Cisco ISE リリース 1.2 の ISO イメージのダウンロード
Cisco ISE リリース 1.2 の ISO イメージは Cisco.com からダウンロードすることができます。
(注) インライン ポスチャ ノードの場合は、インライン ポスチャ ノード リリース 1.2 の ISO をダウンロードし、インストール プロセスを続行してください。詳細については、「インライン ポスチャ ノードのインストール」を参照してください。
ステップ 1 http://www.cisco.com/go/ise にアクセスします。このリンクにアクセスするには、有効な Cisco.com ログイン クレデンシャルが必要です。
ステップ 2 [Download Software for this Product(ソフトウェア ダウンロード)] をクリックします 。
Cisco ISE リリース 1.2 ソフトウェア イメージには、90 日間の評価ライセンスがすでにインストールされた状態で付属しているため、インストールおよび初期設定が完了すると、すべての Cisco ISE サービスのテストを開始できます。
SNS-3400 シリーズ アプライアンスへのリリース 1.2 ソフトウェアのインストール
SNS-3400 シリーズ アプライアンスが Cisco ISE リリース 1.1.x を実行している場合は、アプリケーションの更新コマンドを使用して、リリース 1.2 にアップグレードすることを選択できます。『 Cisco Identity Services Engine Upgrade Guide, Release 1.2(Cisco Identity Services Engine アップブレード ガイド リリース 1.2) 』を参照してください。また、既存の SNS-3400 シリーズ アプライアンスのイメージを再適用し、リリース 1.2 の新規インストールを実行して、このリリースを既存環境に登録することもできます。
ISO イメージをダウンロードしたら、次の方法のいずれかで、イメージを SNS-3400 シリーズ アプライアンスにインストールできます。
• CIMC リモート管理ユーティリティを使用して ISO イメージをインストールします。このリモート インストールを行うには、CIMC を設定する必要があります。
1. CIMC を設定します。
2. Cisco ISE リリース 1.2 をリモートでインストールします。
• USB フラッシュ ドライブを使用して ISO イメージをインストールします。
1. iso-to-usb.sh スクリプトを使用して、ブート可能な USB フラッシュ ドライブを作成します。
2. SNS-3400 シリーズ アプライアンスに USB フラッシュ デバイスを接続します。
3. ローカルの KVM を使用するか、またはリモートで CIMC KVM を使用して、Cisco ISE リリース 1.2 をインストールします。
• USB ポートと外付けの DVD ドライブを使用して ISO をインストールします。
1. DVD に ISO イメージを書き込みます。
2. SNS-3400 シリーズ アプライアンスに外付けの USB DVD を接続します。
3. ローカルの KVM を使用するか、またはリモートで CIMC KVM を使用して、Cisco ISE リリース 1.2 をインストールします。
(注) USB フラッシュ デバイスを使用するか、USB ポートで外付けの DVD を使用してリリース 1.2 をインストールする場合、CIMC の設定は任意です。リモート インストールを行わない場合は、これらのオプションのいずれかを選択します。
関連項目
• 「CIMC の設定」
• 「ブート可能な USB ドライブの作成」
• 「Cisco ISE セットアップ プログラム パラメータ」
• 「CIMC を使用した Cisco SNS-3400 シリーズ アプライアンスでの リリース 1.2 の設定」
CIMC の設定
CIMC を使用して、Cisco SNS-3400 シリーズのアプライアンスに対するすべての操作を実行できます。これを行うには、最初に Web ベースのブラウザから CIMC にアクセスするための IP アドレスと IP ゲートウェイを設定する必要があります。
ステップ 1
電源コードを差し込みます。
ステップ 2 電源ボタンを押して、サーバをブートします。 F8 を押して、以下の図のプロンプトが表示されるのを確認します。
ステップ 3 ブートアップ時に、F8 を押して BIOS CIMC 構成ユーティリティを開きます。次の画面が表示されます。
ステップ 4 NIC モードを設定して、どのポートがサーバ管理用の CIMC にアクセスするかを指定します(ポートの識別については、図 2-2を参照してください)。Cisco ISE では最高で 4 個のギガビット イーサネット ポートを使用できます。[Dedicated NIC(専用 NIC)] モードを選択し、[NIC redundancy(NIC 冗長化)] を [None(なし)] に設定して( ステップ 5 を参照)、IP 設定を選択します。
