1 個のダブルワイド(NIM1 および NIM2)と 1 個のシングルワイド NIM スロット(NIM3)に切り替え可能です。
• システム管理用 10/100/1000 RJ-45 イーサネット ポート 1 個(コネクタの左側に {MGMT} および {GE 0} というラベルが付いている)
• 1 個の USB ミニタイプ B コンソール(RJ-45 コンソール ポートの隣に配置されている)
• 次のように SFP ポートまたは RJ-45 ポートとして機能できる 3 個のコンボ ポート
– 3 個の 10/100/1000 RJ-45 イーサネット ポート(GE 0/0/0、0/0/1、0/0/2 というラベルが付いている)
– 3 個の 100/1000 SFP イーサネット ポート(SFP 0/0/0、0/0/1、0/0/2 というラベルが付いている)
• 1 個の内部 SSD mSATA ストレージ デバイス(オプション)
• 交換可能な DIMM モジュールをサポートする 2 個の DDR3 DIMM スロット
• 前面ギガビット イーサネット ポート 2 ポート用の内部 30-W PoE ドーター カード 1 枚(GE 0/0/0 および 0/0/1 というラベルが付いている)
• IP 音声およびビデオ機能を追加するための、オプションの保守可能なドーター カード PVDM4 モジュール用の 1 個の ISC スロット
• 2 個のシングルワイド NIM スロット。1 個のダブルワイド(NIM1 および NIM2)に組み合わせ可能です。
• システム管理用 10/100/1000 RJ-45 イーサネット ポート 1 個(コネクタの右側に {MGMT} というラベルが付いている)
• 1 個の USB ミニタイプ B コンソール(RJ-45 コンソール ポートの隣に配置されている)
• 2 個の RJ45 および 2 個の SFP の中で、以下のように割り当てられている 3 個の GE ポート
– 10/100/1000 RJ-45 イーサネット ポートまたは SFP イーサネット ポートを備えた 1 個のコンボ ポート(GE0/0/0 というラベルが付いている)
– 1 個の専用 10/100/1000 RJ-45 イーサネット ポート(GE0/0/1 というラベルが付いている)
– 1 個の専用 SFP イーサネット ポート(GE0/0/2 というラベルが付いている)
• オプションの内部 SSD mSATA ストレージ デバイス
• 交換可能な DIMM モジュールをサポートする 2 個の DDR3 DIMM スロット
• IP 音声およびビデオ機能を追加するための、オプションの保守可能なドーター カード PVDM4 モジュール用の 1 個の ISC スロット
• 2 個のシングルワイド NIM スロット。1 個のダブルワイド(NIM1 および NIM2)に切り替え可能です。
• システム管理用 10/100/1000 RJ-45 イーサネット ポート 1 個(コネクタの右側に {MGMT} というラベルが付いている)
• 1 個の USB ミニタイプ B コンソール(RJ-45 コンソール ポートの隣に配置されている)
• 2 個の RJ45 および 1 個の SFP の中で、以下のように割り当てられている 2 個の GE ポート
– 10/100/1000 RJ-45 イーサネット ポートまたは SFP イーサネット ポートを備えた 1 個のコンボ ポート(GE0/0/0 というラベルが付いている)
– 1 個の専用 10/100/1000 RJ-45 イーサネット ポート(GE0/0/1 というラベルが付いている)
• オプションの内部 SSD mSATA ストレージ デバイス
• 交換可能な DIMM モジュールをサポートする 1 個の DDR3 DIMM スロット
• IP 音声およびビデオ機能を追加するための、オプションの保守可能なドーター カード PVDM4 モジュール用の 1 個の ISC スロット
警告 安全上の重要な注意事項
「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。警告の各国語版は、各注意事項の番号を基に、装置に付属の「Translated Safety Warnings」を参照してください。 ステートメント 1071
これらの注意事項を保管しておいてください。
警告 本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。ステートメント 1040
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告文 1017 は、フィンランド、ノルウェイおよびスウェーデンの各国に適用されます。
警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置を前提としています。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1017
ここでは、Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズの前面および背面パネルの外観について説明し、電源インターフェイスと信号インターフェイス、モジュール スロット、ステータス インジケータ、シャーシ ID ラベルの位置を示します。
(注) Cisco ISR4451-X ルータは、これらのスロット タイプをサポートしています。
- ネットワーク インターフェイス モジュール(NIM)
- サービス モジュール(SM-X-1T3/E3 などの SM-X)
- E シリーズのサーバ モジュール
図 1-1:PSU を 2 台搭載したベゼルの外観
図 1-2:背面パネルのスロットおよびポート
図 1-3:ベゼル側 LED
図 1-1 PSU を 2 台搭載した Cisco ISR4451-X のベゼル側
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図 1-2 Cisco ISR4451-X の背面パネル(I/O 側)スロットおよびコネクタ
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GE 0/0/0 インターフェイスの LED(LED の詳細については、 表 1-1 を参照してください)。 |
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図 1-3 Cisco ISR4451-X モデルのベゼル側の LED
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図 1-4は、パーツとモジュールの位置を含むCisco ISR4451-Xの内観を示しています。
