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目次
このマニュアルでは、RFC 1724『RIP Version 2 MIB Extensions』の Cisco IOS XE での実装について説明します。 RFC 1724 では、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を使用して RIPv2 を監視できる管理情報ベース(MIB)を定義しています。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報および警告については、バグ検索ツールとプラットフォームおよびソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細を検索し、各機能がサポートされているリリースのリストを確認する場合は、このモジュールの最後にある機能情報の表を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
この RIPv2 MIB の実装では、RIP Virtual Routing and Forwarding(VRF)インスタンスに関連するデータを追跡しません。 RIP ルータ コンフィギュレーション モードの network コマンドで設定された IP アドレス空間で IP アドレスが割り当てられたインターフェイスのみが追跡されます。 グローバル データは、メイン ルーティング テーブルの変更についてのみ追跡されます。
ここでは、RFC 1724 の一部として標準化された MIB オブジェクトに関する情報と、RFC 1724 MIB の利点について説明します。
ここでは、RFC 1724 の定義によって追加された MIB オブジェクトについて説明します。 RIPv2 MIB は次の管理対象オブジェクトから構成されます。
次の表に、RFC 1724 RIPv2 MIB 定義に提供されるオブジェクトを示します。 RFC 1724 RIPv2 MIB に記述されている順序で、オブジェクトが書き込まれるテーブルごとに示してあります。 グローバル カウンタのすべてのオブジェクトに関する統計情報は、snmpwalk または同様の SNMP ツールセット コマンドを NMS で使用して、rip2Globals オブジェクト ID(OID)を照会することで取得できます。
次の表に、RFC 1724 RIPv2 MIB グローバル カウンタ オブジェクトを示します。
グローバル カウンタ |
オブジェクト |
説明 |
---|---|---|
rip2Globals |
rip2GlobalRouteChanges |
RIP によって IP ルート データベースに加えられたルート変更の数。 ルートが変更されると、数は増加します。 |
rip2GlobalQueries |
他のシステムからの RIP クエリーに送信される応答の数。 別のシステムからのクエリーに対して RIP が応答すると、数は増加します。 |
RFC 1724 RIPv2 MIB インターフェイス テーブルのオブジェクトは、インターフェイスごとに情報を追跡します。 rip2IfStatAddress オブジェクトを除く RFC 1724 RIPv2 MIB インターフェイス テーブルのすべてのオブジェクトは、RIP 内で新しく追跡されるデータを表します。 これらのオブジェクトについて同等の show コマンドはありません。 RIPv2 MIB インターフェイス テーブルのすべてのオブジェクトは読み取り専用です。
次の表に、RFC 1724 RIPv2 MIB インターフェイス テーブル オブジェクトを示します。 インターフェイス テーブルのすべてのオブジェクトの統計情報は、snmpwalk または同様の SNMP ツールセットを NMS で使用して、シーケンス名 Rip2IfStatEntry を照会することで取得できます。
RFC 1724 RIPv2 MIB インターフェイス設定テーブルのオブジェクトは、インターフェイスごとに情報を追跡します。 Rip2IfConfAuthType オブジェクトを除き、RFC 1724 RIPv2 MIB インターフェイス設定テーブルのオブジェクトのデータは、show ip protocol コマンドでも収集できます。 RIPv2 MIB インターフェイス テーブルのすべてのオブジェクトは読み取り専用です。
次の表に、RIPv2 MIB インターフェイス設定テーブル オブジェクトを示します。 設定テーブルのすべてのオブジェクトの統計情報は、snmpwalk または同様の SNMP ツールセットを NMS で使用して、シーケンス名 rip2IfConfEntry を照会することで取得できます。
シーケンス名 |
オブジェクト タイプ |
説明 |
---|---|---|
rip2IfConfEntry |
rip2IfConfAddress |
指定したサブネットでのこのシステムの IP アドレス。 番号が指定されていないインターフェイスの場合は 0.0.0.N の値。この最下位の 24 ビット(N)は、ネットワーク バイト順の IP インターフェイスの ifIndex です。 |
rip2IfConfDomain |
この値は常に "" と等価です。 |
|
rip2IfConfAuthType |
このインターフェイスで使用される認証のタイプ。 |
|
rip2IfConfAuthKey |
対応する rip2IfConfAuthType のインスタンスが認証以外の値を持つ場合に、認証キーとして使用される値。 |
|
rip2IfConfSend |
このインターフェイスで送信される RIP アップデートのバージョン。 |
|
rip2IfConfReceive |
このインターフェイスで受け入れられる RIP アップデートのバージョン。 |
|