– Dedicated:CIMC へのアクセスに 1 Gb イーサネット管理ポートを使用します。[NIC redundancy(NIC 冗長化)] の [ None (なし)] を選択し、各種 IP 設定を選択する必要があります。
– Shared LOM(デフォルト):CIMC へのアクセスに 2 つの 1 Gb イーサネット ポートを使用します。これは工場出荷時設定で、[NIC redundancy(NIC 冗長化)] は active-active、DHCP が有効に設定されています。
– Cisco Card:CIMC へのアクセスに設置されている Cisco UCS P81E VIC のポートを使用します。NIC 冗長化と IP 設定を選択する必要があります。
(注) Cisco Card NIC モードは現在、PCIe スロット 1 に取り付けられている Cisco UCS P81E VIC(N2XX-ACPCI01)だけでサポートされています。「Cisco UCS 仮想インターフェイス カードの特記事項」を参照してください
ステップ 5 以下の [NIC redundancy(NIC 冗長化)] 設定を指定します。
– [None(なし)]:イーサネット ポートは個別に動作し、問題が発生した場合にフェールオーバーを行いません。
– [Active-standby(アクティブ-スタンバイ)]:アクティブなイーサネット ポートに障害が発生した場合、スタンバイ ポートにトラフィックがフェールオーバーします。
– [Active-active(アクティブ-アクティブ)]:すべてのイーサネット ポートが同時に使用されます。
ステップ 6 ダイナミック ネットワーク設定に対して DHCP を有効にするか、スタティック ネットワーク設定を入力するかを選択します。
(注) DHCP を有効にするには、DHCP サーバにこのサーバの MAC アドレス範囲をあらかじめ設定しておく必要があります。MAC アドレスはサーバ背面のラベルに印字されています。このサーバでは、CIMC に 6 つの MAC アドレスが割り当てられています。ラベルに印字されている MAC アドレスは、6 つの連続 MAC アドレスのうち最初のものです。
ステップ 7 (オプション)VLAN の設定を指定し、デフォルトの CIMC ユーザ パスワードを設定します。
(注) 設定の変更は約 45 秒後に有効になります。次の手順のサーバの再起動は、F5 を押して更新し、新しい設定が表示されてから行います。
ステップ 8 F10 を押して設定を保存し、サーバを再起動します。
(注) DHCP のイネーブル化を選択した場合、動的に割り当てられた IP アドレスと MAC アドレスがブートアップ時にコンソール画面に表示されます。
次の作業
「CIMC を使用した Cisco SNS-3400 シリーズ アプライアンスでの リリース 1.2 の設定」
ブート可能な USB ドライブの作成
Cisco ISE リリース 1.2 の ISO イメージには、Readme ファイルおよび Cisco ISE リリース 1.2 をインストールするためのブート可能な USB ドライブを作成するためのスクリプトがある images ディレクトリが含まれています。
はじめる前に
• images ディレクトリにある Readme ファイルを必ず読みます。
• 次の内容が必要になります。
– RHEL-5.x、RHEL-6.x、CentOS-5.x、または CentOS-6.x の Linux マシン。
PC または MAC を使用する場合は、RHEL-5.x、RHEL-6.x、CentOS-5.x、または CentOS-6.x を実行する Linux 仮想マシン(VM)がインストールされていることを確認します。
– 8 GB の USB ドライブ
– iso-to-usb.sh スクリプト
ステップ 1 USB ポートに USB ドライブを接続します。
ステップ 2 USB デバイスを取り外さずに、Linux CLI または GUI から USB ドライブをアンマウントします。CLI から、コマンド umount /dev/sdb を入力します。ここで、 /dev/sdb は USB デバイスです。
(注) GUI から [Safely Remove Drive(安全なドライブの取り外し)] オプションまたは [Eject(取り出し)] オプションを選択しないでください。
ステップ 3 Linux マシンのディレクトリに iso-to-usb.sh スクリプトと Cisco ISE 1.2 の ISO イメージをコピーします。
ステップ 4 chmod コマンドを使用してスクリプトの権限を変更します。
たとえば、# chmod u+x iso-to-usb.sh のようになります。
ステップ 5 root ユーザとして、次のコマンドを入力します。
iso-to-usb.sh source_iso usb_device
たとえば、# ./iso-to-usb.sh ise-1.2.0.434-x86_64.iso /dev/sdb のようになります。ここで、 iso-to-usb.sh はスクリプト名、 ise-1.2.0.434-x86_64.iso は ISO イメージの名前、 /dev/sdb はご使用の USB デバイスです。