図 1-4 Cisco ISR4451-X のプラットフォームの概要
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(注) Cisco ISR4431 は次のスロット タイプをサポートしています。
- ネットワーク インターフェイス モジュール(NIM)
- 統合サービス カード(PVDM4用の ISC スロット)
図 1-5:PSU を 2 台搭載したベゼルの外観
図 1-6:シャーシの外観
図 1-7:ベゼル側 LED
図 1-5 PSU を 2 台搭載したCisco ISR4431のベゼルの外観
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LED の詳細については、「LED インジケータ」を参照してください。
図 1-4は、パーツとモジュールの位置を含むCisco ISR4431の内観を示しています。
図 1-8 Cisco ISR4431 のプラットフォームの概要
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ここでは、Cisco ISR4351 の次の外観を示します。
• Cisco ISR4351 の電源およびベゼル側(図 1-9)
• Cisco ISR4351 の背面パネル ポート、スロット、およびシリアル番号(図 1-10)
• Cisco ISR4351 ルータのポート(図 1-11)
• Cisco ISR4351 ルータの LED(図 1-12)
図 1-9 Cisco ISR4351 の電源およびベゼル側
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図 1-10 Cisco ISR4351 の背面パネル ポート、スロット、およびシリアル番号
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LED の詳細については、「LED インジケータ」を参照してください。
図 1-4 は、Cisco ISR4351 のシャーシの内観(パーツとモジュールの位置を含む)を示しています。
図 1-13 Cisco ISR4351 シャーシのプラットフォームの概要
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ここでは、Cisco ISR4331 ルータの次の外観を示します。
• Cisco ISR4331 のベゼル側ポートおよび LED(図 1-14)
• Cisco ISR4331 の背面パネル ポートおよびスロット(図 1-15)
図 1-14 Cisco ISR4331 のベゼル側ポートおよび LED
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図 1-15 Cisco ISR4331 の背面パネル ポートおよびスロット
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LED の詳細については、「LED インジケータ」を参照してください。
図 1-16は、パーツとモジュールの位置を含むCisco ISR4431の内観を示しています。
図 1-16 Cisco ISR4331 シャーシのプラットフォームの概要
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ここでは、Cisco ISR4321 ルータの次の外観を示します。
図 1-17 Cisco ISR4321 の背面パネル ポート
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図 1-18 Cisco ISR4321 の背面パネル(I/O 側)の外観
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LED の詳細については、「LED インジケータ」を参照してください。
図 1-20は、パーツとモジュールの位置を含むCisco ISR4321の内観を示しています。
図 1-20 Cisco ISR4321 シャーシのプラットフォームの概要
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表 1-1 は、Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 ルータの主なハードウェアとモジュールの構成を示しています。
表 1-1 Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズ ルータのハードウェア機能とモジュールの構成
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1 個の DIMM(4 GB DIMM がサポートされている)1 |
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ソフトウェア ライセンスを取得するには、ライセンスをインストールするデバイスの Product Authorization Key(PAK)および Unique Device Identifier(UDI)が必要です。
シリアル番号(SN)、製品 ID(PID)、バージョン ID(VID)、および Common Language Equipment Identifier(CLEI)は、ルータの背面上のラベル、またはルータのシャーシまたはマザーボード上にあるラベル トレイに印刷されています。Cisco Internet Operating System(IOS)ソフトウェアの特権 EXEC モードで show license udi コマンドを使用すると、UDI を表示できます。UDI について、または PAK の取得方法についての詳細は、Cisco.com の『 Cisco Software Activation on Integrated Services Routers and Cisco Integrated Service Routers Generation 2 』を参照してください。
ご使用のルータが、図 1-21 に記載されているものと異なる場合がありますが、Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズのすべてのルータでは、ラベルの位置はほぼ同じです。図 1-21 は、Cisco ISR4451-X のラベルの位置を示しています。
図 1-21 Cisco ISR 4451-X のラベルの位置