rip2IfConfDefaultMetric |
この変数は、このインターフェイスで開始される RIP アップデートのデフォルト ルート エントリに使用されるメトリックを示します。 |
|
rip2IfConfStatus |
この値は常に 1 に設定されます。 |
|
rip2IfConfSrcAddress |
このシステムがこのインターフェイスで送信元アドレスとして使用する IP アドレス。 番号が指定されたインターフェイスの場合、この値は rip2IfConfAddress と同じにする必要があります。 番号が指定されていないインターフェイスでは、システム上のいずれかのインターフェイスの rip2IfConfAddress 値にする必要があります。 |
ネットワーク管理者は RFC 1724 RIPv2 MIB 拡張を使用して、以前は RFC 1389 RIPv2 MIB でサポートされていなかった新しいグローバル カウンタおよびテーブル オブジェクトを追加することで、SNMP を使用して RIPv2 ルーティング プロトコルを監視できます。 新しいグローバル カウンタおよびテーブル オブジェクトの目的は、ルートの変更とネイバーの放棄を迅速に行うことです。
ルータに複数の読み取り専用 SNMP コミュニティ ストリングを設定できます。 ルータで snmp-server コマンドの SNMP 読み取り専用コミュニティ ストリングを設定した場合、既存の SNMP snmp-server 読み取り専用コミュニティ ストリングは上書きされません。 たとえば、snmp-server community string1 ro および snmp-server community string2 ro コマンドをルータで入力すると、ルータは string1 および string2 という 2 つの有効な読み取り専用コミュニティ ストリングを持ちます。 これが目的の動作ではない場合、no snmp-server community string ro コマンドを使用して、既存の SNMP 読み取り専用コミュニティ ストリングを削除します。 ルータで SNMP 読み取り専用コミュニティ ストリングが設定済みの場合、この作業を実行する必要はありません。 ルータに Cisco IOS XE Release 2.1 以降のリリースをロードした後は、NMS で SNMP コマンドを使用して、ルータ上の RFC 1724 RIPv2 MIB を照会できます。
RFC 1724 MIB 拡張機能自体を使用した SNMP による RIPv2 モニタリングに必要なルータ設定作業はありません。 RFC 1724 RIPv2 MIB のオブジェクトに対する SNMP 読み取り専用アクセスをイネーブルにするのは、ルータで SNMP サーバ読み取り専用コミュニティ ストリングを設定する場合です。 ルータで SNMP サーバ読み取り専用コミュニティ ストリングを設定すると、そのルータで実行されている Cisco IOS XE のバージョンで使用できるすべての MIB の読み取り専用アクセスをサポートするオブジェクトに対して、SNMP の読み取り専用アクセスを付与することになります。
ルータに SNMP サーバ読み取り専用コミュニティ ストリングを設定し、ルータ上の MIB オブジェクト(RFC 1724 RIPv2 MIB 拡張を含む)への SNMP 読み取り専用アクセスをイネーブルにするには、この作業を実行します。
1. enable
2. configure terminal
3. snmp-server community string1 ro
4. end
このオプション作業を NMS で実行して、ルータおよび NMS で RFC 1724 RIPv2 MIB 拡張のステータスを確認します。
NMS に RFC 1724 MIB がインストールされている必要があります。
(注) |
この作業では、パブリック ドメインで使用できる NET-SNMP ツールセットを使用します。 この説明の手順では、Linux 上で実行されている NMS のターミナル セッションを使用します。 この作業を実行するときに、必要に応じて、NMS 上の SNMP ツールセットから SNMP コマンドを代用します。 |
1. snmpwalk -m all -v2c ip-address -c read-only-community-string rip2Globals
RFC 1724 RIPv2 MIB の rip2Globals オブジェクトについて snmpwalk コマンドを使用して、そのオブジェクトに関連するオブジェクトのデータを表示します。 この手順では、RFC 1724 RIPv2 MIB のオブジェクトに関するクエリーを送信するように NMS が設定され、そのクエリーに対して応答するようにルータが設定されていることを確認します。 例: $ snmpwalk -m all -v2c 10.0.0.253 -c T8vCx3 rip2Globals RIPv2-MIB::rip2GlobalRouteChanges.0 = Counter32: 5 RIPv2-MIB::rip2GlobalQueries.0 = Counter32: 1 $ |
次に、snmpwalk コマンドを使用して、SNMP クエリーを送信し、RIP インターフェイス ステータス テーブルに含まれるすべてのオブジェクトのデータを取得する例を示します。