root ユーザ アカウントに切替えるための su コマンドを使用しなければならない場合があります。また、 sudo コマンドを使用することにより、root 権限を使用してスクリプトを実行することもできます。
ステップ 6 イメージをインストールするアプライアンスの値を入力します。
ステップ 7 Y と入力して続行します。
ステップ 8 処理が正常に完了したことを知らせるメッセージが表示されます。
ステップ 9 USB ドライブを取り外します。
次の作業
「CIMC を使用した Cisco SNS-3400 シリーズ アプライアンスでの リリース 1.2 の設定」
Cisco SNS-3400 シリーズ アプライアンスの設定の前提条件
Cisco SNS-3400 シリーズ アプライアンスには、Cisco Application Deployment Engine リリース 2.0.5 オペレーティング システム(ADE-OS)および Cisco ISE リリース 1.2 ソフトウェアがあらかじめインストールされています。
手順を進める前に、導入環境内の各ノードの以下のすべての構成設定が分かっていることを確認します。
• ホスト名
• ギガビット イーサネット 0(eth0)インターフェイスの IP アドレス
• ネットマスク
• デフォルト ゲートウェイ
• ドメイン ネーム システム(DNS)ドメイン
• プライマリ ネーム サーバ
• プライマリ ネットワーク タイム プロトコル(NTP)サーバ
• システム タイム ゾーン
• ユーザ名(CLI 管理ユーザのユーザ名)
• パスワード(CLI 管理ユーザのパスワード)
CLI 管理ユーザと Web ベース管理ユーザの権限の違いの詳細については、「CLI 管理および Web ベース管理のユーザー権限の違い」を参照してください。
SNS-3400 シリーズ アプライアンスに Cisco ISE をインストールしている場合は、Cisco ISE リリース 1.2 の ISO イメージをダウンロードし、次のオプションのいずれかを使用して、アプライアンスで Cisco ISE リリース 1.2 ソフトウェアを設定します。
• Cisco Integrated Management Interface(CIMC)を設定し、これを使用して Cisco ISE リリース 1.2 をインストールします。「CIMC の設定」を参照してください。
• ブート可能な USB ドライブを作成し、この USB ドライブを使用して、Cisco ISE 1.2 をインストールします。「ブート可能な USB ドライブの作成」を参照してください。
(注) 意図的にシスコの SNS-3400 シリーズ アプライアンスの RAID 設定が削除されている場合は、CIMC またはブート可能な USB ドライブを使用して Cisco ISE リリース 1.2 を再インストールする必要があります。ブート可能な USB ドライブを使用して Cisco ISE を再インストールすると同時に、webBIOS を使用して手動で RAID を設定する必要があります。CIMC を使用した Cisco ISE のインストールの詳細については、「CIMC を使用した Cisco SNS-3400 シリーズ アプライアンスでの リリース 1.2 の設定」を参照してください。ブート可能な USB ドライブを使用した Cisco ISE のインストールの詳細については、「ブート可能な USB ドライブの作成」を参照してください。
Cisco ISE-3300 シリーズ、Cisco Secure ACS、または Cisco NAC アプライアンスに Cisco ISE をインストールする場合は、Cisco ISE リリース 1.2 の ISO イメージをダウンロードし、DVD に ISO イメージを書き込み、このイメージを使用して Cisco ISE リリース 1.2 をインストールします。サポートされている Cisco Secure ACS と Cisco NAC のプラットフォームについては、 付録 5「Cisco ISE 3300 シリーズ、Cisco NAC、および Cisco Secure ACS のアプライアンスへのリリース 1.2 ソフトウェアのインストール」 を参照してください。
Cisco ISE セットアップ プログラム パラメータ
Cisco ISE ソフトウェアの設定が開始されると、インタラクティブな CLI により、システムの設定に必要なパラメータを入力するよう要求されます。( 表 3-1 を参照)。
セットアップの実行後や導入環境で Cisco ISE がリブートされた場合は毎回、DNS および NTP サーバが到達可能であることを確認します。
(注) VMware サーバに Cisco ISE ソフトウェアをインストールしている場合、Cisco ISE は初期設定中に VMware ツール バージョン 8.3.2 もインストールおよび設定します。インストールを確認するには、「VMware ツールのインストールの確認」を参照してください。