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ルータのラベルを見つけるには、Cisco Product Identification(CPI)ツールを使用します。このツールは、シスコ製品でラベルが付いている位置を示す詳しい図と説明を提供します。このツールには次の機能があります。
• ツリー構造の製品階層を使用してモデルを参照できる検索オプション
• 複数製品を確認しやすい最終的な結果ページの検索フィールド
このツールを使用すると、シリアル番号ラベルを見つけ、製品を特定するプロセスが簡単になります。シリアル番号情報があると認定プロセスが迅速になります。また、サポート サービスにアクセスする際に重要です。
Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズ には、複数の 10/100/1000 前面パネル ポート、SFP、および 10/100/1000 管理ポートがあります。
GE または SFP ポートとして動作可能なデュアル モード ポートがルータ上にあります。
GE RJ-45 銅線インターフェイス ポートは、10BASE-T、100BASE-TX、および 1000BASE-T をサポートしています。
Small Form-Factor Pluggable(SFP)ポートは、100Mbs SFP モジュールだけでなく、1000BASE-LX/LH、1000BASE-SX、1000BASE-ZX、Coarse Wavelength-Division Multiplexing(CWDM-8)モジュールをサポートしています。
SFP ポートは同じ番号の RJ-45 GE ポートと同じ物理ポートを共有します。1 度に使用できるのは、どちらか一方の機能のみです。SFP ポートは、IEEE 802.3ah 仕様に記載されている auto-media-detection、auto-failover、および remote fault indication(RFI)をサポートしています。
auto-media-detection 機能および auto-failover 機能をイネーブルにするには、media-type {rj45{auto-failover}} | {sfp{auto-failover}} コマンドを使用します。このコマンドの詳細については、Command Lookup Tool を使用してください。
• 常に RJ-45 ポートを使用しますが、RJ-45 ポートを使用できない場合、SFP ポートにフェールオーバーします。これはデフォルトの設定です。
ミニ USB タイプ B シリアル ポートを、RJ-45 コンソール ポートの代わりとして使用できます。Windows 7 より前の Windows オペレーティング システムでは、USB コンソール ポートを使用する前に Windows USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。
Cisco ISR4451-X、Cisco ISR4431、および Cisco ISR4351 で、前面パネルのイーサネット ポートの 2 つは PoE+(802.3at)規格ポートです。それは、0/0/0 GE ポートと GE 0/0/1 ポートです。Cisco ISR4431 と Cisco ISR4421 は前面パネル PoE+ をサポートしていません。
表 1-2 に、ルータのベゼルまたはシャーシにある LED インジケータの概要を示します。ただし、インターフェイス カードおよびモジュールにある LED は含まれません。
(注) モジュールの LED については、各モジュールのモジュール インストレーション ガイドを参照してください。
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BIOS/Rommon の起動が完了し、システムは ROMMON プロンプト状態またはプラットフォーム ソフトウェアの起動中です。 |
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イーサネット ケーブルが存在し、反対側とのリンクが確立しています。または、PoE 電源がこのポートでイネーブルになっています。 |
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リンクがありません。または、イーサネット 802.3af/t 対応デバイスがプラグ インされておらず、PoE に電源が供給されていません。 |
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イーサネット ポート 2 および 3 および1管理イーサネット リンク |
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イーサネット ポート 2 および 3 と1管理イーサネット速度 |
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すべてのモデル2 |
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すべてのモデル1 |
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実行中のコンソール ポートは RJ-45 であることを示します。 (注) この LED が点灯している場合、USB CON LED は消灯しています。 |
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緑は、実行中のコンソール ポートが USB であることを示しています。 (注) この LED が点灯している場合、SER CON LED は消灯しています。 |
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コンパクト フラッシュ/eUSB フラッシュが存在し、現在アクセス中です。 (注) システムの電源が入っているときに、フラッシュ デバイスを取り外さないでください。 |
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すべてのモデル3 |
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すべての models12 |
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表 1-3 LED の説明(Cisco ISR4331 およびCisco ISR4321 ルータに該当)
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BIOS/Rommon の起動が完了し、システムは ROMMON プロンプト状態またはプラットフォーム ソフトウェアの起動中です。 |