$ snmpwalk -m all -v2c 10.0.0.253 -c T8vCx3 Rip2IfStatEntry RIPv2-MIB::rip2IfStatAddress.10.0.0.253 = IpAddress: 10.0.0.253 RIPv2-MIB::rip2IfStatAddress.172.16.1.1 = IpAddress: 172.16.1.1 RIPv2-MIB::rip2IfStatAddress.172.16.2.1 = IpAddress: 172.16.2.1 RIPv2-MIB::rip2IfStatAddress.172.17.1.1 = IpAddress: 172.17.1.1 RIPv2-MIB::rip2IfStatAddress.172.17.2.1 = IpAddress: 172.17.2.1 RIPv2-MIB::rip2IfStatRcvBadPackets.10.0.0.253 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatRcvBadPackets.172.16.1.1 = Counter32: 1654 RIPv2-MIB::rip2IfStatRcvBadPackets.172.16.2.1 = Counter32: 1652 RIPv2-MIB::rip2IfStatRcvBadPackets.172.17.1.1 = Counter32: 1648 RIPv2-MIB::rip2IfStatRcvBadPackets.172.17.2.1 = Counter32: 1649 RIPv2-MIB::rip2IfStatRcvBadRoutes.10.0.0.253 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatRcvBadRoutes.172.16.1.1 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatRcvBadRoutes.172.16.2.1 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatRcvBadRoutes.172.17.1.1 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatRcvBadRoutes.172.17.2.1 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatSentUpdates.10.0.0.253 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatSentUpdates.172.16.1.1 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatSentUpdates.172.16.2.1 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatSentUpdates.172.17.1.1 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatSentUpdates.172.17.2.1 = Counter32: 0 RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.10.0.0.253 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.172.16.1.1 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.172.16.2.1 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.172.17.1.1 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.172.17.2.1 = INTEGER: active(1)
次に、snmpwalk コマンドを使用して、SNMP クエリーを送信し、RIP インターフェイス ステータス テーブルに含まれるすべてのインターフェイスの rip2IfStatStatus オブジェクトのデータを取得する例を示します。
$ snmpwalk -m all -v2c 10.0.0.253 -c T8vCx3 rip2IfStatStatus RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.10.0.0.253 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.172.16.1.1 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.172.16.2.1 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.172.17.1.1 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.172.17.2.1 = INTEGER: active(1) $
次に、snmpget コマンドを使用して、SNMP クエリーを送信し、RIP インターフェイス ステータス テーブルに含まれる特定のインターフェイス IP アドレスの rip2IfStatStatus オブジェクトのデータを取得する例を示します。
$ snmpget -m all -v2c 10.0.0.253 -c T8vCx3 rip2IfStatStatus.10.0.0.253 RIPv2-MIB::rip2IfStatStatus.10.0.0.253 = INTEGER: active(1) $
次に、snmpwalk コマンドを使用して、SNMP クエリーを送信し、RIP インターフェイス設定テーブルに含まれるすべてのオブジェクトのデータを取得する例を示します。