表 3-1 Cisco ISE セットアップ プログラム パラメータ
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ホスト名 |
15 文字以下にする必要があります。有効な文字には、英数字(A-Z、a-z、0-9)、およびハイフン(-)などがあります。最初の文字は文字である必要があります。 (注) Cisco ISE の証明書認証が、証明書による検証のわずかな違いの影響を受けないようにするために小文字を使用することを推奨します。ノードのホスト名として「localhost」を使用することはできません。 |
isebeta1 |
(eth0)イーサネット インターフェイス アドレス |
ギガビット イーサネット 0(eth0)インターフェイスの有効な IPv4 アドレスでなければなりません。 |
10.12.13.14 |
ネットマスク |
有効な IPv4 ネットマスクでなければなりません。 |
255.255.255.0 |
デフォルト ゲートウェイ |
デフォルト ゲートウェイの有効な IPv4 アドレスでなければなりません。 |
10.12.13.1 |
DNS ドメイン名 |
IP アドレスは入力できません。有効な文字には、ASCII 文字、任意の数字、ハイフン(-)、およびピリオド(.)が含まれます。 |
example.com |
プライマリ ネーム サーバ |
プライマリ ネーム サーバの有効な IPv4 アドレスでなければなりません。 |
10.15.20.25 |
別のネーム サーバの追加/編集 |
追加のネーム サーバの有効な IPv4 アドレスでなければなりません。 |
(オプション)複数のネーム サーバを設定できます。これを行うには、 y を入力して続行します。 |
プライマリ NTP サーバ |
ネットワーク タイム プロトコル(NTP)サーバの有効な IPv4 アドレスまたはホスト名である必要があります。 |
clock.nist.gov |
別の NTP サーバの追加/編集 |
有効な NTP ドメインでなければなりません。 |
(オプション)複数の NTP サーバを設定できます。これを行うには、 y を入力して続行します。 |
システム タイム ゾーン |
有効なタイム ゾーンでなければなりません。詳細については、『 Cisco Identity Services Engine CLI Reference Guide, Release 1.1.x(Cisco Identity Services Engine CLI リファレンス ガイド リリース 1.1.x) 』に記載されている Cisco ISE がサポートするタイム ゾーンのリストを参照してください。たとえば、太平洋標準時(PST)では、システム タイム ゾーンは PST8PDT です(つまり、協定世界時(UTC)から 8 時間を差し引いた時間)。 『CLI Reference Guide(CLI リファレンス ガイド)』に記載されたタイム ゾーンは、最も頻繁に使用されるタイム ゾーンです。サポートされているタイム ゾーンの完全なリストについては、Cisco ISE CLI から show timezones コマンドを実行できます。 (注) すべての Cisco ISE ノードを UTC タイム ゾーンに設定することを推奨します。このタイム ゾーンの設定により、展開におけるさまざまなノードからのレポート、ログ、およびポスチャ エージェントのログ ファイルが、タイムスタンプで常に同期されるようになります。 |
UTC(デフォルト) |
ユーザ名 |
Cisco ISE システムへの CLI アクセスに使用される管理者ユーザ名を特定します。デフォルト(admin)を使用しない場合は、新しいユーザ名を作成する必要があります。ユーザ名は、3 から 8 文字の長さであり、有効な英数字(A-Z、a-z、または 0-9)で構成される必要があります。 |
admin(デフォルト) |
パスワード |
Cisco ISE システムへの CLI アクセスに使用される管理者パスワードを特定します。このパスワードにはデフォルトがないため、作成する必要があります。パスワードの長さは 6 文字以上で、少なくとも 1 つの小文字(a-z)、1 つの大文字(A-Z)、および 1 つの数字(0-9)を含める必要があります。 |
MyIseYPass2 |
(注) Web ベースの管理者のユーザ名およびパスワードの詳細については、「Web ブラウザを使用した設定の確認」を参照してください。
CIMC を使用した Cisco SNS-3400 シリーズ アプライアンスでの リリース 1.2 の設定
アプライアンスの CIMC を設定したら、CIMC を使用して、Cisco SNS-3400 シリーズ アプライアンスを管理できます。CIMC を使用して、BIOS の設定を含むすべての操作を実行できます。
(注) VMware サーバを設定するには、「VMware システムを Cisco ISE ソフトウェア DVD から起動するための設定」を参照してください。
はじめる前に