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イーサネット ポート 0 および 14 |
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リンクがありません。または、イーサネット 802.3af/t 対応デバイスがプラグ インされておらず、PoE に電源が供給されていません。 |
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ポート 0 および 1(Cisco ISR4331 の場合)、ポート 0(Cisco ISR4321 の場合)がイネーブル |
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ポート 0 および 1 の状態(Cisco ISR4331 の場合)、ポート 0 の状態(Cisco ISR4321 の場合) |
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実行中のコンソール ポートは RJ-45 であることを示します。 (注) この LED が点灯している場合、USB CON LED は消灯しています。 |
I/O 側2 |
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緑は、実行中のコンソール ポートが USB であることを示しています。 (注) この LED が点灯している場合、SER CON LED は消灯しています。 |
I/O 側5 |
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コンパクト フラッシュ/eUSB フラッシュが存在し、現在アクセス中です。 (注) システムの電源が入っているときに、フラッシュ デバイスを取り外さないでください。 |
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nullnull |
表 1-1は、特定の機能を実現するためにルータに装着できる着脱式モジュールおよびカードの種類の概要です。サービス モジュール(SM-X)、ネットワーク インターフェイス モジュール(NIM)、E シリーズ サーバ モジュールは外部スロットに接続可能であり、シャーシを開かないで取り外し/交換できます。
• 「ネットワーク インターフェイス モジュールとサービス モジュール」
• 「Cisco UCS E シリーズ サーバ モジュール」
• 「メモリ」
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 この装置の設置および保守は、保守担当者(AS/NZS 3260 で定義)が行ってください。この装置を誤って汎用コンセントに接続すると危険な場合があります。主電源コネクタの電源を抜く前、ハウジングが開いている間、または主電源コネクタの電源を抜く前でハウジングが開いている間に、通信回線を切断する必要があります。ステートメント 1043
一般的な情報とシングル幅および倍幅スロットのナンバリングについては、『 Overview of Cisco Network Modules and Service Modules for Cisco Access Routers 』を参照してください。
ルータに SM-X と NIM をインストールする方法を説明する手順については、 「NIM および SM-X の取り付けと取り外し」 を参照してください。
一般的なインターフェイス カード情報については、『 Overview of Cisco Interface Cards for Cisco Access Routers 』を参照してください。
ルータに SM-X と NIM を設置する方法の説明については、『 Installing Cisco Interface Cards in Cisco Access Routers 』 を参照してください。
(注) サポートされるネットワーク モジュールおよびインターフェイス カードのリストについては、Cisco.com のルータ製品のページを参照してください。
ルータのシャーシに NIM および SM-X を設置するには、 「NIM および SM-X の取り付けと取り外し」 を参照してください。
Cisco UCS E シリーズ サーバ(E シリーズ サーバ)は、Cisco UCS Express サーバの次世代製品です。E シリーズ サーバは、サイズ、重量、電源効率の点で優れたブレード サーバ ファミリであり、第 2 世代 Cisco 統合型サービスルータ(ISR G2)および Cisco 4400、4300 シリーズの統合型サービス ルータに格納されています。これらのサーバは、オペレーティング システム(Microsoft Windows や Linux など)上でベアメタルとして、あるいはハイパーバイザ(VMware vSphere Hypervisor™、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServer など)上で仮想マシンとして導入される、ブランチオフィス アプリケーション向けの汎用コンピューティング プラットフォームを提供します。
購入したモデルによって、ルータは内部 bootflash メモリ用に CompactFlash または eUSB フラッシュを使用します。CompactFlash および eUSB フラッシュは、オペレーティング システムのイメージを格納します。
CompactFlash は Cisco ISR4451-X にのみ適用されます。各モデルは、1 つの内部 CompactFlash 8-GB、16-GB、または 32-GB メモリ カードをサポートします。CompactFlash は、ルータ シャーシのファン トレイの後ろにあります。
ISR4431 ルータには eMMC フラッシュ デバイスがあります。8 GB、16 GB、または 32 GB をサポートしています。
ISR 4300 シリーズのルータには、1 つのオンボード フラッシュ デバイスまたは eMMC フラッシュ デバイスがあります。これは 8 GB または 16GB をサポートします。
(注) Cisco ISR 4451-X では、シスコが認定した CompactFlash カードを使用する必要があります。通常のネットワーク操作中に他のカードを使用すると、システムのパフォーマンスや信頼性に影響が及ぶ可能性があります。
(注) CompactFlash を装着していない状態でルータを稼働させないでください。ルータ内にフラッシュ カードがないと、Cisco IOS XE ソフトウェアは起動しません。