$ snmpwalk -m all -v2c 10.0.0.253 -c T8vCx3 rip2IfConfEntry RIPv2-MIB::rip2IfConfAddress.10.0.0.253 = IpAddress: 10.0.0.253 RIPv2-MIB::rip2IfConfAddress.172.16.1.1 = IpAddress: 172.16.1.1 RIPv2-MIB::rip2IfConfAddress.172.16.2.1 = IpAddress: 172.16.2.1 RIPv2-MIB::rip2IfConfAddress.172.17.1.1 = IpAddress: 172.17.1.1 RIPv2-MIB::rip2IfConfAddress.172.17.2.1 = IpAddress: 172.17.2.1 RIPv2-MIB::rip2IfConfDomain.10.0.0.253 = "" RIPv2-MIB::rip2IfConfDomain.172.16.1.1 = "" RIPv2-MIB::rip2IfConfDomain.172.16.2.1 = "" RIPv2-MIB::rip2IfConfDomain.172.17.1.1 = "" RIPv2-MIB::rip2IfConfDomain.172.17.2.1 = "" RIPv2-MIB::rip2IfConfAuthType.10.0.0.253 = INTEGER: noAuthentication(1) RIPv2-MIB::rip2IfConfAuthType.172.16.1.1 = INTEGER: noAuthentication(1) RIPv2-MIB::rip2IfConfAuthType.172.16.2.1 = INTEGER: noAuthentication(1) RIPv2-MIB::rip2IfConfAuthType.172.17.1.1 = INTEGER: noAuthentication(1) RIPv2-MIB::rip2IfConfAuthType.172.17.2.1 = INTEGER: noAuthentication(1) RIPv2-MIB::rip2IfConfAuthKey.10.0.0.253 = "" RIPv2-MIB::rip2IfConfAuthKey.172.16.1.1 = "" RIPv2-MIB::rip2IfConfAuthKey.172.16.2.1 = "" RIPv2-MIB::rip2IfConfAuthKey.172.17.1.1 = "" RIPv2-MIB::rip2IfConfAuthKey.172.17.2.1 = "" RIPv2-MIB::rip2IfConfSend.10.0.0.253 = INTEGER: ripVersion2(4) RIPv2-MIB::rip2IfConfSend.172.16.1.1 = INTEGER: ripVersion2(4) RIPv2-MIB::rip2IfConfSend.172.16.2.1 = INTEGER: ripVersion2(4) RIPv2-MIB::rip2IfConfSend.172.17.1.1 = INTEGER: ripVersion2(4) RIPv2-MIB::rip2IfConfSend.172.17.2.1 = INTEGER: ripVersion2(4) RIPv2-MIB::rip2IfConfReceive.10.0.0.253 = INTEGER: rip2(2) RIPv2-MIB::rip2IfConfReceive.172.16.1.1 = INTEGER: rip2(2) RIPv2-MIB::rip2IfConfReceive.172.16.2.1 = INTEGER: rip2(2) RIPv2-MIB::rip2IfConfReceive.172.17.1.1 = INTEGER: rip2(2) RIPv2-MIB::rip2IfConfReceive.172.17.2.1 = INTEGER: rip2(2) RIPv2-MIB::rip2IfConfDefaultMetric.10.0.0.253 = INTEGER: 1 RIPv2-MIB::rip2IfConfDefaultMetric.172.16.1.1 = INTEGER: 1 RIPv2-MIB::rip2IfConfDefaultMetric.172.16.2.1 = INTEGER: 1 RIPv2-MIB::rip2IfConfDefaultMetric.172.17.1.1 = INTEGER: 1 RIPv2-MIB::rip2IfConfDefaultMetric.172.17.2.1 = INTEGER: 1 RIPv2-MIB::rip2IfConfStatus.10.0.0.253 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfConfStatus.172.16.1.1 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfConfStatus.172.16.2.1 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfConfStatus.172.17.1.1 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfConfStatus.172.17.2.1 = INTEGER: active(1) RIPv2-MIB::rip2IfConfSrcAddress.10.0.0.253 = IpAddress: 10.0.0.253 RIPv2-MIB::rip2IfConfSrcAddress.172.16.1.1 = IpAddress: 172.16.1.1 RIPv2-MIB::rip2IfConfSrcAddress.172.16.2.1 = IpAddress: 172.16.2.1 RIPv2-MIB::rip2IfConfSrcAddress.172.17.1.1 = IpAddress: 172.17.1.1 RIPv2-MIB::rip2IfConfSrcAddress.172.17.2.1 = IpAddress: 172.17.2.1 $