• アプライアンスで CIMC を設定したことを確認します。詳細については、「CIMC の設定」を参照してください。
• 推奨手順に従って、サポートされているアプライアンスを適切にインストール、接続、および電源投入していることを確認します。「サーバの接続と電源投入」および「LED の確認」を参照してください。
• CIMC にアクセスするクライアント マシンに Cisco ISE Release 1.2 の ISO イメージがあること、または、インストールのイメージがあるブート可能な USB があることを確認します。「ブート可能な USB ドライブの作成」を参照してください。
• Cisco ISE アプライアンスは、UTC タイム ゾーンを使用して内部的に時間を追跡します。特定のタイム ゾーンが不明の場合は、Cisco ISE アプライアンスがある都市、地域、または国に基づいて入力します。タイム ゾーンの例については、 表 3-2 、 表 3-3 、および 表 3-4 を参照してください。インストール中にセットアップ プログラムで該当の設定を行うように要求されたときに、優先されるタイム ゾーン(デフォルトは UTC)を設定することを推奨します。
ステップ 1 サーバ管理用の CIMC に接続します。ネットワーク インターフェイス カードの(NIC)モードの設定で選択されたポートを使用して LAN からサーバにイーサネット ケーブルを接続します。active-active および active-passive の [NIC redundancy(NIC 冗長化)] 設定では、2 つのポートに接続する必要があります。
ステップ 2 ブラウザと CIMC の IP アドレスを使用して CIMC セットアップ ユーティリティにログインします。この IP アドレスは、自分が作成した CIMC 設定に基づいています(スタティック アドレスまたはダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル(DHCP)サーバによって割り当てられたアドレス)。
(注) サーバのデフォルトのユーザ名は admin です。デフォルト パスワードは password です。
ステップ 3 [Launch KVM Console(KVMコンソールの起動)] をクリックします。
ステップ 4 ログインに CIMC クレデンシャルを使用します。
ステップ 5 [Virtual Media(仮想メディア)] タブをクリックします。
ステップ 6 クライアント ブラウザを実行しているシステムから Cisco ISE リリース 1.2 の ISO イメージを選択するには、[Add Image(イメージの追加)] をクリックします。
ステップ 7 作成した仮想 CD/DVD ドライブに対して [Mapped(マップ済み)] チェックボックスをオンにします。
ステップ 8 [KVM] タブをクリックします。
ステップ 9 [Macros(マクロ)] > Ctrl-Alt-Del を選択して、SNS-3400 シリーズ アプライアンスを ISO イメージを使用して起動します。次の図に示すような画面が表示されます。
ステップ 10 F6 を押して、[Boot(ブート)] メニューを起動します。次のような画面が表示されます。
ステップ 11 マッピングした CD/DVD を選択して、Enter を押します。次のような画面が表示されます。
ステップ 12 ログイン プロンプトで、 1 を入力して、 Enter キーを押します。
**********************************************
Please type 'setup' to configure the appliance
**********************************************
ステップ 13 プロンプトで setup と入力し、セットアップ プログラムを起動します。ネットワーキング パラメータおよび資格情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。次に、サンプルのセットアップ プログラムとデフォルト プロンプトを示します。
Enter hostname[]: ise-server-1
Enter IP address[]: 10.1.1.10
Enter Netmask[]: 255.255.255.0
Enter IP default gateway[]: 172.10.10.10
Enter default DNS domain[]: cisco.com
Enter Primary nameserver[]: 200.150.200.150
Add/Edit another nameserver? Y/N: n
Enter primary NTP domain[]: clock.cisco.com
Add/Edit another NTP domain? Y/N: n
Enter system time zone[]: UTC
Enter username [admin]: admin
Bringing up the network interface...
