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コマンドまたはアクション |
目的 |
ステップ 1 |
enable
例:
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特権 EXEC モードをイネーブルにします。
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ステップ 2 |
configure terminal
例:
Device# configure terminal
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グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
ip multicast-routing [distributed]
例:
Device(config)# ip multicast-routing
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IP マルチキャスト ルーティングをイネーブルにします。
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distributed キーワードを使用して、マルチキャスト分散スイッチングをイネーブルにします。
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ステップ 4 |
ステップ 5~7 またはステップ 6 ~ 8 を実行します。 |
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ステップ 5 |
ip pim autorp listener
例:
Device(config)# ip pim autorp listener
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2 つの AutoRP グループ 224.0.1.39 と 224.0.1.40 の IP マルチキャスト トラフィックを PIM スパース モードで動作しているインターフェイスでフラッディングされる PIM デンス モードにします。
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ステップ 8 でスパース-デンス モードを設定している場合、このステップはスキップします。
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ステップ 6 |
interface type number
例:
Device(config)# interface Gigabitethernet 1/0/0
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PIM をイネーブルにできるホストに接続されているインターフェイスを選択します。 |
ステップ 7 |
ip pim sparse-mode
例:
Device(config-if)# ip pim sparse-mode
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インターフェイスで PIM スパース モードをイネーブルにします。 スパース モードで AutoRP を設定している場合、次のステップで AutoRP リスナーも設定する必要があります。
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ステップ 8 でスパース-デンス モードを設定している場合、このステップはスキップします。
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ステップ 8 |
ip pim sparse-dense-mode
例:
Device(config-if)# ip pim sparse-dense-mode
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インターフェイスで PIM スパース-デンス モードをイネーブルにします。
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ステップ 7 でスパース モードを設定した場合、このステップはスキップします。
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ステップ 9 |
exit
例:
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インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 10 |
すべての PIM インターフェイス上でステップ 1 ~ 9 を繰り返します。 |
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ステップ 11 |
ip pim send-rp-announce {interface-type interface-number | ip-address} scope ttl-value [group-list access-list] [interval seconds] [bidir]
例:
Device(config)# ip pim send-rp-announce loopback0 scope 31 group-list 5
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RP アナウンスメントをすべての PIM 対応インターフェイスに送信します。
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RP デバイスでのみこのステップを実行します。
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RP アドレスとして使用する IP アドレスを定義するには、interface-type 引数と interface-number 引数を使用します。
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直接接続されている IP アドレスを RP アドレスとして指定するには、ip-address 引数を使用します。
(注) |
このコマンドに ip-address 引数が設定されている場合、RP 通知メッセージがこのアドレスが接続されているインターフェイスによって送信されます(つまり、RP 通知メッセージの IP ヘッダーのソース アドレスがそのインターフェイスの IP アドレスです)。 |
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この例は、最大ホップ数が 31 でインターフェイスがイネーブルであることを示します。 デバイスを RP として識別するために使用される IP アドレスは、ループバック インターフェイス 0 に関連付けられた IP アドレスです。 アクセス リスト 5 はこのデバイスが RP として機能しているグループを示しています。
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ステップ 12 |
ip pim send-rp-discovery [interface-type interface-number] scope ttl-value [interval seconds]
例:
Device(config)# ip pim send-rp-discovery loopback 1 scope 31
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デバイスを RP マッピング エージェントとして設定します。
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RP マッピング エージェント デバイスまたは複合 RP/RP マッピング エージェント デバイスでこのステップを実行します。
(注) |
AutoRP により、RP 機能を 1 台のデバイスで別々に実行できるようになり、RP マッピング エージェントを 1 台または複数のデバイスで実行できるようになります。 複合 RP/RP マッピング エージェント デバイスに、RP および RP マッピング エージェントを展開することができます。 |
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RP マッピング エージェントのソース アドレスとして使用する IP アドレスを定義するには、オプションの interface-type 引数と interface-number 引数を使用します。
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AutoRP 検出メッセージの IP ヘッダーで存続可能時間(TTL)値を指定するには、scope キーワードと ttl-value 引数を使用します。
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AutoRP 検出メッセージが送信される間隔を指定するには、オプションの interval キーワードと seconds 引数を使用します。
(注) |
AutoRP 検出メッセージが送信される間隔をデフォルト値の 60 秒から減らすと、group-to-RP マッピングのより頻繁なフラッディングが発生します。 一部のネットワーク環境では、間隔を短縮する欠点(コントロール パケット オーバーヘッドの増加)が利点(グループと RP のマッピングのより頻繁な更新)を上回る場合があります。 |
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例では、ループバック インターフェイス 1 で AutoRP 検出メッセージを 31 ホップに制限していることを示しています。
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ステップ 13 |
ip pim rp-announce-filter rp-list access-list group-list access-list
例:
Device(config)# ip pim rp-announce-filter rp-list 1 group-list 2
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候補 RP(C-RP)から RP マッピング エージェントに送信される着信 RP 通知メッセージをフィルタリングします。
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RP マッピング エージェントでのみこのステップを実行します。
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ステップ 14 |
no ip pim dm-fallback
例:
Device(config)# no ip pim dm-fallback
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(任意)PIM デンス モードのフォールバックを防ぎます。
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すべてのインターフェイスが PIM スパース モードで動作するよう設定されている場合、このステップはスキップします。
(注) |
(ip pim sparse-mode コマンドを使用して)すべてのインターフェイスが PIM スパース モードで動作するよう設定されている場合、no ip pim dm-fallback コマンド動作はデフォルトでイネーブルになります。 |
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ステップ 15 |
interface type number
例:
Device(config)# interface gigabitethernet 1/0/0
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PIM をイネーブルにできるホストに接続されているインターフェイスを選択します。 |
ステップ 16 |
ip multicast boundary access-list [filter-autorp]
例:
Device(config-if)# ip multicast boundary 10 filter-autorp
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管理用スコープの境界を設定します。
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このステップは、他のデバイスとの境界であるインターフェイス上で実行します。
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この作業ではアクセス リストは表示されません。
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deny キーワードを使用するアクセス リスト エントリはそのエントリに一致するパケットのマルチキャスト境界を作成します。
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ステップ 17 |
end
例:
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グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
ステップ 18 |
show ip pim autorp
例:
Device# show ip pim autorp
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(任意)AutoRP 情報を表示します。 |
ステップ 19 |
show ip pim rp [mapping] [rp-address]
例:
Device# show ip pim rp mapping
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(任意)ネットワークで既知の RP を表示し、デバイスが各 RP について学習する方法を示します。 |
ステップ 20 |
show ip igmp groups [group-name | group-address| interface-type interface-number] [detail]
例:
Device# show ip igmp groups
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(任意)デバイスに直接接続されている、インターネット グループ管理プロトコル(IGMP)を通じて学習されたレシーバを持つマルチキャスト グループを表示します。
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レシーバ情報が結果の画面に表示されるには、レシーバがこのコマンドが発行された時点でネットワーク上でアクティブである必要があります。
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ステップ 21 |
show ip mroute [group-address | group-name] [source-address | source-name] [interface-type interface-number] [summary] [count] [active kbps]
例:
Device# show ip mroute cbone-audio
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(任意)IP マルチキャスト ルーティング(mroute)テーブルの内容を表示します。 |