ルータの NIM スロットは、デュアル SSD SATA スロットを装備した現場交換可能なソリッド ステート ドライブ モジュールをサポートします。NIM は、任意のベイ スロット 0 に装着できます。SSD は正常動作の一部としてホット スワップ可能です。詳細については、「SSD キャリア カード NIM(NIM-SSD)の概要」を参照してください。
Cisco ISR4300 プラットフォームは、オプションの内部 SSD mSATA をサポートしています。このデバイスはホットスワップ可能ではなく、保守またはアップグレードするときにシャーシを開ける必要があります。
パケット音声デジタル信号プロセッサ モジュール(PVDM4)は、音声機能をルータに追加します。PVDM4 はルータのシャーシ内に装着されます。装着手順については、「ルータのマザーボードへの PVDM4 の取り付け」を参照してください。
• DIMM:実行コンフィギュレーションおよびルーティング テーブルを保存します。ネットワーク インターフェイスによるパケット バッファリングに使用されます。Cisco IOS XE ソフトウェアは、メモリから実行されます。サポートされるモジュールの種類は Dual In-line Memory Module(DIMM)です。
(注) DIMM は同じサイズがあらゆる場所でサポートされているわけではありませんが、交換可能です。Cisco ISR4300 ルータは、ISR4400 ルータとは異なるタイプの DMM を使用します。正しく動作させるためには、ISR4400 用の DIMM を ISR4300 に(またはその逆に) 装着しないでください。シングル フォワーディング プレーン DIMM には 2GB DIMM が必要です。これは 4GB デフォルト メモリ搭載のコントロール プレーンで使われる 2 つの DIMM のうち一つとまったく同じようなものです。コントロール プレーンは 2 つの DIMM を使用し、両者はまったく同じタイプと密度である必要があります。これは、Cisco ISR4400 シリーズにのみ該当します。Cisco ISR4300 シリーズには、個別のフォワーディング プレーン DIMM はありません。
• ブート/NVRAM:bootstrap プログラム(ROM モニタ)、およびコンフィギュレーション レジスタを格納します。ブート/NVRAM は保守可能ではありません。
• フラッシュ メモリ:内蔵ブートフラッシュ メモリ。詳細については、「システムフラッシュ」を参照してください。
• CompactFlash メモリ カード(Cisco ISR4451-X ルータ):8 GB、16 GB、または 32 GB で使用できます。
• eUSB フラッシュ カード(Cisco ISR 4300 ルータ):8 GB または 16 GB で使用できます。
ルータは、さまざまな電源構成をサポートしています。電源は現場交換可能であり、外部アクセス可能です。Cisco ISR4331 の電源はシャーシの内部にあり、外部からはアクセスできません。
Cisco ISR4451-X と Cisco ISR4431 ルータはデュアルでホットスワップ可能な電源をサポートします。ISR4451-X の PoE 電源コンバータもまたデュアル、ホットスワップ可能です。
表 1-4 は、電源オプションの概要です。
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内蔵ファンによって冷却が行われます。オンボードの温度センサーは、ファンの速度を制御します。ルータが電源オンの間はファンの電源も常時オンです。ほとんどの条件下では、ファンは最低速度で作動し、電力を節約してファンの雑音を軽減します。周囲温度が高く必要な場合は、ファンは高速で動作します。Cisco ISR4451-X、Cisco ISR4431、および Cisco ISR4351 のファン トレイを交換するには、「ファン トレイの交換」を参照してください。
図 1-22 は、Cisco ISR4451-X エアーフローを示しており、図 1-23 はCisco ISR4431 エアフローを示しています。エアーフローの方向は、すべてのCisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズ プラットフォームで同じです。
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• 「スロット、サブ スロット(ベイ)、ポートの番号付けについて」
• 「スロット番号」
ルータは、拡張サービス モジュール(SM-X)とネットワーク モジュール(NIM)の 2 種類のインターフェイス モジュールをサポートします。
ほとんどの場合、ルータはスロット、ベイ、ポートを表示する 3 タプル表記を使用してインターフェイスを指定します。3 タプルの値はゼロ ベースです。3 タプルの例は 0/1/2 です。この例は、スロット 0、スロット 0 の 2 番目のベイ(最初のベイは 0 であり、2 番目ベイが 1)、ベイ 1 の第 3 ポートを意味します。詳細な例は、 表 1-5 を参照してください。
表 1-5 スロット、サブ スロット(ベイ)およびポート番号
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• スロット/ベイは、左から右に上から下に番号付けされます。
• NIM の番号は、それらが位置する最初のスロットの番号で指定されます。ダブルワイド NIM は 2 個のスロットを占有しますが、指定に使用されるのは左端のスロット番号のみです。
• 補助(AUX)シリアル ポートおよびコンソール(CON)シリアル ポートには、スロット、ベイ、ポート番号がありません。
• GE 管理ポートには、GE 0 という名前とポート番号が付いています。スロットやベイの番号はありません。
• 2 個の USB ポートの名前は USB0 および USB1 です。スロット、ベイの番号はありません。Cisco ISR4331 および Cisco ISR4321 には USB ポートが 1 つだけあります。
(注) USB0 および USB1 を使用してフラッシュ ドライブを挿入できます。
図 1-25はCisco ISR4451-Xのポートとスロットを示しています。
図 1-25 Cisco ISR4451-X のポートとスロット
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Small Form-Factor Pluggable(SFP)0/ギガビット イーサネット ポート(GE/0/0/0) |
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• スロット 0 はマザーボードであり、取り外しできません。統合されたポートおよび NIM 用に予約されています。