Pinging the primary nameserver...
Do not use `Ctrl-C' from this point on...
Virtual machine detected, configuring VMware tools...
Installing applications...
Application bundle (ise) installed successfully
===Initial Setup for Application: ise===
Welcome to the ISE initial setup.The purpose of this setup is to provision the internal ISE database.This setup is non-interactive, and will take roughly 15 minutes to complete.
Running database cloning script...
Running database network conig assistant tool...
Extracting ISE database contents...
Starting ISE database processes...
(注) インライン ポスチャ ノード リリース 1.2 の ISO イメージをインストールすると「Installing ISE-IPEP」メッセージが表示され、さらに「Application bundle (ISE-IPEP) installed successfully」メッセージが表示されます。
(注) 「Virtual machine detected, configuring VMware tools...」メッセージは、Cisco ISE が仮想マシンにインストールされている場合にのみ表示されます。
Cisco ISE またはインライン ポスチャ ノード ソフトウェアが設定されると、Cisco ISE システムが自動的にリブートします。CLI にログインし直すには、セットアップ時に設定した CLI 管理ユーザの資格情報を入力する必要があります。
ステップ 14 インライン ポスチャ ノード の ISO イメージをインストールしている場合は、「インライン ポスチャ ノードの証明書の設定」に進みます。
ステップ 15 Cisco ISE リリース 1.2 の ISO イメージをインストールしている場合は、Cisco ISE CLI シェルにログインし、次の CLI コマンドを実行して Cisco ISE アプリケーション プロセスの状態を確認します。
ise-server/admin# show application status ise
ISE Database listener is running, PID: 4845
ISE Database is running, number of processes: 27
ISE Application Server is running, PID: 6344
ISE M&T Session Database is running, PID: 4502
ISE M&T Log Collector is running, PID: 6652
ISE M&T Log Processor is running, PID: 6738
ISE M&T Alert Process is running, PID: 6542
ise-server/admin#
ステップ 16 Cisco ISE アプリケーション サーバが実行中であることを確認したら、次のサポートされている Web ブラウザのいずれかを使用して Cisco ISE ユーザ インターフェイスにログインできます(「Web ブラウザを使用した Cisco ISE へのアクセス」 を参照)。
Web ブラウザを使用して Cisco ISE ユーザ インターフェイスにログインするには、アドレス フィールドに https://<your-ise-hostname or IP address>/admin/ と入力します。
ここで、「your-ise-hostname or IP address」はセットアップ時に Cisco SNS-3400 シリーズ アプライアンスに対して設定したホスト名または IP アドレスを表します。
ステップ 17 Cisco ISE のログイン ウィンドウで、Cisco ISE ユーザ インターフェイスにアクセスするための Web ベースの管理ログイン資格情報(ユーザ名およびパスワード)を求めるプロンプトが表示されます。Cisco ISE Web インターフェイスへの最初のアクセスは、セットアップ プロセスで定義した CLI 管理ユーザのユーザ名、およびパスワードを使用して行うことができます。
