この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
AUS とデバイス間で通信できるようにするには、デバイスのトランスポートを設定してから、AUS または Security Manager のインベントリに追加します。デバイスは必要に応じて設定してください。
AUS を使用して PIX ファイアウォールまたは ASA デバイスを管理する前に、デバイスで基本的な接続ができるように最低限のコンフィギュレーションをデバイスで行います。基本的な接続の設定に関する詳細については、『 User Guide for Cisco Security Manager 』を参照してください。
基本的な接続に加えて、AUS 固有の設定を行う必要があります。次の手順では、デバイスのコマンドライン インターフェイスを使用してこの設定を実行および検証する方法を説明します。また、PIX Firewall Device Manager(PDM)セットアップ ウィザード(PIX バージョン 6.3 デバイスの場合)または Adaptive Security Device Manager(ASDM)セットアップ ウィザード(PIX 7.0+ または ASA デバイスの場合)を使用して設定できます。詳細については、ASA、ASDM、および PDM のマニュアルを参照してください。
(注) AUS を使用して ASDM および ASA ソフトウェア イメージを管理するには、asdm image および boot system コマンドを使用して ASA デバイスをブートストラップする必要があります。詳細については、「起動するソフトウェア イメージおよび ASDM イメージのコンフィギュレーション」を参照してください。
PIX または ASA デバイスを AUS と連動するようにブートストラップするには、デバイスのコンソール ポートに接続されたコンソール端末から次の手順を実行します。
デフォルトでは、セキュリティ アプライアンスによって内蔵フラッシュ メモリで最初に検出されたソフトウェア イメージが使用されます。また、内蔵フラッシュ メモリで最初に検出された ASDM イメージまたは、イメージがない場合は次に、外付けフラッシュ メモリで最初に検出されたイメージが起動されます。複数のイメージがある場合は、起動するイメージを指定してください。ASDM イメージの場合、起動するイメージを指定しないと、イメージが 1 つのみインストールされている場合でも、セキュリティ アプライアンスによって asdm image コマンドが実行されているコンフィギュレーションに挿入されます。自動更新で発生する問題を回避するため(設定されている場合)、または起動時に毎回イメージが検索されないようにするためには、スタートアップ コンフィギュレーションで起動する ASDM イメージを指定してください。
AUS を使用してデバイスにダウンロードされたイメージのバージョンをセキュリティ アプライアンスで boot system および asdm image コマンドを使用して示す必要があります。これを実行しないと、セキュリティ アプライアンスのイメージは、AUS からダウンロードされた最新のバージョンによって上書きされ、ASDM イメージの更新に失敗する場合があります。
また、セキュリティ アプライアンスに割り当てられたコンフィギュレーション ファイルは、デバイスに設定された同じブート ソフトウェア イメージおよび ASDM イメージを示す必要があります。示されていない場合、セキュリティ アプライアンスにある既存のイメージは、AUS からダウンロードされる最新のバージョンによって上書きされます。
セキュリティ アプライアンスで次のメッセージが表示された場合、セキュリティ アプライアンスの ASDM イメージが現行のバージョンと互換性があることを確認してください。この条件は、デバイスで show run コマンドの出力を表示することで確認できます。
次では、これらをデバイスのコマンド ラインを使用して設定する手順を説明します。また、Security Manager で [Platform] > [Device Admin] > [Boot Image/Configuration] ポリシーを使用しても設定できます。
• 起動するソフトウェア イメージを設定するには、次のコマンドを入力します。
– {flash:/ | disk0:/ | disk1:/}[path/]filename
flash:/ キーワードは、PIX 500 シリーズ セキュリティ アプライアンスの内蔵フラッシュ メモリを示します。ASA 5500 シリーズ適応型セキュリティ アプライアンスの内蔵フラッシュ メモリには、 flash:/ または disk0:/ と入力できます。 disk1:/ キーワードは、ASA の外付けフラッシュ メモリを示します。
– tftp://[user[:password]@]server[:port]/[path/]filename
このオプションは、ASA 5500 シリーズ適応型セキュリティ アプライアンスでのみサポートされます。
boot system コマンド エントリを最大 4 つ入力して、順番に起動する異なるイメージを指定できます。セキュリティ アプライアンスによって最初に検索されたイメージが起動されます。boot system tftp: コマンドは 1 つのみ設定でき、最初に設定する必要があります。
• 起動する ASDM イメージを設定するには、次のコマンドを入力します。