• 前面パネル GE ポート(またはネイティブ インターフェイス ポート)は、常にスロット 0 およびベイ 0 に存在します。ポートの名前は Gigabitethernet 0/0/0、Gigabitethernet 0/0/1、Gigabitethernet 0/0/2、Gigabitethernet 0/0/3 ... です(特定のルータでサポートされるポート数まで)。
• PVDM4 には外部スロット番号はありません。したがって、PVDM4 名の最初のタプルは常に 0 です。たとえば、PVDM4 用の 3 タプルは 0/4/x のようになります。
• 統合デバイス(統合ポートまたは FPGE)と統合 NIM は、ベイ 0 の固定セクションにあります。
Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズには、GE0 と呼ばれるギガビット イーサネット管理ポートがあります。このポートは、システムで唯一の 1 タプル ポートです。ギガビット イーサネット管理ポートの詳細については、『 Software Configuration Guide for the Cisco ISR 4400 Series and Cisco ISR 4300 Series Routers 』の「 Gigabit Ethernet Management Port 」を参照してください。
次の表は、Cisco ISR4451-Xの仕様を示しています。
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2 個の USB タイプ A、USB 2.0 準拠、最高 2.5 W(500 mA)。6 |
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null |
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2 個の USB タイプ A、USB 2.0 準拠、最高 2.5 W(500 mA)。7 |
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null |
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2 個の USB タイプ A、USB 2.0 準拠、最高 2.5 W(500 mA)。8 |
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null |
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1 個の USB タイプ A、USB 2.0 準拠、最高 2.5 W(500 mA)。9 |
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3 個のギガビット イーサネット ポート、2 個の RJ-45 コネクタ(GE 0/0/0、GE 0/0/1、GE 0/0/2)、auto-MDIX |
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null |
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1 個の USB タイプ A、USB 2.0 準拠、最高 2.5 W(500 mA)10DONE |
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null |
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IEC 60950-1、Safety of information technology equipment [world-wide] EN 60950-1:2006、Safety of information technology equipment [EU] UL 60950-1、Second Edition, Standard of safety for information technology equipment [US] CAN/CSA C22.2 No.60950-1-07, Safety of information technology equipment including electrical business equipment(カナダ) IEC 60950-1:2005 plus Am1:2009、[World-wide] 詳細な準拠情報については、「Regulatory Compliance and Safety Information」で Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズ ルータ 向けのドキュメントを参照してください。 |
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CISPR24 ITE-Immunity characteristics、Limits and methods of measurement EN 55024 ITE-Immunity characteristics、Limits and methods of measurement EN 50082-1 Electromagnetic compatibility - Generic immunity standard - Part 1 EN 300-386 V1.6.1 Electromagnetic compatibility for TNE 詳細な準拠情報については、「Regulatory Compliance and Safety Information」で Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズ ルータ 向けの資料を参照してください。 |
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高調波電流エミッション 詳細な準拠情報については、「Regulatory Compliance and Safety Information」で Cisco ISR 4400 および Cisco ISR 4300 シリーズ ルータ 向けの資料を参照してください。 |
周囲の埃や塵の悪影響を最小限に抑えるために、ルータの外面の定期的な検査と清掃を推奨します。検査と清掃の頻度は環境条件の厳しさによって変わりますが、最低でも 6 か月に 1 回を推奨します。清掃するには、ルータの吸気口と排気口に掃除機をかけます。「ファン、通気、およびエアーフロー」を参照してください。