Cisco ISE ユーザ インターフェイスにログインしたら、続いて、デバイス、ユーザ ストア、ポリシー、およびその他のコンポーネントを設定できます。
Cisco ISE ユーザ インターフェイスへの Web によるアクセスに使用するユーザ名とパスワードの資格情報は、Cisco ISE CLI インターフェイスへのアクセスの設定時に作成した CLI 管理ユーザの資格情報と同じではありません。これらの 2 種類の管理ユーザの違いの説明については、「CLI 管理および Web ベース管理のユーザー権限の違い」を参照してください。
サポートされるタイム ゾーン
この項では、欧州と米国とカナダ、オーストラリア、およびアジアの共通の協定世界時(UTC)タイム ゾーンの詳細を 3 つの表で示しています。
(注) すべての Cisco ISE ノードを UTC タイム ゾーンに設定することを推奨します。このタイム ゾーンの設定により、展開におけるさまざまなノードからのレポート、ログ、およびポスチャ エージェントのログ ファイルが、タイムスタンプで常に同期されるようになります。
タイム ゾーンの形式は、POSIX または System V です。POSIX タイム ゾーン形式の構文は America/Los_Angeles のようになり、System V タイム ゾーンのシンタックスは PST8PDT のようになります。
• 欧州、米国、およびカナダのタイム ゾーンについては、 表 3-2 を参照してください。
• オーストラリアのタイム ゾーンについては、 表 3-3 を参照してください。
• アジアのタイム ゾーンについては、 表 3-4 を参照してください。
表 3-2 欧州、米国、およびカナダのタイム ゾーン
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GMT、GMT0、GMT-0、GMT+0、UTC、Greenwich、Universal、Zulu |
グリニッジ標準時(UTC) |
GB |
英国 |
GB-Eire、Eire |
アイルランド |
WET |
西ヨーロッパ時間(UTC) |
CET |
中央ヨーロッパ時間、UTC + 1 時間 |
EET |
東ヨーロッパ時間、UTC + 2 時間 |
|
EST、EST5EDT |
東部標準時、UTC - 5 時間 |
CST、CST6CDT |
中部標準時、UTC - 6 時間 |
MST、MST7MDT |
山岳部標準時、UTC - 7 時間 |
PST、PST8PDT |
太平洋標準時、UTC - 8 時間 |
HST |
ハワイ標準時、UTC - 10 時間 |
表 3-3 オーストラリアの時間帯
|
ACT |
Adelaide |
Brisbane |
Broken_Hill |
Canberra |
Currie |
Darwin |
Hobart |
Lord_Howe |
Lindeman |
LHI |
Melbourne |
North |
NSW |
Perth |
Queensland |
South |
Sydney |
Tasmania |
Victoria |
West |
Yancowinna |
-- |
-- |
表 3-4 アジアの時間帯
|
Aden |
Almaty |
Amman |
Anadyr |
Aqtau |
Aqtobe |
Ashgabat |
Ashkhabad |
Baghdad |
Bahrain |
Baku |
Bangkok |
Beirut |
Bishkek |
Brunei |
Kolkata |
Choibalsan |
Chongqing |
Columbo |
Damascus |
Dhakar |
Dili |
Dubai |
Dushanbe |
Gaza |
Harbin |
Hong_Kong |
Hovd |
Irkutsk |
Istanbul |
Jakarta |
Jayapura |
Jerusalem |
Kabul |
Kamchatka |
Karachi |
Kashgar |
Katmandu |
Kuala_Lumpur |
Kuching |
Kuwait |
Krasnoyarsk |
-- |
-- |
(注) Cisco ISE CLI の show timezones コマンドは、使用可能なすべてのタイム ゾーンのリストを表示します。ネットワークの場所に最適なタイム ゾーンを選択します。
セットアップ プロセスの確認
最初のセットアップ プロセスが正しく完了したことを確認するには、次の 2 つの方法のいずれかで Cisco ISE ISE アプライアンスにログインします。
• Web ブラウザ
• Cisco ISE CLI
Cisco ISE ユーザ インターフェイスにログインした後、次のタスクを実行する必要があります。
• 「ライセンスのインストール」
• 「Cisco ISE システムの設定」