次に、snmpwalk コマンドを使用して、SNMP クエリーを送信し、RIP インターフェイス設定テーブルに含まれるすべてのインターフェイスの rip2IfConfAddress オブジェクトのデータを取得する例を示します。
$ snmpwalk -m all -v2c 10.0.0.253 -c T8vCx3 rip2IfConfAddress RIPv2-MIB::rip2IfConfAddress.10.0.0.253 = IpAddress: 10.0.0.253 RIPv2-MIB::rip2IfConfAddress.172.16.1.1 = IpAddress: 172.16.1.1 RIPv2-MIB::rip2IfConfAddress.172.16.2.1 = IpAddress: 172.16.2.1 RIPv2-MIB::rip2IfConfAddress.172.17.1.1 = IpAddress: 172.17.1.1 RIPv2-MIB::rip2IfConfAddress.172.17.2.1 = IpAddress: 172.17.2.1 $
SNMP および SNMP 操作の詳細については、『Cisco IOS XE Network Management Configuration Guide, Release 2』の「Configuring SNMP Support」の章を参照してください。
ここでは、RFC 1724 MIB 拡張を使用した SNMP による RIPv2 監視に関連する関連資料を紹介します。
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
RIP コンフィギュレーション |
「ルーティング情報プロトコルの設定」 |
RIP コマンド |
『Cisco IOS IP Routing: RIP Command Reference』 |
SNMP コンフィギュレーション |
「Configuring SNMP Support」 |
SNMP コマンド |
『Cisco IOS Network Management Command Reference』 |
標準 |
タイトル |
---|---|
この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。 |
-- |
MIB |
MIB のリンク |
---|---|
RIPv2 MIB |
選択したプラットフォーム、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース、およびフィーチャ セットの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。 http://www.cisco.com/go/mibs |
RFC |
タイトル |
---|---|
RFC 1724 |
『RIP Version 2 MIB Extensions』 |
説明 |
リンク |
---|---|
シスコのサポート Web サイトでは、シスコの製品やテクノロジーに関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、マニュアルやツールをはじめとする豊富なオンライン リソースを提供しています。 お使いの製品のセキュリティ情報や技術情報を入手するために、Cisco Notification Service(Field Notice からアクセス)、Cisco Technical Services Newsletter、Really Simple Syndication(RSS)フィードなどの各種サービスに加入できます。 シスコのサポート Web サイトのツールにアクセスする際は、Cisco.com のユーザ ID およびパスワードが必要です。 |
http://www.cisco.com/en/US/support/index.html |
次の表に、このモジュールで説明した機能に関するリリース情報を示します。 この表は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。 その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator にアクセスするには、www.cisco.com/go/cfn に移動します。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
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RIPv2:RFC 1724 MIB 拡張 |
Cisco IOS XE Release 2.1 |
この機能によって、RFC 1724『RIP Version 2 MIB Extensions』の Cisco IOS XE の実装が導入されました。 RFC 1724 では、SNMP を使用した RIPv2 の管理および制限された制御を可能にする MIB オブジェクトを定義しています。 Cisco IOS XE Release 2.1 では、この機能は Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータに導入されました。 |
OID:オブジェクト ID。オブジェクト ツリー内の管理対象オブジェクト。
SNMP:簡易ネットワーク管理プロトコル。ネットワーキング デバイスのモニタリングおよび管理に使用されるプロトコル。
snmpwalk:MIB のブランチから統計情報を照会する SNMP コマンド。
snmpget:MIB 内の特定の OID から統計情報を照会する SNMP コマンド。